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平成29年 6月定例会−06月05日-01号

  • "職員退職手当支給条例"(/)
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  1. 八代市議会 2017-06-05
    平成29年 6月定例会−06月05日-01号


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    最終取得日: 2021-09-15
    平成29年 6月定例会−06月05日-01号平成29年 6月定例会        ─────────────────────────────────                   主  要  目  次        1.全国市議会議長会永年勤続議員表彰の伝達……………………………4        1.議長の諮問に関する事項についての中間報告…………………………8        1.議会改革に関する諸問題の調査についての中間報告………………10        1.議員提出発議案2件……………………………………………………14        1.市長提出案件13件・説明……………………………………………28        ─────────────────────────────────             平成29年6月八代市議会定例会会議録(第1号) ・平成29年6月5日(月曜日)            ───────────────────────── ・議事日程(第1号)                       平成29年6月5日(月曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 議長の諮問に関する事項についての中間報告  第 3 議会改革に関する諸問題の調査についての中間報告  第 4 発議案第3号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案
     第 5 発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案  第 6 議案第42号・平成29年度八代市一般会計補正予算・第1号  第 7 議案第43号・平成29年度八代市介護保険特別会計補正予算・第1号  第 8 議案第44号・平成29年度八代市下水道事業会計補正予算・第1号  第 9 議案第45号・専決処分の報告及びその承認について  第10 議案第46号・専決処分の報告及びその承認について  第11 議案第47号・専決処分の報告及びその承認について  第12 議案第48号・専決処分の報告及びその承認について  第13 議案第49号・専決処分の報告及びその承認について  第14 議案第50号・専決処分の報告及びその承認について  第15 議案第51号・専決処分の報告及びその承認について  第16 議案第52号・専決処分の報告及びその承認について  第17 議案第53号・八代市が管理する市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正について  第18 議案第54号・八代市簡易水道事業給水条例の一部改正について            ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.休会の件(6月6日から6月9日まで)            ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(31人)      1番 鈴木田 幸 一 君        2番 百 田   隆 君      3番 田 方 芳 信 君        4番 上 村 哲 三 君      6番 前 川 祥 子 君        7番 増 田 一 喜 君      8番 橋 本 幸 一 君        9番 村 川 清 則 君     10番 成 松 由紀夫 君       11番 福 嶋 安 徳 君     12番 中 村 和 美 君       13番 西 濱 和 博 君     14番 橋 本 隆 一 君       15番 太 田 広 則 君     16番 古 嶋 津 義 君       17番 前 垣 信 三 君     18番 松 永 純 一 君       19番 友 枝 和 明 君     20番 山 本 幸 廣 君       21番 中 山 諭扶哉 君     22番 堀   徹 男 君       23番 幸 村 香代子 君     24番 矢 本 善 彦 君       25番 島 田 一 已 君     26番 野 崎 伸 也 君       27番 大 倉 裕 一 君     28番 亀 田 英 雄 君       29番 笹 本 サエ子 君     30番 庄 野 末 藏 君       31番 堀 口   晃 君     32番 村 上 光 則 君 (2)欠席議員(なし)            ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1)長                     建設部長   湯 野  孝 君    市長       中 村 博 生 君   (2)教育委員会     副市長      永 原 辰 秋 君     教育長      北 岡  博 君     政策審議監   波 村 多 門 君      教育部長     釜  道 治 君      総務部長   水 本 和 博 君   (3)農業委員会       秘書広報課長 野々口 正治 君     会長       福 島  廣 君      企画振興部長 宮 村 明 彦 君   (4)選挙管理委員会      財務部長   岩 本 博 文 君     委員長      西 村 壽美雄君      市民環境部長 國 岡 雄 幸 君   (5)公平委員会      健康福祉部長福祉事務所長      委員長      水 本 和 人 君             山 田  忍 君   (6)監査委員      経済文化交流部長           委員       江 崎 眞 通 君             辻 本 士 誠 君      農林水産部長 黒 木 信 夫 君            ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名    事務局長     東 坂  宰 君     次長       嶋 田 和 博 君    主幹兼総務係長  梅 野 展 文 君     副主幹兼議事調査係長                                  増 田 智 郁 君    主査       土 田 英 雄 君     参事       中 川 紀 子 君    参事       鶴 田 直 美 君     主任       小 川 孝 浩 君    主任       岩 崎 和 平 君            ─────────────────────────                 (午前10時16分 開会) ○議長(鈴木田幸一君) これより平成29年6月定例会を開会いたします。            ───────────────────────── △全国市議会議長会表彰の伝達 ○議長(鈴木田幸一君) 会議に入ります前に、去る5月24日、全国市議会議長会第93回定期総会において、3名の諸君が表彰を受けられました。まことにおめでとうございます。ここに表彰を伝達し、祝意を表します。  表彰を受けられる諸君は、市議会議員として25年以上の勤続、山本幸廣君、市議会議員として15年以上の勤続、上村哲三君、亀田英雄君の以上3名であります。  被表彰者は、演台前にお進みください。                (議長から表彰状を伝達。拍手) ○議長(鈴木田幸一君) 引き続き、市長から感謝状の贈呈があります。                (市長から感謝状を贈呈。拍手) ○議長(鈴木田幸一君) おめでとうございました。被表彰者の方は自席へお戻りください。  この際、議員一同を代表して祝辞を述べるため、橋本隆一君から発言の申し出があっておりますので、これを許します。  橋本隆一君。  被表彰者の方は、自席で御起立をお願いいたします。                  (橋本隆一君 登壇) ◆橋本隆一君 皆様おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)橋本隆一でございます。甚だ僣越ではございますが、御指名により議員一同を代表いたしまして、一言お祝いの言葉を申し上げます。  御案内のとおり、第93回全国市議会議長会定期総会におきまして、山本議員におかれましては、市議会議員在職25年、また上村議員亀田議員におかれましては、在職15年以上の長きにわたる市政の伸展と市民福祉の向上への多大なる御貢献により、この表彰の栄誉に浴されましたことに対し、市民の皆様とともに、私たち議員一同心からお祝いを申し上げます。  皆様も御承知のとおり、山本議員上村議員亀田議員におかれましては、長年にわたり市民の信望を一身に集められ、また八代市議会の要職を歴任されるなど高い識見はもとより、すぐれた政治的感覚と抜群の行動力、さらにはその温厚篤実な人柄をもって日々営々と努力されてこられましたことは、市民の皆様も広く知るところであり、その輝かしい御功績に対し、深く敬意を表する次第でございます。  さて、依然として、昨年の熊本地震の爪跡も癒えぬ中、地方分権の伸展に伴い、地方自治体を取り巻く環境は複雑化を増しており、今後の行政運営も一層厳しさを増していくものと考えられております。人口減少や高齢化は今後も続き、経済活動の中核となる生産年齢人口が増加に転じるには、まだ長い時間が必要であります。  我々市議会も、行政を監視する機能のみならず、行政に対する市民のニーズを的確に把握しながら、地域の自主性・自立性を高めるための政策を立案し行政を導いていく市民の代表としての機能が強く求められ、その責務はますます重要になっております。
