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  1. 新見市議会 2008-03-01
    平成20年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2008年03月04日:平成20年3月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時30分  開 議 ◯議長(杉 修次君) 皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの御出席24名でございます。  これより本日の会議を開きます。  3番山口康史議員から、新見中町における火災に対する今後の対応について緊急質問の通告があります。山口康史議員緊急質問の件を議題といたします。  起立により採決いたします。  山口康史議員緊急質問に同意の上、本日の日程に追加し、発言を許すことに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 2 ◯議長(杉 修次君) 起立多数であります。よって、山口康史議員緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許すことは可決されました。よってこの際、日程に追加し、山口康史議員緊急質問を許します。          ──────────────────────── 日程追加  新見中町の火災に関する緊急質問 3 ◯議長(杉 修次君) なお、本件は議会運営委員会の申し合わせにより、質問時間は答弁を含まず10分以内といたします。  発言は要旨を逸脱しないよう、また努めて簡潔に願います。なお、当局におかれましても質問要旨を的確にとらえられ、明快なる答弁をお願いいたします。3番山口康史議員。               〔3番 山口康史君 登壇〕 4 ◯3番(山口康史君) 3番山口です。それでは、これから3月2日に起こりました新見中町における火災に対する、今後の対応について緊急質問をさせていただきます。  今回の中町の火災では、全焼7棟、死者1名と大変甚大な被害が出てしまいました。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方の御冥福をお祈りしたいと思います。  まず、この火災では多くの方が身一つで避難されており、当面の生活や今後の復旧には大変な困難が予測されます。被災地は、近くに病院や学校など、また多くの人通りもあり、公共性の高い地域の特性から、行政としても可能な限りの支援が必要ではないかと思われます。市としては、被災者に対しどのような支援が可能か、質問いたします。 5 ◯議長(杉 修次君) ただいまの山口康史議員の質問に対する執行部の答弁を求めます。 6 ◯市長(石垣正夫君) 新見中町におきまして火災が発生いたしまして、本当に大火となりました。これは3月2日の午前0時過ぎと聞いております。7棟、10人が、またそのうち1人が亡くなられたというような状況でございます。今、御質問がありましたが、我々といたしましても今回の火災は多くの方々が被害に遭われましたし、被害を受けられました方々に深くお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方に御冥福をお祈りいたしたいと思います。  一日も早く日常生活を取り戻せるよう、新見市といたしましてもできる限り支援を行ってまいりたいと考えております。
     火災の残滓、本当に大変なものでございます。これにつきましても撤去処分でありますが、このたびのような大規模な被害発生のときには、個々で撤去は大変時間を要しますし、長時間放置しておりますと危険性や衛生面上、好ましくないと考えておるような状況でございます。そこで、我々といたしましてもおおむね5世帯以上の大規模災害で住宅等が焼失した場合は、所有者等の依頼がございましたら、市が残滓を撤去処分を行うという新たな制度を導入をしていきたいと考えております。  もう一件でございますが、被災されました方々の住居の問題でありますが、現在空き室となっております市営住宅を紹介させていただきたいと、このように考えております。  以上です。 7 ◯議長(杉 修次君) ほかに答弁はございませんか。  質問ございますか。山口議員。 8 ◯3番(山口康史君) 残滓処理については迅速な判断があったものと考えておりますので、これについては非常によい判断ではないかと、地域の住民、私も地域の一員でありますので、これについては感謝したいと思います。  また、当面の被災者の生活については市営住宅のあきを調査されてるということですが、被災者は本当に身一つで焼け出されている方がほとんとであります。身の回りのものも含めて、大変不自由をされております。この辺の支援はどうであるか、また身一つですので、移動手段も持ち合わせておらない方が多いものですから、復旧に向けても現地をたびたび訪れなければならないと考えます。できるだけ近くに仮住まいをできるような配慮をいただきたい。できましたら、予算が伴うことですが、仮設住宅などの検討もできないか、御検討いただけないでしょうか。 9 ◯総務企画部長野林正紀君) このたび非常に被災者の方、非常に御心労、お察しいたします。  そういった中で、市といたしましても緊急のことでございますので、3月2日に緊急の避難所を開設させていただいております。そういった中で、避難所に参られた方につきましては、保健師も配置しての対応をさせていただいているところでございます。  今、御質問のありました、できるだけ近い場所でというお話でございます。現在、市営住宅につきましても近いところでということで、いろいろと検討させていただいているところでございます。仮設住宅という御質問でございますが、これ今までの経過等もございますので、当面、今答弁させていただきましたように市営住宅の方で御相談を受けたいと思っております。  なお、それ以外にいろいろと御心配等があると思います。私どもも現地連絡本部というものを設置させていただいて、いろいろ御相談に乗りたいということで、当日、させていただいておりましたが、これ以降につきましては地区の町内会長さん、この方を通じましていろいろと御相談事項があったら申し出ていただきたいということでおりますので、その他のもろもろのことについては御相談を受けてまいりたいと考えております。  以上です。 10 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。山口議員。 11 ◯3番(山口康史君) 現在、検討されてる市営住宅は、大体位置的にはどのあたりを考えられてるんでしょうか。 12 ◯総務企画部長野林正紀君) 現在、準備できておる市営住宅でございますが、上市、唐松でございます。  以上です。 13 ◯議長(杉 修次君) 山口議員。 14 ◯3番(山口康史君) 先ほども申し上げましたように、被災者の方は移動手段を持ち合わせてない方が多いかと思います、車等の。被災地まで足を運ぶのに大変な苦労がありますので、より近いところ、ない場合は民間の借り上げ等も含めて御検討いただけないかと思いますが、いかがですか。 