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令和 3年 9月定例会(第3日 9月15日)

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  1. 播磨町議会 2021-09-15
    令和 3年 9月定例会(第3日 9月15日)


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    令和 3年 9月定例会(第3日 9月15日)             令和3年9月播磨町議会定例会会議録                            令和3年9月15日開設   1.議 事 日 程     第 1 一般質問 1.会議に付した事件     日程第 1 一般質問 1.会議に出席した議員(14名)     1番 野 北 知 見 議員       2番 松 岡 光 子 議員     3番 宮 宅   良 議員       4番 大 北 良 子 議員     5番 香 田 永 明 議員       6番 大 瀧 金 三 議員     7番 木 村 晴 恵 議員       8番 松 下 嘉 城 議員     9番 神 吉 史 久 議員      10番 河 野 照 代 議員    11番 岡 田 千賀子 議員      12番 藤 原 秀 策 議員    13番 奥 田 俊 則 議員      14番 藤 田   博 議員 1.会議に欠席した議員    な  し
    1.会議に出席した説明員(13名)           清 水 ひろ子    町長           三 村 隆 史    副町長           浅 原 俊 也    教育長           岡 本 浩 一    理事           長谷川 善 一    理事           藤 原 秀 樹    理事           高 見 竜 平    理事           武 田 健 二    理事           高 砂 幸 伸    会計管理者           松 本 弘 毅    企画統括           坂 上 哲 也    住民統括           藤 原 崇 雄    上下水道統括           山 口   智    生涯学習統括 1.会議に出席した事務局職員(3名)           浅 原 浩一郎    議会事務局長           田 中 真 司    庶務・議事チームリーダー           小 笠 理 恵    庶務・議事チーム主査                 開会 午前9時59分 ………………………………… ◎開     議 ………………………………… ○議長(河野照代君)  おはようございます。  本日の会議を開きます。  なお、報道関係者からカメラによる写真撮影の申出があり、許可しています。  本日の議事日程は、お手元に配りましたとおりです。  これから直ちに日程に入ります。 …………………………… ◎日程第1 一般質問 …………………………… ○議長(河野照代君)  日程第1、昨日に引き続き、「一般質問」を行います。  新政会、神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  それでは、通告に従いまして、質問を行います。  市街化区域の農地保全について。  都市農地は、ヒートアイランド化に対する気温低減や風の道の確保、ゲリラ豪雨に対する雨水浸透・貯留などの環境保全機能、大規模災害時の延焼防止や一次避難地、緊急資材やがれき置きなどの防災機能、都市環境の改善や緑の安らぎといった景観形成機能、農業体験や学習の場としての機能、農業に対する理解醸成の機能といった多様な機能を持っています。  こうした都市農地の持つ多様な機能に対する住民の評価や保全すべきとの声が広がり、都市農業の安定的な継続を図るとともに、多様な機能の適切かつ十分な発揮を通じて良好な都市環境の形成に資することを目的として、平成27年4月に都市農業振興基本法が成立しました。そして、これまで宅地や公共施設の予定地等とみなされてきた都市農地の位置づけが、「あるべきもの」へと大きく転換されました。  播磨町でも緑の基本計画において、4章基本方針で示している「緑のまちづくり将来像」を実現するための6つの基本方針の2「市街地のため池・農地を守り活かす」で、「市街地に残された「ため池」や「農地」は、景観、環境、防災、コミュニティ育成等、都市のゆとりを支える、本町の大切な環境財として機能しています。これらを積極的に守り活かし、住民とともに、水と緑の潤いのあるまちを育みます。」としています。そして、その中の取組方針を「農地の保全と活用の推進」とし、「市街化区域の農地を「宅地化すべきもの」から「あるべきもの」として、町の環境財として改めて見直し、農作業体験の場やコミュニティの場等の農地の保全活用を検討します。」と農地の保全をうたっています。  しかし、播磨町では近年、農地の宅地化が進んでおり、特にここ数年は急激に宅地化が進んでいます。このことにより人口増加には寄与していますが、さきに述べたような多様な機能を有する貴重な田畑が失われ、周囲の一体性に乏しい小規模な開発が行われています。  農地減少の要因としては、宅地の需要が高まっていることもありますが、農業の後継者不足や相続時の売却、そして宅地並みに高い固定資産税等により農地の維持が困難になっていることなどがあります。  このような状況に対して、播磨町における生産緑地制度の積極的な導入と市街化区域農地固定資産税軽減措置の国等への働きかけを求めた農地等利用最適化推進施策に関する意見書が播磨町農業委員会から町長に令和元年11月に提出されています。その中で、現在残存している農地、特に市街化区域農地の活用について、町政策としての方針を都市計画マスタープランに組み込むことや、農地が減少した場合どのような問題が発生するのかの検証、加速度的に宅地化が進み、時間的猶予のない中での早急な農地保全の着手の必要性が説かれています。  農業委員会が導入を求めている生産緑地制度とは、市街化区域内の農地で、良好な生活環境の確保に効用があり、公共施設等の敷地として適している500平方メートル以上の農地を都市計画に定め、建築行為等を許可制により規制し、都市農地の計画的な保全を図る制度で、指定を受けると土地所有者には農地等として適正に管理・保全する義務が生じますが、相続税の納税猶予や固定資産税等が農地課税になるなどの税制特例措置が受けられ、長期間にわたる農地の保全が見込めます。  市街化区域の農地は、農産物の生産場所としてだけではなく、最初に述べたように、火災時の延焼防止や災害時の避難場所といった防災空間、ヒートアイランド現象の緩和や雨水の保水、農業を身近に感じることができ、安らぎを得ることができる身近な緑地空間など多様な役割を担っています。この播磨町の貴重な財産の一つである市街化区域の農地が急速に減少している状況に対する播磨町の取組を問います。  ①農地の宅地化が進んでいる現状に対する認識は。農地の宅地化は人口増の受皿になっているという側面もあるが、豊かな住環境のためには農地は必要なものだと考える。播磨町の考えは。  ②農地の保全活用のためどのような取組を行っているのか、また、その成果は。さきにも述べたように、播磨町緑の基本計画において、農地の保全活用を検討するとしているが、具体的にどのような取組を行い、どのような成果を上げているのか。また、その評価は。  ③生産緑地制度導入に対する考えは。農業委員会の求める生産緑地制度の導入は農地保全の有効な手段の一つであり、制度導入と面積要件の下限を300平方メートルまで引き下げる条例制定が必要だと考える。播磨町の考えは。  以上、市街化区域の農地保全について質問いたします。 ○議長(河野照代君)  答弁、清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  おはようございます。新政会、神吉史久議員のご質問、市街化区域の農地保全についてお答えいたします。  ①についてですが、播磨町緑の基本計画の中でも、市街化区域内のため池・農地は、景観、環境、防災といった多面的な側面がある中で、守り活かすものとして位置づけております。区域区分における市街化区域は、おおむね10年以内に優先かつ計画的に市街化を図る区域とされていますが、都市型農業振興基本法が制定され、市街化区域内における都市環境の形成に農地の在り方が問われる中、緑豊かな住環境を守る上で、ため池や、必要に応じての農地の保存を図る検討が必要であると考えております。  ②についてですが、休耕田等を有効に活用し、農地の景観美化の促進を図るため、令和3年度より、農地に景観作物を栽培し、景観形成に取り組む農業者に対して助成金を交付する制度を設けております。  ③についてですが、令和元年11月12日付で播磨町農業委員会より提出のありました意見書に対し、本年度に策定する新たな都市計画マスタープランの中において、今回提出されました意見書を含め、まちづくりの課題を整理し、今後の土地利用等に関する方針を決定したいと考えている旨の回答をさせていただきました。  生産緑地制度の導入については、都市農地の計画的な保全面では有効な手段ではありますが、法で示す30年間の土地利用制限があることから、将来、多岐にわたる土地利用計画などを考慮すると、導入に当たり、慎重に検討する必要があると考えます。  以上です。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員の再質問を許します。  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  それでは、再質問をさせていただきます。  まず、最初の①の農地の宅地化が進んでいる現状に対する認識はの答弁で、必要に応じての保全を考えるということだったんですけれども、必要性に応じての保全というのは、どういうふうに必要性を判断されるのか、確認いたします。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  答弁の中に、ため池や必要に応じての農地の保全を図るということで回答させていただいております。この必要というのは、農地自体が保全、治水対策等々いうことも踏まえた上ということで考えていただいたら結構かと思います。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  そういった治水対策等で農地は必要だと考えるのであれば、今まさにどんどんどんどん減っている状況で、今何かしらの手を打たなければ、後になってあそこに農地があったらよかったのにと思っても、宅地化された後じゃどうしようもないんですよね。だからこそ、既にもうこのタイミングでも遅いかもしれないですけれども、今このタイミングで質問させていただいているんですけども、改めて、必要性の判断はどういった形でされるのかを確認いたします。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  これは、平成4年でしたかね、こういう法律ができまして、今まさに、播磨町では直接影響はしてないんですけど、2022年生産緑地問題というのが出ております。これは30年前に非常に三大都市圏で推奨的にされたものということで聞いております。関東大都市圏近畿大都市圏中京大都市圏という三大都市圏の中で、兵庫県内においては8市町が該当しております。お隣である明石市、あるいは加古川市、稲美町という形で、過去にもいろいろ検討はされております。  他市になるんですけど、明石市もされた上で、目的は同じものかなと考えております。平成27年に検討して、令和3年2月に生産緑地はしないという回答を出しております。一方、加古川市は課題であるということで考えております。  播磨町においては、生産緑地の件と、あと、将来的に多岐にわたって、現在、都市計画マスタープランをやっております。その中で、前回の中にはうたってたんですけど、今回、策定委員会の中で、その旨の部分の方針の位置づけをまとめております。それによって検討していくというのが一つの検討課題と考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  生産緑地については、また後ほどゆっくりと話をさせてもらおうとは思うんですけども、まず、農地の保全を播磨町としても必要な部分については図っていくという答弁があったので、そうであるならば、その必要な農地を早く決めなければ、宅地化されてしまうんですよね。だから、今の段階で、じゃあどういった農地、方法は別ですよ。どういった農地を必要な農地として保全していくということをまず最初に考えなければいけないと思うんです。それを今どういうふうに考えておられるのかを確認しています。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  まず、まちづくりの中で防災面を非常に重視しております。雨がゲリラのように降ったり、台風が今近づいてますけど、こういう雨のときに、排水構造物流すという中で、到達時間遅らすという意味では、非常に農地・ため池というのは有効な手段と考えております。雨水計画の中で流せれるところがあれば、宅地化、全然大丈夫かなと。ただ、取れないところ等々考えた上で、計画に応じてそういう農地が必要であると。みんな農地なんですけど、計画する上では、雨が降ったときの到達時間を遅らす、あるいは、今、宅地の中でも雨水浸透型をやってるように、そういう面で取れないところにつきましては、そういう手法も大事かなと考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  その雨水計画の中で、しっかりと今の計画上、雨水が流れているかどうかというところで、そこでもし不足があるようなところがあれば、そこの農地は保全すると。じゃあその雨水計画のしっかりとした精査というのは今できているという認識でいいんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  水田川が今、改修されております。北のほうに行くと、調整区域にはなるんですけども、現在、喜瀬川に流れてるのが、水田川改修工事に伴って、雨水幹線を水田川に振るような計画に、断面を変えていく必要があるというふうに計画しております。来年度以降ですけど、喜瀬川の左岸であるポンプ場の計画も今、検討している段階であります。あくまでですけど、計画に合わせて排水区域というのを決まっている関係上、基本的には水路で全部取るというのが町のスタンスなんですけど、どうしても取れないところ、改修までに時間がかかるようなところというのは、そういう位置づけというのも大事かなと考えております。  計画としては、汚水と雨水という形で計画を立てておりますので、播磨町全域の計画いうのは現在立てていると認識していただいて結構かと思います。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  すると、現状において、雨水に関して言うと、特に農地の必要性はないという判断をされてるということでよろしいんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  山陽電鉄本線播磨町駅の駅前、JR神戸線土山駅の駅前もそうなんですけど、ある程度側溝整備がされております。ただ、この断面が到達時間で完全に流れるかというのは、そうではありません。雨水計画に民の中の土地を本来当てにするというのはおかしいんですね。排水があって、流れて、それを流すという排水構造物、汚水の場合でしたら、分流式ですので、流域下水のほうに流すと。雨水に関しては、従来型の水路流すので、水路の断面を確保する上で、田んぼがあるから、ないからというよりも、面積での計算をしていきます。その中で、治水対策として、田んぼがあれば一つの一時的な緩和剤になるんですけど、いつまでもというふうには、町としては都市計画区域の中では考えておりません。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  当然、農地だけを頼ったような雨水対策なんて、それはあり得ないことは十分分かってます。そうすると、そもそも農地保全が必要なのは治水対策だとおっしゃってた、その前提が崩れてしまうんですけども、そのあたりはどうなんでしょう。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  農地の保全ということで、現在、進行形の中で、都市計画マスタープラン、前回入れております。今回、策定委員会の中でも、計画の位置づけで、そのあたりが第4章、第5章という形で上げていく段階で今現在検討しております。  町としましては、まちづくりする中で、立地適正化計画というのを将来的に立てたいなと考えております。これを立てることによって、生産緑地というのが30年間その土地に位置づけになってしまうことになりますので、そうなると、そこだけ除外できるかできへんかという弊害的な問題が出てきます。近隣市町村もそのあたりがどうも弊害になったいうことは、文書上では出てるんですけども、それが何とか生かせんかいうことで、いろいろ検討、試行錯誤するんですけども、すぐさま、立地計画立てるから、認めない、認めるというのではなく、現状進めていく上で、30年間という縛りが非常にきつうございます。税収面もそうなんですけど、地権者にとっては宅地課税が免除いうか猶予されるので、農地課税になるというメリットはあります。ただ、まちづくりする上で弊害になるということが非常に大きな問題になっておりまして、近隣市町は踏み込んでおりません。そのあたりも近隣の動向を踏まえながら検討していきたいなと考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  どうしても生産緑地制度の話になってしまうので、まず生産緑地制度についてもう一度確認しますけど、確かに30年間という縛りがかかるというのは、これは大きな問題、問題というか、課題だというのは私も認識してるんですけども、ただ、今それぞれの所有者がそれぞれのご判断で宅地化を進めているという状況を考えたときに、仮にそこに30年間の縛りがあったとしても、宅地化されてしまったら、30年間どころの縛りじゃないですね、行政にとっては。もうそこは一生宅地化、その後また町が買い戻すなんてことはなかなか難しいでしょうから、そもそも家が建ってしまったら、そこはそこの土地要件に合った家が建ってるだけであって、播磨町として何らかの政策が打てるわけじゃないじゃないですか。  そうすると、30年間の縛りは、確かに所有者にとってはその縛りが苦しく感じられる方もおられるかもしれないです。これは要件等々によって指定解除されることもあるとは思うんですけども、そうすると、播磨町が用地計画等々を勘案して、これが弊害、30年間の縛りが弊害だと感じるのは、少し私は違うんじゃないかなと思うんです。そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  立地適正化計画を立てる上では、正直言いまして、その辺が弊害になってくるということでございます。これ確実に立てるかどうかいうのは、非常に勇気のある計画であります。これはどういうことかいいますと、今ある施設等々をふんだんに誘導しなさいということなんです。例えば、これとこれが近いから、潰して違うところに、駅前には病院が必要だと。いや、学校近くしなさいとかいうような、そういうような結論で計画を立てていくような形になるので、あるべき姿が物すごく変わってきます。なので、そこに固定されたものを片一方で認めながら、片一方でそれっていうことが弊害になるという解釈になってます。