     どうか、今回表彰を受けられました議員の方々におかれましては、これまで培ってこられた貴重な経験、知識を生かし、今後とも、八代市政のさらなる発展のために御尽力賜りますようお願いを申し上げますとともに、これからも御指導、御鞭撻くださいますようお願いを申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。  本日はまことにおめでとうございます。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 被表彰者の方は御着席ください。  次に、市長から祝辞をいただきます。  市長中村博生君。  被表彰者の方は、自席で御起立をお願いいたします。                 (市長中村博生君 登壇) ◎市長(中村博生君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  このたび、地方自治の振興に貢献され、その功労により全国市議会議長会から、はえある表彰を受けられました山本幸廣議員上村哲三議員亀田英雄議員に対しまして、心からお祝いを申し上げます。おめでとうございます。(発言する者あり)  ただいま表彰を受けられました皆様は、永年にわたり市民の信望を受けて、市議会議員の要職につかれ、円満なる人格と広い見識をもって、議会の円滑な運営はもとより、市政発展のために多大なる御貢献をいただいております。その幅広い御活躍は市民からも広く認められており、輝かしい御功績と献身的な御活躍に対しまして深く敬意を表するところでございます。  皆様におかれましては、それぞれの立場から、今後も本市の震災からの創造的復興と発展、さらなる市民生活の向上に向けて、その豊かな御経験に基づき、より一層の御指導、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  結びになりますが、議員各位におかれましては、今後とも健康に十分留意していただき、ますます活躍されんことを御祈念申し上げ、お祝いの御挨拶といたします。  本日はまことにおめでとうございます。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 被表彰者の方は御着席ください。  次に、受賞者を代表して謝辞を述べるため、山本幸廣君から発言の申し出がありますので、これを許します。  山本幸廣君。  被表彰者の方は、自席で御起立をお願いします。                  (山本幸廣君 登壇) ◆山本幸廣君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  先ほど来、鈴木田議長のお許しをいただきましたので、被表彰者を代表いたしまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。  このたびの全国市議会議長会定期総会におきまして、市議会議員在職25年、15年のゆえをもちまして、私ども3名が表彰を受け、ただいま表彰状の伝達を賜りました。また、市議会議員を代表し、橋本隆一議員、さらには中村市長から御祝辞を賜りましたことは無上の光栄であり、感激のきわみであります。これもひとえに12万市民の皆様方を初め、議員の皆様、執行部各位並びに関係各位の長年にわたる格別の御指導、御鞭撻のたまものであり、衷心より厚くお礼を申し上げます。  さて、皆様御承知のとおり、本市が平成17年8月、1市2町3村で合併をし、間もなく12年の歳月が過ぎようといたしております。また、昨年の未曽有の熊本地震の影響により、本庁舎並びに議会棟の使用ができなくなるなど、市民の皆様はもとより、市の職員の方々、そして我々市議会も、このような状況の中、復興に向け一致団結をし、邁進しているさなかであります。  近年、刻々と変化していく内外の社会情勢の中で、地方自治体においては、少子高齢化社会への対応、あるいは社会資本の整備等、快適で質の高い生活環境の確保と地域の活性化に結びつく施策が、強くこの八代市に求められております。私たちは、市民に一番身近な総合的行政主体として、豊かで活力のある地域社会の実現に向け、その役割を積極的に果たしていかなければなりません。いまだ志半ばでありますが、その心境は言うまでもありません。  私ごとでございますが、平成3年5月の初当選以来、さまざまな行政苦難、自治体の中で直面をしてまいりました。そのたびに諸先輩議員からの教えをもとに、まことに微力ながら市政の諸問題の解決に取り組み、合併後の新生八代市におきましては、初代の議長として2度の議長を務めさせていただくなど、当時のことを今に鮮明に走馬灯のように浮かんでまいります。  私ども3名は、本日のこの栄誉ある表彰を宝として、決意を新たにして、さらなる研さんを重ね、八代市民の信頼と支持ある限り、みずからの責任と判断で地方自治の激動する諸情勢に対応するため、今まで以上に精進をし、努力をし続けてまいりたいと思います。何とぞ皆様方におかれましては、今後ともなお一層の御厚情、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げますとともに、さらなる八代市の発展を祈念申し上げるとともに、粗辞でございますけれども、議会の皆さん、市民の皆さん、執行部の皆さん、本当にお世話になったあの思い出を一生忘れることなく、お礼の御挨拶といたします。  本日はまことにありがとうございました。12万市民の皆様方に感謝を申し上げ、謝辞といたします。 ○議長(鈴木田幸一君) 被表彰者の方は、御着席ください。  以上で全国市議会議長会からの表彰の伝達を終わります。            ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(鈴木田幸一君) 諸般の報告をいたします。  去る5月23日、議会改革特別委員会委員長から、議会改革に関する諸問題の調査について、中間報告を行いたい旨の申し出がありました。  去る5月29日、議会運営委員会委員長から、議長の諮問に関する事項について、中間報告を行いたい旨の申し出がありました。  本日、古嶋津義君外13名から、発議案第3号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案が提出され、受理いたしました。  本日、幸村香代子君外5名から、発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案が提出され、受理いたしました。  本日、市長から議案13件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) これより本日の会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1 ○議長(鈴木田幸一君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(鈴木田幸一君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から6月28日までの24日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── △日程第2 ○議長(鈴木田幸一君) 日程第2・議会運営委員会の議長の諮問に関する事項について、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会から中間報告をいたしたいとの申し出がありましたので、この際、これを許します。  議会運営委員会委員長野崎伸也君。             (議会運営委員会委員長野崎伸也君 登壇) ◎野崎伸也君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  議会運営委員会から報告をさせていただきます。  本委員会では、平成28年8月18日、議長から、議会改革に関する諮問を受け、翌9月12日からこれまで9カ月間の間に9回委員会を開催してまいりました。  ここでは、7つの協議項目のうち、委員会として決定を見た4項目について、中間報告をさせていただきます。  なお、本委員会では、全国の類似団体及び県内各市から調査資料を収集し、それらも参考にしながら質疑、意見を交わして協議を進めてまいりましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものについて御報告を申し上げます。  まず1項目め、請願者、陳情者の意見陳述の機会を設けるための申し合わせについてでありますが、これは、請願、陳情の委員会審査において、直接的に民意が反映できるよう、希望する請願・陳情人に委員会内で発言の機会を与えようという趣旨で提案されたものであります。  これについて、委員から、このような申し合わせ地方自治法などに抵触しないのかとの質疑があり、事務局から、請願・陳情人から意見陳述の申し出があっても、最終的に委員会がその可否を判断するということであれば、地方自治法等で規定する参考人制度弾力的運用として問題ないと思われるとの答弁がありました。  さらに、委員から、違法性はないのかとの質疑があり、事務局から、本申し合わせの根拠となるものを明文化した、いわゆる議会基本条例などを制定した上で運用開始したほうが望ましいと考えるとの答弁がありました。  これを受けて、委員から、現行の参考人制度で十分対応できるので、急いで申し合わせをする必要はないとの反対意見がある一方、少しでも早く市民に開かれた議会を目指すべきだとの賛成意見がある中、各委員の意見を取り入れながら修正した申し合わせ委員長案として示しましたが、意見の集約が図られず、採決を行った結果、賛成多数で委員長案を了承しました。  その後も申し合わせに関する運用事項を提示しながら、再度慎重に協議を重ね、最終的には別紙配付の八代市議会における請願・陳情者の意見陳述についての申し合わせ事項のとおり、請願・陳情者から意見陳述の希望があった場合、参考人制度にのっとって、委員会においてその可否を判断するなど、6点にわたる取り決めを行うこととし、本6月定例会から運用することで、意見の一致を見たところであります。  2項目めの会議出席費用弁償の見直しについてでありますが、これは多くの地方議会において、会議出席費用弁償の廃止・実費支給化が進められていることから、市財政の健全化に向けた見直しが提案されたものであります。  