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12月15日-02号

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  1. 阿賀町議会 2021-12-15
    12月15日-02号


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    令和 3年 12月 定例会          令和3年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第2号)                   令和3年12月15日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        南 秀之君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      齋藤啓司君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     長谷川忠市君 こども・健康推進課長 星 利昭君   福祉介護課長     澤野直也君 農林課長       江花一実君   まちづくり観光課長  眞田政弘君 建設課長       若狹孝之君   消防長        伊藤 忍君 消防本部次長     長谷川秀一君  学校教育課長     清野郁男君 社会教育課長     石川 聡君   農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         阿部大輔 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、2番、長谷川智君及び3番、阿部義照君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △山口庫幸君 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。     〔4番 山口庫幸君登壇〕 ◆4番(山口庫幸君) おはようございます。よろしくお願いします。 今日は事前に通告させていただいたとおり、体験教育旅行と図書館という2つについてお尋ねしたいと思っています。 まず、体験教育旅行事業についてですけれども、本事業は平成14年の5月の事業開始から現在まで大体20年たっています。補助事業にしては、このように継続した事業は極めてまれだと思うんですけれども、20年続いたわけです。町民も多数関わるなど、多大な成果を生んでいると思っています。阿賀町にとっては大変重要な事業であるというふうに思っています。 最近、この事業の実施主体をめぐって、観光協会から町でやってほしい旨の申入れがあったというふうに聞いています。現在は検討の結果、観光協会が従来どおり行うことで話がついたということですが、その経緯について、本事業に関わる民家宿泊の受入れ者とか、体験の指導者はあまりちゃんと報告を受けていなくて、経緯を知らないというのがほとんどです。 そこで、その経緯についてできるだけ詳しくお聞きしたいというふうに思っています。私はてっきり最初の提案あったとき、町が実施する方向で検討を始めたんではないかというふうに解釈して、ここの通告書の文章になったんですけれども、ここが誤りだったということで、大変申し訳なかったというふうに思っています。 ただ、私は民家宿泊部会というのがあって、その部会長もやらせていただいたんですけれども、比較的情報が得やすい立場にあったというふうに思っています。しかし、そういう立場にあったにもかかわらず、非常に曖昧な情報しか得ることができずに現在まで至ったということは、やはりこの案件は非常に重要なことにかかわらず残念だなと思っているところです。 その詳細の経緯について、特に観光協会がなぜできないと、町がやったほうがいいというふうに申し出たのか、その理由ですね、そこを特に詳しくお聞きしたいなというふうに思っています。よろしくお願いします。 もう1点、図書館の設立についてですけれども、阿賀町の図書環境というのは非常に貧弱であるというふうに思っています。このことは町長、教育長をはじめ町民の共通認識であると考えています。阿賀町の児童・生徒育成のため、また町民の自己啓発の場として図書館の設立は必須であると考えていますが、実現に向けて現在はどのような段階にあるのか教えていただきたいと。 以上2点、まずお答えいただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。本日もよろしくどうぞお願いいたします。 それでは、山口議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 初めに、体験教育旅行につきまして議員さんからお話がありましたとおり、平成14年の事業開始から20年間にわたり継続をしているわけでございまして、この間5万人を超える生徒の皆さんの受入れをしてきたということでございます。 この事業につきましては、グリーンツーリズムが脚光を浴びる中で県内自治体でもいち早く阿賀町が導入をしたというところでありますが、NPO法人奥阿賀ネットワークが主体となり、重要な役割を果たしてきたところでございます。 受入れ農家の中には、現在も迎えた生徒やそのご家族と交流を続けておられる方もいるというふうに伺っているところでもございまして、このNPOにも当初から所属をされていた山口議員さんには、誰よりもよくご承知をされている内容でございますが、少しまた現状を申し上げさせていただきたいというふうに思います。 当時は70戸を超える受入れ農家があったということでございますが、都市部から大勢の生徒の受入れを行ってきたところでございますが、受入れ農家の高齢化も進んで、現在では30戸ほどの状況になっているというふうに聞いているところでございます。 教育体験旅行につきましては、この導入がむしろ全国に今は広がってきているというふうなこともございまして、阿賀町への来校する学校、子供たちも少なくなってきているというふうな現状にあるところでございますが、そうしたところも事業展開をしてきたNPO法人の収益にも大きく影響してきた。 町ではその対応策として、阿賀町観光振興機構と組織替えをした中で継続を図ったところでございますが、そこも計画当時といいますか、効果的な対策につながらない部分がありまして、当時、町で所管していた観光協会を観光振興機構と統合するという形で、阿賀町観光協会を一般社団法人化してさらなる組織強化を図ってきたところでもございます。 先ほどの経緯でございますけれども、一昨年、町観光協会長さんから体験教育旅行は観光協会の本来の業務ではないので、町で別の組織を検討してもらいたいと、この旨の申出があったというところでございます。しかし、その後間もなく観光協会内部で検討の中で、体験教育旅行観光協会唯一の収益事業でもあり、引き続き観光協会で継続しますと。そう時間がない中でそうした申出があったというふうなところで、観光協会でずっと継続しながら現在に至っているというところでございます。 そうしたところで先ほどもお話ありましたけれども、私、また課長もそうした中で、町として実施するとかそうしたところには至らないと、そうした公の発言もしていないというふうなところも確認をさせていただいているところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 しかし、そうした申出があったというふうなところは事実でございまして、観光協会で様々な意見があるというふうなところを表しているのかなというふうに、私としても当時から想像しているところでございまして、課長をはじめ町の担当の職員には今後、よりそうした内容の把握といいますか、連携といいますか、そうしたところに努めなさいというふうな指示は出してきているというふうなところでございます。 教育体験旅行につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、その事業そのものがなかなか実施できないというふうな状況が続いてきているわけでございますが、少しずつではありますが、現在は県内の学校の皆さんが日帰りというふうな形の中で来町されてきているというふうなところでもございます。そうしたところから、昨年は実施できなかったこの事業の継続のためにも、受入れ農家の皆さんに対して減収となりました相当額として、10万円の交付を行ったというところでもございます。 また、現状の受入れ農家数では大規模校の引受けはなかなか難しいということでございまして、今後は引受け農家が増えることにもつながるような取組を検討していく必要があるのではないかというふうにも思っているところでございますが、教育体験旅行につきましては、先ほど言った延べで5万人を超える皆さん、こうした関係人口の拡大というふうな面でも非常に大事な事業であるというふうに、私も認識をしているところでありますので、今後も継続をしていただきながら活性化するように期待しているというふうなところでございます。 この事業自体は町がお金を出していただくというよりも、当初のNPOの時代からある意味で自立をした中で、今は観光協会の中でのそうした事業でございますので、かといってこれは町に非常に大事な事業でございますから、今まちづくり観光課で観光協会さんの窓口になっているわけでございますけれども、引き続きそうした面での連携を図るといいますか、観光協会の考え方というふうなものも町としてもしっかり把握をしながら、継続ができるように進めていきたいなというふうに思っているところでもございます。 次の町立図書館の関係でございますけれども、これは今から10年ぐらい前に、町の教育委員会などで組織する阿賀町図書館機能検討委員会というふうなところで、専門的に議論をしていただいたというふうな経過もございますので、そこを含めながら教育長のほうから答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) おはようございます。 それでは、私のほうから町立図書館の設立についてということで、今までの経緯も含めて答弁させていただきます。 現在阿賀町では公民館本館と津川、上川、三川の各分館内にそれぞれ公民館図書室を設けて、町民の方々の読書活動の推進に努めております。 町立図書館の整備につきましては、10年ほど前になりますが、平成22年に町社会教育委員などで組織する阿賀町図書館機能検討委員会におきまして、今後の図書館機能の在り方について検討いたしました。その結果を町教育委員会に答申し、教育委員会では町長に対し意見書を提出したという経緯がございます。 その阿賀町の図書館機能検討委員会では、その検討の結果ですけれども、図書館機能に関しては子供からお年寄りまでが利用できる広いスペースを設けるとともに、豊富な蔵書、効率的な検索予約システムの導入などが必要であることから、公民館本館分館内の図書室のほかに新たな中央図書館の設置が必要であるとし、その旨、町教育委員会に答申いたしました。町教育委員会ではこの答申を受け、同年4月に中央図書館の設置に関する意見書を町長に提出しており、この意見書では蔵書や貸出しサービスを充実した中央図書館を町中心部に設置するよう求めております。 その後、町ではその意見書を基に検討を重ね、蔵書の把握や管理貸出しシステムの導入など町民の方々の利便性を確保しつつ、これまで以上に公民館図書室の運営を目指すということをまず優先させるということで、既存の公民館図書室4施設の機能を充実させるための図書管理システムの整備や蔵書の充実に努めてまいりました。 現在では公民館本館、分館、4つの図書室がございますが、それを図書管理システムによりまして図書データの共有が図られ、読みたい本の閲覧や貸出しなどがどの施設からでもできるようになっておりますし、また、希望する図書によっては県立図書館などとの広域的な相互貸借も可能となっております。新たな図書館の建設には至っておりませんが、町民の方々の利便性の確保につきましては、一定の成果が得られているものと思っております。 図書館整備が議論されてから10年を経過し、その後、少子高齢化、人口の減少などが進み、当町を取り巻く環境は大きく変化しております。こうした環境の変化に対応しながら、また、町民の方々によりよい生涯学習の場を提供していかなければならないものと考えております。 今後はこのような経緯を踏まえた中で、地理的条件や交通の便、また図書の利用実態などを検証し、将来的な生涯学習の方向性を見据えた中で、さらなる町民の方々の利便性の向上について検討を重ねるとともに、その中で町立図書館の建設につきましても併せて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いしたいと思います。 以上、私のほうから町立図書館の設立について答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。
    ◆4番(山口庫幸君) 追加の質問をさせていただきます。 先ほど町長から、観光協会からの申出で、体験教育旅行は本来の業務ではないという申出があったというお答えをいただきましたが、町長はこれをどのように解釈されたのか。本来の業務ではないという意味合いの解釈を、特にどういうふうに町長は捉えたのか教えていただきたい。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) むしろ私よりも担当の課長、職員のほうが窓口となってそうしたところを聞いたというふうなところでございますけれども、観光協会ですから、いろいろな経緯を、NPOで体験教育旅行をやってきたものを、そうした中でいろんな経緯を経ながら、この事業については観光協会で担当するんだというふうな合意の中でやってきているというふうに、私は認識をしているところでございますので、そうしたらやはり観光協会の本来の業務であるという、本来の業務というか、皆さんでやりましょうというふうなところで決めて進めている事業であるというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 全くそのとおりだと思うんですね。議論の余地はないと思うんですけれども、もっと町としては、そこについては毅然と対応すべきだったんではないでしょうかね。本来の観光協会の業務なのではないかというふうに、もう少し毅然とすべきだったと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そこはむしろそうした話があったので、それで観光協会が持ち帰りながら、観光協会で再度そうした話をした中で、やはりこれは観光協会の仕事だというふうなところで、幾らもたたないうちに、まさにそうした部分でのものがあったというふうに私は理解しているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) そこの話合いをするのは十分あれですか、観光協会が続いてやることについては、観光協会も十分納得しているというふうにお考えになっていますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほども言いましたけれども、やはり様々な意見が協会の中にもあるのかなと。またそれを担当する職員の中にも、そうした様々な思いがあるのかなというふうにも私も感じているというふうなところでございまして、正直私も直接聞いてみたいなというふうなところをずっと申し上げてきているんですけれども、なかなか私にはそうした機会がないというふうなのが、ずっと続いてきているわけでございますけれども、特にこのコロナ禍になって、本当に思うように事業を進めていけないというふうなところはありながら、いろんな意見が錯綜しているのかなというふうにも思っているところでございますが、むしろこの観光協会の中には、教育体験旅行受入れ農家の皆さんが、観光協会の賛助会員としてその中に入っておられるというふうに私も認識しておりますので、そうであればむしろその賛助会員の皆さんは正式な発言権といいますか、そうした部分は縛られるのかもしれませんけれども、十分そこで観光協会の賛助会員といってもそうした一員としながら、意見を言いながら皆さんでそこをまとめていくというふうなところがあるのかなというふうにも思っておりますけれども、やはりここも正直申し上げまして、その受入れもなかなか厳しい状況になってきている、高齢化しているというふうないろんな要因があるのかもしれませんけれども、私としてはむしろそうした観光協会の内部の中で十二分に議論といいますか、話合いをした中でというふうなところが基本じゃないかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 昨日、各常任委員会の事務報告あったと思うんですけれども、その中で産業建設常任委員会の委員長から、10月19日にその事務調査として観光協会に行ったという報告もあったと思うんですね。その席で観光協会の理事長が、体験教育旅行ワーキングホリデーは本来の観光協会の業務ではないというお話をされました。 それをお聞きすると、決して観光協会は、観光協会が本事業をやることに納得はしていないんではないかというふうに私は取ったんですけれども、そういうふうに組織のトップが発言するならば当然職員の士気は上がらないと思いますが、これはそこら辺のお茶飲み話の話じゃなくて、常任委員会の事務調査で行ったところでの話ですので、これは町長には聞こえてきていないかどうか分かりませんが、どうお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私は直接お聞きしていない部分ですけれども、本来、観光協会、そこのスタートのそうした認識といいますか、そこでそうしたそごといいますか、そうした思いの部分があるのかなというふうに感じますね。 本来の観光協会じゃないというのは、やはり教育体験旅行が後でその実施主体として、私としては協議の中で皆さんでやりましょうという中で、観光協会の事業になったというふうに理解は、先ほど言ったようにしているわけですけれども、本当にそうした部分がどうなのかというふうなところなのかなと思ってお聞きしましたけれども、これは町でというより、観光協会という組織、法人なわけでございますから、そしてそこには会員さんがいらっしゃる、事務局もあると。 まさにこれ観光協会の中でしっかりと議論といいますか、そうした部分を認識しながら進んでいくというふうなところが極めて大事だと思いますので、事務局長さんもいらっしゃるわけでございますから、そうしたところを聞くと、少しある意味で、そうした部分が足りないのかなというふうなところでも今感じたところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 先ほど高齢化も伴って民家の受入れ者が少なくなったとか、コロナのせいもあると、それもあるでしょう。ただ、一番この事業が下火になってきた原因は、本気で観光協会が取り組んでいるかと、そこにあると思うんですね。 先ほど来言っていますように、この事業が本来の観光協会の事業でないというふうに言いながら実際やっているというその曖昧さが、この事業に本気に取り組めない原因をつくっているんじゃないかと思っているところです。 町当局も観光協会に実際の事業に当たっての補助金を出しているわけですから、言うことはある程度ちゃんと言っていただきたいなと。もう一つは、先ほど来町長がおっしゃっているように、内部の問題であることも確かです。だから内部できちんと議論すべきだと思うんですね。やるんであれば本気でもっとやってほしいし、どう思いますが、そこについては。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 一般社団法人ですか、しっかりした法人なわけですよね。ここはそうした第一義的にはその法人の中で、観光協会の中で議論していただきたいと。 山口さんも大変失礼ですけれども、賛助会員でいらっしゃるんじゃないかなというふうに私も認識しているわけでございますので、そうした皆さんが議論といいますか、話合いをしていくというふうなところが、私は一番基本の部分じゃないかなというふうには思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) この事業の経緯は、教育長さんはよくご存じだし関わっている人はご存じだと思うんですけれども、ご存じない方もおられるので、概略ですね、今まで至った経緯をお話ししたいと思うんですけれども、平成6年、まだいわゆる平成の大合併というのを行われる前、新潟県が新潟理想プランという事業名でスタートしたと。 狙いは多分2つあったと思うんですね。できるだけ広域的に事業に取り組ませることで合併の下地づくりをしたいということと、将来的に体験型の観光学習が広まるんではないかと、その2つだったというふうに思うんですね。 これはこういう補助事業では大変珍しく10か年に及ぶ、10か年間補助金を出しますという大変珍しい事業でスタートして、検討開始から8年たった平成14年から実際の受入れをスタートしたわけです。だから8年かかったわけですね、そのシステムをつくるのに。 非常にここに至るまで大変な苦労を、いろんな方がご努力、苦労をしたんですけれども、このときの新潟県の担当者の一人として、今副町長やられている南さんがご担当していました。非常に南さんが尽力してくださって、南さんがいなかったらこの事業、日の目を見なかったんじゃないかというふうに私は思っているところです。 平成14年から受入れを開始して、以後右肩上がりで増えてきました。一番ピークを迎えたのは平成22年です。22年は受入れ学校数が約30校。30校の学校を受け入れました。延べ宿泊数が約7,600人、延べで7,600泊に及びました。そのときの売上金額が7,532万で、大体組織としての手数料3割ですので、7,500万売れると2,000万以上の収入があるわけですね。だから、1億の事業になれば事業として自立できるなというふうにこのときは考えていたわけです。 先ほど来、町長さんがピーク時70名の受入れだったと言うんですけれども、大体その頃そのぐらいの人数が受入れをしていました。このとき私が調べたんですけれども、一番多く民家宿泊を受け入れて収入あった方の収入が120万でした。これ大変な額ですね。年間120万の収入があったわけです。登録した民家の平均が60万でした。そのぐらいの効果が非常にあったということになります。 体験学習を終えて、最終日は大抵阿賀の里へ寄ってお土産を買って帰るんですけれども、大体どのぐらい小遣いを、学校で決めるんですけれども、2,000円から2,500円が平均です。大体1学校が150、多いときは300名来ますので、この額でも阿賀の里に落ちる金額というのは相当の金額です。これぐらい非常に経済効果があった事業だというふうに考えています。 もう一つ大きな意味は、東日本地区においては非常に先駆けた事業であって、大手の旅行会社さんは、この阿賀町の体験学習というのをほとんど知っているんですね。そのぐらい知れ渡った。阿賀町を売り込むのに非常に先端を走ってきたものですから、多くの旅行会社に知られて、これは今後も非常に役に立つなと。 例えば、今阿賀黎明の魅力化事業をやっていますけれども、こういうのとうまく結びつければ、この体験学習が非常にうまくできる地域だということと、その魅力化事業を結びつけることによって、より効果が出るんではないかと、そういうことも考えるなら非常に大切な事業だというふうに思っているところです。ですから、これをさらに育てるために、ぜひ町当局としても尽力していただきたいなと思っています。 それで、次に図書館のほうに移りますが、実は阿賀町周辺の図書館って、非常に優秀な、町長さんご存じだと思いますけれども、優れた図書館が非常に多いんですね。五泉もいろんな図書館も表彰を受けていると思うんですけれども、五泉市図書館は小中規模の図書館としては非常に優秀だと言われています。 実は私も子育てをしたんですけれども、阿賀町で図書館がないので五泉に通いました。五泉の図書館のおかげで私は子育てができたと思って感謝にたえないんですけれども、もう一つは、非常に予算を結構持っていて、買いたい、欲しい本があったら買ってくれるんですね。私は五泉市民じゃなくて阿賀町民なんですけれども、それでも買っていただけて、もう15年以上通っているんですけれども、一回も断られたことないんですね。だからもう全く感謝にたえないというのが、私が五泉市の図書館に持っている。阿賀町の子供とか町民と比較したら、段違いの図書館機能が恵まれているなと。 あとは豊栄に図書館があります。豊栄の図書館というのはご存じだと思うんですけれども、安藤忠雄先生、東京大学栄誉教授の安藤忠雄先生の設計によります。安藤先生は図書館4つ設計しています。一番有名なのは国会図書館の隣に国際子ども図書館というのがあります。それの4つを設計したんですけれども、その一つが豊栄にあるわけです。 ここも度々行くんですけれども、非常に優れていて、外形は円形なんですけれども、どこが一番特徴的かというと、普通本棚があって閲覧の場所があるんですけれども、離れているんですね、普通の図書館は。本棚から本を持っていかなきゃいけない。この豊栄図書館は本棚と閲覧の場所がすぐ隣なんです。本棚から取ってすぐ読めると、そういう極めて機能的に優れた図書館です。 もう一つは、阿賀野市ですね。阿賀野市は京ヶ瀬にあります。この図書館の特徴は童話を中心に置いてあると。外国の童話も置いてあります。したがって、童話について調べたい方は非常に遠くからもここに来られるという。 こういうふうに近隣を見ると、非常に優れた図書館多くて、それに比べて阿賀町の生徒、町民の置かれた図書機能は、非常に貧弱じゃないかなというふうに思っています。これは確認ですけれども、町長のご認識はどういうことでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今ほど、五泉、豊栄、阿賀野市等々、本当に近隣の自治体のすばらしい図書機能、ご紹介をいただいたわけでございますので、ある意味で本当にすばらしい環境の中で市民の皆さん、そうした図書に触れ合う場所があるんだなというふうなところでお聞きをしたところでございます。 