     今回、播磨町としては、立地計画を立てるか立てへんかというのもあるんですけど、今、都市計画マスタープランの中で、まず優先的に今ある施設、緑の部分とかそういうのを踏まえた上での計画を策定中でございますので、立地適正化計画までは踏み込んでおりませんけども、そのあたりと農地の問題、それから、ため池の有効利用、ため池と農地というのがセットになってくるものというのも私ら考えておりますので、田んぼがなければただの池だけになってしまいます。そうすると、池の利活用、水辺の空間とかいうような形にしたり、防災ため池という表現になろうかとは思うんですけど、現状、畑、田んぼがある限り、池というのは非常に重要なことでありますので、そのあたりの用排水の管理についても、今、水利組合がされてると思うんですけど、一部は町土木グループでも、すこやか環境グループでもされてますけども、そのあたりも踏まえて、総合的に今後の検討課題であると認識しております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  ため池の話が出たので、その話もさせてもらうんですけども、確かに播磨町にとってはため池って本当に非常に貴重な自然財産だと思います。これはもう恐らく誰も疑う余地のないものだと思うんですけれども、そういった中で、一番ため池の水を活用されている農地が減っている状況で、実際、各地区の水利組合は、人がなかなか少なくなって、また高齢化していて、今までのような管理ができないというような弊害も出てきていると思うんですよね。そういった意味でも、市街化区域の農地を保全することによって、そういった部分の担い手も支えることができると思うんですけども、そのあたりいかがお考えでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  確かに農地の問題という中で、担い手というのが非常に大きな問題かと思います。これは播磨町に限らず、全国的に高齢化してきております。播磨町に関しても、大中、あるいは古田、二子、古宮いうような形で田んぼがあるところございます。いろいろ水利組合に聞くと、農家されてる方は、役員さん決めるのも大変やとか、草刈りするのも大変やという中で、担い手がいないというのは現状で聞いてます。  一つの営農組合みたいなんも一つの案なんでしょうけど、ただ、それも近隣市町でもあるんですけど、営農自体も成り立たない中で、農地をいつまでも確保がし難いということが大きな問題と。担い手イコール農地の保全の継承、保全と言うたらおかしいんですけど、農地を保全するというのがイコールなのかなと考えております。  そういう農業生産に関しては、そちらの分野でいろいろと補助制度、あるいはそういう組合を設立とかいうような形もあろうかとは思うんですけど、都市計画する上では、農地があれば有効利用、なければ、なければのやり方を検討していかなければならないんですけど、宅地化の中で、接道の要件が出てきますので、大きく買い戻すというのは今のところないのかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  これまでもずっと農地の保全ということは播磨町うたってきたわけですよね。ずっと。何十年も。しかし、実際には市街化区域の農地はどんどんどんどん減っている。特にここ数年の農地の減り方というのは、異常なぐらいの減り方だと私は感じています。その中で、今まで播磨町が何かしら農地保全にしっかりと寄与するようなことってできていたんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  高見理事からもこれまで答えておりますけども、市街化区域内にある農地というあたりで、市街化を進めつつ、その地域の環境であったり、そういう防災面の機能を残しつつ、調和をしていくような形で今まで来ております。その農業されてる方も、先ほどもありましたが、小規模で経営が厳しい、どうしても赤字になってしまういうあたりで、徐々に宅地化は進んでると。それに対して、町が大きく制限をかけるいうのはなかなかしにくいいうことで、今に至っていると思います。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  あのね、播磨町が農地の保全をするとうたってきたわけですよ、ずっと。ずっと今まで。恐らく今後の都市計画マスタープランでもそういったことは多分記載されると思うんですけども、その中で、じゃあ実際、現実的に農地を保全されていない状況で、それで、それは民間の方々が売り買いご自由にされてるから、それで仕方がないというのが、播磨町にとっての農地保全なんですか。それは播磨町として何の政策もしていないというのと一緒だと思うんですけど。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  これまでも農業につきましては、以前は稲作でお米が余って減反政策いうところで、そういうものを奨励してきて、稲作自身がどんどん低下していく。特に播磨町の場合は、小規模な田んぼが点在しているような形になりますので、非常に経営の効率も悪いということで、徐々に減ってはきてるんですけども、町としても、今回も上げてます景観形成作物であったり、そういう栽培以外の形での支援というのをしながら、可能な限り農地については残せるものは残していきたいいう考え方でございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  播磨町としては、農地の保全をうたっている播磨町として、ここ数年の宅地化の進行というのは何の問題もないというご判断だという理解ですか。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  ため池の改修もしておりますし、防災面につきまして、個人のお宅でも緑化にされてますし、浸透ますですか、開発に当たっては、そういうふうに治水の部分について取り組んでおります。収支が合わなくて、また、そういう宅地化というのも時代の流れの中でありますので、大きく規制をかけたりいうことはなかなかしにくいいうことで、今に至っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  播磨町も宅地化の農地自体あるべきものと考えたんでしょう。そのあるべきものが今どんどんなくなっていっている現状を、播磨町として、これは、今ぐらいの減り方だったらこれはいいものだと判断されているのか、今これはちょっと減り過ぎだな、問題だなと思っておられるのか、その、本当にこの会話の最初のところの播磨町のスタンスを今お伺いしてます。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  そのあたり、公共性といいますか、防災であったり、多面的な機能があるいうところで、それはそれで残す必要があるというのは当然あります。一方で、農地を維持することによっていろんなコストがかかってまいりますので、それと、その方の財産と言うたらあれですけども、市街化で、いつでも宅地ができるという、安心感言うたらおかしいかも分かりませんけども、そういう処分が可能だと。そういう播磨町の場合は宅地化すれば売買もされていくということで、その辺を、調和といいますか、ある程度両立をさせながら今に至っているというところであります。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  だから、この数年のこの田畑の減り方というのが、私には両立しているような状況には見えないんですよ。ただ、三村副町長は、今のこのような田畑の減り方についても、今まで播磨町が必要だとしてきた農地の保全が適切にできているという、両立している状況だという認識なんですか。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  平成28年度のあたりは年に1.8ヘクタールぐらい減ってます。そこから1.85、2.3、3.3、2.9いうことで、少し、確かに増えている状況にはあると思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  その増え続けている状況を播磨町としてどう考えているのか。この話の本当にスタートですよ。そこで、播磨町は今のような形で農地がどんどん減っていってもいいんですというお考えなら、このタイミングで私と町側の考えは変わるわけで、これ以上なかなか話進まへんと思うんですけども、ただ、聞いてると、保全が必要だということをおっしゃりながら、そこの認識がどうも、どちらかはっきり私には伝わってこないんですよ。まずそこをはっきりしていただきたいんです。播磨町として、今ある農地を守っていくのか、今このどんどん減っている状況をよしとしているのかどうか、そこを確認しています。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  同じことになりますけども、先ほどから農地の多面的な機能というのは町としても認識しておりますので、特に農業されたい、そういう農作物作られる方はもちろんですけども、農地として置いておかれる場合については、その景観形成作物をしていただければ、そういう補助をするということで、維持できることについては町としても必要な支援はしているところです。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほどから高見理事、また副町長がお答えしているとおりでございますけれども、基本的な部分で、町の方針として、農地というのは有効に、今あれば活用できると思っています。ただ、町の方針としてそういうものを掲げておりましても、最終的には、農地というのはそれぞれ個人の所有でございます。そうした中で、今後、農業を続けていくのが困難であると予測されたりとか、この辺でもう農業をやめようとか、いろんなそれぞれ個人のお考えがあると思います。  それに対しまして、町といたしましたら、できるだけ続けていただきたいという思いはございますけれども、やはり制限をかけるという、30年間とか、そういうふうな長い期間にわたって制限を個人の財産に対してかけてしまうということ、これが果たして妥当なのかどうかという部分では、熟考する必要があるかなと思っております。それが市街化区域と市街化調整区域との違いであろうと感じております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  何度も何度もで申し訳ない気もするんです。私もちょっと理解できないんで、播磨町として農地を守るんだという強い思いがあるのか。そうじゃなく、それぞれ所有者の方々がそれぞれのご判断でやってくれればいいということであれば、播磨町としては、農地の、積極的に守るような政策は、それは打たないでしょうから、まずそこの部分で、播磨町として、市街化区域の農地が必要なもので、これを守っていくんだという強い思いがあるのかどうか、確認いたします。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  市街化区域に農地があるというメリットは、周辺の住民にとってもいろいろ、多々あろうかと思います。ただ、さっき申し上げましたように、町が、また周辺の住民がそういうふうに思っていても、それを、最終的には個人の所有でございますので、そちらの将来的な農業経営とか、また、その周辺を取り巻くいろんな環境、そういったものも含めて尊重しないといけないのかなと思っております。  ですから、農地保全という目的を持ちながら、全てそれが、じゃあ町が、公が制限できるものかどうかといいますと、なかなか難しいものがあると思っております。いろんな土地とか、いろんな財産にいたしましても、個人の持ち物であるか、町の所有物であるか、それによって、それをどこまで制限かけたりとか、また、いろんな、どういうんですか、公のものとして活用できるかとか、社会にとって有益なものに活用できるか、そういうことはおのずと変わってくると思いますので、先ほども申し上げましたように、長きにわたり町が個人の所有しているものに対して制限をかけていくということにつきましては、少し熟慮する必要があろうかと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  ちょっと生産緑地制度について、生産緑地制度、仮に導入したとして、じゃあここ生産緑地にしますって町が決めたら、地権者の方は何の異議も申し立てることなく、そこは生産緑地になるんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  今、生産緑地を町が範囲を決めるということなんですけど、この近辺では、やってるのが阪神地域であります。中部圏内が結構いろいろとホームページでご案内されてるのを確認したところ、まず、エリアを、駅から何ぼとか、こういう形を決めます。その中で、基本的には申出でございます。町が決めたから絶対それがそうではなくて、私はここに、この土地を生産緑地としてやりたいということで、原則におかれては500平米以上でございます。平成27年に一部改正がありまして、300平米以上まで下げることを条例で定めればできますよという通知が来ております。じゃあ300平米ったら、1宅地が300というのに限定がかかるんですけども、一団というのが表についてまして、150平米と200平米足して350、これも右左足して、一つの区画が350平米という形になります。飛び地ではなく、お隣の田んぼと共同でやりますよということであれば、そこの人たちの同意をもらって300平米以上という形になります。ただ、気になるのは、私のお父さん亡くなったから、この田んぼやめますわということで、相続のときにやめることができます。やめると、これ道連れといいまして、一つやめるとこっちが解除になります。そういうような規制になりますので、あくまで個人の判断になります。エリアは決めたとしても、出てこなければあまり意味がないということになりますので、基本的には個人の申出によるものとなっております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  そうですよね。あくまでも個人の申出なんですよね。ですから、いきなり播磨町行政が、ここ緑地にするから、規制かけますよじゃないですよね。あくまでも地権者の方なりが、この制度を活用することが自分にとっても有益だと判断されて初めてするわけで、何も一方的に押しつけるものじゃないと私は認識しています。そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  エリアの指定してて、活用されなければ、意味がないのかなと考えます。  これも届出しましたら、流れとして、国に通知が行きます。国で全国生産緑地制度の何ヘクタールですかというので市町村の名前が挙がってくるわけなんですけども、その中で、異議があってしたものに届出がないという形になると、非常にいささかこの制度どうなんかなということで言われてるような形もあります。  ですので、お隣も規制かける中で、その土地が、未来永劫に近いんですけど、宅地化される中で、近隣とのトラブル等が出てきたらどうなるんですかとか、水路の清掃はほなその方がするんですかいうような、いろんな苦情なんかがありまして、なかなか踏み込めれてないというようなお話を聞いてますので、町としても、生産緑地をエリアだけかけといて、個人の自由やからいいんじゃないかというわけにはいかないのではないかと考えております。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほどから個人の財産にと申しますのは、何も生産緑地を、先ほどの、今の高見理事とのやり取り、それは承知しておりますけれども、ただ、そういうことを、そういうエリアにかけるということ自体が、将来的なそこの相続とか、いろんなものに関わってくるということで、それで、そういった部分について公が規制をするというような形、制限をかけるということに対しての、熟慮すべきと申し上げました。何もするしないと言っているわけではなくて、しっかりとそういう土地が、市街化区域の中にふさわしい土地、該当するような土地があるのかということも、いろんなことを含めまして、播磨町にそういう制度が必要なのかどうかということを熟慮する必要があるという意味で申し上げました。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  もちろん、これいいからすぐに飛びついてやったらいいというような制度じゃないのは、私も十分理解しています。ただ、本当に今、もう本当日に日に、ここの田んぼなくなってる、あそこの畑なくなってるわという状況が今ある中で、ゆっくりゆっくり考えとったら、いざ本当にこれ、やっぱりここちょっとあったほうがよかったよねというところの田んぼがない状態で、その後で幾ら生産緑地制度を導入しようと思っても、そもそも守るべき対象がなかったらどうしようもないわけです。  じゃあその、今、町長のおっしゃっていた熟慮というのは、少なくとももう1年、2年でしなければならないことだと思うんですけども、そのあたり、どれぐらいの期間でそれをやろうと思ってらっしゃるんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  2019年に農業委員会から3人の方が来られまして、そういう要望をされました。ただ、その後、内部でもいろいろ協議もいたしました結果、そういった、先ほどからのやり取りも含めまして、そういった場所が今、市街化区域内に適地があるのかどうかということも含めて、もっと検討しないといけないなと、今ずっと中での議論は進んできているところでございます。  都市計画マスタープランでも、農地についてのメリットいいますか、そういった有用性はしっかりと明記をされておりますし、決して農地を否定するものでも何でもございません。ただ、大きな町域を持った地域、また市、町と違いまして、播磨町におきまして、しかも市街化区域というのは本当に大変少ないエリアでございます。そういった中で、町の発展とか、今後の農業者が農業を続けていかれるかとかいうことも考えましたら、長いスパンで果たしてそういう制限をかけるというところに手を挙げていただくところがどれぐらいあるのかということも含めまして、いろんな、多面的な検討をしないといけないなと思っております。  ですから、生産緑地について何も否定するものでもございませんし、農地についての保全というものを何も否定するものではございません。それは、もし可能であれば、あるにこしたことはないんですけれども、今どんどん農地が転用されて、いろんな住居がどんどん建っているという、これが果たして播磨町にとっていいのか悪いのかといいますと、その辺は、農地を手放す方々のいろんな思い、そうした中で、十分に熟慮しながら、考慮しながら、こういった制度を取り入れるべきなのか、それとも、今のままで見守っていくのか、そういう部分での私たちが考えるべきところは大いにあると思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  生産緑地制度ができてから数十年、農業委員の意見書が出てからももう2年近くたとうとしているんです。これでまだまだ先、どこまでその考慮をされるんですかということを伺ってるんです。この先まだ10年、20年考慮されていくんですか。少なくとも、この生産緑地制度、今のこの播磨町にとっての必要性というのは、今判断しないと。それ、どれぐらいまで考慮され続けていくおつもりなんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  今回、都市計画マスタープランの中でも一部、生産緑地という名前ではございませんけれども、農地につきまして記載をしておりますので、そういった部分で、全く何も農業政策について、また農地について考えていないということではなくて、今回一つそういった機会を設けて、農地についての在り方を町として示させていただいたと思っております。  都市計画マスタープランにつきましては、議員の方々も、委員としてですね、参加されておりますので、そういった中でもいろいろご意見も頂戴したと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  都市計画マスタープランについては、私も先日、委員に委嘱いただきましたので、しっかりと都市計画審議会でご意見申し上げていこうと思うんですけども、先ほど来、町長は生産緑地制度については熟慮しなければならないとずっとおっしゃっている。その生産緑地制度の熟慮はいつまで続くんですかということです。今後、都市計画マスタープランの中にも生産緑地制度は入れないとおっしゃっているわけですから、じゃあその熟慮はいつまでされるんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  これから先どういうふうに協議が進んでいくか、また、今、農業をされている方々との話合いとか、そういうものも含めまして、日々状況は変わっていると思いますので、どれぐらいですかと言われましても、それは、これからのいろんな方々との話合いとか、また内部での協議によると思いますので、年限を限ってということは、今お答えはできません。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  農業委員から意見書出されて2年たってるんですよ。2年間でこれからの考え方をどういうふうにしていこうという方向性もできていないということですか。ということは、2年間大して何も考えていないとしか判断できないんですけど、そういう判断でよろしいんですかね。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  その生産緑地制度につきまして、確かに維持していく上ではいい制度かと思います。