これについて、委員から、議員の会議出席費用弁償の廃止、あるいは実費支給による削減効果についての質疑があり、事務局から現行では会議出席1日当たり、自宅からの距離に応じて3300円から5500円までの4段階となっており、これには日当相当額3000円が含まれている。仮に会議出席費用弁償を全廃した場合約480万円、実費のみの支給とした場合約380万円の削減効果となるとの答弁がありました。  これを受けて委員から、実費支給したほうが市民の理解を得られやすい、若手議員のなり手を確保するためにも報酬等の削減は好ましくない、細かいところの削減より議員定数見直しのほうが削減効果が大きいなどの意見があり、慎重に検討しました結果、会議出席費用弁償について、今期は現行どおり支給することとし、来期以降も引き続き検討することで、意見の一致を見た次第であります。  3項目めの、管外行政視察の見直し、視察成果の反映についてでありますが、これは常任委員会などの管外行政視察のあり方を改めて検討し、視察の充実と成果の見える化を図ろうと提案されたものであります。  これについて、委員から、会派視察では事前準備を十分行っているものの、委員会視察は事務局任せの傾向にある、委員会内において視察目的の共通認識を図る必要性、視察予定と視察結果の市民への周知、専門職員の同行要請、視察成果を市政に反映させるために執行部との協議の場の設定を行うなどの意見があり、慎重に検討しました結果、別紙配付委員会行政視察における申し合わせ事項のとおり、必要に応じて視察前に事前研修会を実施することや、視察後に協議の場を設けることなど6点にわたり取り決めることで意見の一致を見た次第であります。  4点目の議会のICT化タブレット導入など)についてでありますが、これは先進事例を踏まえ、SNSを活用した議会情報の発信、タブレット導入による議員連絡網の整備やペーパーレス化によって、市民に開かれた議会の実現、職員の負担軽減、経費節減などを図ることを目的に、以下の4点が提案されたものであります。  まず1点目、情報発信の強化、2点目、議員連絡網の再整備、3点目、議会におけるPC・タブレットなどの活用、4点目、議会棟へのWi−Fi環境の整備となっております。これらの協議において、議会のICT化については、議員間に温度差があり、なかなか意見集約ができない状況になったため、委員長から4点のうち2点目の議員連絡網の再整備について、熊本地震によって迅速な情報伝達や災害時などの安否確認手段としてSNSの有用性が再認識されたことを踏まえると、その必要性は明らかである。まずは個人所有の携帯電話などを活用したメール配信から取りかかったらどうかとの提案をいたしました。  これを受けて委員から、はがきやファクスなどの紙媒体が一番便利である、ICT化は避けて通れない問題といった意見があり、慎重に検討しました結果、従来どおり紙媒体での連絡方法に加え、試行的にメール配信も行い、議会のICT化に向けた取り組みを進めていくことで意見の一致を見た次第であります。なお、残りの3点については引き続き検討を進めることになりました。  以上がこれまでの議会運営委員会における議会改革に関する協議経過及び結果でありますが、残る協議項目についても早急に結論を見出すべく、引き続き協議を進めてまいる所存でございますので、今後とも、委員を初め議員各位の御理解、御協力をお願い申し上げまして、議会運営委員会からの中間報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木田幸一君) 以上で委員長の報告を終わり、これより、本報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。  以上をもって、議長の諮問に関する事項について中間報告を終わります。            ───────────────────────── △日程第3 ○議長(鈴木田幸一君) 日程第3・議会改革特別委員会に付託中の議会改革に関する諸問題の調査について、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会から中間報告をしたいとの申し出がありますので、この際これを許します。  議会改革特別委員会委員長幸村香代子君。            (議会改革特別委員会委員長幸村香代子君 登壇) ◎幸村香代子君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  それでは、議会改革特別委員会の中間報告をさせていただきます。  議会改革特別委員会に付託されました議会改革に関する諸問題の調査について、昨年9月23日に本特別委員会が設置されて以来、約8カ月余りの間に延べ16回委員会を開催し、調査を進めてまいりました。  調査項目としては、13項目について審議を行うこととし、そのうち1つに予算・決算に係る審査方法について、2つに議会基本条例の制定について、3つに議員定数についての以上3項目についてを優先して審議することを決定いたしました。その審議いたしました内容について、ここに貴重な時間をいただき中間報告をさせていただきます。  なお、本特別委員会では、各市議会の状況把握のため、全国の類似都市及び県内13市並びに全国市議会議長会調査資料等を収集し、それらを踏まえ、質疑、意見を交わして調査を進めてまいりましたが、その詳細については委員会記録に譲ることとし、その主なものについて申し上げます。  まず、予算・決算に係る審査方法についてでありますが、現在、本市議会における予算審査については、各関係常任委員会に分割付託され、企業会計を除く決算審査については、決算審査特別委員会を設置し、審査を行っておりました。  しかし、これまでの審査方法では、予算審査と決算審査について、審査委員会がそれぞれ異なることから、予算と決算を一連のものとして関連づけて審査することができず、ひいては議会として、適正な市政運営のための予算審査が難しいとの課題がありました。これらのことから、平成28年度分の決算審査から特別委員会は設置せず、関係各常任委員会に分割付託し、結果的に予算及び決算審査については、同一委員会で審査することと決した次第であります。  次に、議会基本条例の制定についてでありますが、本件については、他市の条例を参考に本条例の必要性について議論を重ねましたが、これまで本件に対する各会派における取り組みや考え方などがさまざまあり、委員間においても温度差がありました。このような状況のもと議論を重ねた結果、今後、条例については検討の必要性があるとの一定の共通認識を図ることができ、今後、さらに議員活動を通して、本件に対する認識を深めていくことで意見の一致を見ましたので、今後は、1、議会基本条例について、各会派で視察研修の取り組みを行う。2、議会全体として、議会基本条例についての学習会や研修会の機会を設ける。3、改選後の議会としても、本件に対する検討は継続して取り組む。以上3点について、本委員会として、議長に申し入れることと決した次第であります。  最後に、議員定数についてでありますが、まず、本件についての審議方法として、現在の定数に対する総括的な意見及び今後の定数について審議を行いました。  その結果、委員から、これまで定数を段階的に削減してきたが、定数を削減することで議会として特段の支障が生じたとは感じていない。また、類似団体等の状況も含め、市民から議員定数については削減すべきとの声も聞いている。よって、今後は削減の方向性でよいのではないか。また、議員定数については6名減の26名を提案するとの意見。  議員定数が34名から32名に削減されたとき、市民からの意見が届きにくくなるのではないかと危惧されていたが、そのような声は届いていない。今後は、本市における将来の人口減少や類似団体等を比較する中において、削減する方向でよいのではないか。また、議員定数については4名減の28名を提案するとの意見。  平成22年度から23年度にかけて設置された同特別委員会において、議員定数について議論され、結果的に34名から32名の削減が行われていたが、この削減による弊害があったとも感じていないので、今後の議員定数は削減する方向性でよいのではないか。また、定数については、常任委員会の委員定数等も考慮し、最大4名減を提案するとの意見。  定数削減によって議員不在の校区も発生し、そのことで市民の声が行政に届きにくくなる可能性も懸念されるが、類似団体等と本市を比較してみると、本市の議員定数は若干多いような感じがする。今後は、削減する方向性で検討が必要かと考える。しかし、定数については、過去の特別委員会において、段階的に削減するという方向性で提案していたので、今回は2名減の30名を提案するとの意見がある一方、今回の議員定数を議論するに当たっては審議時間が不足していると感じる。今回、短期間で定数を決定するのは余りにも拙速過ぎではないか。過去の特別委員会においては、2年間という期間を費やし議論しており、今般は社会情勢も変化しているので、今後さらに十分に議論する時間が必要である。また、今回は定数についての地域からの意見も聴取しておらず、現段階において、議員定数に対する方向性を見出すことはできないとの意見などさまざまな意見が出され、その後、定数について幾度となく議論が交わされました。  その中で、本件については、市民からの意見聴取も必要であると、委員会として判断し、八代市地域協議会及び八代市地域づくり会議の2組織に対して、議会、議員及び議員定数についての意見・要望のアンケートを実施いたしました。その結果について、特に議員定数については現状維持を求める意見、削減を求める意見、削減することによる地域への影響など多様な意見が出されており、それらの結果及び類似団体等の状況も踏まえ、第三者委員会を設置し、当該委員会からの意見を聴取し、削減するかどうか審議したほうがよいのではないかとの意見が出される一方、既に2組織に対しアンケート調査を行っているので、当該委員会の設置の必要性はないとの意見が出され、削減するかどうか自体について意見が競合したため、まず、第三者委員会を設置するかどうか採決いたしました結果、賛成少数で第三者委員会は設置しないと決し、続いて定数については、本委員会として、削減の方向で今後議論をするか採決いたしました結果、賛成多数により、削減の方向で議論することに決定されました。  なお、アンケートで寄せられた議員削減に伴う市民からの不安に対し、その不安を解消するため、議会として市民の意見を聴取するなどの取り組みを、今後、委員長提案のもと、検討していくことが確認されました。  