15 ◯総務企画部長野林正紀君) 市営住宅ということで対応させていただきたいと考えております。 16 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。山口議員。 17 ◯3番(山口康史君) 現在のところ、市営住宅ということですが、これは改めて可能な範囲で御検討いただくよう、また再度求めます。  それから、身の回りの品については被災者に対する支援物資等が市民の方から寄せられる可能性がありますが、多くの場合、被災地には必要なものが必要なところに届かないケースがありますので、これの整理についてどのようにお考えか、お答えください。 18 ◯総務企画部長野林正紀君) 被災地に対するお見舞い等につきましては、新見市の社会福祉課で対応したいと考えております。 19 ◯議長(杉 修次君) 山口議員。 20 ◯3番(山口康史君) これについてもなかなかコントロールは難しいんだと思いますが、必要な方に必要なものが必要なだけ行き渡るよう、調整の方をお願いいたします。  引き続き、被災者に対する可能な支援の方向、手段を御検討いただきたいと思います。  この地は3度も同様の災害に見舞われてる地区で、被災者はもちろん地区の皆さんも大変なショックを受けております。そのショックを少しでも和らげ、前に向いて復帰に向けて希望が持てるよう、最善の努力をいただきたいなと思います。これは要望いたします。  それからまた、当日の消火活動に当たりましては、消防職員、消防団の皆さんの懸命な活動には敬意を表するところです。しかし、この地では以前にもこのような火災があったため、住民の方からは火災がこのように広がる前に、もう少し打つ手があったのではないかという声も少なくありませんので、今回の実際の消火活動、これは消防団への連絡体制も含め、どうであったか明らかにして、改善できる点はないか、これを再点検し、今後に生かすことを強く求めて、質問を終わらせていただきます。 21 ◯議長(杉 修次君) これで山口康史議員緊急質問を終わります。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 22 ◯議長(杉 修次君) 日程第1、一般質問に入ります。  一般質問に入ります前に、議事運営についてお願いをいたします。  一般質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言はそれぞれの答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。発言者は通告要旨を逸脱しないよう、また質問事項の重複している点は省略するなり、努めて簡潔に願います。  なお、当局におかれましても質問要旨を的確にとらえられ、明快なる答弁をされますよう、議事運営に格段の御協力をお願いをいたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり順次質問を許します。  まず、5番林光和議員の登壇を願います。5番林議員。               〔5番 林 光和君 登壇〕 23 ◯5番(林 光和君) 5番林でございます。  3月定例、最初の質問となりますけれども、執行部の明快な答弁を求めておきます。  先ほども緊急質問で、新見中町の火災、大火の質問がございました。7世帯の方が被災されまして、また1人の方が亡くなられました。本当にお気の毒なことでございました。被災されました方には、心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方には心からお悔やみを申し上げたいと思います。御冥福をお祈りいたします。  新見市においてもできるだけの支援を要請しておきます。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、1項目めの農業振興についてお尋ねをいたします。  現在の農業を取り巻く現状は、本当に大変厳しいものがあります。食糧自給率も40%を切るという現状で、食の安全保障の問題の点においても大変な事態と考えられます。農産物の輸入による農家、農業への圧迫も若者の農業離れ、それに拍車をかけているものと考えられております。  新見市も例外ではなく、農業の担い手はどんどん少なくなっていっているのが現状ではないかと思います。また、食の安全という点からも、さきの中国製の冷凍食品への殺虫剤混入事件や農産物の残留農薬問題など、多くの問題が農業問題では起きております。今こそ、我が新見市も農業問題に本気で取り組むべきと考えます。  そこで、次の3点についてお尋ねをいたします。  まず、(1)の休耕地の増加についてお尋ねをいたします。  以前にも同じ質問をしておりますけれども、あれからも休耕地はどんどんふえ続けていると思います。私の周りの畑地なども、作付をしていないところが多く見られております。新見市全体での現状は今どうなっているのか、特に畑地の増加が目立っていると思いますけれども、それについてお尋ねをいたします。  次に、(2)の農業の担い手対策についてお尋ねいたします。  全国的に農業の担い手、後継者不足の問題で困っているのが現状でございますけれども、我が新見市の担い手、後継者対策の行政としての対策の内容、またUターンを含めた就農者の状況について把握している点をお尋ねしておきます。  次に、(3)の新規就農者事業の今後についてお尋ねをいたします。  新規就農者事業については、新見市は他市にはできない先進的な取り組みの事業内容となっていると思います。特に、ピオーネにおいては昨年から3年目の支援を制度として設けておりまして、この制度はこのピオーネの収穫が3年ではできず、3年目の就農がきついということで、新しい制度を設けていただいておる次第でございます。  現在、JA阿新、JA桃部会では、桃の産地の復活を目指して、新見市普及所と連携をして取り組んでおりますけれども、そこで桃の新規就農者を受け入れたいという考えが出てまいりました。桃の栽培に合う支援策はとれないか、執行部の考えをお尋ねいたします。  また、Uターン後継者への支援の見直しはできないか、重ねてお尋ねをいたします。  次に、2項目めのラストワンマイル事業についてお尋ねをいたします。  我が新見市においては、全国初の市内全戸を結ぶ光ファイバーでつないだラストワンマイルの大事業も大詰めを迎えております。光ファイバーを利用した今後のソフト事業については、大いに期待をしているところでございます。  そこで、次の3点についてお尋ねをいたします。  (1)の救急医療についてお尋ねをいたします。  光通信網を利用した救急搬送時の画像システム進捗状況はどうなっているのか、できるだけ早期の実用化が望まれるとこでございますけれども、完成するのはいつごろか、実用化するのはいつごろになるのか、お尋ねをします。  次に、(2)の遠隔医療についてお尋ねをいたします。  我が新見市においては、病院、医師等が少ないこの過疎地において、この遠隔医療はどうしてもやらなくてはならない事業だと考えますけれども、これまでの研究はどうなっているのか、進捗状況をお尋ねいたします。  