ただ、一方で、固定資産税などの優遇といいますか、税を大きく下げるというようなこともありますし、また、その30年過ぎた段階で町に対して買取申出というような制度もあります。そういうものを考えますと、なかなか地域住民全体の合意といいますか、理解、そういうものを得なければいけません。得なければというか、そういうものでないといけないと思いますし、やはりなかなかすぐに導入にいくというのは難しいかと思います。  近隣市町につきましても、同様な状況であろうかと思いますので、当然、近隣市町がどういうふうにされていくか、またその辺は十分注視しながら取り組んでいく必要があると考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  だから、早急に判断できるものじゃないというのは分かります。ただ、2年たってるんですよね。意見書が出されてからだけ見たとしても。その中で、じゃあ、これからもまだまだいろいろ様々状況が変化してとおっしゃるんですけども、そんなこといったら、常に状況は変化するでしょうから、いつまでたっても何の結論も出さないよと言ってるのと同じように感じるんです。  そうじゃなくて、少なくとも、じゃあ播磨町にとって生産緑地制度は、これは使われへん制度やというんであれば、じゃあ、他どういった形で保全を考えるかということを考えなければいけないと思うんですよ。私もいろいろ保全の方法を考えて、なかなかいいものが出てこなくて、結局、どうしてもこの生産緑地制度というのが今採れるものであれば最善かなと思って、こういった形の質問させてもらっとんですけども、これが駄目なんだったら、次のことを考えなければならないんです。そういった意味で、一定の決断というのは早期に示す必要があると思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  確かに土地に対しての制限といいますか、制度というのも一つの大きなものであるとは思います。一方で、農業できる環境といいますか、農地を保持しやすい環境、そういうものも併せて必要になってくると思います。町としても、いろんなそういう新たな就業される方への支援、国・県も通じてありますけども、そういうことに支援したり、先ほど来言うてます景観形成作物の補助であったり、いろんなそういう支援をしながら、急激にそういう農地の低下がないように、取り組めるものは取り組んでいきたいと思います。  ただ、生産緑地制度につきましては、税のことであったり、買取りのこともありますので、近隣市町の動向も注視しながら、引き続き検討はしていきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  話ちょっと1回ずらしまして、②のところで今どのような取組をされてますかというところで、景観作物なんかを推奨して、そこで保全を図ってらっしゃるということなんですけども、実際、その景観作物を推奨することによって、農地そのものが今守られている状況にあるとお考えなのか。ただ、そうじゃなくて、今まで農業されてた方が、これいいから、この景観作物を育てようとされているだけなのか、そのあたりどういうふうに評価されてるのか、確認いたします。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  農地されない方に対して、されないいいますか、できない方もおられますけども、景観作物を作ることによって、補助することにより、その農地を守る一端、一助にはなっていようと思います。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  今、件数で言って、どれぐらいその景観作物育てられているんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  令和3年度から始めたところなんですけども、数件、数農家でございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  すると、それによって播磨町として必要な農地が保全できると、今、播磨町は考えているという理解でいいんですか。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  農地の保全といいますか、そもそも市街化区域は、先ほども申しましたように、個人でどのように処分するかということになってこようと思いますけども、その中で、農家を続けられる方に対して、そうやって景観作物の助成であったりとか、また、今度、都市計画マスタープランの中ではレクリエーション農園というのを活用する農家支援についても示しておりますので、そのあたりについても支援したりとかしまして、あくまでも市街化区域農地は個人の意思でどうにでもなるいいますか、変わっていく、こちらから制限できるものではないですけども、そういって続けられる方については、そういった支援をしていこうと考えているところでございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  これまでもずっと播磨町、農地保全をうたってきて、それで、何年でしたかね、緑の基本計画を改定した平成29年ぐらいでしたかね、そこから既にこれだけの年月がたって、今できたのが、本年度から始まっている景観作物の支援なんですか。 ○議長(河野照代君)  三村隆史副町長。 ○副町長(三村隆史君)(登壇)  景観形成作物につきましては、農地をいい環境でまちの中に置く、いろんな花があってきれいということで補助制度を設けてます。この景観形成作物につきましては、以前からもレンゲの種子を配布したり、また、市街化区域を問わずに、ビニールハウスをつくる場合に補助したりいうことはこれまでもやっております。確かに農地は減ってきておりますが、いろんな支援をすることで、そのカーブは緩やかになってるんじゃないかと考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  景観作物の育成していただくということは、私もいいことだと思うんで、それは大いに支援されたらいいと思うんです。私申し上げてるのは、緑の基本計画ができてからももう数年たっている中で、今やっと始まったのが景観作物の支援だけなんですかということです。他には何も播磨町としてはこれまで手が打てなかったということなのか。 ○議長(河野照代君)  的確な、簡潔な答弁をいただくために、しばらくの間休憩します。                休憩 午前10時55分               …………………………………                再開 午前11時14分
    ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  議長は、地方自治法第104条により、議事を整理する責務により、的確かつ簡潔な答弁をいただくために、休憩を持ちました。その旨をご配慮いただき、答弁は的確にされるようお願いいたします。  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  先ほどのご質問にお答えさせていただきます。  本町におきましては、農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想いうことで、平成27年に決めまして、それを利用した農家が、このたびいいますか、以前に市街化区域で、ご存じだと思いますけども、イチゴ農園をしてる方でございますけども、これはあくまでも農業者の支援になってこようかと思います。  その制度が、市街化区域ではなしに、このたび市街化調整区域による中間管理機構を使わないといけないという制度が変わりましたので、それによりまして、景観作物の補助であったりとか、翌年にしようとするレクリエーション農園についての活用、農家支援についてしようとするところでございますけども、これはあくまでも農家支援になってくるわけですけども、この農家支援が農地の支援につながろうかとこちらでは考えております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  休憩前、私の質問は、緑の基本計画改定から数年たった中で、できた施策としてしてるのが、景観作物の補助だけなんですかという質問をさせてもらいました。それに対して、今のお答えですと、それ以前からやってた新規営農者への支援があって、ただ、それはなかなか継続難しいから、今回新たにこれをした、景観作物の助成をしたということで、結局はこれだけしかできていないという認識でいいのか、改めて確認いたします。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  これだけといいますか、農業経営の基盤の強化の促進に関する基本的な構想は、緑の基本計画より前につくって、それで応募した農家が市街化区域ではその方お一人だったいうことです。あくまでもこれは農家支援であって、農地を守る保全につながるかどうか言われたら、まあ一端になってるわけですけども。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  おっしゃるように、何か一つの政策で農地保全全部が図れるなんていうことはあり得ないと思うので、農地保全するためには、まさしく生活のために農業をしているという方が市街化区域内でなかなか増える状況にはないと思いますので、むしろそういった方以外の方にどういう形で農地を手放さずに続けていただけるかということを考えなければならないんだろうと思います。  その中で、播磨町として、これまでもずっと農地については保全していくと。そのための施策を検討していくとなっている中で、今できているのは、その1件の施策だけなんですかということを問うています。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  その中でこの1件だけなのですかと言われれば、播磨町としては、この政策を推してたところでございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  それで、農地保全については、それぞれ土地の持ち主の方が農地手放されるそれぞれのご意向があるからと言われても、それは、なかなか町として有効な施策を打ってないんだったら、もうこれ私は続けられへんから農地手放すなんか当然だと思うんですよ。  そのために、町として守るというんであれば、農業支援としてはこういう形、それ以外の形ではこういう形で農地の保全に取り組むという姿勢を示さないことには、お題目として保全しますというだけでは、それは農地所有の方々は手放してしまいますよ。それでいいんですかというのが今回の質問の趣旨ですよ。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  今、農業者が農地を手放しているのは、町の施策とか、また制度があるない、それだけの話ではないと思います。それぞれ個人の事情とか、また後継者の問題とか、いろんなものがありますので、町としたらできる限りのことはやっているつもりでございますけれども、現実には、農業経営をされる方というのが、若い方が1人2人出てきていらっしゃいますけれども、なかなか継続していくということが難しい年代にもなっていらっしゃったりとか、また、後を継ぐ人間がいないとか、いろんな理由がございますので、決して町の施策だけではないということでご理解をいただきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  本当に播磨町ができる限りのことをやってるなと思えたら、多分私もこんな質問してなかったんだと思うんです。それでも減ってしまうことはあるでしょうから。ただ、今、答弁の中であったように、この数年間で新しく実施している事業としては、今年から始めた景観作物への補助だけじゃないですか。できる限りのことって、他何をされてるんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  町の経営といいますか、運営といいますか、それは全般的な分野にわたっております。そうした中で、優先順位というものがございます。10年ほど前に浜幹線道路が全線開通をさせました。そういう中で、その周辺については、いろんな交通の利便性とか、いろんな要素がありまして、よそから引っ越してきたい、近くに家を建てたいという方、そういう希望が多くあったということが、今の播磨町の元気につながっていると思っております。人口も幸い、微増、微減を繰り返しているということで、大きな減少は、日本全国よそを見ましても、本当にありがたい状況かなと思っております。  そのときに、農地というものについての考えといいますか、そういうものが全くないわけではありませんけれども、現実として、宅地が欲しいという方々が多くいらっしゃって、それが町の活性化に、町の元気につながるということでありましたら、そういった部分についての、町として制限をかけたりとか、いろんなことをするよりも、持っている方のご意思とか、地域の活性化といいますか、そういうものも尊重すべきではないかなと思っております。  近隣の市町が生産緑地制度というものを検討したけれども、実施をしていないというのも、この地域の一つの特徴であろうかなと思っております。  市街化調整区域につきましては、農業経営というものをこれからもできるだけ続けていただけるような、そういった地域として、町としても大事にしていきたいと思いますけれども、市街化区域におきましては、市街化調整区域とは違った、これからの、将来の土地活用というものについて、それなりに町としても、持ち主の意向とか将来性、いろんなものを考える中で、先ほどから熟考と申し上げておりますけれども、考えさせていただいておりますし、また考えていきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  先ほど私は、農地を守るためにできる限りのことはされているという答弁を受けて、そのできる限りのことがこの景観作物の育成に対する補助なんですかという問いをさせてもらった。そういう認識でよろしいんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  今、冒頭で申し上げましたけれども、決して農業が、市街化区域の農業が、今、困難な状況にあったりとか、衰退しているというのは、町の施策だけではありません。町が持ってる、例えば町の所有物に対していろんな施策をやっていこうとしましたら、それは町の意向で、議会のご賛同もいただいてできるんですけれども、個人が所有している財産に対しては、町の意向、また町の施策だけで解決できるものではないと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  それは当然ですよね。商業にしてもそうですよ。播磨町としていろんな商業、活性化のための施策を打とうが、その施策にのらない方、また、そんな施策をやってても廃業する方はいらっしゃるわけで、結局は、それは個人の方の判断ですよ。  そうじゃなくて、私が問うてるのは、播磨町として農地を保全するために何か、できる限りのことを今されているとおっしゃっている。できる限りのことというのが、景観作物の育成というものしか、今のところ私には答弁返ってきてないですからね。そうじゃないですよ、こんなこともやってます、あんなこともやってます、それでも、それぞれの所有者が手放される意向なんだったら、それは止めようがないんですというんなら分かるんですよ。だから、景観作物の補助だけが、今、播磨町ができ得る対策なんですかということを聞いてます。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  それだけとは申し上げておりません。今それが俎上に上がっておりましたので、そういう答弁をしてきてると思いますけれども、それ以外もいろんな施策をやってきてるというところでございます。  町としたら、農地の保全ということで、ため池も絡んできますけれども、そういったものについて、町としてできる限りのことは今やってると。ただ、それが、神吉議員の、どういうんですか、おっしゃるあれからすれば、それが全てではないということは先ほどから申し上げております。町の発展のために何が必要か、今どういった施策が必要かといったときに、持ち主の意向も尊重しながら、町としてできる限りのことはやってきていると思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  先ほど町長から他にもやってますという答弁でしたので、それでは、景観作物の育成補助以外で何をされてるのか、教えてください。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  ですから、市街化区域だけではなくて、市街化調整区域。  市街化区域については、先ほどから申し上げておりますように、今、浜幹線道路の。  いや、ですから、そういうものも含めまして、町としていろんな町の発展を考えたときに、市街化調整区域と市街化区域についての、すみ分けといいますか、そういうものは考えております。ですから、市街化区域についての施策があまりないからということで、何も農地保全について町が考えていないということではございません。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  考えても実行せえへんかったら何もならないんですよ、行政って。行政の中で考えるだけずっと考えておって、何の施策も打たへんのやったら、そんなもん意味ないですよ。考えた上で何が必要なんか、何が必要じゃないかということを判断する。質問中です。  その上で、先ほどから私ずっと同じ質問してますよ。緑の基本計画つくってからこれまでの間で実施した施策としては何があるんですかと問うたら、景観作物に補助してますという答えやったんです。じゃあそれ以外に何をしてるんですかって聞いてるんです。事業として実施しているものですよ。考えてるだけじゃ意味がありません。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほどから私も何度も申し上げております。町の発展を総合的に考えましたときに、市街化調整区域と、また市街化区域との区別といいますか、そういった中で、市街化区域につきましては、これまで申し上げましたような施策はやっておりますけれども、それ以上のものにつきましては、所有者の意向とか、いろんなものを考慮する中で、積極的な対応はできていないと思っております。ただ、だからいって、播磨町におきまして、農地保全について何も考慮していないかというような決めつけ方はぜひおやめいただきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  決めつけたいんじゃないんですよ。あるんやったら教えてください言うとんですよ。教えてくれたら、ああそれやってるんですなって私も分かりますよ。事業として何をしてるんですかって聞いてるんです。事業名教えてください。事業名だけでいいです。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  ですから、先ほど申し上げました施策をやっておりますと何度も申し上げております。ですから、市街化区域におきましては、それ以上のことは、他の施策をいろいろ優先しているところでございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  いうことは、結局、景観作物の補助だけだという理解でいいんですよね。それをさっきからずっと確認しているんですよ。他にやってるんだったら、何々事業をやってますとおっしゃってください。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  もう何度も同じ繰り返しになりますので、これ以上は申し上げません。そのことにつきましては、先ほどから申し上げているとおりでございます。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  答弁拒否です。事業名。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  ですから、先ほどから申し上げております。市街化区域においては、景観作物、そういった推奨を行っているというところでございます。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  それだけということでいいんですね。それをずっと、その繰り返しですよ、ここ数分間。最初から、いや、これもやってますと言うんやったら、それで分かりますよ。