これらのことから、次の段階として、実際の定数について議論を進める中において、結果的に今後の議員定数については26名、28名、30名とするとの3つの案が競合することとなりました。  そこで、委員長から28名とする提案をし、調整を図りましたが、議論の末、28名と30名の2案に意見が分かれました。これを受けて、委員会として一定の結論を見出すために、これまで審議項目に対して全会一致の原則で審議してきましたが、本件については最終的に意見の集約が図られなかったため、採決により結果を出す運びとなりました。  採決に当たっては、まず議員定数を30名とすることについて、採決を行った結果、可否同数であったため、八代市議会委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が裁決を行い、否決と決した次第であります。その後、議員定数を28名とすることについて、採決を行った結果、同じく可否同数であったため、委員長が裁決を行い、可決と決した次第であります。なお、採決結果に対する少数意見の留保があっております。  以上が、これまで議会改革特別委員会において議論を重ねた結果、集約されました意見及び結論でありますが、なお残る調査項目であります10項目についても、市民の皆様の御理解が得られますよう、早急に結論を出すべく引き続き調査を進めてまいる所存でございます。  今後とも、委員を初め、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げますとともに、今回、議会改革に際し、アンケートに御協力をいただきました市民の皆様に対しましても、この場をおかりしまして感謝を申し上げまして、議会改革特別委員会からの中間報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木田幸一君) 以上で委員長の報告を終わり、次に少数意見の報告を求めます。
     橋本幸一君。                  (橋本幸一君 登壇) ◎橋本幸一君 皆様おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  八代市議会議会改革特別委員会議員定数決定について、少数意見の留保について申し上げさせていただきます。  議員定数決定については、その根拠が重要と考えます。今回の決定については、類似団体の平均議員定数や4つの常任委員会できっちり割り切れる数などの理由で決定されておりますが、明確な根拠とは言えません。まだまだいろいろな角度からの議論が必要であると言えます。定数問題は、市民の皆さんの地域の声を行政に反映させるということから、市民の皆さんにとっても重要な問題であります。十二分に市民の皆さんとともに考え、前回の議員定数削減のように附属機関を設置して検討を委ねることも必要であったと考えます。  そこで、我々は、住民に説明できる議員定数の根拠を細かく検討させていただきました。合併協議会での意見、そして、宮崎県と県境となる山間部から八代海に至る平野部までの広大な面積を持つ地域性、そして、我々自民党3会派から申し入れを行いました市民の皆様へのアンケート結果とともに、九州地域の類似団体の議員1人当たりの人口割合を調査いたしました結果、議員1人当たり平均4444人となりました。定数28人だと議員1人当たり4644人となり、平均よりも議員1人当たりの人口数が極端に増加し、類似団体の平均を超えていることから、28人への削減は拙速であるという結論に至りました。一方、定数30人となった場合は、議員1人当たり4334人の人口となり、平均に近い数値になり、市民の皆様の意見も吸い上げやすく、また住民の皆さんの不安感も少なくなるのではないかとの調査結果から、まず急な削減ではなく、状況を見ながら段階的削減で30人の定数とする結果に至ったことを、少数意見の留保といたします。  以上です。 ○議長(鈴木田幸一君) 以上で報告を終わり、これよりただいまの委員長報告並びに少数意見の報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。  以上をもって、議会改革に関する諸問題の調査についての中間報告を終わります。            ───────────────────────── △日程第4〜5 ○議長(鈴木田幸一君) 日程第4から日程第5まで、すなわち発議案第3号から同第4号までの発議案2件を一括議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。  まず、発議案第3号について、古嶋津義君。                  (古嶋津義君 登壇) ◎古嶋津義君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案について、発議者を代表いたしまして趣旨弁明を申し上げます。  まず、今回の議会改革特別委員会における議員定数決定は、その根拠が類似団体の平均議員定数や4つの常任委員会できっちり割り切れる数等の理由での議員定数決定では根拠とは言えず、議員定数削減の根拠が明確ではなく、まだまだ議論の必要があり、性急過ぎる感が否めません。また、行政改革と議員定数削減を混同されがちですが、行政改革は、効率性を重視するものであります。議会改革は、住民自治をどうつくり出すかという点が重視されるもので、議員定数を考える場合、まず住民自治を充実させる条件として議論しなければなりません。  そのような意味から、定数問題は、地域の声を行政に反映させることから、十二分に住民とともに、前回の議員定数削減のように附属機関を設置し、検討を重ねることも、委ねることも必要であったと考えます。議員定数は、議会のことだから、議員で決めてよいというのは住民無視とも言えると思われます。  以上のことを踏まえながら、我々は、住民に説明できる議員定数の根拠を細かく検討してきました。先ほど、少数意見の留保でも述べられましたが、まず合併協議会での意見。そして、八代市は宮崎県と県境となる山間部から八代海に至る平野部までの広大な面積を持つ地域性。そして、我々自民党3会派から申し入れた市民の皆様へのアンケート結果とともに、九州地域の類似団体の議員1人当たりの人口割合を調査しました結果、平均4444人となり、定数28人の場合4644人、定数30人の場合4334人となり、定数30人の場合が九州類似団体の人口割合に近い数値となり、住民の意見を吸い上げやすくなり、住民の皆様の不安感も少なくできるのではないかと調査結果から、まず急な削減ではなく、状況を見ながら段階的削減を考えるものであります。  以上のことから、今回、八代市議会議員定数を32人から30人に改める条例改正案を提出するものであります。どうかこの趣旨を御理解をいただき、満場一致御決定をいただきますようお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。 ○議長(鈴木田幸一君) 次に、発議案第4号について、幸村香代子君。(発言する者あり)                  (幸村香代子君 登壇) ◎幸村香代子君 発議案第4号、八代市議会議員定数条例の一部、定数32人を28人に改める条例案について、発議者を代表して趣旨弁明を行います。  昨年9月に議会改革特別委員会を設置し、約8カ月余りで延べ16回の委員会が開催され、議員定数については、最重要項目として当初より継続して議論が重ねられてきました。まず削減ありきではないという委員の意見を受けて、現議員数32名の総括から始めることとし、今後の方針、その理由など、各会派で十分に検討いただく時間がとられました。また、全国の類似団体及び県内13市並び全国市議会議長会調査資料等が準備され、さらには市民の意見を聴取する必要があるとの意見を受け、委員会として、八代市地域協議会及び八代市地域づくり会議の2組織に対して、議員定数などに対するアンケートがとられました。それらを総括的に判断し、大きく次の理由により、議員定数を28人とすることを提案いたします。  1点目、市町村合併からやがて12年が経過し、住民自治組織とともにまちづくりを進めていくという方針のもとに、行政と住民との距離は確実に近くなってきています。それに伴い、議会に求められる役割もこれまでの地域代表という側面は持ちつつも、私たちは八代市全体の議員であることを再認識し、政策立案や議論を行う機能が求められています。また、議員数を減らせば、地域の声が市政に届かなくなるとの意見もありますが、そもそもそのような懸念を市民に持たせることが議会として問題であり、払拭に向けて市民に見える形で、議会という組織で市民の意見を聴取するような対応をしていく必要があります。これらのことは市民アンケートの御意見からも見えるものであります。  2点目、全国市議会議長会の調査による平成26年12月31日現在、人口10万人から20万人の平均議員数が26.5人であり、本市29年4月末人口12万9000人もこれに当てはまります。現在の32名の議員定数は、5.5人多いという計算になります。しかしながら、単純に数だけ合わせればよいということではありませんので、あわせて本市の面積、将来的な人口減少、税収の減少、各常任委員会の議員定数、市民アンケートなどの意見を加味し、発議者が28人という数字に歩み寄りました。  以上が提案理由です。  平成22年にも特別委員会を設置して、議員定数も議論をいたしました。今回の審査に当たっては、その経験を踏まえたものとして考えました。さまざまな意見が議員の中にも、市民の中にもあることは周知のことです。しかしながら、議員定数を議論のテーブルに乗せた段階で、議員みずからが結論を出すことは責務として当然のことです。そのために、委員会でも慎重な会派に対して十分な時間がとられ、歩み寄りの数として定数28人の提案が行われたものです。  しかし、残念ながら、委員会では委員全員の同意が得られず、賛成多数で議員定数28人が可決されました。よって、賛同する委員の発議ということに決した次第です。(発言する者あり)  以上が提案の趣旨であります。議員の皆様におかれましては、この趣旨に御理解いただき、満場一致をもって賛同いただきますようお願いし、趣旨弁明といたします。(発言する者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。  島田一已君。 ◆島田一已君 発議案第3号に対しまして、発議者にお尋ねをします。  