また、ラストワンマイル事業を活用した今後の取り組みについて、あわせてお尋ねをしておきます。  次に、(3)の防災関連についてお尋ねをいたします。  ラストワンマイル事業を利活用した防災時などの情報伝達を構築していく現在行っている事業の進捗状況はどうなっているのか、また今後の事業展開について考えられる範囲でお答えをいただきたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。 24 ◯議長(杉 修次君) ただいまの林議員の一般質問に対する答弁を求めます。 25 ◯市長(石垣正夫君) たびたび言うようでございますが、新見市は農業は基幹産業と位置づけまして、今まであらゆるものに取り組んでおるような状況でございます。  そういう中で、今中国のギョーザ問題が発生しておりますけど、今までは我々食卓へ上がってくるもんが安全できれいでいいというような考えで、安くて安全、きれいなもんがいいというような感じでおりました。しかし、今からは時代が違うと思います。安くて安全でいいものというのは、もう決してできないわけでございます。だから、今からは恐らく消費者がある程度、値段がかかっても日本で物をつくって、安全で安心で、値段が高くても買うという時代がまさにやってくるんではないかというような気がしております。  そうしますと、新見市の方におきましても荒廃地があちこちありますが、これが何とか地産地消に向かって取り組めるのではないかというような気がいたしております。年々転作を強いられたり、いろんなことをしとりますし、米の価格も本当につくったらつくるほど赤字というような状況でございますので、こういうことを生かして、今度は今取り組んでおりますが、水環境一体事業、あるいは市で独自に取り組んでおります荒廃地の新しい産業としてドジョウの養殖等々もあります。果樹につきましても新しい品種の開発も考えて取り組んでおりますので、今後ともそういう方向で新規農業者等、入りやすい支援等も行って、農業を支えていかなければならないと考えております。  具体的な詳細につきましては、担当部長が説明申し上げます。  以上です。 26 ◯経済部長(立永正人君) それでは、最初の休耕地の増加についてですが、市内の平成19年の一番新しい資料でございます農業資源調査によりますと、324ヘクタールが耕作放棄地となっております。これは2,307ヘクタール、新見市全体の耕作地の14%に当たります。内訳でございますが、田んぼが187ヘクタール、畑が122ヘクタール、樹園地が15ヘクタールでございます。特に、樹園地ということでございましたが、樹園地は新見市に370ヘクタールございますので、そのうち15ヘクタールが耕作放棄地となっております。  耕作放棄地は、議員が言われますように農業の高齢化、労働力不足等で年々増加傾向にあるとは考えておりますが、農業委員会等関係機関と連携し、活用すべき農地を選定しまして、集落営農組織規模拡大農家育成新規就農促進など、担い手への利用集積を推進し、耕作地の放棄の解消を努めているところでございます。  2番目の農業の担い手対策でございますが、先ほどの耕作放棄地との関連もありますが、非常に後継者の育成、また担い手の育成ということは、非常に重要な施策と考え取り組んでいるところでございます。  新規就農者の実績でございますが、データとして平成11年から平成19年のデータでいかせていただきますが、Uターン、またそれから市外からの新規就農を含めて40人、40世帯が就農されておられます。うち市外からの新規の参入の方が10名おられます。ちなみに、さかのぼっていきますと平成19年、昨年ですが、2名の方、それから平成18年が2名の方、平成17年が2名の方となっております。17、18、19の内訳でございますが、6名とも品目としましては対象がピオーネとなっております。  3番目の新規就農者の事業の今後についてでございますが、最初にUターンの支援の見直しということですが、農家出身のUターンの後継者の支援につきましては、39歳以下で条件に合致すれば、就農奨励金支給事業等が活用されてきます。  また、昨年度から果樹については2年間の実務研修制度という2年間の保障期間を置いておりましたが、昨年度、市と農協とで独自に1年間の上積みをさせていただいたところであります。議員言われますように桃の場合は5年間、就農してから5年間というのは結果が出ないわけでございますが、品目によっては新規の植栽の場合とか、それから成木農園を受け継がれる方もおられますので、就農にもさまざまなパターンがあると思います。今後、個々に関して研究を進めていきますので、よろしくお願いいたします。 27 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。林議員。 28 ◯5番(林 光和君) この休耕地の増加について、19年度の農業資源調査の結果が出ておりますけれども、畑地122ヘクタール、これも畑地は作付をしていない畑は抜かれて、荒廃地の122ヘクタールじゃないかと思うんですけれども、これはまた私の方で調べて、またいろいろと提案もしてきたいと思います。これはこれでよろしいです。  次の農業の担い手対策について、本当に多くのピオーネの今新規就農者が入ってきております。どうしてもここで私が申し上げたいのは、今市の助成もいただきまして、JA阿新と今桃部会等が桃の生産地の復活を目指して頑張っているところでございまして、どうしても新規就農者も入れたい、そしてまた後継者が帰れるような状態にしたい、このような考えでやっております。3番目でも申しますけれども、桃に対する新規就農者、Uターンを受け入れる条件整備等は今考えておられるのか、おられないのか、その点と、それと3番目の新規就農者の今後についてでございますけれども、桃の場合、今部長答弁にありましたけれども、本当に5年目の収穫からでないと本当に生活ができない。ピオーネの場合は4年ぐらいからはどうにか収穫ができる。3年目からなりだして、4年目では生活に足しができるほどの収穫ができると思いますけれど、桃の場合はピオーネに比べて本当に成長が遅くて、3年目からは多少はならしていきますけれども、若木にならせると木が弱って成長がおくれるということで、少しずつならし始めて、5年目でどうにか収穫ができるんじゃないかということで、抑えて成木を早くつくるという栽培方法だと思います。今までの栽培方法では密植型で、反に15本ほど植えて、密植して、今度はなりかけたらだんだんと間伐をしていくという栽培方法でしたけれども、現在の桃の栽培方法は広くあけて木を早く大きくつくって、品質のいいものをつくるという栽培方法に変わってきております。  ですから、新規就農者を入れた場合、今の3年目の支援で生活をしていくとなると、また桃の場合は新規就農者が入りにくいんではないかというように思われます。そこで、これは提案というか、どういう方法でこの桃の新規就農者、また後継者を入れていくかということをお尋ねしたいと思います。答弁を願います。 29 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。 