ただ、それが、答弁の中ではいろいろやってますみたいなことをおっしゃりながら、結局は景観作物の補助だけなんですねということを確認しとんですよ。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  農業者との、どういうんですか、お話もさせていただいてますし、また、年末には、今、コロナでそういうのを中止されておりますけれども、農協で行っております品評会とか、そういうものもさせていただいております。また、播磨町におきましては、朝市というのを年に2回ほどやっておりますけれども、そういうときにもお声をおかけして、そういったところの販売もやっていただいております。これが今、なかなかコロナ禍で、大中遺跡まつりとか、またはりま風薫るフェスタ、そういったイベントができませんので、多分皆様方のお目にかけられるという、そういったあれは少ないかも分かりませんけれども、そういったことは、コロナ禍が収束しましたら、またできると思っております。  それと、播磨町と播磨町商工会、また漁業組合、またJAと協定を結んでおりますので、そういったところの代表者と懇談をする場も設けておりますので、そういったところで、必要なご希望、施策につきましては、お話をお聞きする場も持っているということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  農地保全については農業振興だけではなかなかいけないということは分かるんですけども、最初からそない言うてくれたらいいんですよ。農業振興には少なくともこういうことをやってます。なぜそういう答弁をいただけないのか私には理解ができないです。  その上で、今分かりました。今、農業振興としてできることを幾つかやっておられるということは分かりました。その上で、最初の質問に結局戻ってしまうんですけども、結局、播磨町として、今この農地が宅地化されて、住民が増えているという現状を喜ばしいことだと考えているという理解でよろしいんですか。農地が減る代わりに住民が増えているんだから、これはこれでいいんだという考えなのか、確認をいたします。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  決して農地が減っているということを何も歓迎しているわけではございません。ただ、今、時代の流れとして、また、町の発展の一つの基本として、人口が増えてるということについては歓迎すべきことだと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  確かに短期的に見ると、今、農地がどんどん宅地化なって、住民が増えているって、ちょっと今回の通告より話が大きくなってしまうのであれなんですけども、というのは、まあまあそれは播磨町にとってはいい部分があると思います。  ただ、結果どうなるかというと、今策定しようとしている都市計画マスタープランにおいても、基本計画でしたかね、中で、既存のストックマネジメントを有効活用して、播磨町をコンパクトでいい町にするというような基本的な考え方があると思います。そうなったときに、結局、今、各、昔からあるような集落であったりだとか、昔からあるような団地なんかはどんどんどんどん歯抜けのように空き家が増えていっている状況です。そういう状況で、どうしても新築志向の強い日本人の特質もあるんですけども、新しい住宅地が開発されたら、確かに一時的にそこに人は集まります。結果として、それが、結果、古い家はなかなか売れなくなる。結局、空き家がどんどんどんどん増えていってしまうというような悪循環になる可能性も十分に考えながらまちづくりというものはしなければならないと思います。  そういった意味で、ある程度農地を守って、そこの景観を維持するということは、播磨町がうたっていた政策なんですから、これはしっかりと実施していただくことを希望しまして、また、そういった都市計画マスタープランについては、先ほど言いましたように、委員に委嘱されてますので、その場でもしっかりと意見を申し上げることを申し上げて、質問を終わります。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  空き家問題はまた別の問題だと思います。農地の減少と空き家というのは、どこかでリンクする部分はあるかも分かりませんけれども、決してイコールではないと思います。  町の方針といたしましたら、こういった地域にあって、東播磨の、本当に交通も至便な、こういう地域にありまして、播磨町に住みたいという、望む方がいらっしゃるのであれば、受け入れたいと思いますし、そういう人たちが住む土地というものが、所有者が望めば、それは農地転用されるということについては妨げるものではないと思っております。  人口減少、全国で人口減少が相次いでいる時代でございますので、町といたしましたら、人口が増え、多くの良好な納税者という方々が播磨町に居住されて、これからの播磨町を背負っていただき、支えていただきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  終わろうと思ったんですけど、少しだけ。 ○議長(河野照代君)  残り時間少しになりました。ご注意ください。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  私、何も土地の所有者に制限かけろなんか一言も言うてないですよ。生産緑地制度はそういう制度違いますよ。所有者が意向を示して初めて生産緑地になるんですよ。そこはご理解いただきたいと思います。何も播磨町に、土地所有者の方の意向に背いてまで農地を宅地転用することに妨害せよなんていうこと一言も言うてないですよ、私は。あくまでも農地として続けれるような環境づくりを播磨町がすべきじゃないかというのがテーマですよ。そこはしっかりとご理解いただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  私も生産緑地を否定しているものではございません。先ほどからやり取りしてきたいろいろな、もろもろのいろんな、環境保全も含めまして、また農地のメリット、そして町の発展、いろんなものを総合的に考えたときに、生産緑地についてどう考えるべきかということについて、しばらくいろんな方々のご意見も聞きながら、時間をかけて協議をしたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  神吉史久議員。 ○9番(神吉史久君)(登壇)  いつまでも考えていたら農地はなくなってしまうということを申し上げて、質問を終わります。 ○議長(河野照代君)  これで、新政会、神吉史久議員の質問を終わります。  次に、新政会、奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  通告に従いまして、質問させていただきます。  1、水道料金について。  令和元年度公営企業会計決算審査意見書によると、給水業務状況は、年間有収水量が減少している。  「経営状況については、前年度1億924万5,368円の黒字から、令和元年度は、1億4,292万3,372円の黒字となっている。(中略)今後も、給水人口の大幅な増加は見込めず、しかも家庭での節水意識の向上と節水機器の普及等により、給水量の大幅な伸びについては見込めない状態にある。(中略)将来にわたり安全で良質な水道水を安定的に供給し続けることができるよう、決算審査意見として次の事項を述べる。  令和元年度単年度決算数値だけ見ると、直ちに改善すべきところは見当たらない。しかしながら、昭和40年代から昭和50年代の人口急増期に布設した配水管が今後一気に法定耐用年数を経過し、老朽資産が急増するため、老朽管の補修・更新に伴い、急激に財務状況が悪化する見込みである。」との見解である。  令和3年3月議会での代表質問で、施政方針について「「上下水道運営委員会」により、健全な事業経営を行うための財源確保等について協議を開始いたします。とある。この運営委員会の目的は。」との質問に対し、町長の答弁は、「上下水道運営委員会は、上下水道事業の円滑な運営を図るために設置したもので、水道料金、下水道使用料及び下水道受益者負担金などを審議していただくことを目的としています。このたびは、水道事業の経営戦略では、老朽化施設の更新を計画的に実施していくための財源として、水道料金の改定が必要としており、見直しに当たって委員の皆様にご意見を頂きながら改定案の検討を進めてまいります。」であった。  そして、令和3年7月の議員研修会では、上下水道グループから、水道料金の改定について説明を受けた。内容は、水道事業の現状と課題、水道事業の将来予測、対応施策、水道料金について、水道料金決定の流れ、水道料金改定のスケジュール等であった。水道料金改定のスケジュールにおいて主な検討項目は、①財務分析・経営分析、②財政シミュレーション、料金改定案の策定、③審議会の開催、諮問、答申、④議会説明、⑤条例改正案上程、可決、⑥広報、ホームページにて市民への周知である。さらに、審議会の開催、諮問、答申までの期間が約1年半、短期的なスケジュールでは約1年が目安となると説明があった。  本町においては、令和3年度中に3回の上下水道運営委員会を予定している。水道事業は厳しい状況だが、住民生活もコロナ禍で厳しさが増している。  そこで、以下の質問をします。  ①上下水道運営委員会は、水道事業の経営戦略における課題の改善施策など、方向性を提示すべきだと考える。委員会の構成メンバー、具体的な内容は。  ②住民に対する説明が必要と考えるが、説明会の開催予定は。  ③老朽化施設の更新については、起債等も含めて考えるべきでは。  2、古宮大池広場について。
     大池整備事業は、地元からの要望により、平成23年度に4か年の県営ため池整備事業として実施した。平成23年度は、測量・調査・設計業務が実施され、平成24年度から26年度の3か年でしゅんせつ・造成盛土工事が行われ、平成26年度はタイル工を実施した。しゅんせつにより悪臭が軽減され、水質改善がなされた。また、造成地は地元による整備がされ、潤いのある自然空間ができた。  引き続き、町が工事主体の補助事業として、平成27年度は、浜幹線道路用地の残地に駐車場とトイレを整備し、安全対策のため転落防止柵で池を囲い、池の管理用道路として堤体に整備する等、利用者の利便性を向上させるため工事を実施した。  その後、平成30年に地元財産区から町に無償譲渡された。古宮大池広場の無償譲渡については、池と住環境が調和した空間で、よりよい活用を町へ要望した。  令和3年3月議会の代表質問で、「昨年、地元財産区からの寄附により取得した「大池広場」の土地を、東部コミュニティセンターの移転用地として活用すべく、基本構想について検討してまいります。とある。基本構想の内容は。」との質問に対し、答弁は、「大池広場の土地約4,300平方メートルを用いて東部コミュニティセンターを整備するに当たり、その整備方針、施設の機能、構造及び規模などにおいて基本的な考え方を示すものでございます。」というものであった。  また、「①土地全体の基本構想であるゾーニングは、早期に決めるべきであり、いつ、どこで、誰が決定するのか。②地域住民への説明、要望事項の聴取の時期は。③他の施設との複合化も視野に入れた検討を進めるとあるが、道路を含めライフラインはどのように考えているのか。」との質問に対し、答弁は、「令和3年度に大池広場に東部コミュニティセンターの整備に係る基本構想を作成することとしており、その中で決定していくものと考えております。」というものであった。  そこで、以下の質問をします。  ①道路に接していない敷地に建築物は建てられません。まちづくりは道路からと言われます。道路についての考え方は。  ②大池広場の土地約4,300平方メートルを用いての基本構想の内容は。土地全体のゾーニングを決めるべきでは。  ③他の施設との複合化も視野に入れた検討とあるが、進捗状況は。  ④大池広場のよりよい活用のため、プロジェクトチームを立ち上げる考えは。  ⑤池の管理上支障のない範囲で、地域の実情に応じた管理用道路の在り方を検討する考えは。  以上、質問いたします。 ○議長(河野照代君)  しばらくの間休憩します。                休憩 午前11時47分               …………………………………                 再開 午後0時56分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁、高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  新政会、奥田俊則議員の1点目のご質問、水道料金についてお答えいたします。  ①についてですが、播磨町上下水道運営委員会設置要綱第3条により、学識経験を有する者、使用者の代表の委員8名以内で構成することとしております。学識経験者については、兵庫大学の教授と兵庫県生活衛生課の職員にお願いしており、使用者の代表は、商工会から2名、自治会連合会、連合婦人会、消費者協会、民生児童委員より各1名ずつ選任をいただいております。  運営委員会は、要綱第2条第1項で、水道料金に関することを掌握事務としており、経営戦略で示した財源確保の方策として、料金の改定を検討することとしていることから、本町の事業の運営状況や課題等を踏まえた上で、水道事業の健全で持続性がある経営の確立に向け、料金体系案の作成を諮問しております。  ②についてですが、説明会については、コロナ禍において人を集めての開催は困難であると考えており、現時点では予定しておりません。  また、住民や企業など水道使用者に対しては、ホームページにおいて会議資料や議事録の公表を行っておりますが、広報紙の特集などで周知していきたいと考えております。  ③についてですが、経営戦略では、財源確保の方策の一つとして企業債の発行を掲げており、これに基づき、令和元年度から借入れを再開しております。 ○議長(河野照代君)  武田健二理事。 ○理事(武田健二君)(登壇)  2点目のご質問、古宮大池広場についてお答えいたします。  ①についてですが、建設予定地の大池広場につきましては、建築基準法第43条に規定する接道要件を備えておらず、建設するに当たっては、接道を確保する必要がございます。対応策につきましては、現在検討しているところでございますが、コストや課題を含め、メリット、デメリットなどを総合的に勘案した上で、最適な方法を決定したいと考えております。  ②についてですが、今年度より東部コミュニティセンター整備基本構想作成業務に着手しており、現在、建設の前提条件の整理及び整備方針の検討をしているところでございます。課題の整理が完了した後に、建設する位置などを含めた土地活用を決定していく予定としております。  ③についてですが、現在検討中の東部コミュニティセンターの整備方針においては、コミセンとしての機能について検討を進めております。  ④についてですが、プロジェクトチームを立ち上げる予定はございませんが、東部コミュニティセンター整備基本構想作成業務におきましては、必要に応じて、庁議メンバー、関係グループ統括等の出席による検討会議を開催しているところでございます。  ⑤についてですが、現状においては、大池広場の堤体に管理用通路はございません。今後、管理用通路の必要性について水利組合と協議をしたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員の再質問を許します。  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。  水道料金について、町長は、水道料金の改定が必要ということで、施政方針にこう述べられておりました。そして、上下水道運営委員会を開催していると、こういうことで、そして、第1回目の上下水道運営委員会の会議が、これ3月30日に行われております。そして、我々議員に対して、播磨町水道料金の改定ということで、7月15日に説明があったわけであります。  こういう中で、水道料金の改定のスケジュールということで、1として財政分析、経営分析、2が財政シミュレーション、料金改正案の策定、3が審議会の開催、諮問、答申というような説明はあったんですよ。町長は上下水道運営委員会を開催すると。そして、今、3月に第1回の上下水道運営委員会を開催しとんですよ。我々の説明に対しては、審議会の開催、諮問、答申という、我々これどないなってんのかというような説明を受けたんですよ。これについて当局はどう考えているのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(河野照代君)  しばらくの間休憩します。                 休憩 午後1時03分               …………………………………                 再開 午後1時05分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  3月に第1回の上下水道運営委員会は開いております。ただ、今回の事案につきましては、審議会ではなく、播磨町上下水道運営委員会ということでやってます。審議会そのもの自体は、条例改正とかそういうような形あろうかと思いますけども、今回、上下水道運営委員会いうことで、料金に関すること、財政に関するようなことの特化事項を上下水道運営委員会で開いております。  それで、7月に開催させていただいたのは、途中経過報告の中で、議員研修会というのをされたと思うんですけど、その分で状況説明をさせていただいたということでございます。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  7月の我々に対する播磨町水道料金の改定、状況説明をしたと。我々はパンフレットもうとんですよ。ええ、上下水道運営委員会は開催するのに、我々への説明では審議会を開催すると。ええ、これどうなっとんないう疑問が湧くんですよ。じゃあ、これが間違っとったら間違っとう、その場でなぜ説明できへんのか。議員を無視したのか、だましとるのか、どっちかなんですよ。その場で説明したらいいんでしょう。これは運営委員会です言うたら済むことでしょう。どうなってんのか聞いとんですよ。 ○議長(河野照代君)  しばらくの間休憩します。                 休憩 午後1時07分               …………………………………                 再開 午後1時08分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  7月15日のときに用いさせていただきました資料の中で、監査法人の資料でご説明させていただいております。その中の料金改定のスケジュールの中で、財務分析、経営分析、それからシミュレーション、料金改定の案の策定というのがあります。今お尋ねの③番目に、流れとして審議会の開催というのがあるんですけど、これ一般論の資料の中で、そのときの説明の中でも、播磨町では上下水道運営委員会に代えるという説明をさせていただいたということです。ですので、審議会ではなく、上下水道運営委員会の諮問、答申ということになります。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  今、審議会と違って、上下水道運営委員会というのを説明したと。それは分かるんですよ。じゃあね、説明をするより、これね、本来我々に説明するのであれば、文書をちゃんと訂正して、誰でも、誰にでも分かる資料を作るのが本当と違うんですかね。そこらあたりいかがですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  今回用いました資料なんですけど、監査法人の資料ということで先ほど申し上げました。この中に一般論の考え方いうのがあって、料金改定のプロセスというのがありまして、このあたりの資料になりますということで、議会の中で、議会事務局にこの資料でも構わないという了解をいただいた下にやっておりますので、言葉的には審議会というような形が記載はされてありますけども、パワーポイントで説明、冊子で配られた中には審議会というのはあったと思うんですけども、運用上は上下水道運営委員会でやっていくということで考えていただいて結構かと思います。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  上下水道運営委員会は、具体的な内容ということで、料金の改定を検討するということで、要するに水道料金を上げる、こういう運営委員会ということで理解してよろしいんですかね。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  料金に関することという一言の中に、分析から全て含んだ上での料金改定までの話になりますので、上がる方向もあり得ると考えてもらって結構かと思います。