ただいま議員定数を2名減、すなわち定数を30名とする旨の発議がなされましたが、その根拠についてお尋ねをします。  議員定数については、議会改革特別委員会の検討経過について、各会派内で随時共有化を図ってきました。さきの議会改革特別委員会では、幸村委員長が提案された4名減、すなわち議員定数28名とする削減案が可決されたところです。  私は、議員として1期目でありますが、前期においても、議会改革特別委員会が設置され、議員定数について議論が行われています。当時の議論では、全国市議会議長会調査資料から類似団体の平均議員定数29.3名を参考とされ、本市議会初の定数削減であったことから、その影響も含め議論が積み重ねられ、熟慮の末、2名減の議員定数32名となった経緯を議事録や先輩議員からうかがい知ることができます。  発議案第3号の説明では、前期の議会改革特別委員会において議員定数を議論する際には、類似団体の平均議員定数29.3名が、現在の議員定数32名とすることに大きく影響したことを強調され、今回は段階的削減として、2名減の議員定数30名との提案をされたものと受けとめたところです。  しかしながら、29.3名という類似団体の平均議員定数は、私が議員になる前の数値であり、今回は、全国市議会議長会が調査された平成28年の類似団体の平均議員定数26.5を参考として検討すべきと考えます。  一方で、全国市議会議長会調査資料から九州内の類似団体の議員定数を用いて、議員1人当たりが背負う人口を算定されるデータに活用され、矛盾も覚えるところです。類似団体が議会改革に邁進された結果、前期の議論から今期の間、29.3名が26.5名と、約3名が行われたことを鑑みれば、本市議会の議会改革の進捗がおくれていることがわかります。このことを重く受けとめるべきであり、類似団体に近づく決断をすべきものだと考えます。  全国の類似団体における平均議員定数は26.5名となっており、この4年間で約3名が削減されています。この変化について、発議者の所属されている自民党会派ではどのように精査をされ、全国市議会議長会調査資料が示す平均議員定数26.5名が、本市議会の議員定数削減における根拠となり得ないと結論づけされたのか、お伺いをします。 ○議長(鈴木田幸一君) 古嶋津義君。 ◎古嶋津義君 自席でお答えをさせていただきます。  まず、前回の特別委員会が、平成の22年の6月から23年の8月まで議論をしてまいったところでございます。時間をかけて議論をしてきたつもりでございます。  先ほど島田議員から御質問がありましたことでありますが、先ほど述べました趣旨弁明と重なりますが、重ねて申し上げたいと存じます。  まずもって九州地域の、私どもが調べました結果でありますが、九州地域の類似団体の議員1人当たりの人口割合を調査をしました結果でありますけれども、平均が4442人となります。(発言する者あり)4444人となり、定数28人の場合には4644人、定数30人の場合4334人となり、定数30人の場合が九州類似団体の人口割合に近い数値となり、住民の意見を吸い上げやすくなり、住民の皆様の不安感も少なくできるのではないかという調査結果から、まず急な削減ではなく、状況を見ながら段階的に削減を考えるものであるというふうに趣旨弁明をさせていただいたところでございます。  全国議長会のアンケート調査という質問もございましたが、その辺については、私どもと意見の相違であろうというふうにお答えをさせていただきます。(「答えになっとらん。聞いた者に対して答えてもらわな」と呼ぶ者あり)何て。(「答えになってない」「答えたい」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) ほかにありませんか。  島田一已君。 ◆島田一已君 それでは、2回目の質問をちょっとしたいと思います。さきに述べましたが、全国市議会議長会調査資料では、この約4年間で29.3名から26.5名と、約3名の定数削減が行われています。その背景には、地域住民の声を広く吸い上げるような方策に議会として取り組み、汗をかかれています。特別委員会の議論の中でも、議員定数を削減すれば、地域の声が届かなくなるとの意見も多くありました。類似団体の取り組みを鑑みれば、非常に後ろ向きな意見と捉えたところです。前向きな取り組みを模索しながら、定数削減に向けた取り組みを考え、議会全体として、組織として取り組む必要性を感じます。そのような意見も特別委員会では提案されたようです。  議員を削減すれば、地域住民の声が届かなくなる。このことに対し、そうならないための方策について、自民党会派で議論され、案を考えておられるのでしょうか、お伺いをします。 ○議長(鈴木田幸一君) 古嶋津義君。 ◎古嶋津義君 お答えをいたします。  先ほど申し上げましたが、前回の特別委員会では、第三者委員会を設置をされております。今回も私どもは、そういう附属機関を設置をしていただきたいという主張をさせていただいたところでありますが、残念ながら否決をされたということでございます。私どもは、あくまでも市民の意見、慎重に議論をしながら吸い上げていって、そして設置をしたいという、議員削減をしたい、その結果が32人という結論に達した次第であります。(発言する者あり)30人と決した次第であります。(「質疑を考えてない」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) ほかにありませんか。  大倉裕一君。 ◆大倉裕一君 発議案第3号に対し、発議者に簡潔にお尋ねをいたします。  趣旨弁明の中で附属機関を設置して、前回ですね、前期のその特別委員会では議論をしたんだというような御説明があったというふうに思います。附属機関は、どのような附属機関を設置したのか、私には記憶がございませんので、その附属機関の名前を教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木田幸一君) 古嶋津義君。 ◎古嶋津義君 当時は、地域審議会がございましたので、そちらのほうに設置をさせていただいたところでございます。 ○議長(鈴木田幸一君) 大倉裕一君。 ◆大倉裕一君 ただいまの地域審議会というものは、行政の設置機関であるというふうに考えておりますけれども、その点についてはどのようにお考えなんでしょうか。少し趣旨が違うというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(鈴木田幸一君) 古嶋津義君。 ◎古嶋津義君 合併のときにですね、合併したときに設置をされましたので、それぞれの地域の声を十分に吸い上げる機関だというふうに私どもは認識をいたしております。そのようなことで答申をさせていただいたところでございます。 ○議長(鈴木田幸一君) ほかにありませんか。  成松由紀夫君。 ◆成松由紀夫君 今るる御質問があっておりますが、総じてお答えしたい部分がございましたので、発言させていただきます。前回のですね……。 ○議長(鈴木田幸一君) 成松議員、質問をお願いします。質疑です。 ◆成松由紀夫君 なら、答弁よかですか。(「できない」と呼ぶ者あり)ああ、答弁できない。なら、発言やめます。 ○議長(鈴木田幸一君) ほかに質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 以上で、質疑を終わります。 ○議長(鈴木田幸一君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案2件については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。討論の通告があっておりますので、これを許します。  笹本サエ子君。                  (笹本サエ子君 登壇) ◆笹本サエ子君 討論を行います。  発議案第3号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案、定数32から30へ。発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案、32を28名へ。これに対して、私、笹本サエ子は、議員定数を削減すること自体に反対する立場から討論を行います。  地方自治法第91条2項は、市町村議会の議員の定数は、市町村の区分に応じ、当該各号に定める数を超えない範囲内で定めなければならないと定めています。八代市の場合、人口10万以上20万未満の市であり、法の定めた定数の上限は34人となっています。したがって、現行の32名は、地方自治法の定める定数内であることは明らかです。3項では、著しく人口の増減があった市町村においては議員の定数を増減することができるとなっています。しかし、本市においては、人口減少傾向にあるものの、著しく減少しているとは言えません。  また、委員会に出された資料を見ると、人口13万821人の鶴岡市、人口12万5469人の唐津市も定数32人となっています。議員とは、住民の声を届ける代弁者です。住民の代表である議員の定数を減らすことは、住民の声を削ることであり、議会制民主主義の根幹にかかわる重大な問題です。  議員必携では、議員の定数は、町村議会の根幹に触れる重要事項であるから、減少することは議会制民主主義と民意反映の上から、特に慎重を期すべきとしています。  議会改革に伴う意見聴取結果、八代市地域協議会を見ますと、次の意見は重要だと私は受けとめました。以下、紹介いたします。  現実的に1人か2人の議員が削減されたからといって、いかほどの財政効果があるのでしょうか。むしろ、削減されたことによって、失うものがあると思います。当市も、類似市との比較検討をされておりますが、代表機関の縮小が民主政治の縮小にならないことを願うものですという意見が寄せられています。  住民の声を届ける代弁者である議員には、議会人として、議会制民主主義を守り発展させる大切な使命があると、私は考えます。こうした議会人の使命に照らして、発議案第3号・4号の定数を削減すること自体に反対いたします。  以上、討論といたします。 ○議長(鈴木田幸一君) ほかにありませんか。  村上光則君。                  (村上光則君 登壇) ◆村上光則君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  私は、発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案について、賛成の立場で討論を行います。  