30 ◯経済部長(立永正人君) 新規就農者の取り組み状況ですが、毎年、東京、大阪の会場で相談業務、それから市内の状況等をお知らせし、就農をお願いしているところでございますが、主なものとして、やはり代表する作物ということでピオーネ、トマト、それと桃、花卉類を中心に経営等の相談も受けながら進めております。あくまでも選択されますのは新規就農をされる、相談に来られる方々が決められますので、こういう経営内容から選ばれておられます。特に、ピオーネだけを進めていく、トマトだけを進めていくんじゃなしに、それぞれの品目について御相談し、状況等を説明させていただいております。  それと、先ほど桃の場合でございますが、先ほどの最初の答弁でもありましたように、成木を受け継がれる方、また新しい品種、新開発もしております。桃の場合も本年度も昨年度も新しい品種の開発にも取り組んでおりますが、新しい品種を植えられた場合は、当然5年間かかります。今後の課題として、また新規就農の方々の意向等を調査しながら、対策については課題とさせていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 31 ◯議長(杉 修次君) 林議員。 32 ◯5番(林 光和君) 大体、今やられている事業だと思いますけれども、ちょっと市長にお尋ねをいたします。  今、市と農協独自で定着手当て制度を新しく設けていただいておりまして、桃の方にも市長の方では力を入れていただくように糖度センサーを入れた選果機等の設備の方も農協も踏み切ったようでございます。これから桃の方でちょっと伸ばして、少し力を入れて、復活を目指していこうということで地元も頑張っておりますけど、市長としてその辺、どういうふうに力を入れていただけるのか、一言お願いをいたします。 33 ◯市長(石垣正夫君) 桃は新見市の特産品でございまして、今までもかってないいろんな方面へ出荷しております。最近になりまして、これがかなり生産が減ったと、また高齢者がふえてなかなか生産の向上が上がらないということで、一昨年からJAの皆さん、また組合の皆さんと市と組んで、増産体制をやろうということで選果場等も今のではいけないということで、そういうことも更新していこうということや品種の改良をやっていこうということで試験栽培もやっております。こういうことを考えながら新規就農者等に、我々も合ったような支援を考えていこうという気がいたしております。  また、来られる本人もおかげさまを持ちまして新見市は定着率が非常にいいと。よそは来られても撤退されるという方があるんですけど、その点では地域の皆さん、農協、県もみんながサポートしていただいておるという気がいたしております。今後も入られた人がおりやすいような、また本当に入っていただいて成功するように、新見市も取り組んでまいりたいと思いますので、また御協力、よろしくお願いいたしたいと思います。  以上です。 34 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 35 ◯5番(林 光和君) 次、お願いします。 36 ◯議長(杉 修次君) 次に、ラストワンマイル事業について答弁を求めます。 37 ◯消防長(高下瀧昇君) まず最初に、救急医療につきまして、救急搬送患者画像送信システムにかかわります現在の進捗状況はということでございました。  これにつきましては、救急搬送患者画像送信システムの実証実験につきましては、市内の業者に委託をいたしておりまして、ソフト開発が整いまして、昨年の12月から現場を利用いたしまして実証実験を開始いたしているところでございます。  この実験につきましては、市内各方面から模擬人形を乗せた救急車を走行させまして、救急隊員が医師の指示を受けながら応急措置を行う状況を携帯電話網から光ファイバー網を通じまして、画像で送受信すると、そういう内容でございます。  この実証実験によりまして、走行車両から画像送信の継続性、システムの問題点、医療機関の御意見、システム運用に必要な経費、そのようなものを取りまとめていただきまして、今月中には結果報告書として提出をしていただくようにしているところでございます。  これを受けまして、報告のあった問題点とか課題等の解決に当たりまして、早期実用化に努めてまいりたいというふうに考えているのが現在の状況でございます。  続きまして、遠隔医療について進捗状況はということでございました。
     遠隔医療につきましては、平成15年度から新見医師会を中心に新見公立短期大学、訪問看護ステーション、地元IT企業、行政等で構成しています遠隔医療等支援システム研究会で研究を重ねてきているところでございます。  これまでに携帯型の画像転送装置を4台、施設内で使用する画像転送装置を1台整備し、通信実験も昨年度までに35回程度行ってきているところでございます。  今年度につきましては、ラストワンマイル事業光ファイバーを利用した実証実験を中心に行っておりまして、システム的には十分な成果が得られているものというふうに考えております。  今後の活用につきましては、在宅と医療機関を結んでの遠隔医療におきましては、患者や家族に与える精神的な安心感につきましては、非常に大きなものがございます。したがいまして、高齢者の在宅医療や在宅介護に対しまして非常に有効な方法と考えているところでございまして、新見医師会を通しまして各医療機関に積極的な活用をお願いをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  次に、防災関連につきましてでございますが、防災関連事業の進捗状況はということでございました。  現在、新見市におきましては、ラストワンマイル事業を利活用いたしまして、防災に関する取り組みといたしまして新見市防災管理システム構築事業を実施いたしております。  この事業につきましては、災害箇所、工事箇所、迂回路、避難場所などを示した公開型防災デジタルマップの構築、地震予測告知システムの整備、河川水位監視を行うネットワークカメラの設置、そういうものを整備をいたしまして、これをインターネット、ケーブルテレビを活用いたしまして市民の皆様へ迅速かつ効果的に防災に関する情報を配信いたしまして、災害時における被害を最小限にとどめ、安全・安心のまちづくりを目指すものでございます。  消防といたしましては、本年4月からラストワンマイル事業で設置している告知放送を利用いたしまして、火災放送とあわせまして消防団員の招集を行うことといたしております。  また、現在火災等、災害が発生した場合におきましては、消防団の幹部の方を対象に携帯電話によるメールでの情報連絡を行っておりますが、今後につきましては全団員を対象としたメール配信サービスの実施に向けて、現在準備を進めているような状況でございます。  以上でございます。 38 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。林議員。 39 ◯5番(林 光和君) 救急医療の件でございますけれども、大体画像送信システムができたということでございますけれども、これは本年度の委託事業として民間業者へ医師会等に出している事業でございますけれども、国の方のこういうIT活用のような事業はあるのかないのか、それを利用する考えはあるのか。  