冒頭で教育長申したように、この阿賀町にあってもこうした図書館といいますか、図書へのというふうなところの検討をかなり専門的にやってきた中で、今のスタイルに落ち着いているというふうなところもあるわけでございますし、私は特に子供たちにとっても図書に親しんでいただくというふうな環境は極めて大事なところでございますから、そうしたこの広い阿賀町にあって、中央館的なところも機能としてはあったほうがいいのはまさにそのとおりだと思いますけれども、それぞれの学校であったり、保育園であったり、そうした本当にじかに子供たちであれば子供たちが過ごす場所では、より充実したものを整備していきたいなというふうな思いでありますし、そうしたところを酌み取っていただいて、例年、新潟昭和の会社の皆さんが空き缶の回収の中から収益を、阿賀町の子供たちの図書へというふうなところで寄附を頂いているというふうなところもありますし、また今般はご覧いただきました旧四季菜館でああした図書、専門的な部分というふうなところはないわけでございましょうけれども、そうした中で様々な工夫の中でやってきていると。 もう一つは、先ほど五泉ばかりじゃなくて、例えば新津であったりほかのところも、市民だけじゃなくてほかの皆さんの利用というふうなものを、ある意味でオープンにしているというふうに認識しておりますので、ここはそうしたところとの連携、これはむしろ積極的に図りながら、阿賀町で不足する部分については、町民の皆さんからそうしていただくというふうなところも一つなのかなというふうに思いますし、先ほど言ったように、図書の検索のシステムというふうなものは構築をしながら、希望するものを検索できるというふうなところもありますし、これからのこうしたデジタル時代の中で、先般は燕市さんだったでしょうか。電子の図書のスタイルというふうなところもやっているようなところでありますので、いろんな面で今お話あったことも含めながら勉強させていただく中で、今後の在り方というふうなところを研究していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 教育長さんにいま一つお聞きしたいんですけれども、9月24日に阿賀津川中学校の広報紙が全戸配布されました。当然お目通しだと思うんですけれども、この中に全国の学力・学習状況の結果が載っています。 これを数字、多分ちゃんと覚えておられなかったらあれなので今言いますが、国語に関しては全国平均に対して7ポイント低い。数学に対しては6ポイント低い数字です。これに関しては、二、三%の上下しただけで大騒ぎをするぐらい、平均値ですから、平均値が2ポイント、3ポイント違うというのは大変なことで、この阿賀津川中学校については国語については7ポイント、数学については6ポイント低いというデータなんですね。これについて何かお考えをお持ちでしたらお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほど山口議員さんがご指摘されたとおりでございますが、全国学テの結果はそのとおり、全国平均から見ても、また県平均から見ても低いという数字が現れています。今回のこのテーマでいいますと、例えば国語に関しては、そのような低いというのは、やはり何といっても根本的な問題として文章を読めない、書けないというのがあるのかなというふうに考えております。 図書ということに絡めますと、やはり本を読む量によって、これは私の考えですけれども、本を読む量と書く能力というのは比例していくものだと私はそういうふうに考えておりますので、やはりふだんからのそういうものが足りていないんだろうというふうに考えております。 これに関しては、学校の先生方がしっかりとした対応といいますか、どこが点数が低いのかというのも分析も含めて、学力テストについては今後の指導の方針等を決めてやっていくわけですけれども、根本的な問題として、私はやはりそういうふうな小学校、もっと小さい子供の頃からの読書量というものが、やはり反映されたのかということも言えなくもないなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 今、言いましたように、国語が平均より二、三ポイント低いだけでも大騒ぎするわけです。阿賀津川中学校の場合は今言ったように7ポイント、6ポイントの差があって、これはゆゆしき事態だというふうに思っています。 教育長さんがおっしゃったように、私もやっぱり根本的には本を読む力、そこにあるんではないか。だから図書館と言っているわけです。すぐこれは図書館と直結はしないと思いますよ。造れば成績上がるというふうには言えないと思いますが、その環境を整えるという意味では非常に重要なんじゃないかなというふうに思っています。 一つ、これ最後になりますが、八戸の、これもご存じの方多いと思うんですけれども、八戸市の事例をご紹介して終わりたいと思うんですけれども、八戸市は実は市営の、市が本屋さんを経営しているんですね。全国にそれは4例あります。そういう自治体が本屋を経営する。 八戸の市長さんは教育は本からと非常に熱意を持っているものですから、当然図書館もすごい立派な図書館あるんですけれども、本屋を市としてやっていると。これは開設当初から4,000万ぐらいの赤字になるというふうに分かっていたわけです。それを分かっていてやったんですね。それで4,000万に代わるプラスのものがあるであろうということで、2016年に八戸ブックセンターという名前ですかね、これを造ったわけです。 これはどうなるのかなというふうに、実はそのときから私は関心を持って見ていました。その考え方は分かります。考え方は分かりますが、4,000万という税金をそういうものに投入していいのかという是非は非常にあると思います。だけれども、その推移を見守っていました。 今現時点でどういう状況にあるかというと、その4,000万を投入することで、市民のほとんどはクレームを言わない。これ4,000万に値するんじゃないかという評価を与えているということなんですね。そのぐらい本屋ということに価値があるというのは、八戸市民の意見。 もう一つは、民間の本屋が3件あるんですね。ある意味で競合するんです。その3件はどういうふうに思っているかというと、全然反対ではないんですね。それはなぜかというと、ここの市営の本屋さんの考え方というのは2つあって、普通の民間の本屋さんと違うところが2点あります。一つは民間の本屋さんは売れる品を売るというんですね。だから、セブンイレブンなんか行くと雑誌がいっぱい、あれば売れるから置いてあるんです。それと、売れる本と売りたい本はちょっと違うというんですね。 ここの市長さんの考えは、図書館というのはただ借りて読んで返す。本屋さんは買うと。ぜひ一生の間に何冊かは自分のそばに置いておく本を、自分で買って読んでほしいというのが考え方なんですね。 そういう考え方で本屋を造っていて、何でその民間の本屋さんが反発しないかというと、本を読む人、本が好きな人をそこの市営の本屋さんが発掘してくれていると。だから今言った売りたい本を売るわけですから、非常に珍しい本があるわけですね。売れないけれども売りたいと。それを求めて遠方からも来るわけです。そういうことで、相乗効果で全然その民間の本屋さんもノーと言っていないというのが現状です。 ただ、それでもその4,000万を投入する意味があるのかという議論はあると思いますが、やはり基本にあるところは、この教育というのは本からという根本にこの市長さんが思っているからそれをやるんだと。今後、どういうふうに推移するのか注意して見ていきたいと思っているんですけれども、実は一昨年、ちょっとしたことが起きました。それは八戸出身の作家の2名の方が直木賞と芥川賞にエントリーされたんですね。 残念ながら本受賞には至らなかったんですけれども、この2名が同時に去年エントリーされたということで、非常に盛り上がったんですけれども、今のところいいほうに回っていると思うんですけれども、私は何を言いたいかというと、そのぐらい本をもって教育の柱としようというふうに考えている市もあると。ぜひそれは真似するかどうかは別にして、非常に参考にすべきことではないかなというふうに思います。 健康を維持するにはちゃんと食べなきゃいけないんですけれども、私は本は心の糧だと、心の米ではないかと。ぜひ新潟県では長岡藩の米百俵の例もあるわけですから、本当に食うや食わずでも教育をちゃんとやらなきゃいけない局面は絶対あるなと思っています。ぜひ本について、そこからぜひ教育ということをもう一回構築することを考えていただきたいなというふうにお願いをして、私の質問を終わりにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 答弁はよろしいですか。 ◆4番(山口庫幸君) 結構です。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、4番、山口庫幸君の質問を終わります。--------------------------------------- △加藤達也君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、1番、加藤達也君。     〔1番 加藤達也君登壇〕 ◆1番(加藤達也君) 1番、太田区の加藤でございます。 私は通告に基づきまして、国が今進めておりますGIGAスクール構想に基づいたタブレット端末を使用した小・中学校の授業の現状と、9月議会に引き続きまして阿賀町の観光業、飲食業の現状、今後について伺いたいと思います。 まず初めに、令和3年4月より、阿賀町小・中学校におきましてタブレット端末を利用した授業が始まりました。現在タブレットのみの使用でありますとか、あと紙、教科書でありますとか、また2つを併用した授業というのがなされています。そして今後は完全なるデジタル教科書への移行なども計画されております。 ただでさえICT活用に遅れを取っている日本、我が国なんでありますが、デジタル庁設置などのように、今後ICT活用を重点的に強化していくというふうに考えられ、そしてまた子供たちへの教育に関しては、当初の構想以上のスピードで進んでいくというふうに考えられています。 以前、富士通さんの5Gで実現する社会というふうなユーチューブ、動画を見ました。そこには近未来の日本の世界がありまして、タブレットではなく、エアーでぽんとタッチするとここにタブレット画面が出るんですね。そこでいろんな情報でありますとか、そういうのが出てくるというふうなことです。 そしてそれにより、ほぼほぼAIを駆使した車の自動運転でありますとか、学校のほうでは通訳なしで、例えば津川小学校の子供たちとオーストラリアの子供たちが会話をすると。それはAIを駆使して通訳なしで会話ができると。そういうふうな授業でありますとか、もちろんリモートによる医療というのもありました。 私はこれを見たときに、正直、一企業の絵空事じゃないかというふうにたかをくくっていたんですけれども、その後5Gの今後の社会というふうな形でいろいろ検索していましたら、5Gでつながる世界という総務省から出していました。それも見たら、これ富士通さんの動画とほぼほぼ同じ世界が広がっているんですね。 そこで感じたのは、日本の目指している近未来の世界というのはここだなと。この世界を日本は目指しているんだなと。そして、この近未来の世界というのは、昨日より議論されている阿賀町の懸案事項、例えば津川病院でありますとか、路線バスでありますとか、そういうことがこれによって解消されるんですよね。 国がこのような社会を目指している中で、阿賀町の子供たちがこの時代の急速な変化に対応するために、やはり小さいときからの教育が重要であるとともに、そして危機感を抱く中で、阿賀町は今後どのようにこのGIGAスクール構想というのを進めていくお考えでしょうか。 2点目ですが、タブレット授業によりまして子供たちの授業が変わるだけでなく、先生方の教え方、授業の進め方というのもがらっと変わったと思います。この変化に対応する教職員の皆様のご苦労というのは計り知れないものだと思うんですが、ただ一方で、タブレットを使用した授業を進めていくにつれて、こうしたほうがいいんじゃないか、ああしたほうがいいんじゃないかと。また、こうしてほしいんだがというふうな意見や要望などが、今出てきている時期ではないのかなというふうに察します。 それで、その中の一つとしてタブレットを使用した家庭内学習、要は宿題ですよね、という要望もあると思うんです。阿賀町の小・中学校に通う家庭でWi-Fi環境がない家庭は約1割というふうな形で以前伺いました。例えば、そのような環境のご家庭に対して宿題ができるように、例えばですけれどもポケットWi-Fiでありますとか、ホームルーターなどを宿題使用のみに提供したり、導入補助などがあったら、全員共通にこの家庭学習というのができるんではないかというふうに考えています。 私は教育というのは学びの継続性というのが一番大事だと思っています。学びの継続性というのは、学校でやったことを家でも同じことをやるのが、その繰り返しが一番大事なんじゃないかなというふうに考えています。それについてお考えをお聞きしたいと思います。 3点目ですが、7月に阿賀町におけるGIGAスクール構想において、5つの今後の課題として挙げられていました。授業での端末の利活用促進、授業での活用事例の創出・共有、教職員の指導スキルの向上、端末に対応した学習資料の充実、そして最後、端末の利活用を補助する機器の整備の5点です。この課題に対する進捗状況をお聞きしたいと思います。 次に、阿賀町の観光業、飲食業について伺います。 9月議会でも取り上げました後、阿賀町の各団体、各施設が独自にイベントを開催しまして、町民はもとより町外、また県外から多数の方が来町されまして、かつてのにぎわいを取り戻しつつあると思ってうれしく感じておりましたが、世界的にオミクロン株が流行の兆しを見せまして、日本でも感染者が出始めた頃からちょっと足取りが鈍くなっているかなというふうな印象があります。 これまでのよい流れを止めないように、ただ、それと同時に阿賀町にオミクロン株を持ち込ませないようにというのは、もうこれは大変判断の難しいところではあるんですけれども、ここはあえてお聞きしたいと思います。 昨今のキャンプブームにより、キャンプ施設はもとより城山公園でありますとか、あと向ノ島公園でありますとか、週末になりますと無数のライトが点灯しているんですね。その勢いは秋口を迎えても衰えることなく、先週、先々週ぐらいでしたか、城山公園でもまだキャンプを張られてというふうな方おられました。私も勉強不足だったんですけれども、上級キャンパーというのは冬でも雪の上にテントを張って寝泊まりするそうです。季節に沿った楽しみ方というのをされているようです。 また、阿賀町のキャンプ場というのは、都心のキャンプ場と違いまして、ちゃんと整備されて区画されているわけじゃないんですよね。自然を利用したキャンプ場が多いために、逆に好んで利用されるキャンパーも多いんです。 今はキャンプブームでありますが、各森林公園でありますとか各河川公園などは、このような今のキャンプブームでありますとか、時代の流れでありますとか、流行でありますとか、そういうのを踏まえた上で運営及び維持管理とかというのをされているんでしょうか。そしてまた、それに合わせて、そこに通じる町道でありますとか、農林道でありますとか、そういうものの整備等も併せてお聞きしたいと思います。 2点目ですが、先ほど申しました各種団体や各施設、また、まちづくり観光課の皆さんや町長自らメディアに発信、プレゼンすることによって町は活気を取り戻しつつあります。ただ、私は阿賀町観光のイニシアチブというのは、先ほどお話出ましたが、あくまでも私は観光協会にあると思っていますし、そうあってほしいと願っています。 先ほど山口議員への答弁で、観光協会内部でも様々な意見の相違があるというふうに伺いました。ただ、このような時期だからこそ、私は阿賀町観光協会には阿賀町観光をアピールしてもらいたいんですね。各団体と各施設と連携しながら、横のつながりを連携しながらオール阿賀町というふうな形で観光アピールして盛り上げてもらいたいんです。 という考えから、観光協会が今行っている事業の中で、ワーキングホリデーなどの直接観光アピールにつながらない事業というのは、外したらいいんじゃないかなというふうに感じてはおったんです、私は。ワーキングホリデーは今年度で事業が終了するということでありますので、ただ、そもそも協会には観光事業を推し進めてほしいというふうな考え方からですが、この提案に関してはどのようにお考えでしょうか。 最後になりますが、9月議会におきまして、中山区の以仁王の話を出させていただきました。以後、以仁王に関する講演会及び現地視察がありまして、そして今新潟日報さんにはいにしえ下越伝説めぐりにおきまして特集を組んでもらっています。非常に興味深い面白い記事、特集であります。 この日報さんの講演会や特集の記事を見て、やはり私のように興味を持った人は必ずいると思うんですよね。例えばこの記事を見て、阿賀町に以仁王、我々の認識でいえば京都で斬首されたんじゃないかなというふうな認識でありますので、ちょっと行ってみようかな、ただ、どこに聞けばいいのか分からない、調べるのも分からないからやめたでは、今までと同じ、日報さんで取り上げてもらった、そしてそういうイベントをやった、それで終わってしまうわけですよね。これはやっぱり観光につなげましょう。 町村議会研修でありますとか、町村自治に関する研修会というのがございまして、どちらも歴史と文化を観光に強引にでもつなげた観光地には、人は流れていっているというふうなお話がありました。私も聞いていてもっともだと思いました。 また今、持倉銅山におきましても講演会と現地視察がありまして、産業遺産登録への機運も非常に高まってきています。私も現地には行っていないんですけれども、行った人のお話、そしてまた写真とか見ますと、もう写真見ただけで若干高揚するような、映画のセットを見ているような感を持ったわけですけれども、今がチャンスだからこそ、チャンスを目の前にしたこの状況に対して阿賀町としての見解をお聞きしたいと思います。 以上、大きく2点、ご回答よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、加藤議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 1点目の学校教育におけるタブレット関連につきましては、教育長が現状での答弁をさせていただきますけれども、まずWi-Fiに関して私も少し申し上げたいなというふうに思っております。 先ほど5G含めながら、国の進めるデジタルの方向性というふうなお話もいただいたわけでございますけれども、私もいろんな皆さんのお話を聞きながら、本当にこの国がどういうところを目指していくかというふうなところを勉強も兼ねながら聞いているところでございまして、ある人によると、この5Gというのはまさにそうした超高速超、超大容量の中での分野ですけれども、むしろその通信料というふうな面から見ていくと、これはもうなかなか下がる要素が非常に少ないんだと。1対1のやり取りなので少ないんだと。 それに比べてWi-Fiというのは大容量というか、1台のトラックに何台も幾つも積み込みながら走るというような仕組みなので、Wi-Fiはむしろ値段的に非常に安く、これは設置も維持というか通常の使用料に関しても非常に安いものでできていくというふうなところで、むしろWi-Fiというふうなものをそれぞれの環境整備を進めることが、これは進むんじゃないかというふうなご提案も聞いているところあって、そこを目指しながら町全体Wi-Fi環境を整えていこうというふうな町があることを知ったので、来週、総務課長をキャップに職員でそこのところへぜひ見に行っていただいて、何を目指して現実的にどんな課題があるのかというふうなところも探りながら今進もうというふうに思っています。 これが提案どおりいくと、町中全部それぞれの施設にWi-Fiをつくるんじゃなくて、町中の、例えば電柱の上に幾つもつけていくと。阿賀町であっては二百幾つけると大体管内エリアはカバーするんだというふうなところも具体的な話もあって、そうすると今言うように、Wi-Fiのない環境の家庭等々、またそうした施設、全部これカバーできていくと。 それも非常に安価な料金でカバーできていくというようなお話も聞いているところもありますので、そうしたいろんな面を勉強しながら、今お話しいただいたところは本当にこれからの、特に子供たちにとっては大事な大事なところだと私も認識しておりますので、しっかりそうしたところを勉強した中で、ここはすばらしいものであったらぜひまた加藤議員さんはじめ議会の皆様にも、ご説明をさせていただきたいなというふうにも思っているところでございますので、よろしくお願いします。 順番逆で申し訳ございませんが、私から2点目の観光の関連について最初ご答弁をさせていただきたいというふうに思っております。 今お話いただきましたように、また行政報告でも申し上げさせていただいたところでありますけれども、本当にこれはSAKEバルシェであったり、五泉の商工会議所の皆さんが麒麟山公園の河川敷でテントサウナを実施していただいたり、またこのテントにあっては小会瀬さんのほうでも同様の取組をしていたり、新潟の本町6商店街の皆さんが中心になって、阿賀町でもサッカー教室やら花火を上げていただいたり、本当にこの秋は多彩なイベントを実施していただく中で、お話しいただいたように盛り上がりが少し見える中で元にこのまま戻っていっていただきたい。 ただ一方で、お話のとおり感染予防というふうなものはこれも基本の基本でございますから、しっかりそうした面を踏まえながら、こうした取組が継続しながら、にぎわいが少しでも継続していくようにというふうなところで進めていきたいなというふうに思っています。 この空前のキャンプブーム、本当に私も実感しているところがあります。私も山の中のキャンプ場、森林公園のあるところでいるわけなので、この2年、去年より今年、特にそうしたお一人というか、小人数の方の利用が多いんですけれども、本当にここはキャンパーの皆さんが多く訪れていただいておりますし、お話のとおり麒麟山公園であったり、向ノ島であったり、そうした皆さんがキャンプをされているというふうなところがありますので、これが町の活性化につながっていくというふうなところに期待をしながらでございます。 そうしたいわゆる無料といいますか、河川公園等々、お金を頂かない本来のキャンプ場施設でないところで自発的にこうやってやっていただける部分と、角神であったり、また私のところも中ノ沢の森林公園もそうですけれども、そうした整備をしたキャンプ場の中で500円程度の利用料をお支払いいただきながら、管理をしているというふうなところがあるわけですけれども、このコロナ禍が都市部の密から自然に目が向いてきているというふうなところの一つの現れでもあろうかなというふうに思っているところでありますので、これもリピーターにつながりながら、無料の施設であっても、直接的でなくても町にもある意味で経済効果が出ているというふうにも思っているところでございますが、一方そうしたところにあっては利用していただく皆さんがしっかりそうしたルールを守っていただきながら、むしろ来たときよりもきれいにして帰っていただくというような気持ちを持って利用していただいているというふうには思っておりますけれども、しっかりそうした面からも町も見回りといいますか、確認をしながら環境が維持されるような形の中で関わっていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 また今、そこへ通じる道、道路等の整備のお話もあったわけでございますけれども、ある意味で利用する人が、また周りの地域の皆さんも安全に通行できるというふうなところが何よりも大事なわけでございますから、今申し上げたように、ここは日々維持管理といいますか、そうした面にも目配りをしながら、利用の状況、交通の状況というふうなものを把握しながら、しっかり安全性というふうなもので、また利便性というふうなものもよくよく把握をしながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 2点目の観光協会の件でございます。 いわゆるワーホリの業務、これまた外部へというふうなことでのご提案的なところでございますが、私もやはり観光協会は、こうした特にコロナ禍にあって、この町を観光協会の会員の皆さんと一緒になりながら、この町の魅力を、行政も一緒になりますけれども、発信をしながら、本当にそこの中心的な組織であるというふうに思っておりますので、その活動に大きく期待をしているというふうなところでございます。 まさに先ほど山口議員さんはじめ、これは様々なご意見も、今までも議会の皆様からもいただいてきているというふうなところでございますし、町としてもそうした部分でご意見も申し上げながら、互いに同じ方向を見ながら、行政と民間である観光協会の迅速さであったり、そうしたよさを互いに発揮しながら進めていくというふうなところが非常に大事だと思っておりますので、そうしたところには一層連携しながら進んでいきたいというふうに思っております。 今のワーキングホリデー、また先ほどの教育体験旅行もそうでありますけれども、これも宿泊というか、そうしたところを伴うというふうな、特にワーホリにあってはそうしたところにもなってまいりますので、そうすると観光協会の会員さんのところが宿泊施設にもなるというところでございますから、ここは観光業界の業務につながってくる仕事を、観光協会が事務局として担っていただいているというふうに思っているわけでございますので、と言いながら、なかなかPRしてもこのコロナ禍で、ワーホリもおいでいただく人が極めて少なくて残念な面もあるわけでございますし、また基本的には3年間の事業だという、お話しいただいたように最終年になるのかなというふうにも思っておりますので、ここは今までのそうした部分も検証しながら次のところを考えていくといいますか、次の展開につなげていくようにしていくというふうなところが大事かなというふうに思っているところでございます。 本当にここはやっぱりイベントといいますか、そうしたところばかりじゃなくて、戦略的に斬新な企画運営があって、昨日の常任委員会委員長さんのご報告にもありましたけれども、やはりDMO的なところを目指すというふうなところは、本当に私もそうした考えの中で進んでいっていただければというふうな思いも持っているというふうなところでございますので、この阿賀町へお客さんが来ていただくように、そうしたものを図りながら、それによって町が活性化するようにというふうなところで、私も期待しながらご意見申し上げながら、またそうしたところを求めているというふうなところでございます。 