議会改革における議員定数の問題については、これまで特別委員会において協議を重ね、各会派に持ち帰り、回数を重ね、大変丁寧に協議されてきました。そのような中でも、一部会派では、会派内がまとまらないなどと議論を先延ばしにされているのではないかと不信感を抱くこともありましたものの、精力的かつ慎重に会議を重ねられたものと敬意を表したいと思います。  議員定数の問題については、前期の議会改革特別委員会において、初めての議員定数の議論であり、削減ありきの話ではなく、八代市の特性、類似団体との比較、常任委員会の議員数のあり方、議員の役割・責任についての検討など合併協議の経緯、さまざまな角度から、そのあり方について慎重に検討を重ねるべきものであるとして進めました。  その中で、この問題は、議員だけが論ずるものではなく、いろんな考え方を示した上で広く市民の声を聞く必要があるべき問題であるとして、市民の意見聴取に取り組み、さまざまな意見をいただいた中で、結果として議会において決定し、定数を削減した経緯があります。  前回は、私が委員長を務め、初めての議員定数についての議論でありましたので、市民の意向調査を行いました。市民間には多様な意見があります。議会は、今回の議論で前回のような市民の意向調査を行っていないという批判もありましたが、そのことを今回繰り返す必要はありません。私は、そう思います。議員が主体的に答えを見つけるべき案件であります。  前回は初めてのことでもあり、手探りの中で定数を2つ減らしました。今回はさらに踏み込んだ結果を出すことが求められていると、私なりに感じていました。そうすることが、今回の議員定数の議論の正解であると思います。いたずらに議論を先延ばしにし、このような改革を断行できないようであれば、さらに議会は市民の信用を得られなくなります。また、前回の委員会では、議員の議論に歩み寄りがあったと感じています。委員会であれだけ慎重に進められ、削減を確認し、歩み寄った折衷案としての委員長案を提示されたにもかかわらず、合意に至ることができなかったこと、歩み寄りができなかったということは大変残念であります。
     以上をもちまして、発議案第3号に反対し、発議案第4号に賛成する討論といたします。議員各位の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(鈴木田幸一君) ほかにありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。(「議長」「採決」「動議、動議」と呼ぶ者あり)  増田一喜君。 ◆増田一喜君 発議案第3号及び第4号の採決につきましては、無記名投票による採決を求めたいと思います。よろしくお願いいたします。(「賛成」「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) ただいま増田一喜君から、この採決については無記名投票によられたいとの要求がありました。なお、所定の賛同者があるかを確認する必要がありますので、賛同される諸君は挙手をお願いします。                   (賛成者 挙手) ○議長(鈴木田幸一君) 挙手が2人以上ありますので、所定の賛同者がありますので、この要求は成立いたしました。よって、会議規則第70条第2項の規定により、無記名投票をもって採決いたします。  その準備などのため、しばらく休憩いたします。                 (午前11時35分 休憩)            ─────────────────────────                 (午後2時40分 開議) ○議長(鈴木田幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(中山諭扶哉君「議長」と呼ぶ)            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) 中山諭扶哉君。 ◆中山諭扶哉君 記名投票を要求いたします。(「よし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) ただいま中山諭扶哉君から、この採決については記名投票によられたいとの要求がありました。なお、所定の賛同者があるかを確認する必要がありますので、賛同される諸君の挙手をお願いします。                   (賛成者 挙手) ○議長(鈴木田幸一君) 所定の賛同者がありますので、この要求は成立いたしました。  この採決については、増田一喜君から無記名投票によられたいとの要求と中山諭扶哉君から記名投票によられたいとの要求がありました。よって、いずれの方法によるかは、会議規則第71条第2項の規定により、無記名投票をもって採決することになっております。  まず、無記名投票によるべしとの要求について、採決いたします。  議場の閉鎖を命じます。                    (議場閉鎖) ○議長(鈴木田幸一君) ただいまの出席議員数は30名であります。  投票用紙を配付いたさせます。                   (投票用紙 配付) ○議長(鈴木田幸一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。                    (投票箱点検) ○議長(鈴木田幸一君) 異状なしと認めます。  念のために申し上げます。  無記名投票によるを可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票を願います。  なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により否とみなします。  それでは、点呼を命じます。                  (氏名点呼、各員投票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了し、議場の閉鎖を解きます。                    (議場開鎖) ○議長(鈴木田幸一君) 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人に中山諭扶哉君、松永純一君、村川清則君を指名いたします。  立会人の立ち会いを願います。                     (開票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数30票、これは出席議員数に符合しております。  そのうち、賛成14票       反対16票 以上のとおり、反対が多数であります。  よって、発議案第3号並びに同第4号を無記名投票により採決することは否決されました。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) 次に、記名投票とするべしとの要求について、採決いたします。  議場の閉鎖を命じます。                    (議場閉鎖) ○議長(鈴木田幸一君) ただいまの出席議員数は30名であります。  投票用紙を配付いたさせます。                   (投票用紙 配付) ○議長(鈴木田幸一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。                    (投票箱点検) ○議長(鈴木田幸一君) 異状なしと認めます。  念のために申し上げます。  記名投票によるを可とする諸君は賛成とし、否とする諸君は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票をお願いします。  なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否とみなします。  それでは、点呼を命じます。                  (氏名点呼、各員投票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了し、議場の閉鎖を解きます。                    (議場開鎖) ○議長(鈴木田幸一君) 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人を中山諭扶哉君、松永純一君、村川清則君を指名いたします。  立会人の立ち会いをお願いします。                     (開票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数30票、これは出席議員数に符合しております。  そのうち、賛成16票       反対14票 以上のとおり、賛成が多数であります。  よって、発議案第3号並びに同第4号を記名投票によって採決することは可決されました。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) これより議員定数32名から30名に改正しようとする発議案第3号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案については、記名投票をもって採決いたします。  議場の閉鎖を命じます。                    (議場閉鎖) ○議長(鈴木田幸一君) ただいまの出席議員数は30名であります。  記名投票札を配付いたさせます。                   (投票札 配付) ○議長(鈴木田幸一君) 記名投票札の配付漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 配付漏れなしと認めます。  念のために申し上げます。  本案を可とする諸君は白票を、否とする諸君は青い票を、点呼に応じて順次投票をお願いします。  それでは、点呼を命じます。                  (氏名点呼、各員投票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了し、議場の閉鎖を解きます。                    (議場開鎖) ○議長(鈴木田幸一君) 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人に中山諭扶哉君、松永純一君、村川清則君を指名いたします。  