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  そこで、水道料金の引上げについては、今、住民が一番関心持っとんですよ。住民に対する説明が必要というような質問に対して、予定してない、コロナ禍の関係で開催難しいいうような答弁いただいたんです。住民説明会をすべきだと思うんです。なぜスケジュールの中に入れないんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  上下水道運営委員会の方々も住民代表でありますし、また、議会も、議員も住民の代表であります。そうしたことから、住民のいろいろなご意見等も含めまして、代表してご意見を行政に頂戴するというものだと思っております。全住民を集めてこういったことに関しまして説明会を開くというよりも、それは、行政といたしましたら、こういう時代でございますし、一人一人にという部分につきましては、決定いたしましたら広報等でお知らせはいたしますけれども、その前に、手順といたしまして、住民の代表であります議員の皆様、そして、この上下水道運営委員会の方々、こういった方々が住民を代表して意見を言っていただく場を設けていると思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  水道料金の値上げについては、住民が一番関心持っとうことなんですよ。予定してない違うでしょう。値上げですから、住民に説明責任を果たすのが当局と違うんですか。説明責任ですよ。説明責任をやらないんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  同じことの繰り返しになりますけれども、私たちは、議会というのは住民の代表であると思っておりますので、総務建設常任委員会、またいろんな説明会、時には全員協議会、そういったところで議員のご意見をお聞きするということ、これが一つの住民代表としての、皆様方も責務であり、また、私たちもいろいろ説明する中で、代表として尊重し、ご説明を申し上げる機会をつくっているというところでございます。  また、今回、先ほども答弁で申し上げましたように、各団体、またいろんな有識者、そういった方々に入っていただいて上下水道運営委員会を構成しておりますので、そういう方々のご意見というのもしっかりと真摯に受け止めてまいりたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  私言ってるのは、播磨町町民、住民全体に関わる問題ですから、コロナ禍と分かりますよ。どこかで住民説明会、やれ言うてる、やってください言ってるんですよ。町長はやらないということでいいんですか。いかがですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  やらないということよりも、むしろ私たちが尊重しておりますのは、議会という存在が間にございます。議員の皆様方それぞれ地域の代表、また住民の代表としてこの場にいらっしゃるわけでございますから、こういう一般質問の機会というのも設けておりますし、また、それ以外にでも、いろんな場でご意見を頂戴する機会はございます。町にもメールとか、またいろんな、お言葉を頂戴するいろんな懇談会的なものもございますので、そういった部分でお聞きする場合もあります。  ただ、先ほどから申し上げておりますように、これは全住民、全世帯に関わることではございますけれども、一人ずつにご意見をお聞きするということ、全ての事業においてできるわけではないということを議員としてもご承知おきいただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  私ね、一人一人に意見を聞けと、そんなこと言ってないんですよ。例えば、コミュニティセンターあるでしょう。4つのコミュニティセンター。今回の上下水道運営委員会でこういうように決まりました、密にならないように考えて、思案して、説明会したらどないですか。一人一人言ってないんですよ。そこらあたりいかがですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  今、奥田議員がおっしゃいました、こういうことが決まりましたということを住民に周知したらどうか。先ほども申し上げましたように、当然、上下水道運営委員会で決まり、また、議会でご承認いただきましたら、広報等いろんなツールを使って住民の方には周知してまいりたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  私は住民に周知言ってませんよ。説明会を、例えば、4つのコミュニティセンターがありますから、説明会をやったらどないですかと言ってるんですよ。周知とは言ってません。そこらあたりいかがですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  どの段階でそういったことをやれとおっしゃっているのかがよく理解できませんけれども、先ほどから申し上げておりますように、上下水道運営委員会を立ち上げ、また、議会でいろいろと、総務建設常任委員会でのご説明もさせていただき、そして、こういうやり取りも本議会ですることによりまして、住民の方々に周知するという手段を取りたいと思っております。  もし決まった後に、広報等、またホームページ等で説明が足らないということでございましたら、今、奥田議員が言われました、コミュニティセンターで説明会をやれということでございましたら、その手段について今後検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  検討していきたいというような答弁いただきました。じゃあこの検討については、住民説明会の検討については、いつ頃やる検討、やるやらないの方向性を出せるのかなと確認したいんですよ。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  検討というのは、やるということではございません。そういった方法が一つの住民周知の方法として適切なのかどうかということも含めて、いろいろ内部で、決まりましたら検討をさせていただきたいというところでございます。  ですから、今ここでやりますという確約を申し上げているわけではなくて、それも一つの住民周知の方法であるとご提案をいただきましたので、その件につきまして、今後検討するということも考えますというお返事でございます。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  町長ね、私言ってるのは、住民説明会の開催ですよ。町長は住民周知なんですよ。水道料金の改定のスケジュール見てくださいよ。審議会の開催して、諮問、答申して、議会説明、そして条例改正案の上程なんですよ。そして、可決したら広報、ホームページにて市民に周知なんですよ。こういうスケジュールなんですよ。条例を提案して、可決して、住民周知なんですよ。これ違うでしょう。やり方が。決まりましたから市民に周知します。違うでしょう。決まる前にやるのが行政ちゃうんですか。答申出たら住民に対して説明会をやる、それが住民に対する親切とちゃうんですか。住民無視の町政をやるんですか。そこらあたりいかがなんですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  奥田議員がそうおっしゃっておりますけれども、それでは上下水道運営委員会の位置づけというものはどうなるんでしょうか。  また、議員の方々、私は、住民からの信任を受けてこの場にいらっしゃると思いますので、行政としたら、一人一人住民の方々とお話をできる状況というのはなかなか設けられないということで、住民の方々から信任をいただいております議員が住民の代表として、こういった意見交換をさせていただく中で、住民の総意というものを受け止めたいと思っておりますので、いろいろな事業、ほとんどが住民に関わってくる事業だと思いますけれども、それに対して一人一人ご意見をお聞きするということは正直言ってできないことでございますので、その代表として議員の皆様方と質疑をさせていただいております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  要するに、上下水道運営委員会は水道料金値上げの答申出すんでしょう。それが上下水道運営委員会でしょう。その後、議会説明、条例改正案の上程なしに、議会説明前に、私、一人一人とは言ってませんよ。言いましたでしょう。例えば4つのコミュニティセンターあるから、コミュニティセンターでやったらと言ってるんですよ。一人一人説明なんかやってませんよ。それを、良心的な町当局は、住民の生活、福祉、いろんなこと考えて、今回はこういう状況なんです、そういう説明責任を果たすべきだと言ってるんですよ。一人一人と言ってませんからね。要するに、町長は説明責任を果たすのが嫌なんですか。どっちなんですか。そこら確認したいと思います。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  これまでもいろんな事業をやってきております。そうした中で、どういった手順を踏んでいくのかということで、今回、上下水道運営委員会には、メンバーには商工会、自治会連合会、また連合婦人会、消費者協会、民生児童委員、そういった方たちを住民の代表として意見をお聞きするという場を委員会としてつくっております。  それも一つの住民からのご意見をお聞きする場でございますけれども、先ほどから何度も申し上げておりますように、議員に対しましても、総務建設常任委員会でも都度説明をさせていただいておりますし、また、当然、議会に最後上がってくるわけですけれども、それまでにもいろんな機会を捉えて、定例会でこういったご質問を受けるということもありましょうし、そういった場でいろいろと質疑をさせていただく中で、よりよいものをと思っております。  ですから、そういう仕組みといいますか、システムになっているのを全然無視して、全く誰からも何も聞かないで、行政が独りよがりの結果を出すということはあり得ないということでご承知おきいただきたいと思います。
    ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  住民に対する説明が必要と考えるが、説明会の開催予定は予定してない、そういうことですね。基本的に、播磨町の行政は。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほどから何度も同じ繰り返しになりますので、再度は申し上げませんけれども、町といたしましたら、こういうことを決定する前に、しかるべき手順を踏んで、最終的な結果を出し、それを住民に、決まりましたら周知をしてまいりたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  何度も言うようですがね、水道料金改定のスケジュールのこのやり方が、答申出して、議会説明して、条例改正案を上程して、その後広報やホームページに、市民に周知する。このやり方が私はおかしい。住民を無視してる。これがしかるべき手法なんですか。ですから、住民説明会をやれと言ってるんですよ。これがしかるべき手順なのか。これが住民周知の方法なのか。そこらをもう一回、何度も言うようですが。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほど住民を無視しているやり方だとおっしゃいましたけれども、これまでもいろんな事業におきましてこういう手法を採ってきてるということはあり得ると思います。  ですから、一人一人、3万4、5千人暮らしている町で一人一人ご説明というのも、意見を聞くということも、それはかなわないことだと思います。  ですから、決まった後で、その内容について、先ほど申し上げましたように、コミュニティセンター単位で説明をせよということでありましたら、それは今、確実にお返事できるものではございませんけれども、それも住民周知の方法として一つ検討はさせていただきたいと思っております。この手順が決して住民を無視したものとは全く思っておりません。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  じゃあね、第1回の播磨町上下水道運営委員会での議事なんですね。ある委員から、一番ネックになっているのが、値上げしたら住民の方が大変なんです。企業もそうです。これ事業者の答弁なんです。住民の方に周知徹底も必要となりますので、すぐにできるものではないですね。時間をかけてになります。当局は、事務局は、やるとしても、住民の皆様に周知する期間も必要になりますので、そのような期間を入れますと少し長くなりますというような答弁しとんですよ。じゃあ住民に周知する期間というのは、当局としては何か月ぐらい考えているのかなと思うんですよ。そこらあたりいかがですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  来年の9月定例会を第1目標にかけにいきまして、おおむね6か月の考え方しております。その後、2024年から、インボイスといいまして、消費税の仕訳等々が入ってくるので、料金関係どうしても触らなければならないところが出てきますので、そういう周知期間から入れると、6か月程度必要と考えております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  周知の期間は6か月ぐらい。じゃあね、周知のするときですよ。上下水道運営委員会が答申出して、議会説明して、条例案を上程して、そして広報、ホームページで周知さすんですか。どの段階で周知期間、周知をするというのを考えてるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  提案させていただきまして、まず議決をいただきます。当然、いただいたら、次の行為、ステップに踏みたいということで、広報に載せると翌月みたいな形になるんですけど、水道、幸いに、使用者に検針伝票を送っておりますので、周知の期間の中に検針で奇数月、偶数月と送る方法、そういうツールもありますので、そのあたりも踏まえて、使用者に周知徹底していきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  答弁ちょっと聞きにくいような答弁だったんですが、要するに、議会に上程して、可決されるか否決されるか分かりませんが、可決された場合、周知期間を置くということですね。こそくなやり方するんですね、播磨町いうたら。住民の生活みんな無視して、可決してから周知ですか。 ○議長(河野照代君)  それは質問ですか。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  そこらあたりいかがですか。町長に聞いてませんよ。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  議会は、私はそれなりの権限を持った場だと思っております。まず議会の承認がなければ、他の事業におきましても執行することはできません。ですから、議会のご承認があって、その後、それが決まりましたということで住民に周知するということが妥当だと思っております。  先ほども言われましたように、議会で否決されるという場合もございますでしょうし、それが実施できるのか否かにつきましては、議会の議決に最後かかっておりますので、それが、そういった手順が、最終的なものが踏まないと、住民にやりますよということは周知できないと思います。  そのために、今、14名の議員が議場にいらっしゃって、こういった行政との質疑の場も議員としての一つの権利としてお持ちでいらっしゃいますので、ここでのやり取りを踏まえて、もし何でしたら、議員がそれを地域の方々、また住民の方々に広報していただくというのもあるかなと思っております。  私も議会に以前いた人間といたしましたら、議会の権能、議員の責務、そういったものにつきましては、それなりのものを背負って、今、議席に座っていらっしゃると思いますので、ぜひ行政にということ、また、今の手順について異論を申されるよりも、議員としてどうすべきかということもぜひお考えをいただければと思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  この水道料金については、まだまだ先が長いかなと思うんで、また質問させていただきます。  次の質問に替えます。古宮大池広場についてであります。  道路に接していない敷地に建物を建てられないと、こういうことで、これについては、道路に接してないところに建物は建てられないというのは建築基準法にあるでしょう。それで、そこに東部コミュニティセンターを移転するんでしょう。移転する、東部コミュニティセンターを建てるには道路要るでしょう。そこらあたりどうするんですかいうて聞いとるんですよ。 ○議長(河野照代君)  武田健二理事。 ○理事(武田健二君)(登壇)  今の現状からいたしますと、幾らか方法はあろうかと思うんですけども、一番最適といいますか、一番今考えれる方法としまして、浜幹線から接道いうことに持ってきまして、専用通路いうんですかね、そういうような格好で敷地設定をして、建築するというところが考えれると思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  じゃああの土地を、あの大池広場について、専用道路という考え方、今示されたんですか。今の道路の、道路いうんですか、池の堤体、私、管理用道路だと思ってたんですが、管理用道路をどのようにこれから生かしていくのかなと思うんですよ。そこらあたりいかがなんですか。 ○議長(河野照代君)  しばらくの間休憩します。                 休憩 午後1時36分               …………………………………                 再開 午後1時50分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁、武田健二理事。 ○理事(武田健二君)(登壇)  すみません、まず、初めに答弁いたしました⑤の件でございますけども、こちらが、現状の池の東側の堤体の分の管理用の道路というようなところで解しておりましたので、その辺違いがございました。奥田議員がおっしゃっておりますのは、もともとありました、埋め立てる、造成する前の管理用道路ということでお伺いいたしましたので、その関係で、いろいろ答弁が食い違っているというようなところもあります。  それで、先ほどのご質問でございますけども、先ほど申しましたように、浜幹線を接道として、今の現状の、幅員的にはちょっとあれでは足らないとは思うんですけども、あれを利用したような敷地設定をしたいと考えております。  それで、旧のといいますか、もともとありました管理用道路につきましては、今現在、通学路とかいうふうになっております。また、一般の方も当然通っておられますので、それをなくすとかいうようなことにつきましては、当然のことながら、考えてないわけですけども、今後、例えばどういう格好で、もうちょっと例えば広くするのかいうようなところにつきましても、また今後の検討であると思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  管理用道路ということで今質問したわけでありますが、元あった堤体ですね。今、通学路とか、今、住民が散歩してますね。それの管理用道路の西側は無償譲渡した土地ですね。ですから、20メートルでも30メートルでも道を拡幅できるんですね。それで車がUターンできるような状況になれば、町道認定できるんでしょう。道を拡幅して町道認定するという考え方についてはいかがなんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  町道認定の基準としまして、幅員が6メートル以上であるということと、通行止め、Uターンではなく通り抜け、防災の観点から、それは真っすぐ行けるところというのを前提にやってます。民間開発でも、行き止まりというのは町道認定しておりません。右から入って中を回って左の通路に出れる、町道から町道へ面しているような、そういう場合は町道認定の基準としております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  今の段階で、東部コミュニティセンターがあの広場に来ると、こういうことは、今の段階で誰でも理解できます。じゃあね、今公募して、東部コミュニティセンターの敷地面積とか建築面積は幾らぐらいなのか、分かったら教えていただきたい。 ○議長(河野照代君)  武田健二理事。 ○理事(武田健二君)(登壇)  今現在、その辺につきまして計画策定中なんですが、実際のところ、あの地域につきましては、現状、住民もかなり増えてきていると。人口も増えてきていると。それから、自治会につきましては、6自治会いうことで、他のコミュニティセンターに比べまして少ないわけなんですけども、先ほど申しましたように、人口も増えてきている、また、コロナ禍前になりますけども、東部コミュニティセンターの利用者数も増加傾向に、かなり増加傾向いう格好でありましたので、基本的には、今考えておりますのは、他の3コミュニティセンター、同程度の大きさのものは必要ではないかと思っております。  ですので、他のコミュニティセンターが大体1,000平米前後ぐらいになっておりますので、それぐらいは、床面積ですね、1,000平米ぐらいは必要かなと思っておりますけども、今現在、その辺のところを精査して、大きさ、敷地の大きさでありますとか、その機能ですね、例えばホール、調理室とかそういうような、何が要るかいうようなところを今検討しているところでございます。 ○議長(河野照代君)  奥田議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  東部コミュニティセンターが敷地面積が約1,800平方メートル、南部コミュニティセンターが約1,800強の平方メートルなんですね。無償譲渡したところは4,300平方メートルあるんですよね。じゃあね、あと計算すると、残地が何ぼ残ります。単純計算しても2,300から2,400平方メートル残るんですよ。町長、この残った2,300から2,400平方メートルをどのように、住みよい住環境にするために、どのように活用していくのか、そこら、将来的に聞きたいんですが。考え方があったらお聞きしたいと思います。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  その件につきましては、これまでもコミュニティセンター、また、あの地域の自治会の代表の方々とお話する機会もこれまでございました。また、意見も自治会にお聞きしたようなものを文書でも頂いております。地域の方々ができるだけ利用しやすい、そうした形態にしたいと思っております。  ただ、今まだ協議中といいますか、のところでございますので、今度、基本構想とか、そういうものを作成するに当たりましては、何らかの途中経過をまたご説明する機会もあろうかと思いますけれども、現在のところ、確定したものがあるわけではございません。  それと、東部コミュニティセンターが過去に、今の東部コミュニティセンターができた当時のあの周辺と比べまして、今新たにつくろうとしております大池広場、そこにつきましては、周辺、もうご存じのとおり、かなり宅地化されております。いろんなよそから越してこられた方がいらっしゃるわけでございますので、周辺の方々の住環境を壊すということもできませんし、また、そこを利用される、主に利用される自治会ですね、そういったところのご意向というのも無視するものではございません。  ただ、播磨町には4コミュニティセンターございます。東部コミュニティセンターだけを特別ということではなくて、やはりそれぞれバランスの取れたものにしたいと思っておりますので、今後いろいろとご意見をお聞きする中で、4つのコミュニティセンターにつきましても、公平性も鑑みながら、適当な大きさ、また、その施設等につきましても、ご意見等もお聞きしながら、適切なものに設定をしてまいりたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  無償譲渡したときは4,300平方メートルあるんですね。それで、そこに東部コミュニティセンターが移転いうたら、移転は確定しとんですね。じゃあ、あとの、予測ですよ、2,300から2,400平方メートルぐらい残るんでしょう。そこを播磨町、住みよい住環境するために、都市計画も含み、土木含み、水道グループ、総務グループ含んで、残りの残地をどのように活用するか、プロジェクトチームを組んだら、立ち上げたらどうですかと言われたときに、これは予定してないと、こういうような答弁いただいたんですよ。私はあの残地を、残った土地を、町としていろんなチームをつくって、方向性を出すべきだと思うんですよ。町長、そこらあたりいかがですか。 ○議長(河野照代君)  清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほども答弁で申し上げましたように、今もそうなんですけども、庁議のメンバーとか関係グループの統括等の出席によりまして検討会議を開催しているところでございます。  今後も内部である程度そういった、東部コミュニティセンターのありようについて協議する中で、まだ今こういった絵ができているという段階ではございませんので、また常任委員会とか、そういうところでもいろんな構想が固まってきましたら、その周辺の、周辺といいますか、該当する自治会とか、東部コミュニティセンターの関係者とか、また何らかの形で住民の方々のご意見をお聞きするということもございます。ただ、今はまだそこまで行っておりませんので、あくまでも内部で今、構想を固めようとしている段階でございます。 ○議長(河野照代君)  奥田俊則議員。 ○13番(奥田俊則君)(登壇)  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(河野照代君)  これで、新政会、奥田俊則議員の質問を終わります。  次に、香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  最後です。質問作りながら、我ながらすごい易しい質問作ってしまったなと思ってますので、いい答弁よろしくお願いします。通告に従いまして、質問させていただきます。  スマートシティ構想について。  AIなどの先端技術の活用が様々な分野で進められており、国において、喫緊に取り組む課題解決のため、9月1日にデジタル庁が発足したことはご存じのとおりです。  既に東播磨地域では、県と東播磨の市町が東播磨スマートシティ推進協議会を設置し、県と市町・各事業者が連携し、教育、防災、防犯等の各種分野でデジタル化の取組の推進について協議を進めていくこととしています。  スマートシティについて調べると、国土交通省では「都市が抱える諸問題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」と定義、また、内閣府では「ICT等の新技術や官民各種のデータを活用した市民一人一人に寄り添ったサービスの提供や、各種分野におけるマネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化等により都市や地域が抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける持続可能な都市や地域であり、Society5.0の先行的な実現の場である」と定義しています。  その理念は、イノベーションによって社会課題の解決と経済発展の両立を目指すことであり、実現のための手段がスマートシティです。  また、スマートシティの目的は、利用者に対して、安全・安心で快適性や利便性の高い社会サービスを提供することです。  スマートシティの効果として、少子高齢化、加古川市が既に実施している安全・安心見守りカメラ、空き家の活用、CO2削減などの環境問題など多くの期待が持てます。  そして、デジタルファースト法により、地方公共団体のデジタル化の促進、地方公共団体のクラウド利用の促進が盛り込まれています。  スマートシティの推進はSDGsとも深く関係しています。播磨町では第5次総合計画においてSDGsを活用しているので、スマートシティも本格的に構想を策定することが望ましいと考えます。  (1)QOLとADLの関係性。  QOLは生活の質、ADLは日常生活を送るために必要な基本的な動作である、食事・更衣・排せつ・入浴・整容・移動などを指します。長い時間をかけて衣服を着替え、自分の足で歩いた結果、目的地での活動時間が減ってしまうよりも、機械などの手を借りてADLに費やす時間を短縮し、目的地での自分の活動時間をしっかりと確保できるほうがQOLの向上につながる。結果、スマートシティによりQOLが向上する効果が期待できる。以上のことからも、スマートシティ構想を策定することが望ましいと考えます。  そこで、以下の質問をいたします。  ①東播磨スマートシティ推進協議会に町長も出席され、スマートシティについて理解されていると思います。播磨町行政で町長が考えるスマートシティは。  ②スマートシティの担当部局はどこか。また、検討・取組状況は。  ③加古川市は市の様々な課題について市民とともに解決する市民中心の課題解決型スマートシティを目指して、スマートシティ構想を本年3月に策定している。本町の策定の考えは。  ④現在、行政事務のデジタル化について取り組まれている内容は。  ⑤スマートシティとSDGsとの連携は。  ⑥QOLとADLについての認識は。  ⑦Society5.0とスマートシティの関係性についての認識は。  以上です。 ○議長(河野照代君)  答弁、岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  香田永明議員のご質問、スマートシティ構想についてお答えいたします。  (1)の①についてですが、スマートシティとは、ICT等の先端技術を活用し、地域が抱える課題を解決するとともに、安全・安心で快適性や利便性の高い社会サービスが提供される持続可能なまちづくりを進めるものであると考えております。  ②についてですが、スマートシティの推進担当として、企画グループが東播磨スマートシティ推進協議会に出席しており、他の自治体や民間企業の先進事例の情報共有や意見交換などを行っております。この他、今年度より兵庫県が開催する市町連携による共通課題解決に向けたワーキンググループに参画しており、AI、RPAの導入に向けて調査研究を進めております。  また、コロナ禍における対応としまして、オンライン会議や職員のテレワーク実証実験などを行っております。  ③についてですが、町個別のスマートシティ構想については、現在のところ、策定の予定はございません。しかしながら、第5次播磨町総合計画において、持続可能な行財政運営を進めていく中で、先進的なデジタルテクノロジーを活用することで、利便性の高い住民サービスの提供に努めることを目標として現在取り組んでいるところでございます。  ④についてですが、兵庫県電子申請共同運営システムe-ひょうごによる電子申請、電子申告システムeLTAXや、スマートフォンによる電子納税の他、各種証明書のコンビニ交付や各種照会事務のデータ連携、中間サーバーなどを行っております。  ⑤についてですが、スマートシティはSDGsの目標を達成するための手段の一つであると認識しております。  ⑥についてですが、例えばオンライン手続やテレワークが拡充することで、ADLに必要な時間が短縮され、その時間を自分のために有効に使えることから、QOLの向上につながるものと考えております。  ⑦についてですが、スマートシティはSociety5.0という我が国が目指す未来社会の一部が現実世界に実現された持続可能な都市や地域であると認識をしております。
     以上でございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員の再質問を許します。  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  では、再質問させていただきます。  まず、スマートシティ、やる気がないのかなと。策定することもしない、構想を策定することもしないということは、スマートシティを播磨町自体でする気がないのかなと思ってしまうんですが、そこら辺いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  スマートシティ構想のことについてですが、スマートシティの構想をつくることがスマートシティを目指すというものではございません。まず、スマートシティ、その基になりますのが、地域の課題解決、また利便性の向上ということで、特にスマートシティを目標とせずとも、今の地域にある課題の解決に向けてそれを実施をしていくということで、電子の推進しているこういう状態を進めることで、それがやがてスマートシティにつながっていくというような形になろうと思います。  ですから、我々としましては、スマートシティを目標としているものではなしに、スマートシティといいますのは、本来、様々なこういう地域課題が解決でき、便利になった状態が自然とそういう形につながっていくということで認識しておりますので、そういうスマートシティ構想にこだわっているというわけではございません。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  まず、スマートシティを語る中では、QOLの向上というのがむちゃくちゃ重要になってくるんですね。それは言ったら、生活されてる方、生活者の生活の質を上げるというところ、まあ言ったら住民サービスの向上というところになってくると思う。そういうことをもう既に第5次総合計画の中でうたってるんですよ。なのに、スマートシティはしていかないということは、QOLの向上をしていかないということなんですね。スマートシティの目的というのはQOLの向上なんですよ。そこら辺どういうふうにお考えなのか。岡本理事が言われている言葉と、播磨町の第5次総合計画に書いてあることの乖離性があるんですが、いかがでしょう。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  総合計画が目指しておりますのは、今おっしゃるQOLの向上です。そのQOLの向上のために、要するにスマートシティ構想というのは、またその奥にあるものでございます。ですから、我々としましては、第5次総合計画を推進していくという中で、もうそれが先進的な事例になりますと、それはスマートシティのそういう基本構想的な部分は該当してくると思いますけども、まず今の我々が考えておりますのは、住民の今のおっしゃるQOLの向上というのは地域総合計画の中で果たしていきたい。十分にその中でそれを活用する。特にQOLの向上におけるスマートシティにおいては、そういう電子の新たな推進されている事業に向けて、それを含めていくことによってQOLの向上が求められるものでありますので、総合計画の中にはそればっかりではございません。アナログ的な部分、お互いの心の思いやりとか、そういうことによっても住民のQOLというのが上がってまいりますので、何もスマートシティ構想のように、先進的な技術を含めて、それに伴う生活の向上だけを求めているというわけではございません。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  それはちょっと違いますね。QOLの向上というのは、先ほど言いましたように、ADLの時間をどれだけ、言ったら短縮できるかというところで、QOLという生活の質、それだけ時間を短縮することで、その生活者の方たちがいろんなところへ出向き、いろんなものを見て、いろんな鑑賞をする、そのためにスマートシティを使ってQOLを向上させるというところになってくると思うんですが、アナログ的なことをやってたら時間が短縮できないと思うんですよ。いかがですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  ですから、私たちの、今申し上げたのは、スマートシティ構想だけを追いかけてやっているわけではないという部分は、総合計画を目指しているという部分の説明はそうです。  ですから、アナログ的な部分というのは、当然、どう言うていいんかね、時間的な短縮という部分はないかもしれません。でも、ただ、そういうことによってお互いのものも深まる部分もあろうかと思いますし、何も一足飛びにそういうデジタル化に向けてそういうことが解決できるという部分があるものとないものとありますので、ですから、香田議員のおっしゃるQOLというのは、あくまでスマートシティ上のそういう定められた言葉のQOLやと思いますけども、私が今説明申し上げているQOLというのは、播磨町の住民の皆さんの心の生活の質の向上に対してこういうQOLということで認識しておりますので、ですから、そういうデジタル化に伴うQOLという意味だけを目指して総合計画の中で定めているものでないということをご理解いただきたい。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  そこは一緒だと思うんですよ。QOLの向上を目指すには、やはりコミュニケーションとか、そこをアナログ的と言ってるのは分かってるんですよ。  私が申し上げてるのは、行政自体、あとは生活者の方のデジタル化をすることで、より時間ができ、その時間を余暇に持っていける。それでQOLが向上する。それがスマートシティの目的なんですよね。そこは共通認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  スマートシティというのは、あくまで国が求めている部分はそういう部分です。ですから、今、香田議員が私に説明をされたのは、総合計画と絡めて説明をされましたので、あくまで本町としては、スマートシティというのはそれだけを目指しているものでないと。要するに、最上位計画である総合計画においては、そういう部分も含め、アナログ的な部分も十分にしっかりやっていきたいということで説明を申し上げているところです。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  おかしいですね。総合計画の中にも、本町においてもICTの活用やというのを、業務の効率化を図っていくことがというふうに書かれてるんですが、そこはじゃあ違うということですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  部分的な部分を、要するに、今の業務的な部分というのは当然、ICTを活用してそういうものは進めていくと。ただ、私が申し上げた部分で多いのは、例えば福祉的な部分とか、そういう人のふれあいの部分とかいうのが総合計画の中にいろいろうたわれております。  ですから、今の総合計画の中には、子供の教育の部分と、今おっしゃった部分というのが、その電子化ということでうたわれてると思いますが、その部分については当然、ICTの先進技術を用いて進めていくということでやっていきます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  それはもうスマートシティをすると言ってるのと同じだと思うんですけど。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  スマートシティを目指してスマートシティを行うということは考えておりません。我々今そういう、例えば業務的な改善とか、そういったものの教育の充実とか、そういう中でICTを用いることによって、それが達成される部分というのが、振り返るというか、現状を見れば、これはスマートシティの先進的な事例になっているのかなというような認識になろうかと思いますので、あくまでスマートシティというのが目的というよりも、あくまでスマートシティというのは手段だと思うんですね。  ですから、我々が目指しているのは、総合計画を目指しておりますので、行き着く先は、それはスマートシティにつながる部分も出てこようかとは思いますけども、そのあたりは香田議員もご理解をいただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  いや、それ理解はしてるんですよ。それをひっくるめて、全てをスマートシティというんですか、それは部分的であろうとも、デジタル化、行政のデジタル化とか、テレワークとかっていう部分は、それをひっくるめてスマートシティというんですよ。それを、部分的にだけ香田議員がって、僕は最初から言っている、スマートシティするんですよねって。しません、だけど、行政はデジタル化していきますって言ったら、話がこんがらがってくるじゃないですか。  スマートシティっていうのは、いろんなスマートシティ構想があって、それが当町にとって何が一番いいのか、それを取捨選択をして、播磨町はこういった形でスマートシティをして、QOL向上のためにスマートシティを手段として使いますという形だと思うんですが、しませんと言われてるので、じゃあどうやってQOLの向上させるんですかという話になってるんです。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今、香田議員もおっしゃられましたけども、スマートシティというのは、あくまで手段で用いてそれをやるということの中で、総合計画の中で実施をするということの説明でございます。