3点目の高倉宮以仁王また持倉銅山に関するご質問をいただいたところでございますが、お話があったように、こうした地域の歴史や文化、これをまちづくり、観光に一緒になってつなげていくというふうなところが、本当にここは効果的な誘客につながってくるというふうに私も認識をしているところでございます。 日報でお話しいただいたように、毎週連載をしていただいているわけでございまして、本当にあれをご覧いただいて関心を持ちながらぜひ行ってみたいというふうな思い、本当にそのとおりだなというふうに思っているところでございます。 この以仁王伝説といいますか、これに関して平成19年だったと思うんですけれども、合併間もなくでございました。中山の区の皆さんが、胴塚、首塚、これがだんだん風化してきたので保存したいというところで、私が支所を通しながら、私本庁の窓口担当でございまして、一緒にあそこにお堂といいますか、屋根かけた中で、また鳥居も造ったり、そうした中での取組を進めてもらった経緯がありまして、私もそれ以来非常に興味を持ちながら、この書かれた人の伝説もずっと読んだりしているというふうなところでございまして、中山が終えんの地とまさにそうなっているところでございますし、また道中の大内宿では本当に2月でしょうか、盛大なお祭りが今も継続しているところでございますし、中山区も5月の3日だったかに盛大にお祭りをしていたというふうなお話も聞いているところでございますので、やはりそうしたところでいろんな地域ともある意味で連携も図るようなことも模索をしながら、ここはそうした観光の面でも、そうした保存の面でも生かしていきたいなというふうな場所の一つでございます。 この持倉鉱山についてもお話しいただきましたが、まさに皆さんから、先般専門の先生にもおいでいただいて勉強会も実施をしていただいて、保存と活用に向けた機運が非常に高まっているというふうに思っておりますので、そうした本当に、言葉少し変ですが、意欲ある皆様のご意見、専門のご意見もよくよく尊重しながら、なかなかそこへ向けていくには所有者の関係であったり、もう本当に行く道中の道の関係であったり、ハードルも課題もありますけれども、これは町も連携した中で今後の活用というふうな面に向けて、検討を深めていきたいというふうに思っております。 そうした面から、この町のシンボル、麒麟山があるわけでございますけれども、これ県の天然記念物といいますか、そうした指定がある中で、生えている木がだんだん大きくなって、本当にかつての石垣も見えなくなってきた。頂上に登っても展望が利かなくなってきたと。 本当に残念な状況が続いている中で、私も思ってきたのは、そうした天然記念物というかそうした指定地なので、木一本、枝一本勝手に取っては駄目だというふうな認識の中で、何にもできないのかというふうな諦めの中にあったんですけれども、今般多くの関係の団体の皆さんからぜひそこをというふうなご要望もいただいたところなので、私も教育長とも早速話をしながら、まずどんな指定があるのかと。 ここをこういうふうに改善したいんだというふうな計画も話をしながら、県の人からも現場を見ていただいて、できるもの、できない部分があったらその部分をよくよく聞きながら、そうしたところへ向けて活用を進めていきたいなというふうにも思っているところでございます。 こうして保存と活用の両立の観点から施策を進めていくというふうなところが非常に重要だなというふうに思っておりますので、これもそうした部分を担当する教育委員会、また観光業務を担当するまちづくり観光課、また各支所等々、これ一層連携を図りながら、観光協会の皆さん、また観光ガイドの皆さん等々民間の皆さんとも一緒になりながら、連携しながら活性化に結びつくようなところで、ひとつ何とか進めていきたいなというふうに思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 では、学校について教育長のほうからご答弁させていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは私のほうから、加藤議員さんのご質問の1番目のほう、学校教育において阿賀町にも導入されたタブレット端末における現状等についてお答えしてまいります。 まず初めに、今後どのようにして教育のデジタル化を進めていくのかというご質問でございます。 文部科学省では、令和6年度に従来の紙の教科書と併用する形でデジタル教科書を本格的に導入する計画であります。町では今年度、国の実証事業によりデジタル教科書を各学校に1教科ずつ導入し、授業での利用について検証を行っております。 今後、議員ご指摘のとおりデジタル教科書が普及していくことになりますが、まだ国の例えば教科書はあくまでも紙ということが大前提でございまして、デジタル教科書に関しては無償化にならず、紙の教科書を従来どおり無償化でデジタル教科書は有償という形が方針としてまだ残っております。 そういう意味では、このデジタル教科書を利用するのがそこで壁があるということで、今、町村の教育長会、あるいは新潟県の教育委員会連合会のほうで国のほうに、文科省のほうに要望、デジタル教科書も紙の教科書と同様に無償化していただきたいというふうな形での要望を出しているところでございます。 町教育委員会におきましては、ICTの活用計画を作成し、それに基づいて各学校でICTを活用した教育効果の向上を図っていきたいと考えておりますが、具体的にはタブレット端末を使用した学習支援ソフトや学習ドリルなどのデジタル教材を導入し、各教科で有効活用しながら教育効果を高めるとともに、電子黒板などの大型掲示装置を整備し、視覚的にも効果的な授業を実施していきたいと考えております。 また、インターネット通信を使用した遠隔事業の実施やタブレット端末を利用した各家庭との連絡体制の構築なども、将来的には取り組んでいきたいというふうに考えております。 次に、ポケットWi-Fiや家庭用Wi-Fiなどの提供や導入補助などの考えについてでございますが、先ほど町長が冒頭申しましたとおり、今のWi-Fiにつきましては、これからも町のほうでもいろいろな変化が出てくるということで、今現在の状況ということを説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 ポケットWi-Fiの無料貸出しを行っている自治体も、実際全国的に見ればあることはあるんですが、阿賀町ではポケットWi-Fiが通信可能な範囲がかなり狭くて、全町的にポケットWi-Fiが使用できるという状況にはないということが分かっております。現段階では各家庭にルーターを設置し、光ケーブルが各家庭に行っているわけですので、そこで無線LAN環境をつくる方法が一番適しているのかなというふうに考えております。 ただし、現段階では既にWi-Fi環境の整っている家庭、先ほど議員ご指摘のとおり1割の家庭はありませんが、9割の家庭はもう既にあるということで、そのほかの1割のことに導入補助をするのかということに関しては、公平性の観点もありまして、今まだ進んでいないというのが状況であります。 いずれの自治体におきましても、ただ設置云々ではなく、通信料は各家庭が負担していただくことになりますので、そういう家庭、例えば今ある家庭においては、通信量が増えていくという課題もございます。その場合におきまして、阿賀町においては低所得世帯である準要保護世帯に関しましては、オンライン学習通信費分としての国の支給単価に準じて、援助費を支給することも可能ということになっておるところでございます。 まずはインターネット通信がなくてもオフラインでタブレット端末を使用し、学習できるソフトの導入をまずは進めていきたいというふうに考えているところで、それにより家庭への持ち帰りも始めていきたいというふうに考えているところでございます。 ただ、やはり懸念されるのは、家庭に持ち帰った段階での管理というものがしっかりと家庭に、方法ですね、行き渡っているか。その管理のルールというものをしっかりと家庭にご理解いただいた上で持ち帰らなければならないというふうに考えておりますので、なかなか今年度中とは持ち帰りを考えているところではございますが、今のところそういう段階で、今家庭のところに確認書というものを取って、その準備段階で進めているということになっております。 また、新型コロナウイルスの感染がもしこれからも拡大した場合、また学校が休業するというふうなことがあることも想定されます。その場合、こういうWi-Fi環境のない家庭の児童・生徒につきましては、学校に登校していただいてオンライン授業を、今度家庭で受けている子供と一緒にオンライン授業を受けるということも視野に入れた中で検討しているところでございます。 次に、課題に対する進捗状況ということでございますが、7月の総文社厚常任委員会におきまして、GIGAスクール構想の進捗状況を説明させていただいたところで、議員先ほどご指摘の5つの課題というものを提示したところでございます。 まず初めに、授業での端末の利活用促進についてでございますが、GIGAスクールサポーター、それから学習指導センターによるタブレット端末やアプリケーションソフトの使用方法の支援を今行っているところでありまして、先生方の利活用は1学期終了時点では大体1日一、二時間程度の利用ということでしたが、今はその倍くらいに増えてきているということでありますので、順調に進んでいるのかなというふうに感じております。 次に、授業での活用事例の創出・共有でございますが、これも教育委員会にあります学習指導センターが発行するセンターだよりで、タブレット端末を活用した授業の事例を各先生方に紹介したりするなど、また、教員向けの授業参観を行うことにより、そういう情報の共有を今盛んに行っているところでございます。 それから教職員の指導スキルの向上でございますが、学習指導センターの管理指導主事を学校に派遣して、タブレット端末を活用した授業方法について研究授業等を今指導を行っているところでございます。また、各学校におきましても情報教育担当教員が中心となって校内研修を進めておりまして、先生方のスキル向上を図っているところでございます。 続いて、端末に対応した学習資料の充実ということですが、先ほども申しましたが、学校から依頼のあった学習教材、ソフト、アプリ等について、今それについてタブレットのほうに生かすようにしておりますし、また、持ち帰り等も含めてドリル教材等も学校と共同で今検討しているところでありまして、そういうものをこれから進めていきたいというふうに考えております。 それから、端末の利活用を補助する機器の整備についてでございますが、タブレット端末を活用した授業の教育効果をさらに高めるために、電子黒板の整備が今必要と考えております。先生方を対象とした電子黒板のデモンストレーションを今、業者さんから無償で借りて行っているところであり、電子黒板の利活用について各学校でその検討を行っていますが、可能な限り早期に学校へ整備したいと考えております。 以上、雑駁でございますが、加藤議員さんの1番目の質問の答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、そのタブレット、授業の使用に関して何点か現状確認と、まだ聞きたいことがあります。 阿賀町において、例えば校内で一斉使用した場合に、Wi-Fi環境に不具合が生じるなんてことは、阿賀町の学校においてはありますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 清野学校教育課長。 ◎学校教育課長(清野郁男君) その辺の心配はされるところなんですけれども、一応それに対応をして通信の量をアップしました。先般の教育フォーラムでも実際遠隔でやって不都合は出ないので、今のところは支障ないというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) あと次に、我々の時代は紙教科書と鉛筆といいますか、ノート使用でありましたから、勉強なんかするとここにペンだこができたような感じなんですよね。今タブレットとかをやるに当たって、昨日宮澤議員もおっしゃいましたが、視力でありますとか、姿勢の問題はあるんですけれども、私一番心配なのは筆圧はどういうふうな影響があるんでしょうか。筆圧がそれに関して、タブレットをやることによって筆圧が落ちるということはないんでしょうけれども、あまり小さいときからやると筆圧が利かないような例というのはないんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今、加藤議員、大変重要な質問かと思うんですけれども、筆圧という意味ではなく、書くことということに関してですが、今タブレットではタブレット専用のペンでタブレットのところに書き込むことができるような、それは当然授業の中で自分の考えとかをタブレット上の付箋に書き込んで、それを意見として先生のところに送って、それを集約して意見交換をするような授業形態が組まれております。したがいまして、タブレットを書くことは紙に書く筆圧よりも若干弱くなることは間違いないと思います。 やはり書くこと、それから本を読むことも当然含めてなんですけれども、タブレットさえやれば授業が完結するというふうに私も思っておりませんし、実際、宮澤議員のときにもお答えしましたが、授業のうちの半分ぐらいはタブレットを使いますが、ほかのものは授業の中で先生の話を聞く、意見を交換する、今日の狙いとか、それから今日のまとめとかをちゃんとノートに鉛筆で書くというものをしっかりと進めるように、今そういうふうな形で進めておりまして、決してタブレットで授業が完結するということがないようにしていただいている。 これはあくまでもタブレットというのは、授業の中でのツールの一つでありまして、基本的にはやはり書くこと、読むこと、本を読むこと、それからしっかりと書くことというのを進めるのが大事なことなんだろうというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) あと次に、当初よりタブレットを、例えば学校内で使う。持ち帰りというふうなことも今後あると思うんですが、その際にセキュリティー対策といいますか、その辺が非常に気にはなっていました。先日、県内小・中学校でタブレット端末を使ったいじめというのが14件報告されました。11月過ぎには東京のほうで、6年生の女の子がタブレットによる悪口送信などで自殺してしまったという事案もございました。 端末利用の規制管理というのはもちろんであるんですが、それとともに、これを送信することによってそれがいじめに当たるんだという、概念の教育というのも必要ではないのかなというふうに考えます。 この数字は、県内で14件というのは恐らく氷山の一角でありまして、表に出ないというのは結構あると思うんですよね。阿賀町でも決してないというふうには正直言い切れないとは思うんです。ただ、やっぱり概念の教育というのは非常に大事なんじゃないかなというふうに考えますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) これも非常に大変重いご質問でございまして、実はその14件のうちの1件は阿賀町であった事例です。 というのは、先ほど申しましたが、意見を出し合う付箋のところに人の悪口を書いて、その悪口でその付箋を、お互いに悪口を言い合ったというふうな事例が出ました。これは先生がもうふだん授業で見ていますので、これはそのときにしっかりやめて、タブレットは当分の間使わないということにして徹底した指導を行って、これについてはしっかりと悪いことだというものを理解させた上で、またタブレットの使用は再開したわけですけれども、例えば先ほど議員ご指摘のとおり、セキュリティーの問題というのはまた一歩進んだ問題でありますが、今のところ例えば成り済ましのようなことが起きないように、子供たちには、自分のアカウント、他人のアカウントは絶対に教えないように学校のほうに指導しておりますので、これについてはそれさえしっかり管理していれば、本人のものでしか、学校のタブレットを使用したものに関しては起こらないというふうに考えております。 ただ、これもやはり同じことが言えるんですけれども、自分の持っているスマホやタブレットでそういうことを行うということも当然考えられますので、実際そういうふうなSNSによるいじめというものはもう全国的なものでありますし、SNSだとやはり悪口が気軽に書けてしまうのか、本当にこの事例がすごい多くなっております。こういうものがいじめである、いじめが悪いことであるということをしっかりと子供たちに理解させる指導というものは、これからも徹底して行わないといけないというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) トラブル防止のための、これはタブレットに限らずなんですけれども、トラブル防止のためのルールというのは作成はされているんでしょうか。それでもしあるとしたら、それはあくまでも学校単位であるのか、それとも教育委員会のほうで作成して各学校に配付しているのか、その辺お聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) トラブル防止といいますか、いわゆるタブレットを利活用するガイドラインにつきましては、学校の意見を聞きながら教育委員会のほうで作成したものがございまして、今それに基づいてタブレットの利活用を進めております。 あと、タブレットを使用した上でのトラブル、そのトラブルというのは恐らくいじめとか、そういうものを指していると思うんですが、これについてはこれからまた事例を集めた中でつくっていかなければならない課題かなというふうに考えております。 なかなか今そういうふうな形で、事例が起こらないとそういうものがなかなかできないという状況では、今のところはなかなか対応できないことも出てきますので、対応できないといいますか、一歩遅れたような対応になってしまうということもありますので、できるだけそういうものを進めていこうというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 早急にお願いしたいと思います。 授業中に、子供たちのタブレットを作業している内容というのは、例えば先生方のほうで確認といいますか判断できるのでしょうか。例えば先生のほうのパソコン、タブレットのところにミラーリング機能のような、各子供たちが開いているページが先生が見られるみたいな、何分割か何かで見られるみたいな、そういう機能というのは先生方のほうにあるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今、議員ご指摘の機能については、先生方のタブレットのところについておりまして、子供たちが今何を見ているのかも全て把握できるようになっております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ありがとうございます。 次に、これ何に対してもそうなんですけれども、やはり何か新しいことやるときというのは必ず壁ができるんですよね。壁にぶつかって、その壁を越えたときに初めて現状に対する疑問であるとか、改善策というのはそこから初めて浮かんでくると思うんです。先生方も今改善策とか方向性というのはちょっと見え始めてきたんじゃないかなというふうに感じているんですね。 その一つとして、家庭内学習というのを先ほど挙げたんですけれども、先ほどの教育長のお話で、タブレットのオフラインでの宿題を検討しているということですので、取りあえずは先生方の手間というのは、新たに紙の宿題をつくるよりも、その作業の手間自体は軽減されるかなというふうに考えました。 次にですが、先ほど電子黒板を検討しているというふうなお話がありましたが、各学校の設置数を教えてください、電子黒板の。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今現在はゼロでございます。各学校でございません。 今やっているのは、業者さんからデモンストレーションとしてのお試しの利用というものを進めておりまして、電子黒板そのものはこれから導入していこうというふうな形で今進めているところです。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 阿賀野市や五泉市などの近隣の学校には各学級に配置されているかと思うんですが、この点で阿賀町の子供たちというのは出遅れているんじゃないかなというふうに考えます。それについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 議員ご指摘のとおり、阿賀野市につきましては今年度だったかな、各学級、クラスごとに電子黒板が配置されたということですし、五泉市につきましては全てではなく、ワンフロアに1つとか2つとかという形で今配置があるということです。 私どもとしては、配置するのであればやはりワンフロアとは言っていないで、各教室に置くことによって授業の中での利用が進むというふうに考えておりますので、私どもで配置するのであれば、各クラスに普通教室に1台というふうに配備を進めていこうという予定ではございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 阿賀町の小・中学校に、今教育長がおっしゃった各学級に配置される、今現在の予定は大体いつぐらいの時期になりそうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 私が答えていいのかというのもあるんですけれども、実際の話ですけれども、当初予算のほうに今要求しておるところでございまして、これからまた町の財政のほうとの査定等を経ていきたいというふうに考えておりますが、そういう意味では来年度から、査定の結果によりますので何とも言えませんが、そういうことになるかと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 町長、教育長をはじめ皆さんが同じ思いでいるのを理解した上で改めて申し上げますが、子供たちは阿賀町の宝でありますので、子供たちの教育には予算を惜しまないでほしいと願っています。予算等の問題もあるのを重々承知した中で、あえてお願いを申し上げます。 次に、観光のお話にしたいと思うんですが、なかなか時間が押してしまいまして、私はたまに鹿瀬の河川公園にテントを張っているキャンパーにお話を聞きに行くんです。それで勉強がてら、どういうふうなあれなんだかなというふうに聞くんですけれども、ここどうですかなんていうふうな話聞くんですけれども、そうすると、ちょっとトイレ汚いですねなんて言われるんです。トイレ汚いですねというのと、あともう一個がここもったいないんですよと言われたんですよ。何でですかなんて聞くと、もうちょっと奥まで草刈れば、もう大きい車で入れるんですよと。 今のキャンパーは車と一緒に一体になっているテントを結構使うんですよ。だから平らなところが多いからここ最高にいいんですけれども、もうちょっと刈ってくれればいいんですけれどもねなんていうふうな話だったんですよね、そして無料だしと。そういうふうな声も聞けるんです。 手が回らない事情というのも、もう大いに分かるんですが、時代の流行に合った管理とかそういうのが非常に大事ではないかなというふうに考えるんですが、その点はいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 私もアウトドアのほうが好きで、結構あっちこっちのオートキャンプ場も見ているところでございます。 津川の河川公園につきまして、やはり町のほうでも定期的に草刈り等はしているんですが、どうしても伸びる速度に合わせて間に合わない部分もあると思いますが、しっかりとそこら辺は利用者に不便のないような形で、町長も先ほど申し上げましたが、目に見えない経済効果はあるというふうに認識をしておるところですので、一層そういうふうなものに心がけたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ぜひお願いしたいと思います。 先ほど、線でつながる観光ということで、道路整備というのはどのような感じですかというふうな形でお伺いしましたが、やはり小会瀬さんに例えば行きたい、だけれども手前のそこで雪崩があって行けないですとか、あとホテル角神さんのところに行きたいんだけれども、道路があれで行けないとか。 よくあるのが赤湯に行って、赤湯に来られたお客さんが上に展望台あるんです。展望台あって行くんですけれども、途中で行けなかったなんていうふうなお客さん結構多いんですよね。それは落ち葉でありますとか、草がいっぱいある、落ち葉が落ちたりですとか、枝が折ったり、そういうふうな状態もあります。戻ってきたとき、途中で戻って帰ってきたなんていうふうな方もおられるんです。なので、そういうこともありますので、観光を視野に入れた整備というのは、ぜひぜひお願いしたいと思います。 先ほどの観光協会の話なんですが、私は観光協会にイニシアチブを取ってもらわなければいけないと考えるのは、阿賀町観光というのは行政だけ、これ否定しているわけではありません、行政だけでは駄目なんです。民間だけでも駄目なんです。やっぱり行政と民間が一緒になってオール阿賀町をつくらないと、阿賀町の観光アピールにつながらないと私は考えているんです。 なので、行政を知って、民間を知って、そして商工会の方とか、いろんな各団体、各施設といろんな連携を取りながら実現するのは、私は観光協会しかないかなというふうに思っているんです。なので、観光協会さんにはその内部の体制づくりと一緒に、横のつながりを盛り上げていくような体制を早めにつくっていただきたいと思います。 最後になりますが、以前眞田課長とちらっとお話ししたときに、将軍杉と小瀬ヶ沢洞窟でしたっけ、あそこの関連性のお話を伺いまして、大変興味深いお話をお聞かせ願いました。この2つをつなげると、例えば小会瀬さんでありますとか、三川温泉さんにも観光的に影響が出るんじゃないかなというふうに、私個人的に単純に考えるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 小瀬ヶ沢洞窟ではなくて、斜めの奥にある御前ヶ遊窟でございます。御前ヶ遊窟には将軍平維茂さんの奥様がそこに住んでいたというふうなことで、白崎にもその奥さんが条件が合わなくて身投げをしたというふうな御前ヶ淵というふうな地名も残っているところでございます。 私、雑談の中でお話ししたことは、新しいイベントとしての可能性は十分にあるのではないかというふうなお話をさせていただいたところでございますので、そこら辺も含めて今後も検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ありがとうございます。 