立会人の立ち会いを願います。                     (開票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数30票、これは出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成14票       反対16票 以上のとおり、反対が多数であります。  よって、本案は否決されました。            ─────────────────────────  (発議案第3号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を可とする議員の氏名)      2番 百 田   隆 君        3番 田 方 芳 信 君      4番 上 村 哲 三 君        6番 前 川 祥 子 君      7番 増 田 一 喜 君        8番 橋 本 幸 一 君      9番 村 川 清 則 君       10番 成 松 由紀夫 君     11番 福 嶋 安 徳 君       12番 中 村 和 美 君     13番 西 濱 和 博 君       14番 橋 本 隆 一 君     15番 太 田 広 則 君       16番 古 嶋 津 義 君  (否とする議員の氏名)     17番 前 垣 信 三 君       18番 松 永 純 一 君     19番 友 枝 和 明 君       20番 山 本 幸 廣 君     21番 中 山 諭扶哉 君       22番 堀   徹 男 君     23番 幸 村 香代子 君       24番 矢 本 善 彦 君     25番 島 田 一 已 君       26番 野 崎 伸 也 君     27番 大 倉 裕 一 君       28番 亀 田 英 雄 君     29番 笹 本 サエ子 君       30番 庄 野 末 藏 君     31番 堀 口   晃 君       32番 村 上 光 則 君            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) 次に、議員定数を32人から28人に改正しようとする発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案については、記名投票をもって採決いたします。  議場の閉鎖を命じます。                    (議場閉鎖) ○議長(鈴木田幸一君) ただいまの出席議員数は30名であります。  記名投票札を配付いたさせます。                   (投票札 配付) ○議長(鈴木田幸一君) 記名投票札の配付漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 配付漏れなしと認めます。  念のために申し上げます。  本案を可とする諸君は白票を、否とする諸君は青い票を、点呼に応じて順次投票を願います。  それでは、点呼を命じます。                 (氏名点呼、各員投票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れはありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了し、議場の閉鎖を解きます。                    (議場開鎖) ○議長(鈴木田幸一君) 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人に中山諭扶哉君、松永純一君、村川清則君を指名いたします。  立会人の立ち会いを願います。                     (開票) ○議長(鈴木田幸一君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数30票、これは出席議員数に符合しております。  ただいまの採決の結果は、賛成15票              反対15票と、可否同数であります。  よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が裁決いたします。  議長は、議会改革特別委員会の決定に従い、可決と裁決いたします。よって、本案は原案のとおり可決されました。            ─────────────────────────  (発議案第4号・八代市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を可とする議員の氏名)     17番 前 垣 信 三 君       18番 松 永 純 一 君     19番 友 枝 和 明 君       20番 山 本 幸 廣 君     21番 中 山 諭扶哉 君       22番 堀   徹 男 君     23番 幸 村 香代子 君       24番 矢 本 善 彦 君     25番 島 田 一 已 君       26番 野 崎 伸 也 君     27番 大 倉 裕 一 君       28番 亀 田 英 雄 君     30番 庄 野 末 藏 君       31番 堀 口   晃 君     32番 村 上 光 則 君  (否とする議員の氏名)      2番 百 田   隆 君        3番 田 方 芳 信 君      4番 上 村 哲 三 君        6番 前 川 祥 子 君      7番 増 田 一 喜 君        8番 橋 本 幸 一 君      9番 村 川 清 則 君       10番 成 松 由紀夫 君     11番 福 嶋 安 徳 君       12番 中 村 和 美 君     13番 西 濱 和 博 君       14番 橋 本 隆 一 君     15番 太 田 広 則 君       16番 古 嶋 津 義 君     29番 笹 本 サエ子 君            ───────────────────────── △日程第6〜18 ○議長(鈴木田幸一君) 日程第6から日程第18まで、すなわち議案第42号から同第54号までの議案13件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長中村博生君。                 (市長中村博生君 登壇) ◎市長(中村博生君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)  昨年4月の熊本地震発生以来1年が経過いたしました。震災直後から比べますと、市民の皆様の生活も活気を取り戻しつつあるかと思います。その一方で、本庁舎の被災によります仮設庁舎での対応や体育施設の使用停止など、現在も市民の皆様に御不便、御迷惑をおかけしている状況であります。  本市といたしましても、八代市復旧・復興プランに基づき、被災施設の復旧と創造的復興に向けて着実な取り組みを進めてまいりますとともに、市民の皆様の安心・安全な生活の確保に全力を挙げてまいりますので、議員各位におかれましても、今後とも御理解と御協力をよろしくお願いいたします。  それでは、議案の提案理由説明に先立ちまして、最近の市政の動向について御報告申し上げます。  まず初めに、3月26日、都市計画道路・南部幹線のうち、一級河川南川を渡る橋梁として整備が進められてきました南川大橋が完成し、記念式典が行われました。南部幹線は、市と県で施工区間を分担して整備するもので、中心市街地や重要港湾八代港と南九州西回り自動車道の八代南インターチェンジ、国道3号を結ぶ幹線道路として県南地域の経済・産業の発展、観光振興に欠かせない路線であります。  このうち南川を挟む市施工区間が平成9年の事業着手から20年間の期間を経て、無事供用開始となりましたことは、本市にとりましてまことに喜ばしいことであります。これまでに御協力いただきました多くの関係者の皆様方に対して、改めて感謝を申し上げますとともに、この南川大橋が、今後、本市の復旧・復興に向けてのかけ橋となることを期待しているところであります。  次に、イグサの収穫機であるハーベスタの生産が再開され、そのお披露目会が3月27日、熊本県庁にて行われました。ハーベスタは、イグサ生産には必要不可欠な機械でありますが、イグサ生産者の急激な減少などの関係で、平成20年を最後にその生産が中止されておりました。そのため、熊本県や本市を初めとする行政とJAやつしろや熊本県経済農業協同組合連合会などの生産者団体が連携し、メーカーであります株式会社クボタに産地の現状などを伝え、協力をお願いしてまいりました結果、今回の再生産につながったものでございます。  新型イグサハーベスタの発売は、生産者を初めとするイ業関係者や関係市町にとりましても、大変明るい話題であり、イ産業の発展につながるものと期待しております。  今後も、国・県や関係団体と連携し、生産者の方々が安心してイグサ・畳表の生産を続けていけるよう環境整備を行い、国内産のとりでである八代のイグサを守ってまいりたいと考えております。  次に、3月29日から、八代城址のお堀において、DMOやつしろ主催によります遊覧船、人力車の運行を開始いたしました。これは大型クルーズ船の八代港への寄港増加や八代妙見祭のユネスコ無形文化遺産登録を契機として、外国人観光客や国内観光客の中心市街地への誘客に向けて、DMOやつしろが実施するものであります。  今後、八代城址の景色とともに、情緒あふれる遊覧船と人力車が、観光客のみならず、地域にも愛され、光り輝く観光素材となることを期待しております。  次に、本市における住民自治推進のため、4月1日から各校区の公民館などを新たにコミュニティセンターとして開設いたしました。これにより、地域の皆さんの交流や触れ合いの場、地域課題の解決や活動の場として活用していただくことで、さらなる住民自治の推進が図られるものと考えております。  また、行政といたしましても、各地域の活発なまちづくりの取り組みを支援してまいります。  次に、定住自立圏形成協定を締結しております本市と氷川町、芦北町により、4月21日にシトラス観光圏推進協議会を設立いたしました。この協議会は、インバウンドと国内観光の両輪による観光振興を図るため、かんきつ系というくくりで圏域一体となって、歴史、文化、自然、食などのプロモーションを行っていくことで、他地域との差別化を図り、交流人口と消費の拡大によります地方創生の取り組みを総合的・戦略的に進めていくものであります。  今後、1市2町が一致団結して観光地づくりを進め、本圏域がより一層の発展を遂げることができますように取り組んでまいります。