それと次に、防災関連でございますけれども、ネットワークカメラが今設置されてると思いますけれども、最終的には何台ぐらいのネットワークカメラを取りつけていくのか、本当に広範囲な新見市でございますので、いろいろと一部のことの防災の関連についてのネットワークカメラではいけないと思いますので、少しふやしていく考えはあるのかどうか、その点についてお尋ねをいたします。 40 ◯消防長(高下瀧昇君) 御質問のございました他にこのようなシステムの団体があるのかということでございますが、現在ソフトバンクテレコムにおきまして、こちらの方が経済産業省の外郭団体である研究団体と連携をいたしまして、情報基盤をされましたこの新見市をフィールドに、同じような内容の実験をされているという状況でございます。  この新見市を実験場所として選んでいただいたことにつきましては、非常にありがたいことと思っておりまして、消防といたしましてはソフトバンクの方から協力依頼のありました救急車での走行を協力をいたしているところでございまして、この結果につきましてはよい結果が得られることを期待しているという状況でございます。  あと、防災ネットワークカメラの設置台数等につきましては、今予定をいたしておりますのが高尾の昭和橋、江道橋、下長屋、神郷支局裏を今年度予定をいたしているところでございまして、今後につきましては順次必要に応じて拡大も考えなくてはならないというふうには考えているような状況でございます。  以上です。 41 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。林議員。 42 ◯5番(林 光和君) 本当に光ファイバーラストワンマイル事業、本当に多くの金額で構築した、本当、日本初の全戸につないだ事業でございます。どうしてもこれを利用して、市民生活の安心・安全な新見市を構築していただきたい。いろいろ国の事業を取り入れながら、なるべく経費を安く、迅速に対応ができるような事業をやっていただきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 43 ◯議長(杉 修次君) 林議員の一般質問を終わります。  次に、2番塚本陽満議員の登壇を願います。塚本議員。               〔2番 塚本陽満君 登壇〕 44 ◯2番(塚本陽満君) 2番塚本でございます。通告順に従いまして発言をさせていただきます。  先ほどは緊急質問がありました。3月2日の未明、新見中町の大火災に被災されました皆様方にお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方に御冥福をお祈り申し上げます。  また、消防団の方々には消火活動に対しまして敬意を表するところでございます。  執行部の方におかれましても、御支援のほどをよろしくお願いを申し上げます。  それでは、1つ目、スポーツ活動の充実についてでございます。  昨年は新見市におきまして、新見高校生男子ソフトワーボール部が春、夏、全国連覇、軟式野球部が全国大会初出場、初優勝し、また共生高校硬式野球部が中国大会ベスト8になり、あと一歩で甲子園出場がかなうとこであり、大活躍の年であり、新見市民にとっては感動の年でありました。また、2月13日にごろ合わせで「新見市の日」として、感動をありがとうとして、市民感謝祭と題してイベントもとり行われています。市民の皆様は、いつまでも忘れることができないと思います。  市長の施政方針演説では、スポーツの振興につきましては生涯スポーツ社会の実現に向けて、各種団体への助成や大会を開催するほか、ソフトボールのまち・新見としてさらに飛躍するため、小学生を対象にした全国規模のソフトボール大会の招致に努めると、今後の市政推進に向けた所信の一端を申し述べられています。  スポーツの充実について、新見市のピオーネ球場の使用についてお尋ねをいたします。  ピオーネ球場は、施設としては大変使いやすく、市民の皆様方が十分活用されています。昨年、共生高校野球部が県大会で準優勝し、活躍しました。硬式野球の練習や練習試合をする施設としては整備をする必要があると思います。打球が外野フェンスを越えた場合、大変危険であります。ピオーネ球場の隣接にはグラウンドゴルフ場、憩いとふれあい公園があり、安全・安心のため外野ネットを張る必要があると思いますので、御所見をお伺いいたします。  今後の事業計画についてでございます。  旧哲西町では、少年野球教室を開催し、プロ野球、元巨人軍の西本投手、屋鋪選手を招致し、最初の言葉は球場を愛すること、そのために全員でグラウンドの清掃や小石拾いを行い、事故が起こらないように配慮し、投手と野手に分かれて指導があり、子供たちは野球に取り組む姿勢や技術について真剣に聞き及んでおり、大変喜んでおりました。新見市におきまして、少年野球教室が開催できませんか。  また、平成20年5月と6月にかけて学童交流大会が12年ぶりに新見市で開催することが決定となり、岡山県下から32チームが集合となります。新見市として、どのような取り組みを行うのか、お尋ねいたします。  また、平成20年度の予算としてスポーツ振興費のうち、小学校ソフトボール大会開催補助金として9万円を計上されていますが、どのような取り組みをなさるのか、また今後どのような事業計画がありますか、お尋ねいたします。  総合型スポーツの取り組みについて、運動する機会が少なく、スポーツ離れや体力の低下が叫ばれるなど、スポーツを取り巻く環境が変化してきており、障害のある人もない人も、いつでも、どこでも、だれでも気楽にスポーツが楽しめ、それぞれの体力や年齢、技術、興味、目的に応じて、また子供から高齢者までスポーツを愛好する人々が参加できるために、総合型地域スポーツクラブの育成を推進するために、20年度の予算としてスポーツ振興費のうち、総合型スポーツ補助金として30万円を計上されていますが、どのような取り組みをなされるのか、お尋ねをいたします。  市有財産についてでございます。  市長は、平成20年度の予算編成に当たっては新見市行財政改革集中プランに沿って、医療、福祉、教育の分野を中心に、緊急性、必要性のある事業には予算を重点的に配分する効果的かつ効率的な行政運営を図る所存であり、今後も公正、はつらつ、改革と実行の基本姿勢を貫き、市民の皆様との対話を大切にしながら、創意工夫によって市民の皆様が暮らしやすい、安全・安心な新見市の実現に向け、誠心誠意努めてまいる決意と表明されました。  昭和30年、野馳、矢神両村が合併し、哲西町が誕生し、また昭和32年11月に哲西町役場、敷地面積が614平方メートル、建設費は730万円、この間、大きな社会変革や多くの苦難にも遭遇してまいりましたが、常にたゆまぬ努力と英知の結集により多くの困難を克服しながら魅力ある文化と社会のまちづくりや社会基盤の整備、町民の福祉の充実、教育、文化の向上、産業振興など進めてこられました町役場でありましたが、平成13年9月に幕をおろし、新庁舎に引っ越しを行いました。