では、持倉銅山のお話なんですが、持倉銅山の講演会、私も行ったんですけれども、過去一面白い講演会でありました。先ほども申しましたが、現地視察の画像を見ましたら、行けばよかったな、失敗したなというふうに考えました。恐らく今でも実際に間近で見たらかなり興奮すると思います。映画のセットみたいであると感想を述べた方もおられたようであります。 今後の阿賀町観光、こういったものをどんどん推し進めて、攻めの観光というふうなものを目指していくべきだと思いますが、最後にいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にすばらしい、今お話しいただいた持倉銅山をはじめ、もう各地にそうした誇れる資源がある町でございますので、しっかり今お話あるように、それぞれ一つ一つにスポットを当てながらそれらをつなげていくというふうなところで、よりこれまた広がりが出てくる。 そうしたコースの中で阿賀町を探索していただけるというふうなところにもつながってまいると思いますので、まず本当に今ある意味で、埋もれているという言葉はちょっと過ぎますけれども、本当にそうしたすばらしいところに光を当てていくというふうなところの皆さんからそうした思いが今出てきているところでありますから、しっかりこれを大事にしながら町としても一緒に進めていきたいと思っています。 日報の加藤さんからも講演会の件、また持倉へ行った件もしっかり記事にも記載をしていただきながらというふうなところで、本当にこの広がりが私もうれしく思っておりますので、そうした部分がより皆さんから親しんでもらえるように、阿賀町においでいただけるように、そしてその歴史も学んでいただけるようにしっかり取り組んで、皆さんと一緒に取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ありがとうございました。 最後になりますが、持倉銅山の早期の産業遺産の登録と、オミクロン株の早期収束を願いまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、1番、加藤達也君の一般質問を終わります。 ここで審議の途中ですが、ただいまから午後1時まで昼食休憩とします。 午後1時から3番、阿部義照君の一般質問から行います。 △休憩 午前11時45分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開し、一般質問を行います。--------------------------------------- △阿部義照君 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。     〔3番 阿部義照君登壇〕 ◆3番(阿部義照君) それでは、阿賀町議会12月定例会議におきまして、会議規則第61条第2項の規定により、通告した内容2点についてご質問いたします。よろしくお願いします。 1点目につきましては、阿賀町における小型除雪機械の対応についてでございます。 質問に入る前に、私も3年ほど前まで役場の建設課に所属しておりまして、除雪関係についてはいろいろ対応させていただきました。ある人から、「おまえ、そんなこと知っていて質問するのか」というふうに言われたこともありますが、行政側にいる、またそれから見る立場と、議員としては見る立場では多少異なりがありますので、ここで改めて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 今年は、ラニーニャ現象であるというふうに言われております。ご存じのとおり、ラニーニャというのは、日本海近郊の海が暖かくなって、南米のほうが冷たくなると、その暖かくなった暖かい水蒸気が冬の寒気団に押されて雪が降るというようなことを言われております。このことから、日本は今年は大雪になるのではないかという予想がされておりまして、先月には北海道で、11月においては観測史上一番となる豪雪をもたらした市町村もあるというふうに伺っております。 このことから、今年の冬は当町におきましても、雪に対して予断を許さないものではないかというふうに感じているところでございます。特別豪雪地域として指定されております阿賀町におきましても、一昨日、ようやく一部の地域で積雪とまでは言えませんが、降雪がありました。毎年雪に備えた準備は必要不可欠であり、降雪があったときの道路除雪作業は、住民が生活していく上で、町としても重要な施策として考えていっていることだろうと思います。 今は無雪道路が当たり前の世の中になっております。それらを下支えしている建設業者をはじめ、関係する皆様には、感謝を申し上げるとともに、今年も住民生活の安定のため、道路の交通確保に全力を挙げていただきたく、改めてお願い申し上げるものであります。 さて、除雪機械についてですが、町では、大型除雪機械はおおむね15年から20年ほどで新たに更新を行っております。しかし、町が直営及び貸与している小型除雪機械におきましては、旧鹿瀬町や旧上川村で、町村合併以前に整備されたものが多く、かなり老朽化が進んでいるものがございます。 そこで、次の3点についてご質問いたします。 1点目は、今、町で管理している委託及び貸与している小型除雪機械は何台あり、その維持管理はどのように行っているか。 2点目は、今後老朽化していく小型除雪機械について、更新を考えているのか。また、更新についてどのように考えているのか。 3番目に、近年、コミュニティーとして区に配備した除雪機械がございます。この取扱いはどのようになっているのかの3点をお願いいたします。 次は、大項目で2点目です。 今後の支所の体制についてお伺いいたします。 年々阿賀町の人口が減少していく中で、役場職員も同様に少なくなってきております。このたび、世界的に蔓延したコロナウイルスにより、通常の仕事以外の対応を余儀なくされ、新たな係を設置するなど、業務量も増えてきているところでございます。 その中で、各支所の人員も少なくなってきており、職員の平均の人数ですが、30年度では11.6人、令和元年度または令和2年度では9.3人、今年度は8人となっております。コロナウイルスの行き先も見えない中、新しい業務が増え、今後もまた定年する職員も出てくることにより、さらに人員が少なくなるのではと危惧されているところがあります。 支所の役割が大きい中、今後における業務内容や人員の在り方について、町としてどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、阿部議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、まさにお話あったように、除雪機械というと特に私どもの先輩でありまして、建設課長を長らくお務めの阿部議員さんにはお答えにくい面もございますが、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 初めに台数を申し上げます。町で管理している小型除雪機械でございますが、建設課所管の町道除雪用が34台、支所が所管管理をし、集落内の除雪用として貸与している小型機が47台、合計81台でございます。そのほかに、コミュニティ助成事業を活用いたしまして、町が区に補助金を支出し、区で購入し維持管理している機械が10台ございます。建設課が管理している町道除雪用につきましては、直営で3台使用しまして、委託業者への貸与が31台でございます。 最も古い機械はというふうなところも書いてございますので申し上げますと、平成8年度に購入したものが最も古く、2台あります。町道の除雪に関する小型除雪機械は、このほかに委託業者が所有する5台が稼働しているところであります。 2点目の小型除雪機の更新についてでございます。除雪機械の耐用年数でございますが、修理の部品の入手可能期間や、減価償却資産の耐用年数の表では10年程度とされております。町が町道除雪用として所有、管理している小型除雪機械のうち31台は、そのおおむね10年を経過しているという状況にありますが、大事に使用しながらメンテナンスを行っておりますので、十分稼働している状況でございますが、かなり老朽化をしているのが現実でございますので、本年度から、経過年数や機械の状態などによりまして、計画的に更新を行うよう動き出しているところでございます。 そもそもこの小型除雪機の整備については、国交省予算の対象外であったりと、更新したくても、なかなかそうした特定財源がなくて、多分、阿部議員さんも課長の時代はそうしたところからも更新することができずに、今まで至っているのかなというふうにも思っているところでございますが、除雪をしなければ日常生活が成り立たない阿賀町でありますので、これは優良債の辺地債、過疎債も財源として、計画的な更新へ、今年度からかじを切っていくというようなところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 昨年は、主に平場の降雪でありました。国は、例年雪が少なくて昨年豪雪だった自治体、平場の自治体には、私から見れば本当に非常に手厚い財政支援を行ったなというふうに感じているところでありますが、一方、阿賀町にあっては、当初予算の除雪費4億円が倍以上に膨らむ見込みを受けまして、私は、特別交付税はじめ、財政支援を強く複数回要望してきたところでありますが、阿賀町は災害救助法レベルまで積雪が達しなかったということから、本当にある意味でスズメの涙的な状況でございました。 また、一昨年からは、新過疎法、これが今施行されておりますけれども、このタイミングでありましたので、私はそうしたところを申し上げる場にも出席をさせていただいておりまして、過疎、豪雪地で生活し続けるためには除雪は絶対条件でありますので、そんな中で、集落の助け合いも限界に来ているというようなところも申し述べてまいりましたが、花角知事が、そうしたところも受けていただきながら、今日、昨日の新聞にも出ておりましたけれども全国の積寒協の会長でもございますので、国に強く要望していただいたことが実りまして、国では、今般、今審議の補正予算の中に、新たな交付金制度も創設をした予算が入っております。 大雪時の地方道路の除排雪を強化するために、国が小型除雪機械を配備し、地域に無償で貸し出すような制度、また、町が地域の安全・安心な雪対策に資する計画を策定をし、それに沿った活動への財政支援のメニューがありまして、そこには小型除雪機の整備を含めることが可能となるというような情報を得ておりますので、国の予算が成立後は、阿賀町としてはこの計画策定から取り組む方針で、既に国・県と内々の話を進めているという状況でもございます。 3点目のコミュニティーとして区に配置した機械の取扱いに関してでございますが、集落内の除雪用に貸与している機械につきましても、耐用年数を超えていますので、今申し上げた、国が創設予定の補助事業やコミュニティ助成事業等々を活用しながら、整備、更新を進めていきたいというふうに考えているところであります。 集落へ配置しております機械の維持管理につきましては、町所有の貸与機械47台は町が行い、区所有の機械は区で行っていただいているところでございます。 続きまして、2点目の今後の支所の体制についてお答えをさせていただきます。 まず、町の職員数から申し上げさせていただきます。これは地方公共団体の定員管理という調査の数字でございますが、平成17年4月の合併時は総職員数405人、うち一般事務職が245人でございました。令和2年4月1日では、全体で301人、うち一般事務職員166人となっておりまして、この間に総数で104人の減少、一般事務職にあっては79人が減少しているところでございます。 地方自治体の業務につきましては、新型コロナ対策、災害への備え、対応、今後のデジタル化の推進、空き家の対策、子育て支援、新たな教育環境の整備、高齢化対策など、求められる業務は多様化、むしろ増えているというふうな状況下にもございますが、そうした中で、阿賀町においては人口が減少しているところでありますが、業務が減るというような状況にはございません。 新たなこうした業務を実施していくことが必要でありますので、業務も順位づけをしながら、ある意味で取捨選択していかないと対応できないというような状況にもありまして、職員の負担は増加をしているというふうなところで認識をしております。 このような中で、支所の役割でございますが、まずは各地域、集落、区の窓口として、町民の期待に応えるよう、また、地区要望の実現に向けて内容を把握しながら取り組む、それぞれの地域の振興、活性化に取り組むなど、地域住民の皆様の声をお聞きし、手足となって動き、本庁の、また関係の各課などとつなぐよう機能することが、まずは大事だというふうに思っているところでございます。 今ほど申しましたように、全体の職員数が大きく減少している中で、議員さんからお話があったように、支所の職員も減少しているところでございますが、窓口の業務はじめ、必要な業務を実施できるという職員の配置には考慮してきているというふうなところでございます。 以上でございますが、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それでは、再質問に入らせていただきます。 先ほどの1番の小型機械は何台あるかというやつで、ちょっと私なりに調べた台数と、町長が今答えたやつ、ちょっとまだ私のほうの調べ方が自分なりの考えで調べたので多少違いがあるかもしれませんが、それに基づいて説明させていただきます。 私も、これら除雪機械が寿命10年というふうに聞いていますけれども、実質は20年ぐらい使っているのも多くあります。これは、私自身直せるものであれば直して使うべきものだろうというふうに一応考えております。しかし、販売店、メーカーによっては、販売終了してからおおむね10年たつと部品を供給しなくてもいいというようなところも多くあるというふうに聞いております。それは町長も知っていますよね。 それで、この部品がないとどうなるのかというふうなことを、私、三川の農業公社に行って伺った経緯がございます。そうしましたら、時間と金はかかっても、その台数しかないんだから作らなきゃいけないと。ただし、時間はかかります。金はかかります。でも作らにゃ、作ってできるものであれば、作ってでもやらなきゃいけないというような現状に追い込まれているという話を伺いました。 今後、そういうふうな修理とか、多く時間もかかるかと思うんですけれども、ちなみに、昨年度あたり修理にかかった費用というのは、よろしいでしょうか、聞いても。じゃ、建設課長に聞いてもよろしいでしょうか、議長。 ○議長(斎藤秀雄君) いいです。町長から言ってもらいます。 ◆3番(阿部義照君) 町長、よろしいでしょうか。じゃ、お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) 一応、小型除雪機械の管理費ということで、建設課所管とコミュニティー関係で総務課所管がございますので、一応喫緊の3年間の諸資料を有しておりますので申し上げますが、平成30年度につきましては234万、それから令和元年度については222万、それから令和2年度につきましては280万という推移になっております。 ちなみに、令和2年度がちょっと突出しているような状態になっておるのは、それを分析しますと、令和元年度が少雪で、小型除雪機械の稼働も少なかったという意味も含めて、要は最初の始動に対しての点検時に、通常であれば、動いていれば分かるような故障も、その時点で発覚したというようなことで、主にバッテリー、それからキャタピラー等の経費が若干増額したということで、その以前を含めましても、おおむね230万程度の経費がかかっているという状況でございます。
    ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私が想定したよりも若干少ないかなという感じはするんですけれども、ただ、今この時点で、これからもまた老朽化、かなりの数が老朽化してきます。そうすると、修理は今このままでいってもまた多くなるということは考えられるかなというふうには思います。 それで、2番目の質問で、老朽化していく除雪機械の更新をどのように考えているかということで、今町長からの年次計画というような話がありましたけれども、その前に、古いものがどのぐらいの、いつ頃から古くなったかという話をさせていただきますと、もうかれこれ遡って平成10年に、旧鹿瀬町が水力発電交付金というので整備したのが11台ほどあるかと思います。 その後に、平成3年から平成16年にかけて、旧上川村が県地域づくり資金というので整備した台数が41台ございます。これを合わせると大体50台近くにはなるかと思うんですけれども、この県地域づくり資金というので、遅く見て平成16年というふうに考えても、かれこれ相当な年数がたっているなと。 ちょっとこれ私なりに調べた数字で、若干町長のお話しされたのとは違いがあるかもしれませんが、20年以上を超える機械が、今の建設課で道路除雪をしている機械、また、コミュニティーという形で支所が管理して、上川、鹿瀬地域に出している台数、そういうのを踏まえますと、それは36台、合計50台近くのものが、もう20年に達すると言われる除雪機械が、もう60台近くあるのではないかと私ちょっと調べたわけでございます。 それで、修理ができるということを考えても、相当の時間を要することも考えられます。先ほど私が修理をしてでもという話をしましたが。でも、時間がかかるというのは、例えば道路除雪なんかを実施していた場合、数日間、その修理に時間を要するということはできないのではないかなと。 そうした場合、これを例えば今、三川の農業公社に貸与している、道路を除雪している除雪機械が故障した場合に、その対応策ですよね、何日間除雪しないというわけにいきませんので、その対応策みたいのというのは何かあるのでしょうか。その時間を置かないで、早めに除雪をするという対応策。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) それにつきましても、阿部議員よくご存じかと思いますが、その対応につきましては、先輩である阿部議員のほうが詳しいのかなというふうにも感じますけれども、私ども今現在ですと、三川地域においての質問でございますが、すぐにその日のうちにというのはなかなか難しい状況、その早朝の時間にとかという状況は難しいかと思いますが、一応三川地域におきましては、三川農業公社さんにほとんど委託してございますので、三川農業公社さんの近隣の機械を対応させていただくということで、事前に協議もさせていただいておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 分かりました。 それで、先ほどちょっと話しましたけれども、上川地区、鹿瀬地区で合併以前から貸与している機械がありますけれども、その機械につきまして、高齢化により今貸与されている集落が、全てまた更新する、したいというようなことを言ってくるとは限らないと思います。もう高齢化だから使えないよというようなことを言ってくるかと思います。でも、また反面、大半はまた設置を望むというふうなことを考える区もあるかと思います。 それで、今後、先ほど町長が年次計画の整備を検討するというようなことの説明がありましたけれども、台数的なのは難しいとしても、おおむね何年ぐらいまでには、例えばこれから5年後とか、何年後ぐらいにはそういうのを整備したいというような考えはございますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほどのとおり台数は少し違っても、相当の台数があるわけでございますから、これ今言うように、例えば20年丁寧に使っていってもらうというふうなことをいっても、これまさに本当に計画的にやっていって、1サイクルで終わると20年ぐらいになってしまうと。 そうしたところをやはり考えていかないと駄目なんじゃないかなというふうに思っていますんで、私財政サイドとはまだ具体的なことはやっていませんけれども、財政はかなり厳しくおっしゃっていますけれども、私としては今言ったように、20年の中である台数が回っていくんだと。20年に1回ずつは更新できるんだというような台数でもって更新していかないと駄目なんじゃないかなというふうに思っていますんで、具体的に言えば五、六台ぐらいずつはやっていかないと間に合わないんじゃないですかというふうなところを、私からは申し上げているところで、さっき言った国の新しい交付金の制度もできてくるようですから、いろんなものを使いながら、まさにそうした中で取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 実は私も、町長のその言葉を待っていたわけです。というのは、今まではコミュニティーということで、宝くじ、主に宝くじでしょうかね、そういうやつで1台、2台というような形の更新でしかなかったわけですけれども、やっぱり住民としては必要というか、動かなくなるというのがやっぱり一番怖いわけですよね、冬の除雪ができなくなるのが。やっぱりそういうのを少しでも解消していくためには、それなりのローテーションで、それなりの台数を更新していかなければならないというふうには考えておりますので、そのことについては、今後の予算査定では町長ひとつよろしくお願いいたします。 それと、今ここ何年か前に、コミュニティーということで区に配備、これは配備と言えばいいんでしょうか。区に貸与、貸与ではないですよね。区に任せた機械がございますけれども、これについては、今度は区の財産になるということですよね。そうした場合、故障とかその他もろもろが起きれば区で対応しなきゃいけないということになりますよね。 そういうことについて、例えば上川地域で入れ替えした場合、コミュニティーですよというふうにいったときに、今まで町でやってくれたものに対して、今度は自分たちがお金を出して修理しなさいよというようなことは理解した上で、区が理解した上で、それを導入しているというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) このコミュニティーは、合併後、私が最初に担当して、雲和田、田沢、八木山等々に配備をしてきたものでございまして、まさにそのとおりで、これは財源はコミュニティーで町の予算を通しながらですけれども、区の所有というふうになるところもありまして、維持管理については区の皆さんのほうでというふうなことをご理解いただく中で、配備をしてきているというところでございます。 ですから、この機械にあっては、町道除雪というふうなものじゃなくて、いわゆる区の皆さんが必要とするところの、例えば集会場の周りも含めながら、ある意味で個人宅のところも含めながらというふうなところでの活用でございますので、そうした部分を十分理解しながら、この事業を使いながらの整備をしているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 今のコミュニティーということについて、上川地域の集落もそれを理解した上でというふうに、一応私も捉えましたので、そうした場合、今度今同じように小型除雪機械、例えば三川地域では小型除雪機械は委託になりますよね、農業公社に対して。それは町のほうの管理ということでよろしいわけですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) 三川地域に配備されている小型機械につきましては、建設課のほうで対応してございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) そこでなんですが、これは道路除雪ということとコミュニティー、地域の集落での除雪ということで分けられていると思うんですが、上川地内でも、そのコミュニティー、今は支所から区に委託ですけれども、道路除雪をやっているところもあるわけですよね。委託費として支払っている場所。そういうところの除雪機械の維持管理というのは、どういうふうに考えたらよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) 一応町道で委託をしている小型機械につきましては、建設課のほうで修理等対応させていただいております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私も正直言って、そのコミュニティーというのが昔よく分からなかったもんですから、今改めて質問するんですけれども、道路除雪で委託するものについては、一応町のほうの維持管理、つまり、町のほうが委託ですよね。町の維持管理で委託費を出す。町道以外は区のコミュニティーとして区のほうで維持管理するというような考えでよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 冒頭に、台数を申し上げたんで繰り返しになりますけれども、建設課の34台、これ私が言った数字で申し訳ございませんが、支所管理して集落内の町道を含めながら除雪をしているものが47台、この合計81台に関しては町の所有の機械でございますので、維持管理費についても町のほうで支出をするというところでございます。 このコミュニティーというのは、宝くじを、財源を活用した中で区の所有になっておりますので、これについては、そういうことで区の中で使用の規則をつくりながら、さっき言ったように個人宅も含めながら、そうした活用でございますので、これが10台なんです。この10台にあっては区の所有でございますので、区の皆さんで維持管理費も支出をしていただいていると、そういうことでご理解ください。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私の質問が悪かったんでしょうか。今この10台がコミュニティーでやっていると。今後導入していく機械、入れ替えしていく機械というのは、そのコミュニティーも含まれているというふうに一応考えているもんですから、そうした場合、今後導入するやつも、例えば町道をやっているところもあるんですよね、上川で。上川地域で。 ですから、区によっては町道を除雪している区もあれば、集落の周りだけを除雪しているというところもありますので、コミュニティーというものの考え方ですよね。町道を除雪するものについては、コミュニティーという考えじゃなくて、あくまでも町が管理するものなのか。