     次に、5月4日に、富山県南砺市で、全国山・鉾・屋台保存連合会総会、並びにユネスコ無形文化遺産登録認定書伝達式が開催され、八代妙見祭に対しましても、文化庁長官から登録認定書が授与されました。世界の宝となった八代妙見祭を後世に引き継いでいくために、今後も尽力してまいる所存でございます。  また、ユネスコ無形文化遺産登録を記念して、5月13日、14日の2日間、福岡市におきまして、「祭 WITH THE KYUSHU」が開催され、八代妙見祭からも亀蛇と笠鉾の菊慈童、蜜柑が特別巡行を行いました。このイベントは、八代妙見祭を初め、博多祇園山笠や唐津くんちなど、九州各地域で長く受け継がれ、ユネスコ無形文化遺産の認定を受けた5つの祭りが一堂に集結して、それぞれの祭りのPRを行ったものであります。  イベント当日は、福岡市役所周辺で大勢の見物客がにぎわう中、妙見祭保存振興会の皆さんが本番さながらのパフォーマンスを披露され、八代妙見祭の魅力を広くPRすることができました。今後も、国内外に八代妙見祭の情報・魅力を発信し、本市の観光振興や活性化につなげてまいります。  次に、最近開催いたしました各種イベントについて御報告いたします。  まず、5月12日から14日までの3日間にわたり、九州国際スリーデーマーチを開催いたしました。あいにく初日は雷雨となり、大雨洪水警報が発令されたため、ウオーキングは中止といたしましたが、2日目と最終日は見事な五月晴れとなり、世界10カ国から80名を超える外国の方々や国内は40都道府県から、延べ1万7000人のウオーカーの方々に御参加いただき、盛会のうちに終了することができました。御参加いただいた方々はもとより、大会の開催に御協力をいただきましたボランティアなどの皆様方に心から感謝を申し上げます。  続いて、5月28日、鏡文化センターを中心にふる郷愛鏡祭を開催いたしました。市内外から約1万5000人の来場者があり、地元の農産物を使った食のフェスティバルや名物の畳投げ大会に加え、関連イベントとして、ジョギングフェスティバル、古希ソフトボール大会、四半的弓道大会なども開催され、大変盛り上がったところであります。  また、昨日6月4日には、平家いずみお茶まつりを開催いたしました。ことしもお茶やヤマメの塩焼きなどの特産品販売、源平合戦絵巻や源平綱引き大会、歌謡ショーなどに約5000人が来場され、大いににぎわいました。昨年は、熊本地震の影響により、この時期のイベントはいずれも中止となりましたが、ことしは熊本地震復興祈願として、いずれも盛大に開催することができました。今後も引き続き、せんちょうい草の里まつり、東陽しょうが祭り、坂本ふるさとまつりなど、それぞれの地域の特色を生かした魅力ある地域イベントを盛大に開催してまいります。  以上、市政の動向について述べさせていただきました。  それでは、本日、本議会に提案しております議案は、予算議案3件、事件議案8件、条例議案2件です。順次、その概要について説明いたします。  まず、予算議案であります。議案第42号・平成29年度八代市一般会計補正予算・第1号は、歳入歳出予算に18億8000万円を追加し、補正後の総額を676億3650万円としております。  その主な内容につきましては、まず、今回の地震に関連する経費として、昨年の平成28年熊本地震により、畦畔やのり面等の被災した農地を、農家みずから復旧するための費用等を支援するとともに、被災した宅地のうち、地盤改良や住宅基礎部分の傾斜等、復旧工事等に要する費用や半壊以上の被災住宅の応急修理を実施する費用、自治公民館等の復旧に要する費用等を支援してまいります。  また、熊本地震被災者の見守り・相談支援等を行う専門員を配置し、被災者専門の相談窓口を設置することで、多岐にわたる相談等に包括的に対応し、被災者の生活再建を支援しますほか、災害防止を目的として、既存事業における民間建築物の耐震診断や耐震改修設計まで拡充するとともに、新たに建てかえ工事や耐震シェルター工事をメニューに加えるなどの見直しを行いまして、耐震化促進を図り、市民の皆様の安全・安心の確保に努めてまいります。  続きまして、国・県等の補助内示に伴うものであります。  まず、私立保育所施設整備事業及び放課後子ども環境整備事業では、昭和57年度に建設され、老朽化も進んでいる保育園の園舎本体の建てかえや待機児童解消のための児童クラブの建てかえを行う経費に対し、補助を行い、安心して子育てができる環境づくりを推進いたします。  次に、強い農業づくり交付金を活用した農業生産総合対策事業では、生産・流通コストの低減に向けた取り組みに必要なトマト生産者の低コスト耐候性ハウス導入等を支援いたします。  また、経営体育成支援事業では、農業用機械・施設等を導入する際に主体的な経営展開を支援する融資主体型補助事業と、経営規模が小規模・零細な地域において共同利用機械等の導入を支援する条件不利地域型補助事業の2種類の事業により、農業の振興を図ります。  次に、攻めの園芸生産対策事業では、気候温暖化や燃油・資材等の価格高騰といった厳しい状況下で、産地間競争に打ち勝つ園芸産地の維持発展を図るため、農業施設整備を支援いたします。  最後に、単独事業では、特別支援学校通学関係事業により、児童生徒の増加に伴い昇降用電動ステップや観音開きのバックドアと車椅子用のリフトを備えた八代支援学校のスクールバスを新たに購入し、安全・安心な通学環境を確保するとともに、通学における子供や保護者の負担軽減を図ります。  以上が一般会計補正予算の主な内容です。  次に、議案第43号・平成29年度八代市介護保険特別会計補正予算・第1号では、歳入歳出予算に102万5000円を追加し、補正後の総額を144億6283万6000円としております。これは介護報酬の改定に伴い、円滑な審査体制の確保を図るための経費でございます。  次に、議案第44号・平成29年度八代市下水道事業会計補正予算・第1号は、4億6200万円を追加し、補正後の総額を67億3738万2000円としております。これは、中央ポンプ場の改築に係る経費でございます。  以上が予算についての説明でございます。  次に、別冊の事件議案及び条例議案を説明いたします。  議案第45号から議案第52号までは、専決処分した案件について、地方自治法第179条第3項の規定により議会に報告し、その承認を求めるものであります。  議案第45号は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に伴い、八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、専決処分したものであります。  議案第46号及び議案第47号は、地方税関係法令の改正に伴う条例改正の専決処分で、議案第46号は八代市市税条例の、議案第47号は八代市国民健康保険税条例の一部改正について専決処分したものであります。  議案第48号は、平成28年度八代市一般会計の補正予算を専決処分したもので、内容は災害復旧費を6月補正予算に組み替えたものや、国の補助内示に伴う調整及び地方交付税の交付額が見込みよりも少なかったため、財政調整基金による調整などを行っております。  議案第49号は、平成28年度八代市介護保険特別会計の補正予算を専決処分したもので、内容は介護保険事業計画策定における高齢者生活実態調査や意識調査に不測の日数を要したため、繰越明許費の設定を行っております。  議案第50号は、国家公務員退職手当法の改正に伴い、八代市職員退職手当支給条例の一部改正について専決処分したものであります。  議案第51号は、職員の育児休業等に関する人事院規則の改正に伴い、八代市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について専決処分したものであります。  議案第52号は、平成29年度八代市国民健康保険特別会計の補正予算を専決処分したもので、内容は平成28年度決算において収支不足が見込まれるため、当該不足相当額を繰り上げ充用として支出するものであります。  議案第53号の八代市が管理する市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正については、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の改正による道路標識の新設に伴い、所要の改正を行うものであります。  議案第54号の八代市簡易水道事業給水条例の一部改正については、野添簡易水道の区域拡張に伴い、当該水道事業経営認可の給水区域を変更するものであります。  以上が各議案の提案理由の説明でございます。  提案しております議案につきまして、よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(鈴木田幸一君) 以上で提出者の説明を終わります。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) 日程第6から日程第18までの13件の議事をしばらく中止します。            ───────────────────────── △休会の件 ○議長(鈴木田幸一君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明6日から9日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) 日程第6から日程第18までの13件の議事を再開いたします。            ───────────────────────── ○議長(鈴木田幸一君) この際、お諮りします。  本13件に対する本日の議事は、この程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明6日から11日までは休会とし、次の会議は12日定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明6日午前10時までに発言通告書を御提出ください。 ○議長(鈴木田幸一君) 本日は、これにて延会いたします。                 (午後3時43分 延会)...