また、昭和37年5月には哲西町公民館、敷地面積587平方メートル、建設費用も777万円で新築され、教育委員会の事務所として活用しており、その他の部屋などは税務申告、さまざまな相談事、また公会堂では結婚式、成人式、発表会など行われてまいりましたが、現在は老朽化して、和室を地区住民が使用しています。ほとんどの部屋は使用してないのが現状であります。哲西中学校冬季宿舎は昭和46年に建設され、敷地面積279平方メートル、建設費用は896万円で、遠距離通学の生徒が利用していましたが、交通手段もよくなり、使用されなくなり、木工教室として利用していましたが、現在はだれも利用していないのが実情でございます。  旧哲西町役場、旧哲西町公民館、哲西中学校冬季宿舎の今後の取り組みについてでございます。  旧哲西町役場は平成13年9月まで活用されていましたが、この6年間使用されていません。その間、雨漏り、かわらが落ちているとこもあり、修繕もしてないのが現状であります。旧哲西町役場には防災無線の機器が設置してあり、現在も運用されています。本年4月よりラストワンマイル事業が完成し、告知放送に切りかわりますが、すぐに撤去は大変難しいと思いますが、今後どのような計画であるのか、お尋ねをいたします。  また、哲西町役場と隣接している旧哲西町公民館は建築後46年経過して、大変老朽化しております。活用頻度も大変少なく、今後どのような計画であるかをお尋ねいたします。  哲西町中学校冬季宿舎の今後の活用についてお尋ねいたします。  新見市の現在使用していない施設数及び維持費、管理状況についてお尋ねいたします。  合併して3年経過しましたが、3年間一度も使用してない施設がありますか、あるとすればその施設数、維持管理費についてお尋ねいたします。  これで1回目の質問を終わります。 45 ◯議長(杉 修次君) ただいまの塚本議員の一般質問に対する答弁を求めます。 46 ◯教育次長(恩田 寛君) スポーツ活動の充実についてという1番の項目について、お答えをしてまいりたいと思います。  まず、ピオーネ球場の外野ネットでございますけども、ピオーネ球場は利用者に高い評価をいただいておりますすばらしい球場でございます。芝生もきれいでありまして、グラウンド状態は申し分ございません。利用いただくには全く支障がないわけでございますが、議員御指摘のように周囲のネットは少し低いかなという感がいたしております。これも硬式の場合に若干の危険性が伴うものでありまして、現在では管理会社と利用者が周囲に注意を促して活用をいただいておるところでございます。  プロ野球でも中田翔のように場外ホームランをよく見ることがありますが、ドームにしない限り飛び出す可能性はあると思っておるところでございます。ネットにつきましても、本当にどれだけの高さがないとためだという基準はございません。しかし、今後も使用頻度、そして利用いただきます試合等の質を十分に見きわめて研究を重ねてまいりたいと、安全に使っていただくために研究を重ねてまいりたいと、このように思っておるところでございます。  次に、少年野球の教室が開けないかという御質問でございますが、現在新見市におきましてはラストワンマイル事業を展開しております。この光ファイバーを利用して、通信サービスを提供いただく通信事業者が、御存じのようにソフトバンクテレコム株式会社でございます。本市におきましては、このソフトバンクテレコム株式会社を、これを通しまして、福岡ソフトバンクホークスに少年野球教室開催を今打診をいたしておるところでございます。ただし、シーズン間近でございますし、現時点ではチームとの詳細な調整はできておりませんが、開催時期等については未定でございますが、これから努力をして、ぜひ来ていただけるよう調整をしてまいりたいと思っております。  次に、学童交流大会、学童の軟式野球大会でございますが、本大会は5月25日から憩いとふれあいの公園を中心に県下32チームの選手らを招き、行う予定となっております。昨年10月30日に市内の関係団体と協議をいたしまして、大会の招致を決定いたしました。ことし1月には実行委員会の総会を、そしてまた現在まで2回の運営委員会を開きまして、関係団体と大会運営に関する調整を行っておるところでございます。  実施団体はスポーツ少年団でありますが、大会事務局を教育委員会が受けまして、大会成功に向けて、今まさに取り組んでおるところでございます。  次に、小学生のソフトボール大会でございますが、これの9万円でございますが、これは新見青年会議所が主催いたしますソフトボール大会の補助金として9万円の予算を計上いたしております。  ソフトボールのまちづくりを推進しております本市は、さまざまな大会の実施や招致をいたしておりまして、市内小学生による大会は、底辺の拡大に貢献するものであり、今後も支援をしてまいりたいと、このように考えております。また、本年は小学生対象の全国規模の大会の招致に向けて、今鋭意努力をいたしておるところでございます。ぜひ実現をしてまいりたいと、このように思っておるところでございます。  次に、1番の2でございますが、総合型地域スポーツの取り組みという御質問でございますが、この総合型地域スポーツは、文部科学省が平成12年から進めております事業でありまして、本市におきましては平成18年に唐松、正田、石蟹地区の住民の方々によって、総合スポーツクラブ新見設立準備委員会というものを設立いただきました。これによって進めておるところでございまして、総合型地域スポーツクラブは会員が自主的に実施するものでありまして、種目によって指導者を招くなど、このような方策をとりまして参加者のスポーツ意識が向上する手段を講じていくものでございます。18、19年度につきましては、日本体育協会から直接この準備委員会が助成を受けまして、軽スポーツを初めとするさまざまなスポーツ教室等を実施をいただいておるところでございます。  また、4月の本格的な設立に向けまして、今のこの3月でございますが、会員の募集を始めることになっております。  教育委員会としましては、今後組織の強化と気軽にスポーツに親しめる環境づくり、またこの活動を全市に広げていくための支援をしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 47 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。塚本議員。 48 ◯2番(塚本陽満君) スポーツ活動の充実についてでございますけれど、外野フェンスは今のところできないというような私の考えでございますけれど、研究を重ねてまいるということでございましたけれど、もしも事故があった場合に、その責任は市が持つのですか、指定管理者が持つのですか、そこら辺をちょっとお尋ねいたします。 49 ◯教育次長(恩田 寛君) 事故があった場合の責任でございますが、当然市の施設でありますので、市の責任は、あった場合、免れないと思っております。 50 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。塚本議員。 51 ◯2番(塚本陽満君) 先ほどの答弁では、市の施設だから市が持つと言われましたけれど、もしものことなんですけれど、ネットを張るのとその賠償の費用、どちらが高くつきますか。 