それとも財政的、予算的にコミュニティーということで、区に貸与すれば町道も全て、町道をやったとしても管理は区のほうになるのかという質問なんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 支所管理のこの47台は、まさにそうした中で町道も除雪している部分がありますけれども、これ町の所有の機械は町が全て維持管理費を持ちながら、修理等々にも当たってまいります。保険も掛けたりですね。 今言うこのコミュニティーというのは分かりにくくて、事業費の名称がコミュニティーというようなところで使ってしまっているわけですけれども、宝くじで町の所有じゃないんです、これは。区の所有なんで、区の所有の部分を区で希望するところには、その宝くじの財源を使いながら、町の予算を通しながら購入をしていくというふうなところでございまして、いわゆるその支所管理のも、コミュニティーというか集会場等々での除雪に当たったり、また、町道もやったりというふうなところかもしれませんけれども、ここで私先ほど言ったコミュニティーというのはそういうことで、区の所有の除雪機械だというようなところでございます。 ですから、区のほうでそうした自分たちで、ある意味で維持管理費等々も支出をするというふうな中で、それでもいいから、ぜひここで入れていただきたいという区の要望があれば、まさにそれに沿った形の中で、今も整備を進めながら、むしろそういうことで台数が増えてきているというふうなところになってまいります。 町道等々を主に担当する機械については、先ほど言ったように、町のほうで計画的に更新をしていくというふうな考え方でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 分かりました。 大まかに考えれば、大まかというか、町道を除雪するものについては町のほうで管理する機械を使うというような考え方で進めるということで、ありがとうございます。 この整備につきましては、先ほど町長もお話ししましたように、整備する台数がかなり出てくるかと思います。速やかに、早く更新していただけるように、ひとつよろしくお願いいたします。 それで、次に支所の体制についてでございますが、支所の存在を、支所というのを必要としている住民は多いと思います、これは。ただ、聞いた話の中で、支所で回答できないものは、本庁のほうに聞いてほしいというような話も実際聞きました。これは、支所全てのことについて対応することではなくて、窓口になるというようなことも町長がおっしゃったとおりだと思います。 そういうことを、ただ住民にとっては、支所に行けばある程度進むんじゃないかというようなことも、いまだに思っている人もいるかと思いますので、そういう業務の役割を、改めて周知するのも一つの手かなというようなことは考えました。 それで、実際支所のほうに行きましたら、私、実際ある支所に行きまして、中に入って話を聞いたときに、先ほど7人という、平均すると8人ですか、鹿瀬が一番少なくて7人なんでしょうか。入っていきましたら、行政係と振興係がございます。それで、振興係のほうで、災害だか何かあったんでしょうか、全員現場に出ていますよと。それで、行政係のほうで、今日は2人休んでおりませんということで、中にいたのは、それでも2人いまして、1人は電話をしていました。1人は私と、質問のことを聞いてくれたんですけれども、そういうような形で、私自身思ったのは相当少なくなったなという感じはございます。 それで、その中でも三川支所では、スキー場というのがあるんですよね。これは担当は支所でやっているんでしょうか、観光のほうでしょうかね。その役割も三川支所ではかなり大きい業務内容となっているふうに伺いました。上川のほうにつきましては、6月、7月、8月の3か月間でしょうか、上川ふれあい祭りですか、それで、業務が大分そちらのほうに取られていると。そうすると通常の業務というのはなかなか、なおさら職員の数が少ないのかなというふうに思った次第です。 こういう観光的な部分につきましては、支所ではなくて、本庁の観光のほうでというふうな考えはありますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず支所は、基本的には通常の町民の皆さんが行って、窓口の中でいろんな手続に関しては、どこの支所でもその支所の中で完結するようにというふうなところはそういう体制を取っているところでございますので、例えばそこがいろんな予算の面とか、まさにそうした面での調整が必要だというふうなところは、なかなかその場でのお答えもできないというようなところになろうと思いますけれども、一般の皆さんが届けであったり手続をすることは、これを本庁に聞かなきゃならないと、何ていうか専門的なことはまさにそういうことがあるかもしれませんけれども、それはそうした中でしっかり業務ができるというのが普通の体制ですから、そうした体制は取っているというふうに思っているところでございますけれども、ただ先ほどお聞きしたように、外出して職員が1人しかいないというような状況は、これはやはり基本的にはまずい状況でございますから、しっかりそこはむしろそれぞれの支所の職員も、本庁各課と関連があるわけでございまして、支所は組織図でいえば総務課の下の組織になっているわけですから、これは支所長がしっかりそうしたところを把握しながら、本庁と連絡取りながら、職員をそこに、支所に充てるというか、そうした部分での勤務のやりくりというのは当然なところだと思いますので、今のような実態は少しやっぱり反省をしながら、しっかりそうした必要な体制を取っていかなきゃならないと思います。 さっきのスキー場、これもまさにそうしたところを考えながら三川の配置もしているところでございますし、場合によっては本庁から、まちづくり観光課が所管しておりますけれども、まちづくり観光課からもスキー場には当然出ているわけでございますし、ただ、索道という、これ専門的な分野がありますので、資格が必要な分野がありますので、これは冬になったらスキー場勤務になるというふうな体制も取るというようなところでもしているわけでございますし、これ、ふれあい祭り等々のイベントというか夏祭りですね。これはそれぞれの支所でもあるわけでございますし、それぞれの地域の皆さんと連携しながら、例えば商工会さん等々と、実施主体と連携しながらの部分がありますので、これもある意味で大変、特に上川夏祭りにあっては大きなイベントでございますから、やはりその準備というのはなかなか大変な部分があろうかと思いますけれども、そればっかりじゃなくて、むしろそこばっかりに集中というようなところもないと思いますので、当日等々、また準備と後片づけ等々は、これはある意味で全庁体制の中で取っているところでございますから。 ただ、今お話あったように、これは町民の皆さんに本当にそうした影響もあるような体制を取っては、やはり基本的に駄目でございますので、しっかりそうした部分は、またないようにというようなところで進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 町長がおっしゃるように、上川の祭りにしても、スキー場にしても、これは本当に町のほうとしては大きなイベントというふうに考えます。ですから私は本庁のほうでこれはやるべきじゃないかなというふうに思ったわけなんです。 というのは、先ほど、例えば各課で、まちづくり観光課なり、手伝い、話に行っているというふうな、協力というんでしょうかね、その準備とか何かに行っているという話を聞きますけれども、実際に行ったかどうかというのは、課長、あれでしょうかね、スキー場とかあれについて。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) まず、三川温泉スキー場につきましては、当課の職員も三川の支所の職員と一緒に、現金の管理もございますから、スキー場のほうには、要は日直みたいな形で管理棟のほうには詰めているように、順番をもってやっているところでございます。 あと各イベントの、支所で行うイベントの手伝いにつきましても、計画自体は支所のほうで進めておりますが、本課のほうからも、準備、本番、後片づけ、これ職員を出して協力をしているところでございますし、鹿瀬の花火大会につきましても、警備等につきましては本課のほうからも出しているような状況でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私が聞いた話とは、すみませんが若干違いがあるんですけれども、それは別としまして、本当に私も3つの支所を、今回、何回か回らせていただきました。やっぱり通常業務でそれだけのものをやるとすると、イベントというのがあると、通常業務を超えて作業が増えてくるんです。 私は、つまりイベント等に当たっての作業はどのようなものをやっているかというのは、現実を見ないで話だけしか聞いていないもんですから、どのようにやっているかというのは正確には聞けないんですけれども、できましたら、そういうのを踏まえて、協力、今まで協力してやっているんでしょうけれども、さらなる協力ということで、私自身からしてみれば、本課のほうで、その職員を集めてやるべきものだと、特にスキー場なんかはそのように考えてはいるんですけれども、そういうことも、また今後検討していただければと思うんですが、町長、いかがでしょうか。課長ですか、総務課長ですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) それぞれの支所が持っている業務そのものが、旧町村単位でやっているものを尊重しつつ、特にお祭り関係については一緒にすればいいという話も出ている中で、実質的にはやっぱり地域のお祭りでありますので、それが続いているという実情もあります。 そうしたところをどういうふうに合理的にやっていくかというところと、今のお話というのは非常に裏腹なものもありますので、三川スキー場については、特に町の大事な施設もあるので、人事配置的にも町長の指示を受けながら、それなりの人員体制は取っているというふうに理解しておりますし、今申し上げた点についても、今後、人員をどうするのというのとは別に、その体制、いわゆるイベントの考え方も整理しなければいけないというところは、職員の中でも話が出ているところでありますので、今後検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) これが最後の質問になりますが、その支所の関係で、町長はなかなか返答しにくいかも分かりませんけれども、支所の在り方というよりも、支所について、このままずっと支所を存続させるというのは、これ正直言って無理だと思うんですよね。無理というか、近々職員の数も減っていきますし、まさか支所で職員が3人いればできるというような話になるかもしれませんけれども、三、四人。でも、それは今年もそうですし来年以降も、職員の採用もしくは退職する人を踏まえても確実に減っていくわけです。 そうした場合、支所の統合とか、そういうのは少しは頭の中にあるもんでしょうか、町長。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは今現在といいますか、近い将来は、私は今のままの支所体制を継続していきたいというふうに、いくべきだというふうに思っているところでございます。 これもある意味で支所を置くことによって、やっぱり町民の皆さんが、従来どおりの安心感があって、より身近なところで必要な事務処理が、手続ができるというようなことは極めて大事だなというふうに思っております。例えば今言うように、少数の1人、2人、3人の支所というのは、ほかの自治体を見れば、これ結構あるんですよね。結構あります。ですから、そうした場合は本当に窓口の手続等々のみの所管になっているのかなというふうに思っておりますけれども、私はそういった形で支所は必要だと思っております。 これは私どもといいますか、これ地方自治体合併した市町村は、特にやっぱり旧役場が支所になっているところが非常に多くあるわけでございますから、その支所がなくなることによって、本当にまたさらにその地域が衰退をしていく。例えば支所を置くことによって、行政経費もかかってくる。建物の維持費含めながら職員の給与もそうですけれども、そうしたところを強く要望してきた中で、近年、普通交付税の中に、1支所5,500万円の基準財政需要額を入れていただくというふうなところにつながってきていますので、それはお金の面とあれと本当は別な面でございますけれども、そうした面もありますし、当面の間はまさにそのとおりですけれども、本当にこれ職員の数は全体的にも、これまでの減少、また今後もやはりそうした部分になっていくのかなというようなことを考えれば、やっぱり支所の在り方というふうなものを見直すというか、そこの時期はやはり必要な部分だなというふうにも思っているというようなところはございますが、具体的には現在考えておりません。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 申し訳ございません。具体的にこれまでの回答というのは、私もなかなか難しい問題だなというふうには思っております。でも、これはあればこしたことはないんですけれども、やっぱり私は、町長ははっきり言っていますけれども、私自身、近々に町長の判断が必要になるのではないかなというようなことを、最後の質問として終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、3番、阿部義照君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、入倉政盛君。     〔8番 入倉政盛君登壇〕 ◆8番(入倉政盛君) それでは、2点ほど一般質問をさせていただきます。 最初に、灯油の制度化をということで、福祉灯油の制度化ということで、もう1点は、インボイスの制度の導入を中止というんですかね、反対というか、そういうことの内容なんですけれども、まず最初に、福祉灯油について予算計上されていただいたことは大変感謝申し上げます。 それで、一応取りあえず、一般質問のこれを読ませていただきますけれども、灯油価格が昨年に比べて大きく上昇し、町民の生活に重大な影響を与えます。これから厳しい冬を迎える新潟県において、暖房用の灯油は必需品であり、灯油の値上がりは死活問題になっています。 とりわけ、収入の少ない高齢者、障害者、ひとり親家庭、生活保護世帯など、要援護世帯にとって灯油は命をつなぐために欠かすことのできないものです。コロナ感染拡大の下で外出を自粛しているこれらの世帯に追い打ちをかけるものであり、灯油高騰に対する緊急の支援が求められています。速やかに、生活保護世帯をはじめとして、要援護世帯に灯油購入助成を実施させるよう求めます。 それで、行政報告と重複します部分がありますが、一般質問を通して、確認と幾つかの質問をしたいと思います。 一つは、県の助成金350万と一般財源1,390万円で、1,740万円の予算ですが、灯油価格高騰緊急事業で、扶助費の灯油購入金助成金1,680万円の対象は、1,400人、1世帯1万2,000円となる。対象者も行政報告のとおりですが、特別交付税の措置率が2分の1となっているわけですけれども、一般財源が1,390万円の半分の特別交付税として措置されるのか、その辺をひとつ聞きたいと思います。 令和3年度特別交付税が、12月、交付額の決定がされました。これは令和3年12月3日です。市町村分として2,214億円が決まっております。また、算定基準は令和4年になりますけれども、これは令和3年度の3月交付税分の特別交付税において措置することになっておりますけれども、その辺のことについては町長から答弁ひとつお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 続けてください。 ◆8番(入倉政盛君) もう一つですね。 インボイスの関係ですけれども、2019年の消費税導入と複数税率導入に伴い、インボイス制度導入が予定されています。2023年10月の適用開始に向けて、今年の10月1日からインボイスの登録申請が始まります。 インボイスの導入は、家族農家とその営農を守ってきた産直組織の経営を直撃する大問題です。この制度は農家だけでなく、免税業者や一人親方、小規模業者などに大きな負担を強いるものとなります。国の政策ですが、町としての考えをお伺いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、入倉議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 1点目の福祉灯油の制度化につきましてですが、昨日の斎藤議員さんへの答弁と重複しますが、よろしくお願いをしたいというふうに思っております。 まさに灯油価格の高騰が続いてきておるわけでございますので、阿賀町にあって調査したところ、昨年と比べてリッター当たり26円上がっているというふうなところでございます。また、先ほど来お話がありますように、この冬はラニーニャ現象で雪も多くなる、寒くなるんじゃないかというふうな予想も出ているわけでございます。 そして、一方これ外出も年末年始これらも、むしろやっぱりコロナ禍があるので、自宅でいるというふうな時間も長くなるのかというふうなところ等々を勘案した中で、今ほど議員さんからもお話をいただきましたように、1世帯当たり1万2,000円を助成することとして、その助成交付額は1,680万円を、このたびの補正予算に計上させていただいたというふうなところでございます。 この財源につきましてもお話ございましたが、県の1世帯当たり2,500円の予算、これを算入をさせていただくわけでございますし、また特別交付税、基本的に今おっしゃっていただいたように、これ2分の1の算入というようなところでは話あるわけですけれども、正直言ってここへの基準額といいますか、そうしたものがあるのかどうか、実際に支出した部分が丸々2分の1の算定になるのかどうか、そうした部分のある意味で詳細について、私は承知をしないというようなところでございますが、交付税についてもそういうことで、ルール算入というふうな中でなされるというふうなところでございますので、阿賀町としては、これだけの皆さんに、これだけの金額を支給をしたんだというふうなところは、これ県へ提出をしながら、特別交付税の申請をしてまいるわけでございますので、しっかりこの、何といいますか実支出額、この制度というふうなものを、県との事前の照会の中で、申請をしていくというふうなところでございます。 そのようなところで、今般の補正予算にも計上させていただいたところでございますので、よろしくご審議の上、ご決定を賜りますように、この場もお借りしてよろしくお願いを申し上げます。 2点目のインボイス制度でございますが、本当にまさに国の制度でありまして、なかなかお答えするのも難しい、ある意味でスケジュール等々が決まっているというふうな制度でございますが、これ一定の事業規模を超える場合に、適格請求書の添付が義務づけられてくるわけでございます。 特に、農業の関係での部分でございますけれども、農業の関係で売上げ1,000万を超える農家というのは、阿賀町の中では、ある意味でそう多くないと、限られた農家になってくるわけでございますけれども、このインボイス制度では、生産者が農協、漁協、または森林組合に委託して農林水産物の譲渡を行う場合は、この制度から免除されるというようなところもございますので、農協等との取引が多いところにあっては、まさにここの影響もないというようなところにはなってくるのかと思いますけれども、やはり自分で取引をされているというような方々もいらっしゃるわけでございます。 そうしたところから、まずはこのインボイス制度、どういう制度なのかというふうなところを、やっぱり農家の皆さん含め、関係の皆さんからご理解をいただくというふうなところがスタートだというふうに思っておりますので、これは国ですから、国のほうで当然そうしたところは第一義的に制度の周知というふうなところを図っていくものというふうに思っておりますけれども、この町にあっても、そうした税務署と連携しながら、まさに関係の皆様によく制度をご理解いただけるような周知に努めていくというのが、町の役割かなというふうにも思っているところでございますので、そうした周知を図っていく。そして、そこの中からやはりどれぐらいの影響があるのかというふうなところで、そうした情報も収集しながら、その影響額というようなところを分析をしてまいりたいというふうに思っております。 個々に私もこれを考えていくと、やはり複雑な問題が絡んでいるというふうなことは認識をしているところでございますので、まずはそうした中から、これ本当にスケジュールがもう決まっているわけでございますので、そうした中である意味しっかり個々にも対応しながらというようなところを考えながら、本当に大きな影響等々があるというふうなところになれば、まさにおっしゃるとおり、これはほかの市町村とも連携をしながらというふうなところで、対応を考えていきたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) これはもう特別交付税の措置率2分の1やりますと、国のほうでは言っているわけです。     〔何事か言う人あり〕 ◆8番(入倉政盛君) それはそれとして、これ、今の大臣誰だったかちょっと忘れましたけれども、その方が言っているわけです。それで市町村分として2,214億円、もう措置されているわけですけれども、その中でどのぐらいのあれが阿賀町に来るかはちょっと分かりませんけれども、そういうのもありますんで、その辺のところも含めてやっていただきたいと思います。 そのほかに、また地方創生臨時交付金とか第1次補正分が1.2兆円あるわけですよね。その部分が国庫補助事業の地方分担部分を30億円もあるわけですから、いろいろ国のほうからも、今後のコロナ禍を通して、そういうふうな助成措置があるんで、その辺を含めて、使えるところは有効に活用していただきたいと思いますけれども。 そこで、これは2014年に灯油購入助成事業、福祉灯油を制度化しているわけです、新潟県では。当時の県の福祉保健部福祉保健課長のフジタコウイチさんという方ですかね、これは福祉行政の課題の一つだと思っているので、検討して、決断されて、この福祉制度を新潟県にあるわけです。県は、この制度を全市町村に制度を設けてもらいたいと考えていると述べているわけです。だから、町としても、この灯油代金を助成する制度として創設していただきたいし、実施要綱なども具体的に努めていきたいと思います。 あともう一つ、県のほうでは灯油代の18%上昇規定を大幅に緩和することも求めたいと思います。この冬の県の3分の2およそ20の自治体が、この制度を利用しているということなんですけれども、町としては、その制度の創設というんですか、実施要綱などをつくる考えはないですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、県の具体的に金額でいえば18%上がって、さらに市町村がそうした支出をすれば、県のほうで市町村への財政措置というようなところかというふうに理解をしておりますけれども、これはそうした中で、これ18%、まさにここの上昇率というのも一つの大きな考え、大事な観点かなというふうに思っておりますんで、こうしたところもなかなか非常に難しい部分でございますから。私どもも、そうした中で必要となってくる。県がまさにそうした部分を、この制度を発動っていいますか、対象になるというようなところは、いうように私としても灯油の価格ということは、非常にある意味で敏感に感じているというふうなところでございますから、斎藤議員さんのときも申し上げましたけれども、もう11月の入ってすぐ、やっぱり今年のこうした中で、県がやらなくても町でやっていこうというふうな思いの中であります。 ですから、ここをいわゆる恒久化した制度をというようなところが、今入倉議員さんのご趣旨かなというふうに思っておりますけれども、私はある意味で臨機応変に対応させていただくというふうな観点から、必要になりましたら、その都度そうした中での予算措置をお願いしながら、対応していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) あともう1点、給付の方法なんですけれども、この福祉灯油のチケット券なのか、現金使用なのか、あるいは口座振替なのか、なるべく今月中に振り込まれれば、一層の利用される方は助かると思いますけれども、町長、その辺のところをお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 口座のほうへ振り込みをさせていただくというふうなところで進めてまいります。可能な限り早期に振り込みをするように、今、既に準備を始めているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) あともう1点ですけれども、生活保護世帯に冬季加算がありますが、要保護世帯に対して、町として収入として認定しないのかどうか。これ認定すると、結局要援護世帯が減額になるわけですよね。また、3月の確定申告の中で収入にされると負担が多くなる。その辺の観点からこれを町としては認定するのかしないのか、収入として。 ○議長(斎藤秀雄君) 澤野福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(澤野直也君) 生活保護世帯の収入として認定されるかどうかというご質問ですけれども、これにつきましても、この金額を決める際に県のほうに確認させていただきました。県のほうでは、一応認定はしないというふうな回答をいただいておりますので、それは大丈夫というふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) その件に関しまして、10月10日です、参院本会議、今予算委員会やっておりますけれども、我が党の田村議員が、この質問を岸田文雄首相に質問しました。生活保護世帯を含む住民税非課税世帯に10万円を支給すると、生活保護世帯に収入認定から除外する方向で検討していると答弁されたわけです。 このことを踏まえて、町民の皆さんにも周知していただきたいんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今は多分別の給付金のことを大臣がお答えになったのかなというふうに思っておりますけれども、今回のこの灯油については、先ほど課長が申し述べたとおり、これは収入に該当しないというふうなところでございますから、ご安心いただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 先ほど申しましたけれども、地方公共団体の実施する原油価格高騰に対する特別交付税措置を講ずるということは、国のほうで言っているわけですよね。