今、香田議員は、スマートシティという手段を用いてこういう形のものをやっていくんだなということで、それはもうそういう理解で結構でございます。  ですから、スマートシティ構想という大きな構想を持って今の業務をやっているというよりも、電子化できるものについてはそれぞれの分野ごとに実際に進めていくというのは、そのスマートシティ構想があろうがなかろうが、今の総合計画の中でうたわれているものでございますので、特にその構想を持って実施するというようなことは今のところ考えてないということでご説明をさせていただいているところです。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  ご自身でちょっと言っててこんがらがってらっしゃると思うんですけど、では、QOLは向上させるわけですよね。第5次総合計画の中では。QOLは向上させると。今日はもう皆さんQOLだけ覚えて帰ってください。QOLを向上させるには、播磨町はじゃあどういうふうなことをしてQOLを高めようと考えてらっしゃるんですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今おっしゃるものであれば、様々ございます。要するにオンラインとかそういう話のもの、電子化できる業務についてはそういう形で進めると。今おっしゃる中では、今多分求められてる答えは、RPAとかAIとか、そういうものを活用し、業務に対して時間を短くし、要するに、改善できるものについては改善をしていくという部分については、今現在研究をし、進めているところです。  ご説明で申し上げました中で、今、県内の中で、例えばそういうものを単独でなかなか市町というのはできにくいということもありまして、市町連携ワーキンググループというのをこのたびから立ち上げております。これはどういったものかといいますと、地域課題解決に向けた市町村連携を促進する取組の一つとして、市町村共通の課題解決に対して、単独では導入困難な市町を中心にワーキンググループにより共同研究を行う、これに伴って、AI、RPA等の新技術の導入を促進するというようなことで、あるそれぞれのテーマを持って今、研究を進めているところです。  ですから、今、これも何もこれを進めるのがスマートシティ構想であると、そういう意味ではございません。あくまでこういう業務改善をしていって、播磨町としては、今おっしゃられるQOLの質を高め、そういうものについては効率化を図っていくためにこういうものを進めておりますので、ですから、今、香田議員のおっしゃる播磨町としてのQOLをどういうふうにお考えですかというのは、職員に対してはそういうふうな技術的な部分、ただ、住民の皆さんに対しては、様々な部分で電子化をし、利用いただくというようなことで、お願いというんですか、活用していくと。  例えば最近、一番近いのでしたらPayPayですね。これはあくまで電子マネー、これはあまり普及してはないですけども、そこにポイントを還元するということで、今まであまり関わりなかった方がそういうものを利用して、そういうスマートシティの一端を感じられるというんですか、利用しようという気になられております。  あと、思い出すのが、PayPayもそうですし、マイナンバーカード、これについても普及が増えてきておりました。というのは、マイナンバーを登録することによって一定の、5,000円ですけども、ポイントがつくということによって一気に増えてまいりました。  また、それ以外に言いますと、オンラインで、今、会議ですね。今、コロナ禍の中でいろいろありますけども、オンラインに伴って会議を行っていると。これは自治体間同士もありますし、中には自治会の方と、それと播磨町のまちづくりアドバイザーの人がやってるという場合もございます。  あと、それ以外につきましては、今、直接町のほうでは携わってないんですけども、今ご紹介させていただきました、播磨町におられるまちづくりアドバイザーの方が、各自治会に対して連絡のスムーズになるようにということで、電子回覧板というものを開発をされております。実際、運用もされている中で、それぞれの情報についてやり取りができると。皆さんが、例えば自治会について一斉にお知らせしたいことがある連合会とかありましたら、それで流していくと。個別の自治会同士においてもやり取りができるというようなシステムを、今、まちづくりアドバイザーの方が開発をし、今そういった利用に進めているところです。  そういったものを入れますと、使える方と使えない方、デジタルディバイドというのが出てまいりますが、アドバイザーの方は個別にそういう操作についての指導をしながら広げていくということで、今行っているところです。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  全く入ってこなかった。すみません。長過ぎて。申し訳ありません。全然入ってこなかったので、スマートシティをもうやってるんですよね。やるって言われてるんですよ。スマートシティ構想というのは、播磨町がどの分野でデジタル化、ICTやIoT、そういったものを活用し、デジタル化をしていって、住民の皆さんの生活の質を上げる、QOLを向上させるかというところなんですね。社会問題とか、言ったら企業価値の向上というところですよね。それが、言ったら環境問題とかにもつながってきますし、先ほど話させてもらいました安全・安心の見守りカメラ、少子高齢化に対するテレワークというところになってくるんですよ。  で、もうそれはやると言われてるんだから、それはもうスマートシティやると言ってるのと一緒なんですよ。それをやりませんってなったら、話が全然、何かうそを言ってるような形になってくるので、もう既にやると言われてるんですよ。もうAIとかICT、IoTを使うと言ってる時点で、スマートシティをやると言ってると一緒なんですよ。それがスマートシティなんで。だから、何で違うんですか。  じゃあスマートシティというのは、QOL向上のための手段であるけれども、ICT技術を使って、さらに生活、時間を短縮させ、ADLを短縮をさせて生活の質を向上させる手段ですよね。その手段というのがICT技術じゃないですか。  先ほどからずっとおっしゃられてるように、行政のデジタル化とかICTを使った住民サービス、PayPayとか言ってるでしょう。PayPayとか、他何か、つらつらと言われてましたけど、それをやってると言ってる時点で、もう既にスマートシティやってるんですよ。そこら辺の認識をどうなんですかとお聞きします。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  まさに私の思いが、今、香田議員がおっしゃったとおりです。我々はそれをやろうとは思っておりません。実際にそれがやってることがそれにつながってるということの認識でありますので、我々はそのスマートシティというものを目指して業務をやってるわけではありません。日常からこうやってることを、今やられてますやんかということが、これが我々の認識の中で、これは自然とスマートシティをやっているという思いでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  ああよかった。じゃあスマートシティはやっぱりやると。やってるんですよね。やっているという話なので、もう既にやっているというふうに言われている中で、次のデジタル庁についてのお話なんですが、通称DX、デジタルトランスフォーメーションですね。これに関しては、2026年3月までに全てを終えるというような形、目標ですよね、ありますが、当町としては、このDX、進捗、どういったものでしょう。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  このデジタル化という中で、せんだって今回の議案でも提案させていただいておりますけども、押印の廃止についての条例改正、そういったものに対して順番に手続を進めているところです。  ですから、今、デジタル化の中で、例えば電子決裁とか、様々なデータの電子化というのはあるんです。あります。ただ、それが今どこまでできるかというのは、両方の業務を進捗しながら進めているところでありますので、今、実際に、数年前にもそういったことの考察もしておりますが、本当に全てのデータがデジタル化できるかといいますと、なかなかそこらが困難なものがございます。ある程度古いものというのは、紙ベースというのも残ってこようかと思いますが、今はそういった形の中で毎年進めているところでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  何か最後ごにょごにょごにょっと言われたんで、ごにょごにょごにょっとしか聞こえなかったんですが、このDXに関しては、行政のデジタル化、行政事務とかのデジタル化、そこの中で、働き方改革というところも入ってくると思うんですが、そこら辺もきっちりとやっていく、住民サービスの向上をしていく、時間短縮ができる、テレワークの応用というところ、そこら辺をごにょごにょっと言わずに、どういうふうな期限までに何を行うのかというところは、きっちりともう決められてると思うんですよ。通達もいっぱい出てますので。そこら辺をお答えいただけますか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  それぞれの業務項目におきまして、それの短縮、いかにそういうデジタル方式を入れられるかというのは、業務によって異なっております。今、実際にいつまでにそれが全てできるかというのは、なかなか決まってはおりません。  ただ、今の業務の中でも電子化されているものが多うございます。昔のように、手で電卓をたたいてとか、そういうものではなしに、今おっしゃっとってのは、デジタルトランスフォーメーションといいますのは、今のあるものを、紙ベースのものを、それと対面というものをいかにデジタル化するかということでございますので、もう一歩進んだ形の中での計画だと思います。それについては、今の上にそれをどれだけデジタル化できるかということで今進めているところですので、申し訳ないですが、いついつまでというのはなかなかお答えしにくいところでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  でも、2026年までには全て終わらせなきゃならないというのがデジタル庁から出てますよね。総務省か。総務省から出てます。なので、そこら辺はちゃんと企画して、計画をして、実行する。それこそPDCAですよ。をやっていかなきゃならないと思うんですが、その中で、首長の役割というのがあるんですが、そこら辺ご存じでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今その詳細までは把握はしておりません。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  総務省からの令和2年12月25日に自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画というのが出てるんですが、それを見ると一目瞭然です。首長自らがこれらの変革に強いコミットメントを持って取り組むと書いてますので、コミットメントをちゃんとしてもらって、取り組んでいかなきゃ、2026年までに、先ほどおっしゃられたデジタル化なんてできないと思うんですよ。もう今の時点でこの、何もしていないじゃないですか。まあ言ったら無策ですよ。はっきり言って。DXに関しても。  今日の新聞読みました。神戸新聞。明石市ってもうこれ予算つけるんですよ。DXに対して。加古川市ももうしますよ。稲美町もスマートシティやると。高砂市もすると言ってるんです。播磨町だけしないと言ってる。構想つくらないと。  町長が何て言われたか。近隣の市町、3市2町がスマートシティに対して前向きな行動を取れば、播磨町もそれをせざるを得ませんねというのが、言ったら議事録載ってるんですよ。じゃあ今、もう播磨町だけやってない状況になってる。まあやってるんですよ。スマートシティやってます。知らず知らずのうちにやってますよ。やってますけど、やはり何をするかという構想って、そういうことじゃないですか。何をして住民のQOLの、生活の質を向上させるか。第5次総合計画に載ってるように。だと思うんですが、いかがですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今、香田議員のおっしゃった稲美町とか高砂市が構想を行うというようなことは、こちらでは承知をしておりません。今、2市2町でスマートシティ推進協議会でいろいろとやっておるんですけども、そのスマート構想をつくるかどうかという話については、こちらのほうには聞き及んではおりません。  ですから、それは多分、他市町がどうされてるのかいうのは、またあれかもしれませんけども、播磨町においても、やはりそういうスマートシティというのがやっぱり目指すのは、今、香田議員のおっしゃるところでございますので、何もスマートシティ構想をつくるかつくらないかというよりも、あくまで業務の電子化とか、住民のそういう電子化、業務の簡素化、そういったものを進めていくということは当然、当たり前のことですので、今の中で進めていっているところでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  さっきから町長がずっとうなずいてるんですけど、全然僕うなずけない。横にしか首振れないんですけど、全然駄目ですよ。だって、目標を持って、目的持って、最終地点どこだというようなことをつくらなきゃ行けるわけないじゃないですか。それをPDCAサイクルにのっけてやると言ってるんですよ、ずっと、行政は。なのに、このデジタル化だけは、DXとかスマートシティに関しては、あやふやに、できたらいいなみたいな感じになってるんですが、そこら辺は、できたらいいなでは駄目だと思うんですが、いかがですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  それぞれに対しては、デジタル化というんですか、それができるものについては行っているところです。  今回、2市2町でGIGAスクール構想というような形で、これについては、まず一つ、2市2町共通の中でそういったものを進めたものでございます。これらについてはスマートシティ運営協議会の中でも、こういった同一のシステムを使って、これについては持ち帰り授業ができるというようなことで公表、記者発表もされてるみたいですが、そういった共通的な、都市OSとはいうんですけども、ものを措置して、こういうものを広めていっているというところは、実際に我々としても進めているところでございますので、何もしていないというわけではございません。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  何もしていないなんか言ってません。スマートシティしているだろうというのは言ってるんですよ。  その中で、住民の方たちに、こういった目標を持って、こういったスマートシティの推進を国も県も含めてやりましょう、東播磨でもやってますよというところで、構想をつくるんじゃないですか。それは目標とか目的じゃないですか。分かりやすくするのが。それもなしに、じゃあいつまでに、じゃあデジタル化、住民票とかオンライン化できるのかというのが分からないまま、突然できたらできましたと言うんですか。そうやったらできないですよ。だって、皆さんに周知して、協力していただいて、初めてなすものじゃないですか。行政と住民との、企業との協力でスマートシティの実現、していくわけですよね。でも、既にスマートシティはしていると言われてるんだから、そこら辺の協力がなければ失敗しますよ。それこそステークホルダーとの関係性ですよ。ずっと言われてるでしょう、ステークホルダーの関係性って。違いますか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  デジタル化ですが、これにおきましては、当然、民間企業の力は大変必要です。ですから、今の住民票の関係におきましても、本町としましては、先進的にコンビニ交付とか、そういったものも進めているところです。  ですから、クラウド化ということで、今のデータを一部クラウドとして、戸籍の分についてもそういった形で上げておりますし、今、実際に町の重要なデータについては分散化というふうなことで、一部はクラウドとして安全な場所にも保管をしております。  ですから、いついつまでという区切りをというのは申し上げにくいんですが、順次そういったものを進めておりますので、そのあたりについてはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  だんだん自信がなくなってくるわ。声が小さくて聞こえなくなってきてるんで、もう少し自信持って話していただければ、私もちょっと答弁が白熱してきて面白いなと思うんですが、Society5.0の地方創生、AIを使っての行政の改革というのはやっていかれるんですよね。それお答えください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  Society5.0というのは、まあまあいろいろ今、AIとかそういったものを使っていく、RPAとか使った中で業務改善という中では、実際に今、市町村連携ワーキンググループの中でそれを進めているところでございますので、その部分については、Society5.0というのの一部はそこでやっているというところでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  総合計画の中でICTやIoT、AIを使って町をよくしましょうというのが、SDGsも含まれてます。それが播磨町の第5次総合計画になってくると思うんですが、いまひとつ読んでても明確な未来ビジョンがちょっと僕分からないんですよ。総合計画の中で。播磨町の。明確な未来ビジョンというのはどういったものなのか、お答えください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今、明確なといいますと、具体的に何が見えてということでありませんが、目指すところは、住民の皆さんが、それはICTの恩恵を受けれるというような形のものができればいいなと。これはある部分私の個人的なあれではありますけども、要するに、ICTを導入するということは、そういった部分について享受ができる人がいかにたくさんいて、今の生活の向上なり、今、香田議員のおっしゃる利便性の向上が図れて、QOLと言われる、住民が充実した生活が送れるようになるかというところを目指すものやというように思います。  総合計画においても、そういったところを目指しておりますので、目指すところは同じものではないかなというようには考えております。 ○議長(河野照代君)  すみません、お二方とももう少しゆっくりお願いいたします。  香田永明議員。