52 ◯教育次長(恩田 寛君) ちょっとお答えにくい御質問でございますけれど、当然事故ありきでここを活用いただいておるわけでございません。十分に、今先ほども御答弁申し上げましたように利用者と、それから管理会社が十分に注意を促してやっておるところでございます。そしてまた、確率というのも大変おかしい話でございますけども、やっぱり試合形式です、硬式がどのぐらい使われておるか、そういった頻度もこれから見きわめながら、今も研究を重ねておりますが、事故が起こらないように当然考えてまいりたいというところでございます。  以上でございます。 53 ◯議長(杉 修次君) 塚本議員。 54 ◯2番(塚本陽満君) 幾ら注意しとっても、事故というのは不意に起こるものですから、私はネットは要望しておきます。  次に、事業計画でございますけど、調整して取り組んでるということでございまして、またうれしいことにソフトバンクの方が打診をしてやっとるということでございますけど、もう少し私にすりゃ詳細にして、このことを大いに広めていただきたいんですけれど、これが告知放送とかそういうことでも利用して、もしも来られるときにはそういうことでも利用して、皆さん方にPRをしていくつもりですか、お尋ねいたします。 55 ◯教育次長(恩田 寛君) 本当にありがたいことでございまして、ソフトバンクと関連ができたということで、ぜひ、これはまだ先ほども申し上げましたが、詳細につきましてはまだ決まっておりません。これから鋭意努力をしてまいるということでお許しを願いたいと思います。決まりましたら、もう早速広報してまいりたいと思いますので、御協力方、よろしくお願いしたいと思います。 56 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 57 ◯2番(塚本陽満君) 次に行ってください。 58 ◯議長(杉 修次君) では、次に市有財産管理について答弁を求めます。 59 ◯総務企画部長野林正紀君) 市有財産の管理について、旧哲西町役場、旧哲西町公民館、哲西中学校冬季宿舎の今後の取り扱いという御質問です。  安心・安全という御質問も含めてあったところでございますが、特に老朽化や不要になりました施設につきましては、新見市行財政改革集中プラン、それと先ほども言いました安心・安全のまちづくり、そういった観点から取り壊し、売却、そういったことを徹底をしていきたいと考えております。  旧哲西町役場につきましては、先ほど御質問でもありましたとおり現在旧庁舎に防災無線の設備が残っており、現在も稼働しているところでございます。また、旧公民館につきましても一部地域の集会所として利用されている部分もありますが、これは一体的に跡地利用も考えまして、検討させていただきたいと思っております。  哲西中学校の冬季宿舎につきましては、文部科学省から財産処分の承認を受けておりますので、現在教育委員会におきまして処分する方向での準備を始めておるところでございます。ただ、これは教育財産から今度財産が移管されますんで、そういった中で準備してまいるということでございます。  続きまして、現在使用してない市有財産の中の施設とか維持費、管理の状況というような御質問だったと思います。  まず、先ほども申しましたように集中改革プラン、これに基づきまして未利用地で現在も効果的な活用ができないものにつきましては、売却等の処分を行って歳入の確保に努めることとしております。そういった中で、現在使用してない施設は、本年度調査を行ったところ、学校統合によります学校施設を除きまして20施設余りありまして、これらの維持管理にかかる経費については、平成19年度に5施設ほど電気料等がかかっているものもありましたが、施設を休止したものについては経費がかからないようにしているのが現状であります。  そういった中で、現在22施設で、学校関係を除きますが、維持管理が約30万円ほどかかっております。  以上です。 60 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。塚本議員。 61 ◯2番(塚本陽満君) 今のとこは22施設で、30万円ほどかかっておられるということでございますけれど、旧哲西町役場とか公民館、これ水道とか光熱費とかいろいろあると思いますけれど、旧哲西町役場と公民館、それの管理費用はどのくらいかかっているのか、お尋ねいたします。 62 ◯総務企画部長野林正紀君) 旧哲西町役場、それから公民館等につきましては、大体光熱費として6万1,000円程度かかっております。  以上です。 63 ◯議長(杉 修次君) 塚本議員。 64 ◯2番(塚本陽満君) 旧哲西町役場、2階建てであります。いつどこで暴風雨等があるかもわかりませんし、また旧庁舎の近くには民家もあり、安全・安心のためにどのような対策をとられていくのか、お尋ねいたします。 65 ◯総務企画部長野林正紀君) この庁舎につきましては、19年度で新見市の全体的な施設の見回りもやっておりますので、私も承知しております。そういった中で、安心・安全ということで、一部かわらが落ちていたところも見受けておりますが、支局におきまして巡回していただいて、危険箇所については立ち入らないように指導をさせていただいております。  以上です。 66 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 67 ◯2番(塚本陽満君) 終わります。 68 ◯議長(杉 修次君) ないようですので、塚本議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時46分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 69 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり、会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  10番土屋晋議員の登壇を願います。土屋議員。               〔10番 土屋 晋君 登壇〕