措置率が2分の1。それで、対象が経費の例として、生活困窮者に対する灯油購入等助成及び社会福祉施設、特老ホームとか障害者施設、保育所、幼稚園に対する暖房費の高騰分の助成をやると。そのほか公衆浴場に対する燃料高騰分の助成、また、ここではないんですけれども、事業者に対する燃油高騰分の助成をやるというようなことが言われていますんで、町としてこの社会福祉施設関係の高騰分に対して助成されるのか、ちょっとお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、ある意味でしっかり影響額を調べさせていただきたいというふうに思います。その影響額を調査した中で、まさにそうした大きな負担をいただく中で、施設の運営等々に当たっていただくというようなところであれば、これはそうした中で、今おっしゃるとおり次の補正予算の中での臨時交付金もあるわけでございますから、そうした中で検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) それでは、インボイスの適格請求書の件ですが、これはちょっと業者の方だと分かると思うんですけれども、今までは、区分記載の請求書保存方式だったんだけれども、これは今度このインボイス制度適格請求書等の保存方針なるわけですよね。 従来だったら売上げ課税に対して仕入れ課税を引いて、その分を率を掛けて消費税を納めていたんですけれども、それが今度、何て言うんですかね、適格請求書は課税業者でないと作れないという形になっているもんだから、中小業者の方が、今まで免税業者の人はそれが適用できないんですよね。 それをやるとなる場合は、例えば例を挙げますと、免税業者の居酒屋などで接待で利用するお客さんから、この番号のついた領収書が求められるわけですよね。だけどないと。そうすると税控除ができなくなると。それで負担が多くなるわけですよね。 例えば、建設事業者の一人親方、塗装業の方でも下請建設会社から適格請求書を出すように言われても、この場合は3つの選択肢があるわけです。一つは、その課税業者になって消費税を納めるか、免税業者のままでいるか、消費税を値引きして今までどおり続けてもらうしかないということなんですけれども、そうなってくると選択肢というのは、どっちにしてもなかなか今の中小、小規模の人たちはやっていけない。転職か廃業に追い込まれる可能性もあるわけです。 例えば、この請求書がないと、親元の会社が取引を停止すると。今度自分たちの身にかかってくるわけですよね、それはね。だから、そういうことも踏まえると、これを商工会の方は分かると思うんですけれども、これやっぱり周知して、これを決めるのは業者一人一人が自分はどの制度を利用するかということになりますけれども、これは経過措置があるんですよね。今年の10月1日から登録申請はやっているんだけれども、あと何年かな、には、本当にこのインボイスに移行すると。そのときになったら大変な事態にならないように、やっぱり周知して、皆さんにこの制度を利用するためにはどうしたらいいか、していただきたいと。 この中身を見ると目的は、これ政府は免税業者をなくすために、インボイス制度を導入しようとしていると。この帳簿方式からインボイス方式に変えることで、ヨーロッパ諸国のように税率を20%まで引き上げるための導入の狙いを明らかにしていることです。というのは、今まで10%まで上がりましたけれども、これ以上国民の皆さんに上げるとなると、抵抗が物すごく大きくなると思うんですよね。そのために制度上でわなをかけてしまって、一くくりにしてしまって、こういう制度をつくっちゃうんじゃないかと思われる節もあるんですよね。 そうすると、本当に阿賀町みたいな小さな業者で続けてやっていけるかどうか、その危惧があるんですよ。農家の人もそうですね。家族農家の人なんていうのは、ただでさえ消費税の計算がややこしくて、仕入れの品種によってはみんなパーセントが違うわけですよね。そういう手数をやってまでこういうことをやるということは、業者もそんなに手間暇かけて税金まで納めて商売やってられないというような状況になると思うんですよね。 さっき町長も言われましたけれども、このことに対して、どうお考えなんですか。お聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 入倉議員さんから具体例で、やっぱりお話聞いても、これは非常に難しい複雑な事務、業務が出てくるわけでございまして、本当にこれは1人で農業を含めながら、まさに一人親方の、自分は消費税の非課税でも相手が、取引先がまさに課税業者であれば、こうしたとこが求められてしまうわけでございますから、なかなか難しい制度が始まってくるわけですので、先ほども申し上げましたけれども、町としては、これは税務署、国と一緒になりながら、より関係の皆さんにご理解をいただけるような、分かりやすいような周知に、町としても努めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) もうそろそろ今年の10月1日から始まっているわけなんで、商工会も通じて業者の皆さんに周知できるように、勉強会なり何なり開くなりして、対応できるような体制を取らないと、時間的猶予もまだありますけれども、本当に大変な制度だと思います。 自民党の方でもこれは反対してるんですね、実際にね、つくった政府の中でも。そういう制度なので、やっぱり皆さんこれにはちゃんと、商売やっている方、中小業者、全国で6割の方がおられるわけなんで、ちゃんと知らせていくのが大事だと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に繰り返しですけれども、まずは私どももしっかりこれを理解していきたいというふうに思っておりますので、これは税務署のほうから、私どもとしてもそうした制度の指導もいただきながら、国と一緒になって、分かりやすい周知に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 今日、私が質問したことは、なるべく実行できるような形でやっていただきたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、8番、入倉政盛君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川良子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、7番、長谷川良子君。     〔7番 長谷川良子君登壇〕 ◆7番(長谷川良子君) 既に通告している、津川方面隊消防器具置場の件と、津川診療所の件に伺います。 それに、一番最初に津川方面隊消防器具置場の件ですが、今年の11月17日に現地調査に総文社厚で現場を見に行ってきました。それで、トイレがないということで、ホース塔もない、トイレもないということで、要するに、元の消防署の場所を、新しく建てる前に、元の消防署を再利用って、方面隊に使うことはできなかったのでしょうかね。そうすれば、ホース塔もあるし、トイレもあるんですけれども、どうなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 続けて、診療所のほうも。 ◆7番(長谷川良子君) 一括していいですか。 それで、新しく建てる阿賀中学の前の、新規に建てる方面隊の消防器具置場にはトイレができないということ、あとホース塔もできないということは、どういうことでできないのか。要するに、ホース塔は前の旧消防署の場所で、ホース塔もさっき見てきたらありますので、それを再利用というか使うのか、それともまたトイレも元消防署の場所で利用したらいい、使う計画はあるのでしょうか。 やっぱり任務から、危険な任務を、火災という現場は町民の生命・財産を守る、まして隊員も危険の場所に向かうので、やっぱり特にトイレは必要かと思うんですけれども、それもないということは造る、維持管理が大変で造ることができないものか、ちょっと耳にしたことは、ホース塔は高さの、高い場所が高い塔を建てることできなくて、ホース塔は駄目なんだという、そういう話もちょっと耳にしたんですけれども、そうであれば、もしどうしてもその現場、旧消防署の場所を利用できないんであれば、新規に建てる場所のホース塔もトイレも、旧消防署の場所を利用せざるを得ないと思うんですけれども、それをそういう考えはありますかね。それを聞きたいんです。 ○議長(斎藤秀雄君) 長谷川さん、消防署のやつは今それで終わりですね。 次に、津川診療所の件も質問してください。 ◆7番(長谷川良子君) 津川診療所の件は、今年の11月17日に現地調査に、総文社厚で現場を見に行ってきましたが、外見見ても、中は見なかったけれども、外見見てもそんな大した、壊れている状況も分からなかったんだけれども、あと駐車場は結構広くて、それはあるし、診療所に建っているあれだから受付から細長く、住宅にはちょっと無理なのかなと思って外見を見たんですけれども、公売として一度もそういうことは考えたことはないでしょうかね。 また、駐車場も広いし、ああいう町の財産に、再度また建物を今後建てる計画があるんであれば、それはそのままでいいだろうけれども、要らないものは競売にかけたらいいのかと思うんですけれども、それは町としてどう考えていますかね。お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 ご質問いただきました2件とも、昨日、総文社厚常任委員長さんから、所管事務調査の結果としてご報告、ご指摘をいただいたものでございまして、私もしっかりと受け止めながら、これは検討をしていくというふうな考えでございます。 初めに、津川方面隊器具置場のトイレ、ホース塔の関係でございます。 私としては、本当にこの津川方面隊第1分団の機械器具置場の整備について、ようやく消防の車両や資材を適切に保管ができて、迅速な消防活動に、消防団活動に資する器具置場を整備できるというふうに思っていたところでございますけれども、予算計上時における計画が本当にしっかりしていなかったというふうなことが原因でございますけれども、既決の予算では思ったものができないというような報告を、私も先般受けたところでございまして、私としても本当に言いようのない思いに至っているところでございますが、まず議会にご報告をさせていただいて、ご意見もいただきなさいと、先般の全員協議会においてご説明をさせていただいたところでもございます。 トイレ、これについては、当初から必要性等々も含めながら、消防団とも話をしたというふうにも聞いているところでございますが、この機械器具置場にトイレを設置しているというのは、これはむしろあまり多くないというか、ほとんどないというふうなのが現状でして、近くの区の集会所であったり、また津川であっては、そうした災害等々、詰める場合は、この役場庁舎を使っていただいているというようなところもございますので、そうしたところで利用していただいてきている、期待していただいてきているというようなところもございましたけれども、ホースの乾燥塔、ここは私としてもやはりそこのそばには必要なものなんじゃないかなというふうな認識を、個人的にも持っているところでございますけれども、これは、ご指摘をいただいたように、消防団と本当にしっかりそこを話し合って、もう一度、再度、大変恐縮でございますけれども、再度全体の計画といいますか、そこの見直しを行った中で、これまた議会の皆様とご相談をさせていただきたいというふうに、本当に申し訳ない事態でございますが、深く反省しながら、おわびを申し上げながら、そうしたところでお願いをしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解いただければというふうに思うところでございます。 次に、2点目の津川診療所の有効活用でございますが、ご案内のように、旧加藤医院であったわけでございますけれども、医師のご逝去によって、当時遺族から町に対して診療施設として活用していただきたい旨の申入れをいただいて、町で購入をして、平成19年5月から津川診療所として開設をしたわけでございます。 開設当時は、年間およそ800人の外来患者、受診をされておりましたけれども、以降、受診者の数も減少し、また、町内全体の医療体制を考慮したというふうな中から、平成24年4月から休診としているところでございます。 その後、平成26年7月から27年10月までの間でございますが、上川診療所に新たに迎えた医師の住宅として利用してきた経過もあるわけでございますが、以降、まさに空いているというような状況ですが、これは、それ以降もある意味で目的としては町の診療所の先生、お二人とも新潟から通っていらっしゃるわけでございますが、大雪や大雨などで通勤が困難な際は宿泊できるようにというようなところでも考えてきたところでありますが、現実に利用のない、まさにもったいない状況が続いているというふうなのが事実でございます。 しかし、これ平成19年3月に、土地、建物合わせて3,299万円で、町で購入したわけでございますが、この財源のほぼ100%、3,290万円を合併推進体制整備補助金というようなところで、まさに医師の医療施設を整備するんだというふうな補助金を使って購入をしたというふうなところでございまして、この補助金が22年間、令和11年までになりますけれども、この補助金の縛りがあって、なかなか取り壊す、売る、貸すということが、この補助金の許可の手続を経ないとできないと。こうしたことをやると、国にある意味でこの補助金を返還しなきゃならないというふうな縛りがあるというふうな現実から、先ほど言いましたように、ある意味で医師の住宅的な利用もしてきたというようなところでございます。 診療所は休診としているわけでございまして、そうしたことでありますが、8年後には、この補助金の縛りから解放をされます。今、売却のご提案もいただきましたし、総文社厚常任委員会からのご意見、ご指摘もいただいたところでございますので、これは今のうちから、どうするんだというふうなところをしっかりと検討しながら、方向を出して、早めにご相談をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) それで、方面隊の旧津川消防署の跡地に、郡内の消防自動車が、古いというか大きい自動車が五、六台、消防自動車が並んでいたんですけれども、さっき見に行ったらもう1台もなかったので、あれは、関係者からちょっと聞いたら、総務課が町として売却、公売したというような話でしたので、全部売れたのでしょうか。どうなっていますかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 今ちょっと手元に詳細な資料がありませんので、具体的な金額までは申し上げられませんが、今おっしゃるように、4台だったか5台あったかと思います。そちらのほう公売かけまして、契約が成立して売買できたというような状況になっております。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。
    ◆7番(長谷川良子君) それで、今町長が回答したんですけれども、津川区の斜め前の旧消防署は壊すのはまだ壊さないのか、それともどういうふうに有効活用するんでしょうかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 具体的な計画はまだできておりません。壊すのにもかなりの金額がかかるという状況になっておりますので、今の段階ではこのままの状況にしている状況であります。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) 私の考えとしては、消防署の新しい官舎は上のほうに行ったんですけれども、じゃあ今の場所を、旧の消防署跡をすぐ壊さないあれだったら、方面隊の道具置場に再利用って、使ったらどうだったんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) あそこの場所につきまして、場所というか建物につきましては、耐震補強がされていないということで、非常に危険な建物という位置づけでもありまして、今の消防署が移ったという経緯もありますので、あちらの建物については今は使わないというような判断をしております。 また、先ほどちょっとお話ししたことを付け加えますと、あそこのスペースにつきましては、今後の有効活用ができる場所だというふうに認識しておりますので、全員協議会でも若干お話を差し上げましたが、あそこに屯所ではなく、阿賀津川中学校の前のいわゆるデッドスペースになるところ、町道ができる、残っているデッドスペースになるところに、屯所をというふうな形で話を進めさせていただいたところであります。 また、今申し上げたことに関連しまして、旧消防署の跡地の利用については、また総務のほうで内容を詰めて、今後の計画を立てていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中ですが、ただいまから45分まで、2時45分まで休憩いたします。 △休憩 午後2時30分 △再開 午後2時45分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △石田守家君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、11番、石田守家君。     〔11番 石田守家君登壇〕 ◆11番(石田守家君) 合併して既に22年ほど経過しますけれども、午後の、夕方の質問については初めての体験というようなことでございます。それから、平成25年以来、年長議員になりまして、これまたかなり年数が経過しております。 そういった意味で、質問の中には若干ずれが来ている点もあろうかなと、こんなふうにも考えております。そういった意味で、既に通告をしておきました内容については、全く具体的で、本当に分かりやすい項目でございますので、しっかりした答弁を、まず神田町長にしていただくことをお願いしておきます。 それでは1点目、阿賀町の課題というような関係でございます。 コロナ禍の2年間、神田町政の努力、神田町長の努力も大変大きく評価する一方、自らこれはやるんであったなと、これは絶対やろうかなと思った取り残された問題点、反省点はあるのだろうか、私はあると思うんですけれども、まずこの1点。 その関係の中では、まちづくり政策、いわゆる大きな課題がたくさんございます。いろいろ問題点がございますけれども、かいつまみまして、新規の事業や食品の開発、よい方向に進んでいるが、今後の見通しはいかがでしょうか。交流人口等を見計らっておりますけれども、町全体は高齢化地域が大半でございます。幾ら振興策を苦労したとしても、地域に密着するのかどうか、私は不安な状況でもございます。 次に2点目でございます。これまで私の一般質問に、多く前町長以来答弁をしています。さて、その後どうなっているのかなと。以下の項目3点についてお尋ねいたします。 1点目は、アイビスゴルフ場の再開発と貸付地についての件でございます。2点目は、常浪川ダム水没地の立木伐採等含めた全般についてでございます。3点目が、上川の八田蟹区の孕岩線の改良についてでございます。この3点について神田町長の率直な答弁を求めます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) 冒頭から石田副議長さんからしっかり答弁しなさいとプレッシャーと激励をいただきましたので、可能な限りそのようにしていきたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。 1点目の課題、やる気はあったけれども取り残された問題点、課題点。本当にこの中では、やっぱり一番は、今般の国勢調査で総人口が9,970人と、1万人を割る非常に厳しい結果になりました。高齢化率は49.9%、県平均が33%でございます。大きく上回り、県内では最も高齢化が進んだ町でございます。このまちづくりの核となる人口の減少、少子化、高齢化、これに関しては非常に大きな課題が残っているわけでございます。 私は3年前の就任直後に、本当にまさに三セクの課題、そして昨年から、新型コロナ感染症といった予期せぬ事態にもなったわけでございますが、日々変化を続ける社会情勢の中にありまして、私としては、町の重点課題の解決に向けて、新規の施策や取組も、また既存の施策への拡充も、可能な限り図りたいというふうな思いで進めてきたところでございます。 子育て、教育に関しては、これも私の非常に大事な分野でございます。議会の皆様のご理解を賜りながら、掲げた柱は実施をさせていただいておりますけれども、新年度は、学校のトイレ改修を行いたい。教育長さんは先ほどちょっと言葉を濁しましたが、私としては、電子黒板等々、まさにそうした教育環境の整備は、より一層図っていきたいというふうな思いでいるところでございます。 また、人口の減少対策として、関係人口の拡大による移住者の増加も目指しました、あがまちファンクラブを立ち上げさせていただきました。定住促進に向けて、住宅の取得・改修への奨励金、新婚生活の支援補助金等々の制度の設立、また、阿賀黎明高等学校の存続に向け寮を開設し、町外からの生徒誘致、併せて旧四季菜館を交流やワーケーション施設への転換等を実施させていただきました。 また、深刻化する有害鳥獣対策には、係を創設し、狩猟免許取得助成による狩猟猟友会員の増加、大型のおりの試行や電気柵の助成の大幅な拡充などを行ってきているところではありますが、なかなかここも成果に結びついていないというのが現実でございますが、こうしたことは、今後も有効と思える対策及び農家の支援も行っていきたいというふうに考えております。 そして、本年度は、急速な進歩を続けるデジタル技術を活用した生活支援策の手始めとしてドローンの活用を図り、物流システムの構築に向けた実証実験を開始しております。阿賀町産コシヒカリ、このおいしいコシヒカリで開発した「新潟ごはん」。これにあっては、テレビや新聞等で報道してもらうためにも、まずは知事に試食をしていただいて、その後は、私が県庁、県警病院局、NEXCO、国道工事事務所、各大学等々、PRに回っているところでもございます。 また、阿賀町の阿賀の里では、10月土日、約1か月間、新米フェアを開催させていただきましたり、また、モンドセレクションにも応募しておりますので、その結果も期待をしているところでありますが、阿賀町の米のおいしさが一層認知され、ふるさと納税にもつながるように行動しているというようなところでもございます。 交流人口増等が高齢化地域に振興策は密着するかというご質問もいただいておりますが、令和元年度から、七名地域で県と連携して進めております、七福の里元気プランは、七福荘の復活によりお客様も戻ってきております。何よりも、地域の課題を地域の皆さんが考えて行動していく姿が私にも大変心強く、高齢化の著しい地域で交流人口の増加につながった、ある意味でモデルケースになってきているというふうに思っておりますので、今後は、ほかの地域における取組の検討を進めてまいりたく考えているところでございます。 平成17年の合併から、来年は17年目でございます。まさにやる気があったが取り残された問題点、反省点も多々あるわけでございますけれども、何よりもまず、やはり新たな変異株、これによる新型コロナウイルスの感染症対策、まずは町民の安心と安全な暮らしを守ることが、私としては最優先の責務でございます。 福祉関係の施策の水準は、確保することはもとよりでありますが、公共交通対策、農業の継続、津川病院の存続、充実、森林活用の推進、また脱炭素、SDGsに合致した新たな取組も進めてまいりたいなと考えているところでもありますので、引き続き、石田副議長さんからのご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げるところであります。 次に、2件目の、これまでにご質疑いただいたご質問の中の3点でございますが、まず1点目のアイビスゴルフ場再開発と貸付地についてであります。 アイビスゴルフ場の跡地につきましては、これまたあまり進んでいないところでございますが、本当にこれ、道路沿いのすばらしい立地にあるわけでございますし、地域の活性化、何よりも地元の皆さんが賛同していただけるような事業であれば、これは、そこの面積の一部でも有効活用されることを私としても希望するわけでございます。 今年度におきましては、ブロイラーを生産する会社が、その生産施設を建設したいということで、地元の野中区及び周辺の地区を対象に説明会を行いましたが、環境等の関係から賛同は得られなかったというふうにもお聞きしているところでございます。また、ソーラー発電に関する動きがあるといったうわさは私のところにも聞こえているところでありますが、具体的には承知をしていないというふうなところでもございます。 この貸付地に関しましては、野中区におきましては、旧慣使用の権利放棄の方向で相談しているというふうに伺っているところでございますので、正式に旧慣使用の権利放棄を希望するというようなところになりましたら、これまた議会のご審議、ご判断をいただくこととなりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 この旧慣使用地を含めまして、ゴルフ場、その現地はそれぞれの所有者の境界が不明であります。土地の権利がどうなっているのか、再利用するためには権利関係をより明確にして、ある意味でこのゴルフ場の全体を購入する、または借り上げるというような全体計画がないと、なかなか難しいのではないかというふうにも思っているところでございますが、ここは、当初からの計画、経過を含めまして、よくよく知っておられる石田副議長さんから、ご教示いただければありがたいなというふうに思っているところでもございますので、よろしくお願いいたします。 2点目の、常浪川ダム水没地の立木伐採等についてでございます。 6月定例会議と同じ答弁で本当にここも恐縮でございますが、水没予定地として既に買収が終わっており、管理している新潟県からは、河川周辺においては、必要性を考慮し、伐採を行うことができるというふうにお聞きをしているところでありますので、樹木伐採等につきましては、河川管理者である津川地区振興事務所が窓口となりますが、町も一緒になって必要の際は協議を進めていきたいというふうに考えているところでございます。