    ○5番(香田永明君)(登壇)  むちゃゆっくりしゃべってる気なんですけど、すみません。  岡本理事の思惑、思惑というか思いではなくて、この一般質問の場というのは、町と議員との質問の場で、先ほど町長が言われたように、私たち議員は住民の代表であり、それを最大限尊重して、真剣な答えを出す、説明をしますと言われてるんですが、それは町としての答弁ですよね。先ほどのICTの恩恵を生活者の方が受けれるようにするのが未来ビジョンというの。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  これは私個人ということではございません。これは国もそういったことを言っておりますので、私はそれを申し上げただけでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  では、そのICTの恩恵を播磨町の住民の生活者の方が受け、QOLの向上を、まあ言ったら未来ビジョンですね、を達成するには、何が課題なのか。お答えください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  一つは、ICTのそういう先進的な技術に対して、デジタルディバイドと今言われる、それを使えないというか、利便性というんですか、その恩恵を享受できない人がどうしても発生してくるという部分については、それの解消が必要であるということが一番、私が思うのは、一つの課題ではないかなというように思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  そうですね。全ての方にそういう恩恵をやるという、まさにスマートシティだと思います。それが課題だということなんですが、その課題を解決するために、どのようなボトルネックがあるのか、お答えください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  この部分については、前段でも申し上げましたけども、アナログ的な部分ですね、そういったきめ細やかな、個々に対応した処置というんですか、対応をすることが必要ではないかなと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  そうですね。住民、使えない方に、やはり膝と膝を突き合わせて使えるようにしていっていただく。そういったことも非常に重要なことだと思います。  そのボトルネック解消のためには、どのような施策を行おうと思ってらっしゃるのか、お答えください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  導入するそのシステム等によっても異なるとは思いますけども、それは、できましたら個別にそういったものに触れていただくと。まずは触れていただきたいということで、そういう機会を設けたいというようなことがあれば、一つは触っていただけるのではないかなと。触っていただいて初めて、ご自身で操作ないしそういうことをしていただいて、分からないところがあればこちらのほうで教えると。教えるという言い方はごっついあれなんですけども、お手伝いができるというようなことが、どういった事例があるか、よくは把握はできませんが、そういうことが必要ではないかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  では、その個別的に触れる機械がすごくよくて、全体的に何十人も一緒にできるような機械だったら、それは使っていくということですか。まあ例えばの話ですけどね。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員、最後のほうが聞こえません。 ○5番(香田永明君)(登壇)  そういった機械があった場合、その機械、まあ言うたらICTに関する恩恵を受けれる、住民の皆さんに説明する、ICT技術を使った何か装置みたいなものがあれば、そういう場合やったら使っていきたいということですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  行政側としては、その装置というより、一番大きいのがそういう手続的な部分やと思うんですけど、例えば申請する手続とか、今回よくあったのが、定額給付金の申請の方法とか、そういった形のことが多分多いのではないかなと。行政側が一番力をお貸しする必要があるのは、何かについての申請ではないかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  ちょっとよく分からないですけど、その課題に関する課題オリエンテッドの取組とかは行ってますか。  課題オリエンテッドというのは、先ほど申し上げたとおり、ICTの技術とかを使うというような発想です。それで問題を解決していくと。それをしていくということでよろしいですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今、操作ができない方に対して、そういうICTの技術を使って解決していくということのご質問なんでしょうか。多分、ご理解できない方にICTの技術を使ってそれを解決していただくということが可能なのかどうか、こちらのほうとしてはなかなか理解ができないところでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  スマートシティとか、DX、それからSociety5.0を勉強していく中で、課題オリエンテッドの話というのは必ず出てくるものなんですよ。全然勉強してないじゃないですか。はっきり言って。もう言ったら無策ですよ。やる気がないとしか思えない。やってるふう、やってるふうでもないしね。だから、やる気がないんですよ。最初言われてますもんね。スマートシティ構想をつくらない、だから、スマートシティ、やらないとは言ってないですけど、やる気がないのかなと思うんですが、それっていうのは、国や県に反発してることになるんじゃないですか。国や県はこれを推進してるんですよね。デジタル化というのは、行政の。  職員の事務をデジタル化することによって、介護する人とか、育児をする人とか、体調が悪い方とか、そういった方に自由な時間をまだ与えれると。それが言ったら働き方改革につながってくるんですよ。それは行政の、職員の方のためでもあるんですよね。  ましてや、住民の方、生活の質の向上を求めなきゃならない。先ほどからずっと言われている人口減少、微増しているとは言ってましたが、人口減少に関しては、第5次総合計画にも載ってるじゃないですか。それを解決するための手段がスマートシティやって言ってるんですよ。国とか県はね。播磨町だけそれはしませんと言ってるんです。何でしないのかな。するんやったらするでいいですよ。してくださいよ。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  香田議員がずっとスマートシティはしませんという、私が最初に申し上げたのは、スマートシティ構想を目指して業務を行いませんという意味で申し上げたわけでございます。あくまでそれを目標にして今の業務をやっているということよりも、今の課題解決の中でそういうICTの技術を使っていくということで進めていくということが、それが実はスマートシティを目指して業務を行っているというような形につながっているというようなものでございます。  それは多分、香田議員も言われたと思いますけども、私が言いたかったのは、しないということよりも、スマートシティの構想自身については、そういう考えはないですが、要するに、今のICTの技術を使い、それの課題解決、また利便性の向上、今おっしゃるQOLの向上、そういうものを目指して、業務については総合計画基本に進めていくということで、今のスマートシティ構想については特に予定はありませんということをお答えしただけで、播磨町としてスマートシティ構想はやりませんというようなことは一切申し上げておりません。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  先ほどスマートシティ構想は一切やらないということは言ってませんと言って、何か最初と最後の言葉が全然違うんですよ。スマートシティ構想はつくる意味がない、だけど、スマートシティはやってる、スマートシティ構想をやること、やらないと言ってないと言ってるんです。それは言い間違いですか。スマートシティ構想をやらないとは言ってないって最後言われたんですよ。それはやるんですか、やらないんですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  言葉のやり取りをしてもしゃあないです。香田議員のおっしゃるスマートシティ構想というのは、今、稲美町とか他市町がやっているということの意味をおっしゃるんであれば、本町においても同様のことはやります。  ただ、あくまで私が言いたいのは、スマートシティ構想を目指して今まで、例えばこういうことをいろいろやってきているというわけではないと。ただ、それについては、スマートシティ構想に結びつくものであるので、今おっしゃられた職員に対しての事業もそうですし、あらゆる手だてについても、そういうことが要するに、最先端技術を用いて行う、それはつまりスマートシティ構想であるということでありますので、それでおっしゃるのであれば、それはそのとおりだと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  第5次総合計画の中で、SDGs等用いると。持続可能な播磨町を実現するというのは、SDGsって、17のゴール、目標を持って、そこのゴールへ向かって行きましょうということですよね。でも、スマートシティに関しては、目標もないしゴールもないと言ってるんですよ。それでどうやってPDCAサイクルにのっかって、第5次総合計画やっていくのかなと。自分たちで人口減少の緩和とか、ICTを使っての情報革新、業務の効率化と言ってるのに、デジタル技術の普及、IoTやAIなどのデジタル技術の普及とまで言ってるんですよ。じゃあこれはもう既にDXでのスマートシティやってますよということじゃないですか。SDGsの17の目標に沿ってこれは入ってるんですよね。  じゃあSDGsに沿って、播磨町のアンケートの1位って何だったんでしょうか。播磨町の求める町、1位。アンケートしましたよね。 ○議長(河野照代君)  松本弘毅企画統括。 ○企画統括(松本弘毅君)(登壇)  総合計画の住民アンケートの件だと思うんですけれども、数年前、前回取ったときは、活力、にぎわいというのが1番だったんですけれども、今は安心・安全なまちづくりというのが1番だと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  はい、そうです。安心・安全です。安心・安全って何かといったら、防災とか防犯なんですよ。SDGsのどの目標かといったら、11番ですよね。11番。ご存じですか、11番。目標の11。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  包括的で安全かつ強靱、レジリエントで持続可能な都市及び人間居住を実現する。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  そうです。その中で、災害の備え、ハードやったらライフラインの確保、耐震化、ソフトではリスクの見える化、避難場所の情報提供、まあ言うたらハザードマップのICT化、IoT化です。これをやることによって、全ての住民の方が被災をされたときには、どこの避難場所にいち早く行けるかっていうのが分かるようになる。これがスマートシティですね。  もう一つっていうのは、町の安全性の確保、これは見守りカメラとか、GPS機能を取った、IoTを使った、IoTセンサーとか、そういうのを使ってCPS、CPSっていう仮想空間でそれをシミュレーション、AIによってシミュレーションします。シミュレーションをした空想のまちの中、播磨町の空想の播磨町の中で、そういったものを使って防災、防犯というところの起きやすい場所というのをシミュレーションして改革していく。これがスマートシティの醍醐味なんです。  でね、安心・安全、防犯というところで、僕は以前、この前の一般質問で見守りカメラに対して言いましたよね。ICT化してないんですよ。監視カメラだから。だけど、第5次総合計画の中では、防犯カメラを普及させますってなってるんですよ。これね、全然合ってないと思うんですよ。ICTつながってないから。そこら辺いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  総合計画の中では、防犯カメラについてのそういうICT化というところまでは、多分いうか、そこまではうたってないと思います。ですから、防犯カメラを設置するということで住民の安全・安心を守るというところの表記になっていると思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  違いますよ。ICT化とか情報化というのは、その前の将来の未来像で書いてるんですよ。安全・安心の、SDGsの11の目標が防災のところについてるじゃないですか。ということは、そこはひもづけされるべきことなんですよ。何でここだけ防犯カメラ、防犯カメラじゃないですよ、監視カメラですよ、あれは。ごみ収集場の。そこに行ったらIoT化されてないじゃないですか。ネットでつながってないんだから。IoTの意味知ってますか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  モノのインターネットで全てのものがつながるということでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  正解です。それって何かというと、結局は物と人をつなげることですよね。つながってないですよね、今の監視カメラには。だって、監視カメラなんだから。ごみ集積場の不法投棄があるかないかをやってる監視カメラをつけて、防犯カメラじゃないんですよ、前も言ったけど。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  ですから、私が申し上げたのは、スマートシティを目指してということではありませんというのは、そういう部分です。  ですから、今、香田議員のおっしゃりたいのは、今の全ての施策がICTにつながって、これが全部、全てのあるごとが今のIoTとつながり、そういう形のものでないと駄目なんではないですかという意味で多分ご質問されとうと思いますけども、ですから、防犯カメラについては、何もデジタル化ということまでは今のところは考えておりません。  ですから、他の部分においてそういうデジタル化というのは考えてある部分はありますけども、もし香田議員がそれおっしゃるのであれば、他の様々な業務において、そういうICTの先端技術を使って、全てをそういう、デジタル化っていうことに変えていくことになりますので、そういう形のことは本町としては今のところ考えてないというか、それはできない、今の状況、ということでございます。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  まだ防犯カメラって言ってるんですかね。監視カメラなんですよね。防犯じゃないんですよ。  じゃあ言いますよ。見に行きましたか、それから。状況確認をされたかどうか。僕の前の一般質問で、これ監視カメラだと言ったときに、状況確認しますみたいな感じのこと言われたと思うんですよ。状況確認は、じゃあ状況確認はまだされてない。されてないんですね。信じられない。あれまで監視カメラだって言ってるのを。  じゃあ、あの中で三十何基あったと思うんですが、公園内を、犬のふんをしないでくださいという、監視カメラ作動中というのがあるんですけど、それは何カメラですか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今ご質問の内容がそういう防犯カメラのお話にはなってると思うんですけども、そのカメラがついてそういう形になっているということでおっしゃるのであれば、特にちょっとどういう意味なんか、改めて教えていただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  同じです。それは監視カメラなのか防犯カメラなのか。公園内の犬の散歩、ふんはさせないでくださいという立て看板が載ってるところがあるんですけど、そこは防犯カメラなのか監視カメラなのかという質問です。監視カメラ作動中って書いて。 ○議長(河野照代君)  これはIoTに関する質問で、関連な質問ですね。  では、岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  そのおっしゃっとっての場所については、また改めて確認させていただきます。 ○5番(香田永明君)(登壇)  議長、全然答えてない。それは防犯カメラか監視カメラか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  そのカメラ、実際に、当然、公園での防犯ということもありますし、ちょっとそのあたりは、どういう趣旨かということは、香田議員のおっしゃるとおり、それがたまたま犬の散歩をも、その場であれば映っているというようなことも考えられますので、当然、何らかの形の防犯カメラで監視カメラであると。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  まず見に行ってくださいよね。前のときからさんざん言ったんだから。確認すべきでしょう。町の助成金使ってるんだから。それがなまけてると言ってるんですよ、まず。どこが言ったら、議員の言ったら、意見を尊重してるんですか。口だけ言わないでくださいよ。住民の代表ですよ。住民の代表で、私たちの意見を尊重して、ちゃんと説明するって先ほど町長言われたじゃないですか。全然丁寧じゃないですよ。言ったばっかり、質問まだしますよ。言うばっかりで、口ばっかり。  ほんで、他の市町がやってることはやりませんって。考えられないんですよ。もう無策、無策というか、分からないんじゃないかなと僕思ってしまうんですよね。Society5.0とか、スマートシティとか、DX、デジタルトランスフォーメーション、ここら辺の勉強はもう早速して、やらないと、2026年っていったらあと5年しかないですよ。他の市町はもうやってるんですよ。予算までつけて。いつやるん。誰かやってくれるんですか、これ。町がやらなきゃ駄目なんじゃないですかね。  それを、いや、やってると思うんですけどとか、監視カメラを防犯カメラですと言ったりとか、そういうことでどうやって第5次総合計画の中のアンケート第1位、安全・安心のまちづくり、防犯、防災というところを住民が求めてるんじゃないですか。そこをやらなきゃ意味がない。  防災、防犯をどうやってやるんですかといったら、ICT化、IoT化していってるんだから、IoTセンサーでも何でもいいですよ。子供たちにGPSを使ってもいいです。そういったところから通学路のデータを分析、解析をして、交通事故が起きそうなところ、危なそうなところというのは、通学路を変えたりとか、道路を変えたりとかするのがデジタル化でスマートシティ化じゃないですか。そんなこともできひんのに、やろうとしないのに、防犯カメラか監視カメラか分かりませんとかいって、よう言ったらこの犯罪のない安心して暮らせるまちづくりってつくりましたよねっていうところなんですよね。 ○議長(河野照代君)  では、香田永明議員、提案と質疑に戻ってください。もう終わりますか。 ○5番(香田永明君)(登壇)  終わりました。 ○議長(河野照代君)  では、清水ひろ子町長。 ○町長(清水ひろ子君)(登壇)  先ほどから我慢して聞いておりました。大変失礼な質疑をされてるなと思います。岡本理事は大変こういったことにつきましてもしっかりと勉強して本日に備えました。そういう中で、こちらから幾らお答えしても、それをきちっと真正面から受け取っていただけないということであれば、そこになかなか意見の相違というものが出てきて、お互いに理解することは難しいのかなと思います。  町としてできるものにつきましては、粛々と進めているところでございます。ただ、行政におきましては、それぞれの市町、またいろんなやり方がありますし、優先順位がございます。町として全くスマートシティについていろんな方法を各所で取り入れていないということではなくて、先ほどから申し上げておりましたように、優先順位、また順序を定めて、必要なものについては対応しているところでございます。  加古川市のスマートシティ構想、今年の3月に発表されたものも拝見いたしました。かなり詳細なすばらしい構想だと思います。ただ、播磨町がそのスマートシティ構想を掲げていないから何もできないということではなくて、構想ありきではなくて、構想というものが掲げていなくても、順次、国、また県の方針に従って、町もまた住民の必要とするところについて、スマートシティに向けてのいろいろな施策を講じてきてるというのはぜひご理解をいただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  香田永明議員。 ○5番(香田永明君)(登壇)  何やらやはり勉強不足なようで、最後だけ来られましたが、やはり構想というのは目標、目的ですからね。最終的なゴールを目指すには、やはり構想が必要だと思います。やはり真摯な、先ほど言われたように、全然真摯に答えられてないから、やはり話がかみ合わないと思いますので、やはりもうちょっと勉強していただくことをお願いして、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(河野照代君)  これで、香田永明議員の質問を終わります。 ………………………………… ◎散     会 …………………………………
    ○議長(河野照代君)  以上で、本日の日程は全て終了しました。  お諮りします。  委員会審査等のため、9月16日から9月23日までの8日間、休会したいと思います。  ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(河野照代君)  「異議なし」と認めます。  したがって、9月16日から9月23日までの8日間、休会とすることに決定しました。  次の会議は、9月24日午前10時より再開します。  本日は、これで散会します。  御苦労さまでした。                 散会 午後3時05分...