元は室谷区をはじめ地域の皆さんの森林でありましたので、皆さんがより具体的な活用をご相談いただいて、地域の活性化に役立てていただければというふうにも思っております。 3点目の、八田蟹地区の孕岩線改良でありますが、これについては前に進めました。 本年度、八田蟹区の関係の皆さんの同意をいただいたところであります。法線の測量及び詳細設計、用地測量を完了いたしましたので、順次、用地買収の契約をお願いして、契約が完了した後に工事の発注を行ってまいりたいというふうに計画しているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 一旦の答弁は伺いました。 それで1点目の関係なんですけれども、ご承知のように、大変なときにその職務を受けられ、そして問題が山積する中で、いろいろ対処するというような関係で来たわけなんですけれども、私から言えば、本当に誰がやっても、どのようなお方がやっても解決できないかなと、そう思いながら私も伺っていたわけなんですけれども、町長は、最初から課の編成を行ったというような問題で、いろいろ疑問点もございましたけれども、きっかけとして、今の社会はやはり飛び込んで積極的にやるのが一つ手法かなと、そのようにも考えております。 結果はさておいて、あまりよくなかったかなという点もございますけれども、まずは評価したいなと思ってもおります。 そういった中で、今本当に反省すべき点というのが、この冒頭の答弁の中では聞こえなかったんですけれども、本当にこれだけは間違って悪かったなというようなことがあったら教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 間違ったというか、あまりそうした部分ではございませんけれども、やはり冒頭申し上げたのは、これだけ人口が減ってくる、これの勢いを止められないというふうなところは、私としてはある意味で一番の反省点であり、一番残念なところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) まず今現在、今日現在なんですけれども、就任して3年目というような関係でございますけれども、いろいろ1点目に私は質問したんですけれども、令和3年に至っては、やはり新潟麦酒からあるいは阿賀の里の関係から、いろいろ、るる取り組んではきたんですけれども、このように大変数多くいろいろ手がけて大丈夫なのかなと、私そのように感じ取っております。 原因としましては、町全体は高齢化で、全く農業はとにかく全般的に停滞している。そういった中で、119ですか、集落がございますけれども、こういった集落の再編等の計画とか構想もなかったかなと。やはり、今現在一番大事なのは、町の119の集落を現況のまま、ただ単にそのまま日々送っているように私感じ取ったので、それでこのような質問にしたわけでございます。 そういった意味で、今現在、人口減少はもとよりなんですけれども、合併してしばらくたつんですけれども、1万5,000あったのが1万切るか切らないか、切ったかなと私思うんですけれども、今反省点の話も聞きましたけれども、本当に一番に、これは一番に上げて、令和4年はかかるんだ、これやらんばないなというようなことは、1つではなくて何点かあろうかと思いますけれども、まずどのような目安を持って、4年、年度末ですけれども、4年に向けて考えがあったら教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今言うように、集落の状況というのは、お話あったように本当にここはそれぞれ大変、極めて本当に厳しくなってきているというふうなところでありますが、ところでこれ、やはりそうした地域の皆さんの考えを聞きながら、そうしてある意味で合意ができていくというふうなところは、やっぱり町のほうで仕掛ける必要があるなというふうに思っておりますが、これはある意味で強引な、強引といいますか、町の計画だけで進むというふうなものではないというふうに認識をしておりますので、しっかりそうした地域の皆さんと、私を含めて、職員が話をする、お聞きをするというふうな場をしっかり持っていくことが、まず基本じゃないかなというふうに考えているところでございます。 今まさに年度末、もう新年度予算の編成に入ってきているわけでございます。そこの中で、私も4年目、最終年の中でどうしたところを目指すのかというふうな、ご質問でございますけれども、さっき言ったように、より教育環境については、私は充実していきたいと。 もう一つは、そこにも関連しますけれども、デジタル社会と、こう言われているわけでございますから、学校も、また若い皆さんも、この阿賀町にあっても都市部と本当に変わらないような、そうしたデジタル環境、これをやっぱりさらに整えるというか、そこに遅れないで、むしろ先を走りたいなというふうな思いもありますので、先ほども言いましたけれども、そうした日本の先進地と言われるようなところも見させていただきながら、これまた国のご支援もいただけるような形の中で、そうしたところもひとつ目指していきたいと、今の段階はまず目指すだけですけれども、目指していきたいというふうにも思っております。 そして、これはやっぱり私は、町の資源の活用を図っていくというふうな中で、これだけの94%の山林を持つ自然豊かな阿賀町、ここをやはりそうしたところにつなげていくことが、そうした道もやっぱり今頭の中でもありながら、いろいろお話もある意味で聞いている部分もありますので、そうしたところにつなげるというふうなところでの取組を、大きな柱でいえば考えているところでありますし、あとはやはり、あがまちファンクラブという、これは外の皆さんと町の皆さんとの取組でありますけれども、ファンクラブをつくって、1,600人もの皆さんから会員になっていただいているわけですから、これはもう入っていただくことで終わるんじゃなくて、まさにそのスタートラインに立ったわけですから、この皆さんとの関係をよりやっぱり強くしていくというふうな年だと思っておりますので、そうしたところで進めていきたい。 そしてもう一つは、この町のよさの発信力、私も本当にこれ3年間、これは反省でございます、本当にそこに反省につながりますが、このすばらしさを私も言いながら、やっぱりなかなか効果的に届いていないというふうな部分がありますので、しっかりここの発信力というふうなものを、再度これはやっぱりみんなの英知でもって、また一人一人の動きでもって、阿賀町のよさを発信していくというようなところが、これまたいろんな面でつながってくると思いますので、そうしたところを、今の段階で本当に大変恐縮ですが、私も職員と話しながら、そうしたある意味で具体的なところも進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 大分元気がよくなってきましたので、ぜひ神田町長の思いが、令和4年に、100%までいかなくとも、できたら90%以上思いがかなうように、ひとつ期待しておきます。 それでは、時間の関係もございますので1点目はこの程度にいたしまして、次に、アイビスゴルフ場の関係。 これは、残念なことに町長の今の答弁でございましたけれども、なかなか賛同が得られない、そういったお話でございましたけれども、当然、税金の未納の問題もあろうかと思いますけれども、それもこれも大変なんですけれども、ただ、アイビスゴルフ場については、私は一番心配されるのは、前も質問の中で入れたんですけれども、七堀地区にある防球ネット、この鉄塔が危険な状態になって、11基ぐらいあるんですけれども、こういった点が、今一番、現在危険な状態で、誰が責任を負うのかな。やっぱり言い換えれば、最終的には災害に至った際は、町がただされるのかなというような関係で、ぜひこの関係もひとつ調べておいていただきたいと。これは前回からそういったお話をしているんですけれども。 ゴルフ場については、今現在、個人の所有者にとっては、やはり旧慣使用地が町に返還されるのであれば、個人の人は大方町に買い取っていただきたいなというような意向のお話もございますけれども、最近聞いたお話ではございませんけれども、大体状況はそのような状況でございます。 そういった意味で、もっともっと、あしたからでも、今からでも、やはり旧慣使用地そのものの意味と、そして区の、野中区そのもののこの解決、打開策といいますか、この考えがやはり至っていない。 そしてまた前回も同じようなことを申し上げたんですけれども、アイビスゴルフクラブですか、この本体、本社が本当に、会社そのものが本当に権利を失った証拠がどこにあるのかなというような点についても、私はまだなかなか、本当にどうなったのかなという関係が、一番やはり町として調べておく必要があるんじゃないかなと私は思うので、その点についてはどうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにその旧慣使用地、これ本当にかなりの大きな面積がありまして、私ども町でも、公図の中に旧慣使用地、また、アイビスゴルフ場の所有地、新潟スポーツの所有地等々、大まかな色分けをしながら、大体の位置等々は把握をしているところでございますけれども、本当にこの旧慣使用地が町の土地といいながら、これ貸付けの部分でございますので、野中区であっては、ある意味で総会といいますか、そうした中では返還の方向でのまとまりというようなところも聞いておりますけれども、ただ、具体的にそこからほとんど動きがないというふうなところでございますので、なかなかやっぱりいろんな意見がある中で、難しい状況があるのかなというふうにも思っているところでございます。 本当にここについて、この土地の関係がやっぱりすっきりしていかないと、これはなかなか前に進めることができないというふうなところだと思っておりますので、私ども町としても、より一層、先ほどの防球ネットというか、そこの案件もありますので、しっかり、もう少し具体的に、より状況を聞き取れるように、把握をできるようにというふうなところで努めてはまいりたいと思いますけれども、またひとつそんなところで、石田副議長さんからもお力をいただければありがたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 答弁いただきましたけれども、まず繰り返しますけれども、防球ネットの危険性の関係、そして旧ゴルフ場の周辺の関係、いま一度、時間がございましたら視察をしまして、町としてそれ相応の対応をお願いしたいと思います。 それから、次に2点目に入りますけれども、常浪川ダム関係の水没地の関係なんですけれども、先般、12月10日、町長、議長をはじめ、若狹建設課長、担当課はじめ歩道橋の渡橋式といいますか、神事式においでいただきまして、私からこの場を借りて御礼申し上げたい。ご苦労さまでございました。 そういった意味で、この歩道橋についても、あえてこの場所で確認をしておきたいという、私は知っていますけれども、なぜあの場所で歩道橋が、町が管理者というお言葉を使ったのかな、その起因は何だ、原因は何でしょうかと、私町長にちょっと聞いてみたいんですけれども、どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も本当に先般、本当に立派な橋の竣工で、渡り初めといいますか、まさにそこに参加をさせていただいて、本当にこのすばらしい景観の中に竣工したなというふうなところで、ありがたく、また、非常に対岸とああいう形の中でつながって、まさに対岸の活用といいますか、そうした面にも大きく貢献するんだろうなというふうな思いで参加をさせていただきました。ありがとうございました。 実は県でやっていただいて、私も、管理者阿賀の町長というような言葉に、正直申し上げて、私自身がよく理解をしない中でいるのが現実でございますので、ひとつご教示いただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) いろいろ話せば長くなるんですけれども、旧上川でつり橋ができたときは、物件は上川村、そして管理は、管理といいますか、集落がやってきたのかなと思っていたんですけれども、その後、ダムの補償の関係で、旧上川がどのように補償されたのかも私は記憶にございません。全然記憶になくていたんですけれども、本当に今現在、その後ダムの関係で、要望等には私が20年まで部落の区の長を務めているまでは、永久橋の、3メートルほどの永久橋の要望を県にしていたんですけれども、やはり時代が変わって若い世代になって、そういった永久橋よりも歩道橋に変えたと。 変えるということについては、既に水没ラインは、現在国土交通省の管轄かなと、河川については県が河川管理者かなと、このように思っているんですけれども、本当にこの町が管理者ということになれば、多少、町も普通であればお金を出すのが普通なんですけれども、議会にもお話もなかった。そういった中で今回これ出来上がった。だから単なるそういった傾向でこうなったのかなと思って、今、町長の答弁でなかなか正確には答えられないと言いましたけれども、私も一緒でございます。 そういった意味で、この質問の趣旨でございます伐採等については、水没ラインにある伐採、そして、何回か質問はしておりますけれども、沼のある歩道の整備、これは区にお願いするというよりも、町が、私の試算をしますと、2人で3日も刈払い機持っていったらできるんでないかなという思いを持っております。 そういった意味で、観光を語るこの阿賀町であれば、掘り出し物の観光の拠点かなと。あの橋ができたおかげで、あれから直線にして500メートルはないのかなと私は思うんですけれども、私は知っていますけれども、今の区に帰って若い人は、ほとんどそこに通ずる道路は分からないかなと。そういった意味で、今後考えてもらいたいなと。そして伐採の関係についても、津川振興事務所にぜひともお願いをしていただきたいなと、6月にも申し上げたんですけれども、もう一度その考えについて。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に現場のエメラルドグリーンの川、そこに新しい橋、天の原というすばらしい名称の中で、おっしゃったように、対岸にはそうした貴重な植物といいますか、昆虫といいますか、そうしたものが生息する沼があるというふうなところもお聞きをしながら、まさに今お話があったように、そこはある意味で新しい、そうした皆さんから親しんでもらえる場所になる要素を持っているなというふうに、今のお話を聞いても感じたところでございますので、そこへ行くのに道、私も本当は、あの日もそこまで連れていってもらいたいというような気持ちがいっぱいあったんですけれども、そこ今まさにそうしたところの見つかりというか、そうした中で現場にも行けるというようなところもあれば、また今、ドローンのところもやっているわけですから、ぜひ、上空からもそうしたすばらしさというようなものを見せてもらいながら、今後の活用というようなものを図っていきたいというふうに思っておりますし、木の伐採については、本当に事務所のほうも計画を持ってどうぞというふうなところでございますから、しっかりこれ、地元と連携をさせていただいて取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) あまりくどくどと申し上げると、町長もやる気がなくなってやらないと困りますので、そのような考え、ぜひひとつお願いをしておきます。 この沼については、今ドローンがございます。そういった意味で、私がいつか皆さんに拝覧した写真については、もう10年も前の写真でございます。しかし山の地形、その他については変わっていないかなというような関係で、雪がもしかすると年内降らなかったら、ちらっと若い人1人連れてそばまで行ってこようかなと思いますけれども、明日、あさっての天気予報は雪というようなことで、今年はちょっと確認はできないかなというようなことでございます。 そういった意味で、水没ラインの補償の関係、こういった関係についてもいろいろ問題がございましたけれども、ぜひ、せっかくの場所でございますので、町の拠点としてひとつ考えていただきたいなと、こんなふうに考えます。 さて、最後の、3点目の八田蟹区の町道の孕岩線でございます。 これは平成24年から何回か私一般質問をしております。そうやって最初に聞いたのが農林水産省の土地があってどうとかこうという関係と、集落内で、部落内で、赤道を若干入り込んで利用する人がいて、なかなか理解ができないというような問題を地元の人に聞いたので、それ以来で、随分今日も町長の答弁をあまり当てにしないで、どうなっているのかな、まだこれもゴルフ場と一緒にそのまま変更ない、変わっていないというお答えが来るかなと思ったら、随分進んで一安心したところでございます。 この関係については、現在、手前の農道がございます、原から入るほうで。どのような計画なんでしょうかね、これは、実際に。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) お答えいたします。 一応、集落からお墓を通過するんですけれども、そこに農道にぶつかって、取りあえずそこまでが今回の改良の計画になってございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 私も実際には自分のお母ちゃんの実家でございまして、お墓もございます。それで再三質問したわけでございますけれども、そればかりでなくて、やはりそういった関係も含めて、ずっと何年もお願いしてきたんですけれども、関連して答えられるかどうか知りませんけれども、常浪川に関連する、河川沿いの決壊についてのお話は聞いたでしょうか、分かっているでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) 集落要望の中でもいただいておりますので、過去にも、幾度かそういった要望をいただいております。一応また県のほうを通じまして、私のほうからも再度要望させていただきたいというふうに考えます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 建設課長、ありがとうございました。 いろんな意味で集落の皆さんには、いろんな角度からお願いはされているんですけれども、私は性格上、駄目なやつは駄目、見込みのないやつは見込みがないとおっしゃっていたんで、今の建設課長のお話を聞くと、随分前進してよかったかなと、こんなふうに考えております。 それでは時間の関係もございます。もろもろ、本日夕方になりました私の質問でございますけれども、町が来年4年を迎える年末でございますけれども、町の発展、当然、議会の繁栄もございますけれども、特に質問をする私の議員活動としての繁栄も併せて皆さんにお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。いろいろありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、11番、石田守家君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いますので、副議長と議長を交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後3時24分 △再開 午後3時25分 ○副議長(石田守家君) それでは、休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○副議長(石田守家君) 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、議長の職務を務めさせていただきます。 それでは、一般質問を行います。 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、副議長が簡潔明瞭に終わったので、私も簡潔明瞭にいきたいというふうに思いますので、町長からは明確な答弁をいただきたいというふうに思います。 私の質問は、町の将来と公共事業という題目にさせていただきましたが、本来であれば、まちづくりのビジョンというような簡潔に言っていたほうがいいのかなと思いますが、町長は就任以来、まちづくりについて、就任前からいろんな役職の中でいろんな行動をされ、そして自ら動いてトップセールスをしながら、この阿賀町を導いてきた3年間ではなかったかなというふうに私は思っています。 私どももいろんな形の中で応援をしてきた、議会としてもいろんな議論をしながら、駄目なものは駄目、やるべきことはやりましょうというふうな姿勢で対応してきたつもりであります。そして町長には、何かをやるときには既成概念を破って成し遂げられることもあるんだということを、常々私どもは言ってきたつもりであります。 こんなコロナウイルス対策で、大変な時期で2年間過ごされてきました。そういう状況の中で、令和3年になって、いろんな形の中で若い議員が起業し、そしてまちづくりに思いをかけている状況があります。 その中で、3項目あります。 まず、町は総合計画の後期を編さんし、そしてその中でいろんな形をうたっています。それを見たとき、あ、町長、やる気があるなというふうに自分としては思いました。そしてその中で、阿賀町がやらなければならないことは何かということで、具体的に挙げさせてもらいました。 1点目は、阿賀町独自で住生活基本計画を策定されてはどうかということであります。そしてそれを踏まえて、阿賀町の今後の在り方、そして現在の在り方はどのように捉えているのかをお聞かせ願いたいというふうに思います。 そして、町長は就任時から、若者が残れる町というのを大きな目的にし、そして行動されてきています。現在、この若者が残れる町については、先般の各議員も質問したとおりで、なかなか具体的な事案がありませんが、今年度新潟麦酒の企業進出等踏まえた中で、若干ではありますが、成果が現れてきているのかなというふうに思っているところでありますので、その点についてお聞かせ願いたいと思います。 2点目が、河川のしゅんせつ事業であります。 常浪川と阿賀野川の出会い付近、特に麒麟山の十四軒という場所と、津川港、この間は、堆積土砂が1回はしゅんせつをし、そして麒麟館裏側の一部は通水が断面がきれいになりました。ところが、その後の水害等々で、阿賀野川の流れが強いものですから、全部たまってしまっていると、現状であります。ここは東北電力と新潟県が協議して対応すべき点だというふうに私は思っています。 この点については前の所長さんには、東北電力に河水管理の観点からしゅんせつをお願いしてくださいということを言って、これも一昨年の暮れだったというふうに自分としては思っていますが、東北電力が来るので、所長としては強く申入れをしておくというような発言がありましたが、その後、協議をしているのかどうかということであります。そして町長は、東北電力が来るたびにいろんな形の中で要請をしているというふうに伺っております。電力がどういうふうな答弁をされているのかをお聞かせ願えればというふうに思います。 そしてもう1点は、鹿瀬ダムのしゅんせつであります。東北電力は、予算を切らさないために、必ず毎年しゅんせつはしています。昨年がおおむね2,000立米、今年度はさらに減って、1,000立米だそうです。来年度はどうするのかと聞いたところ、来年度は大きくやりたいというような話もありましたが、やはり町が要望していかないと、電力は動かないのではないかなというふうに思いますので、揚川ダムのしゅんせつ、鹿瀬ダムのしゅんせつ、これに対して、電力へ町はどのような要望をしているのかをお聞かせ願えればというふうに思います。 そして、最後に災害対策ということで、道路の管理、これから冬期間の中で除雪作業をするときに、道路が、舗装が、阿賀町の町道は大抵どこを見ても亀甲が入っています。傷みに傷んでいます。これはインフラ整備をしようとするときに、相当なお金がかかります。町単独ではできません。 そうしたときに、いろんな方法として凍上災という災害査定を取れる方法があります。これは国の基準であって、新潟県は要望していないという状況がありますので、この辺は他県を見習ってやるべきではないかなということで質問させていただいておりますので、答弁を願います。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのご質問にお答えをさせていただきます。 初めに、この住生活基本計画に関するご質問をいただいたわけでございますが、実は私も10月7日だったと記憶しておりますけれども、阿賀町のある方から、まさにこの住生活の基本計画を策定しませんかと、こういうご提案をいただきました。 正直申しまして、それまで私はぴんとこない、初めて聞いたところでもございまして、職員にまさにここをよく調べて報告をというようなところでございましたけれども、それによりますと、平成18年に制定された住生活基本法に基づいて、国民の住生活の向上と安定を図るために国が策定した基本計画で、簡潔に言うと人々がよりよい生活を送るためのガイドラインのようなもので、直近の計画は今年の3月に閣議決定をされたと。 また、これを受けて新潟県は令和4年6月をめどに、県独自の計画として、住生活マスタープランの第4次計画を策定中であると、計画期間は10年として5年ごとに見直すんだというふうな説明でございました。 この計画は単なる住まいに関する計画だけではなくて、近年頻発している自然災害や豪雪等から住民を守る防災・減災に向けた総合的な取組や、医療・福祉体制や交通・利便性等の周辺環境の整備、さらには高齢者が安心して暮らせるコミュニティーや、子供を産み育てやすい環境の整備等を包括する基本的な計画であることなどの説明を受けたところでありますが、この計画が阿賀町の空き家の対策であったり、高齢者の住環境の整備であったり、また都市部との2地域居住の推進等に資するものであるなというふうな認識をしたところでございます。 ご提案いただいた方は、人口1万人の規模の町で、この計画を策定しているところは国内ではないだろうと、それだけでも話題になり、活性化につながるから、今すぐに実施するとすれば、経験ある専門的な機関がサポートもするということで、実は私も当時、そのときは非常に前向きに受け止めながら考えていたところでございます。 一方で、この計画は町だけでつくるんじゃなくて、やはり町民の皆さんといいますか、そこと一緒につくっていくんだというようなところが基本でありますので、そうしたこの計画への理解、協力を得ていくこと、また、ある意味でそうしたことになれば、当然専任の職員といいますか、そうした体制も必要であるというふうな認識もしたところでございます。 そんな後に、3回目のコロナワクチン接種が現実なものとなり、また総務省の過疎対策のドローンの実証実験、ここの体制を新たに取ってしまった直後であって、なかなかここに今すぐに向かうというふうなところは、非常にそうした中で厳しいというふうな判断で、先送りをせざるを得ないというようなところでの状況になっているところでございますが、現在また空き家の調査も実施しているわけでございまして、この計画の中にも、まさにそうした部分のものも、ある意味で必要不可欠なものではないかなというふうにも思っているところでございますので、そうした基礎データというようなものも整えながら、まさにこういう計画だよというふうなところのご提案もいただいているところでございますから、今後については取組を検討していきましょうというようなところで、幹部職員の間でも話をしているというふうなところでございます。 この阿賀町の在り方、若者がこの町に残れるようにというふうなところは、本当にここは私も基本でございます。この、今の総合計画後期計画におきましても、目標数字も掲げながら進めているところではございますが、まずはやはり、可能な限り町内に、また町内から通勤可能な地域に就職、仕事をするというふうなことができなければ、残りたくてもこの町に残れない、戻りたくても戻れないというふうなのがやはり現実で、ある意味で非常に厳しい課題でございますけれども、コロナ禍となりまして、人口が集中する都市部から地方への関心も高まって自然豊かな阿賀町がより注目していただけるような様々な催しもはじめ、いろんな取組を進めていただいてもいるところでありますが、山、川、自然、こうしたものをより生かした、希望が見えることを進めていきたいというふうな思いも持ちながら、いろんな皆様とのお話も伺っているというふうなところでございます。 またもう一つ、若い人が生活するには、そしてまたこの町に観光や仕事等でも来ていただくに当たっても、これは本当に今日繰り返してばかりですけれども、情報やデジタルの環境がやはり整っているというふうなところが、一つの大きな条件になろうかなというふうにも思っておりますので、議員さんのこの通告書にもありますように、いろんな面で国の地方創生の予算も視野に入れた中で、国の進める施策、このデジタル社会にあっても、遅れないように、むしろ一歩先んじた取組も目指していきたいなというふうな思いを持っているところでございます。 そしてまた阿賀町は、公共事業、これは大きな産業であります。そして、それが町民の皆さんの安心・安全の推進、産業の活性化にも、道路はじめインフラ整備、これらを一層進めることが必要でありますので、今まさに私ども地方が求めてきた防災・減災、国土強靱化のお金、加速化対策も積極的に取り組んでいるところでありますから、私もそうしたところにおいて阿賀町の環境整備、インフラ整備に、国・県の支援をいただけるように、これは積極的に進めていきたいと、そこを目指していきたいというふうに考えているところでございます。 次に、河川のしゅんせつでございますが、本当にまさに、この阿賀町では繰り返し洪水の大きな被害を受け続けております。河川沿いの住民の皆様におかれましては、雨や台風の都度、不安になられ、水かさが上がってくる恐怖というふうなものは耐え難いものがあるというふうに私も理解しているところでございますので、河川整備の推進、早期の着工、竣工を要望し続けているところでもございますが、お話ありましたように、阿賀野川と常浪川の出会い付近のしゅんせつ、町としてもまさに随時要望しているところでございますが、河川管理者、県は今現在の状況はしゅんせつが必要な、まだ河床状態ではないと考えていると。状況については、常時点検、監視を行っており、河床堆積の進行状況等によって、河川の流下能力に支障が生じるような状況が想定される場合は、遅延なくしゅんせつを行うというふうな回答でございますが、まさにここは引き続き、本当にこの川の出会い、まさに堆積をし続けているところでございますので、強くこれはまた要望、協議をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 そうした中で、東北電力の関係、おっしゃるとおりでございますので、これは具体的な部分については担当のほうで話をしているわけでございますけれども、私としては年2回はこっちの関係の、支店長といいますか、そうしたクラスの皆さんからおいでをいただいているところでございまして、直接、そうした中で町民の安心・安全に、まさにここにつながる対策を、しゅんせつ等々を進めてもらうことが電力の信頼であって、みんなの理解をより得られている部分だから、今までの洪水にあって、ある意味で電力さんという話も出てきているわけだから、そうした中で常日頃からしっかりとそうしたところを、より積極的に進めてくださいというふうなところは強くお願いをし続けているところでございまして、実はまた年末も、年明けも私のそうした部分になるのか、おいでいただくというようなところでございますので、よりしっかりと、ある意味で今度は具体的に、まさにお伝えをしながら、実証してもらえるように強く協議を重ねていきたいというふうに思っております。 鹿瀬ダムのしゅんせつについて、本当に今議長さんとお話のとおり、1,000から5,000立方の間でのしゅんせつを毎年やっているというようなところでございますけれども、本当にここもお話あったように、継続はやはり非常に大事なことでございますけれども、そうした必要な規模のものを継続しながら、より安心に努めていただくように、ここもまたそうした要望を、話をしていきたいというふうに思っております。 3点目の凍上災害でございます。おっしゃるように、私もある意味で通勤したり、道路を通っているときに、道路の劣化といいますか、ひび割れといいますか、そうした部分が、本当にここは目についているというふうな状況を把握をしておりまして、私からも、ここはちょっとひどいんじゃないかなというふうな箇所まで、具体的に職員にも伝えているというような箇所もあるわけでございますけれども、本当にこれ、ご提案というかありました凍上災、なかなかこの採択基準というか、ここを証明していくというふうなところが難しいハードルがあるので、まさに阿賀町もお話あったように新潟県も近年はここに手を挙げていないというか、申請をしていないという状況にあるというようなところも私も確認をしましたけれども、やはりここは必要なところを維持していく、修繕、改修をしていくというふうなところは、本当にこうした財源も確保しながら、まさにこの公立な、この災害復旧ですから、公立な国庫負担金が充当されるわけでございますので、ここをやっぱりチャレンジするというか、まさにそこを挑戦していくと、客観的なそうした求められる温度であったり、路面の損傷状況の確認であったりというようなものを、そこをやっぱり研究していくと。 そのためには議長さんからお話あったように、新潟県やっていなくても、まさに制度があって、やられているところがあるわけですから、しっかりそこの勉強も積み重ねていきたいというふうに、これは私よりも担当の職員がそう力強く言ってくれていますので、私も期待しながらそうして進めていけるようにというふうなところで考えておりますが、またこれいろんなところからご指導いただいていきたいと思います。 そしてまたこの凍上災についてもそうですし、さっき言った国土強靱化の過疎化対策にあっても、ある意味で従来の3か年よりも非常に幅広くメニューが整っているんだよというようなところを、私ども首長は説明も受けているところでございますので、そうしたところもこうした中で対象として財源を確保しながら必要な道路関係の整備・維持というようなところに努めていきたいというふうに思っているところでございます。 よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、簡単なほうから先やらせてもらいます。 3番目の凍上災の関係です。令和3年4月13日、国土交通省からこういうプレス発表がありました。これは、凍上災の災害復旧採択要件を定めましたというプレス発表です。これは、その前は平成30年にはあったんですけれども、約3年ぶりに凍上災を認めましょうという話でした。 なぜ新潟県がやらないのかなということで聞いたら、データをそろえるのが面倒くさいと。そうではないでしょうと。だから逆に阿賀町として、採択要件までこうやって出ているんですよ。プレス発表なんですよ。これを今年、これから準備する気はありませんか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私としては、まさにこれからその時期を迎えるわけですから、その条件がどうしたものかちょっと今私も分かりませんけれども、ここは建設課等々関係課において、そこをしっかりやりながら、勉強していきたいというふうに思いますので、建設課長、ありましたらお願いいたします。 ○副議長(石田守家君) 若狹建設課長。 ◎建設課長(若狹孝之君) 今ほど、議長さんからの内容につきましては、我々も災害の採択要件等については、承知はしておりましたけれども、県の答弁ではございませんけれども、なかなか厳しい条件といいますか、気象条件的に、かなり気温が下がらないと条件が整わないというような条件もございます。 その条件に近いものの気温ですとか、それから凍上災というのは現場の状況にも証明という形で、かなり難しいところもあるんですけれども、融雪災もなかなか取れないというのは同じような状況で、データがそろいづらいというのがあるんですけれども、そういった面も含めた中で、気温等を注視しながら確認をしていきたいというふうに考えます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 今、データをそろえるのが大変だという話があるんですけれども、阿賀町一番いいのは、P&Gのところに、気象データをそろえる観測所があるんですよ。ここをベースに取れるか取れないかは抜きにしても、やはりそれをもう一回見直して、この要件に合うか合わないか精査すべきではないかなというのが自分としてはあるので、これは今お年寄りが歩いていても、足が上がらない、突っかかって転んでけがをしたら元も子もない、じゃ、道路管理者の責任になってしまうんですよ。 こういうことを考えたときに、今でこそ訴えはありませんから、町としては猶予できるかなというふうに思いますが、よそへ行くと、それでさえ訴えるんですよ。そういうことがあってはならないので、やはり舗装等、車の通行だけではなくて、歩行者が大事でありますので、高齢化率、先ほど49.9%という町長答弁がありましたけれども、そういうのを踏まえたときに、やはりしっかりとした何かやれる方法を考えていただければというふうに思いますので、今後対応をよろしくお願いします。 次、ダムのしゅんせつの関係で話しさせてもらいますけれども、今の津川港と麒麟館さんの裏、ここは姥堂川と常浪川と阿賀野川、3本の川がぶつかっているんです。全て1級河川で、県管理なんです。あの状況を見て、しゅんせつの必要がないという判断を県がしていることに対して、町として、今度河川制御も絡んでくるんですよ。 そこで姥堂川には、内水の氾濫の防止のために、輪中堤というのを計画されています。ですから、私は輪中堤でいいんですかということも盛んに言っているんですけれども、そうではない。そうすると、輪中堤にすると水門ができるんです。そうすると内水氾濫の危険性が大きく増すと。 そして、先般麒麟館さんのおかみさんから言われたのは、それとマサヒロさんから言われたのは、あの土砂がたまって、今まで私のところは床下浸水ずっと続いていたけれども、床上になったのはここ近年だと。だから何とかしてほしいと。それで、あそこに住まわれている皆さんほとんど床上浸水になったので撤去されて、いなくなっている人が多くなっているということを現実があるので、町として再度協議をしていただきたいんですけれども、いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にまさに今お話しいただいた、本当にそのとおりだと思います。 今お話聞いて、本当にこの近年の水害で、今まで床まで来なかったのが来ていると、そして、まさに生活されている皆さんが、川がそうやってたまってきているというふうなところを、ある意味でご指摘というような部分であれば、本当にまさに原因はそのとおりなんだろうなというふうにも思いますので、それもしっかりそうしたところを、再度これは、まずは河川管理者と。また場合によっては河川管理者と協議をしながら、本庁のほうも含めながら要望してまいりたいというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 楊川ダムの上流そして鹿瀬ダムの上流部のしゅんせつに関しては、やはり東北電力さんが絡んできますので、町長の人脈を使って、大いに使って、無理やりでも、県がやらなければ電力おまえやれというふうな指示といいますか、要望を強くしていただきたいんですけれども、町長いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) あまり人脈はありませんけれども、そこはやっぱり、本当に強く、さっきも言いましたけれども、この河川沿いの災害の被害に遭われた皆さんも、この発電がなかったらこうならないんじゃないかと、みんなそう思っているんですよというふうに、ここはそうした町民の皆さんの思いも酌みながら、電力として、よりここまでじゃなくて、よりまさに皆さんに安心感を持ってもらえるようなところで進めていくというふうなところが、電力さんの大事な大事な役割じゃないですかというようなところも常に申し上げておりますけれども、言いましたように、これまた近々2回、別な人かと思いますけれども、ありますので、しっかりまたそうしたところを訴えていきたいというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 国土強靱化の中で対応できる予算もあるというふうに、佐藤信秋先生からはお聞きしているところもありますし、その辺も踏まえて町としての動きを強めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 そして、町長が常々言われている若者が残れる町をどのようにしていくか、先ほど町長から、生活基本計画の策定に関しては、新潟県が今マスタープランという形で動いてきています。それを見ながら町としてはそれに準じるような形で取り組もうというふうに考えているというような答弁がありましたが、やはり町としてどうやって、若者が残れる町にしていくのか、これは町長の選挙公約でもありますので、その辺を踏まえて再度そのマスタープランが出来上がってから町長が動くのか、それとも今から準備をしているのか、どちらでしょうか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そのマスタープランといいますか、この住環境整備基本計画はまさにそうした全般の部分のまちづくりといいますか、そうした計画だというふうに理解していますけれども、そうした町民の皆さんと共につくり上げていくというふうなところは、どんな町にしていくんだというふうな意見が具体的に出てきて、その計画に反映をしていくというふうなところになってくるわけだと思いますので、これまたある意味で、様式といいますか、書式的に県に準じて新潟県を阿賀町に書き換えるようであっては、これはなかなか本物の計画にはなっていかないんだと私も認識しておりますので、そうした多様な皆さんの意見、そしてこの町への思いというふうなものを、私の思いも当然ですけれども、これまたそうした町民の皆さんの思いといろんなご意見というふうなものを聞きながら、やはり計画もつくり上げながら、可能なところから、若い皆さんからこの町に一人でも残ってもらえる、来てもらえると、戻ってもらえるというようなところが、非常に大事な部分だというように認識しておりますので、これはこの計画の有無に、ある意味で、これをできるのを待つとかじゃなくて、まさにいろんな総合計画の中にも、そうしたところに向かう様々な施策を掲げながらでございますので、しっかり、特に私としては、このやっぱり働く場所というふうな部分が、また働く場所でなくても通勤できるというふうなところが、非常に大事なところだというふうに思っております。 昨日もお話もありましたけれども、これはなかなか大きなところの職場誘致というのは非常に難しい状況にありますけれども、この阿賀町の中で、思いを持ちながら自分の仕事を、それぞれの思いを職業にできていくというふうなところは、ぜひそんな町にしていけたらなというふうな思いもありますので、ここは本当に今のうちから皆さんのいろんな幅広い意見、アイデアを出していただきながら、みんなで進めていきたいなというふうに思っておりますので、引き続き議長さんからも一層ひとつそうしたご指導いただきたいなというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) そこで、地方創生予算、これをうまく使ったのは阿賀町、よく使っているんですよ。というのは、地域再生計画ということで、探求の森、清川ですよ。ここは地域再生計画をつくって、創生予算をいただいて、うまくやったんですよ。 この前例があるので、逆に2番の長谷川智君が鹿瀬麒麟山温泉の公園だとか、これはここの中に含めると可能性が出てくるんですけれども、これに引っかけるという言い方は悪いんですけれども、あるものを利用する考えは取れませんか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私はまさにその計画も行きながらというか、そういうふうな全体計画であれば、まさにそれはそうした中で具体的なメニューも入れ込みながらですし、ある意味で私はもう少し大きな部分も含めながら、非常にある意味で地方創生予算にしては小さいです。もう少し大きな部分も含めながら、これはいろんな面で阿賀町全体の活性化につながる、またある意味で雇用にもつながってくると、魅力があるというふうなところを目指しながらこれは進めていきたいなというふうにも思っているところでございます。 まさにそうした例というか、職員がそうした中での予算を活用といいますか、認めてもらってきている部分でありますので、それも基本にしながら取組を進めていきたいというふうに思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長が言うとおり、予算枠は小さいんですよ。この清川に関してはですね。こういうのをやった経験があるので、逆に生かしてやろうということを町長が職員と協議していかないと出てこないのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにある意味でメニューありきの例でいろんなものを考えていくというふうなところが一つ大事ですし、やろうとするというふうな現実的な部分にあって、どんな財源を充当というか、採択をもらってこようかというふうなところと、やはり2つのパターンの中で、これは進めているわけですけれども、今まさにここは探求の森にあっても、そうした部分をむしろやりたいと。それには、その地方創生のこのメニューの中に合致するんじゃないかと。 まさにそこは職員が探しながら、職員がそうしてつくり上げながらつくってきた部分なので、私が全てのトップダウンというか、そうしたことを指示しなくても、財政面にあっても本当に職員も幅広く勉強しながら認識を持っておりますので、そこをそういうふうな形で全体的にやはりみんなでやっていくと。 一つはそうした現実的なものじゃなくて、もう少しやっぱり大きな目で見ながら、その地方創生のメニューを見ながら、この町に必要なもので、ここで取り組んでいきたいというふうなものを、本当にそこはそれぞれの担当の中から、そうしたまちづくりのアイデアというものを、まさに地方創生の予算もひとつ大事なものにしながら、進めていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私ども議会も内閣府に研修に行ったり、いろんなことで内閣府とのつながり、そして内閣府の皆さんは、阿賀町がやる気があれば、自分自ら阿賀町に出向いて講師となって、予算の取り方まで教えてくれるということを我々は言われてきたんですよ。 ところが、議会もこういう改選の状況があって、当時の皆さんがほとんど辞められたりしてきている状況があるので、改めて議会としてもその辺を取り組んでいきたいなというふうに思いますが、地方創生予算、使えるものは大いに使っていかないと阿賀町の今の財政状況、これからの財政健全化に向けていくときも、やはり町長のトップダウンではないんですけれども、この前、見附の市長の稲田さんが就任早々、ボトムアップ方式でいきたいというふうな市長の話がありましたけれども、それと同じに阿賀町もやはりそういうふうな形の中で、ボトムアップ方式でいかないと、町長が一生懸命動いているのに成果が出てこないということが出てくる可能性がありますので、町長と職員のコミュニケーションをよくしていただく、それから、町長が就任当初は食事会ではないですけれども、昼食一緒に食べて、いろんな意見交換をされたんですけれども、そういうことは今後やる気はありますか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれは職員のコミュニケーションは非常に重要なところだと思っておりますので、ある意味で職員がどういう考えを持っているか、そしてまたある意味で私がこう考えているというようなところも、これは互いに話をしながら方向性と一緒になって進めていくんだというふうなところ、これは極めて基本的な大事な部分だというふうに思いますので、ランチもそうした中の具体的な一つの手法であったんですけれども、これも本当にある意味でコロナなんです。 それは難しい状況があったわけなんで、これが落ち着いてきたら、ランチも含めながら、よりまたコミュニケーションを図れるような部分で、職員のアイデアをみんなで出してもらえるようなところを進めていきたいというふうに思っております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 12月21日ですかね、地域おこし協力隊の皆さんとの懇談会があるというふうに議会も案内が来ました。そういうことを町長には先般の議会でも膝を交えた会話を地域おこし協力隊の意見を聞く機会を設けないんですかと言われたら、この12月21日やられるということで、大変自分としてはうれしく思っているんですけれども、やはりよそ者の力を借りる。 井の中のカワズ大海を知らずという言葉がありますけれども、我々もそうなんですけれども、よそに見に行って初めて、うちの町でもやれるよねというものが見つかるんですけれども、やはり地域以外の人の意見を聞く、そしてそれを基に今いる子供たちが、自分はこの地域を出たとしても阿賀町に貢献するんだという意識を植え付ける教育をしていただきたいなというふうに思っています。そうすることによっていろんな行動が出てくるだろうし、ここの町に対する阿賀町への思いが育まれる、子育て支援にもつながっていくというふうに思うんですが、町長いかがお考えでしょうか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に私も人数的には少なくなってきている子供たちですけれども、やはり本当に一人一人の子供たちから、小さいときは子供たちは自分の住んでいるところが大好きで、この町も大好きで、そうして育ってきていただいていると思いますけれども、そこをより強く持ってもらいながら、むしろこの町を自慢できるというふうな、そうしたところで社会に巣立っていっていただいて、活躍していただく。 そして外からの声、そしてまた戻ってきてもいただけると、残っていただけるというふうなところは、この町にとって本当に基本的に非常に大事なところだというふうに思っておりますので、ぜひそうしたところへつながるようなものを、ある意味で教育の現場ばかりじゃなくて、いろんなところでつくっていけたらなというふうに思っております。 今そのデジタルで、皆タブレット持っていると、さっきの持っているというかそうした部分もあるわけですから、逆にそれを子供たちがこの町の自分らの活動を、その中で、勉強ばかりじゃなくて、映像に残していったり、記憶に残していったりというふうなところがあって、また人々が、そうやって町民の皆さんが活躍している場面も残していったり、ほら大きくなっても、私たちの町はすごいのよと、そうしたところに発信していただけるような、まさに本当にそうした子供たちのなっていただけるような支援というか、そうした取組を、やっぱり本当に大事だなというふうに思っておりますので、ぜひここはそうしたいろんなところにつながるように、検討または実施ある意味でしていきたいなと思います。 そして地域おこし協力隊の件も本当にそのとおりでございますので、この阿賀町に思いを持って全国各地から来て活動していただいているわけですから、ここはその皆さんの思いもお聞きをしたいし、そしてどうやってこの町で、どうやってというか今後のことも聞きたいし、またある意味でいろんな不安もあるかもしれないし、彼ら同士の仲間づくりというか、そうした部分も非常に必要だというふうに思っていますので、本当にこの来週のも少し遅くなって、これまた私がこうしなさいではなくて、ぜひそうした場を継続的につくってくださいという中のスタートでありますので、そうしたスタートの中で職員が一緒になって企画した会が来週開かれるというようなことでございますので、議員各位からも何とぞよろしくどうぞお願いしたいと思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 地方創生予算、取りやすい予算が数多くメニューとしてあるんですけれども、やはり着眼点を間違うと全然使い物にならないような状況があります。町長はトップセールスを盛んにしていっていますので、これからも体には十分注意し、健康で対応していただきたいなと思いますので、私の質問はこれで終わらせていただきます。 大変ありがとうございました。 ○副議長(石田守家君) これで12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後4時08分 △再開 午後4時09分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。 これで一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時09分...