    70 ◯10番(土屋 晋君) 10番土屋晋です。  まず最初に、先般3月2日の新見中町の火災におきまして、甚大なる被害が起こりました。火災によって亡くなられた方もおられまして、亡くなられた方に対し、心から御冥福をお祈りをいたしたいと存じます。また、被災に遭われました方々に対し、心からのお見舞いを申し上げる次第でございます。  また、復興が速やかになされていくことをお祈りを申し上げる次第です。  さて、今回、私はこの我が国もこの我が新見も大きく時代が、または価値観が、ニーズが、多様性が変わろうとするときのようであります。今回、過去をしっかりと見詰めて、過去から学び、そして将来に向けての検討をすべく、この視点で質問をしてまいりたいと考えております。執行部におかれましては明確にとらえていただき、明快なる御答弁をお願いをしておきたいと思います。  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  1項目め、新見市の文化、教育行政について問うであります。  以前、私は文化の意味に触れた経緯がございます。再度申し上げますと、1つは自然に働きかけて人類の生活に役立たせる努力、2つ目は、学問、芸術、宗教など、人間の精神活動の産物、3、世の中が開け、進むこと、文明開化の意味、この3点があるそうでございます。自然と文明の間を精神活動がつなぐ構図、これが文化そのものであると考えられております。文化のある町にこそ人が育ち、また町が繁栄していく、そのような歴史から多くを学ぶことがございます。  さて、第1点目でありますが、新見市の文化活動の現状のとらえ方と考え方について及び文化論について、次の3点、お答えをいただきたいと思います。  1点目は、文化活動のこれまでの経過をどのようにどう分析をされているか。非常に漠然としておりますけれども、現在までの新見市の文化論、総体論とでも言いますか、経過をどう分析されているか。  2つ目は、現在の状態をどのようにとらえておられるか、考えておられるか、お聞きしたいと思います。  3つ目は、地域柄、土地の個性、地域性に合った地域文化論については、お考えがございますでしょうか、その3点についてお尋ねをしておきます。  (2)文化の保護と育成と文化事業に対する考え方についてお伺いをいたします。  文化の保護と育成についてでありますけれども、1つは文化財の保護、2つは伝統芸能の保護と育成、それから3点は文化活動の保護と育成と強化の3点について、御示唆がございますれば、御所見をお伺いしておきたいと思います。  2点目は、文化事業に対する考え方についてでありますけれども、各地で行われております行事や祭り、イベントなど、また公民館事業、協会や団体支援など、いろいろな活動がございます。総括して、文化事業に対する考え方を御答弁をいただきたいと思います。  (3)行政が行う具体的施策を問うであります。  今、上げました以上のようなことを踏まえて、今後将来において、どのような具体的な施策を考えていこうとされるか、またはされようとしているか、文化活動の具体的、新見市の施策であります。検討なされているかどうか、お伺いをしておきます。  (4)教育行政として学校教育現場及び社会教育現場において、問題や事件が起こった場合は、情報公開すべきではないかについてであります。  行政の情報開示の原則、報道の自由の原則の観点から、開示は当然であろうと考えております。先般来、教育再生会議が出しましたいじめ問題への緊急提言にも書かれておりましたが、学校はいじめがあった場合は、それを隠すことなくとあり、また保護者に報告、家庭や地域と一体となって解決に取り組むとあります。これはいじめの問題ということで上がっておりますが、いろいろな問題や事件が起こった場合、これまで教育委員会として、または当局として、どのように対応してきたかをお伺いをしておきたいと思います。総体論でございます。  2項目め、国土調査事業における金谷地区河川流域の境界と未確定地の問題について及び河川整備について問うであります。  これは前回、私の質問の後、担当部長が訂正された経緯がございます。確認の意味で再度質問をいたしておきます。  (1)金谷地区河川流域についてであります。  平成15年に行われた国土調査において、市役所の横の金谷橋より上流において金谷河川側の境界、つまり堤防も含めますけれども、実線で書かれてある箇所は、境界確定がされているのかどうか、まずお聞きをしておきたいと思います。  2点目は、そこにある堤防は200メートルほど記されておりますが、これも国土調査において確定された堤防でありましょうか、確認をいたします。  3点目、金谷橋上、上流において、国土調査の確定ピン、くいでありますが、打ってあります。これはすべて境界確定され、有効なピンであるのかどうか、確認をいたします。  4点目、このピンを打つとき、地権者並びに国土調査推進委員及び県、市の間で、どのように話し合いで決めていかれたか、また決めていったか、詳細に経緯を御答弁をいただきたいと思います。  (2)市道金谷団地線との関係についてであります。  市役所横の金谷橋の下流方向、つまり橋のふもとから株式会社コカ・コーラボトリングさんの敷地幅の間でありますが、その区間だけは平成14年の国土調査で境界確定はできております。市は、昭和45年3月、市道拡幅工事のため、河川側を2筆改修し、平成10年10月に勾配修正のため、そのさらに内側を2筆買収しております。特に、昭和45年の当時の改修において担当部長は、私の質問に対して県との確認がとれているとの答弁をいただいておりますが、その根拠はどこにあるのか、資料はあるのかないのか、御答弁をいただきたいと思います。  2点目、同じく市道金谷団地線の市道認定が昭和45年と昭和61年に認定が行われております。さきの昭和45年当時の市道認定基準をもう一度確認し、伺っておきます。  また、その当時、昭和45年、市道認定時に市役所横、金谷橋の橋のふもとから株式会社コカ・コーラボトリングさんの敷地幅区間の堤防の幅はどれくらいあったか、確認できておられますでしょうか、御答弁を願います。  (3)県及び市の考え方と対応についてです。  3点の問題を上げますので、お考え方をトータルでお答えください。  1、金谷橋上流の国土調査にける堤防の上に境界確定のピンが打っていること、2つ目は市と県は金谷橋ふもとの下流側、株式会社コカ・コーラボトリングとの境界、2筆分は堤防の下にあり、堤防の下の民地を市が買収したことになっているが、それをどのように考えるか、3点目は境界確定に堤防は関係していない事実、堤防の縁石の端まで下げてピンを打つのが普通であるが、堤防の上に打っている事実、これらをどのように考え、どう判断するのか、御所見をお伺いをいたします。  (4)河川整備について。  金谷橋上流、金谷2区で金谷1138番地の1番地、これも先般触れました。畑のところではありますが、隣接する河川側の古い石積みの堤があるところであります。これは大変低い堤でありまして、大水が出ると必ず超えてしまう箇所であります。その後、ここの整備について前向きな御回答をいただいておりませんが、どのような検討がなされたかを伺っておきます。  続いて3項目め、「まちにやさしさを」(とことん福祉のまちづくり)について、医療、福祉の充実についてお尋ねをいたします。  (1)新見市の医療の現状。  以前、平成18年11月に、新見青年会議所が実施いたしましたアンケートで、主に新見のあり方の中で、今後重要な施策はという項目で、これは皆さんも御承知ですが、医療、福祉の充実、32%という大きなウエートを占めました。また、これは18歳から40歳を対象にして実施されたものでありますけれども、その他の項目で子育てという項目の中にも医療環境を充実させてほしいが約45.8%、半分近くになって1位を示しております。その中の充実すべき医療はという点につきましても小児科、小児専門科病院、または産科、夜間・休日診療等が上位を占めておるところでありました。特に、医療、福祉の環境の充実を強く求めたアンケート結果が出たわけでありまして、これに対して市長も政策を大きく優先、集中させて、転換させてこられたと私は判断をしております。  そこで、医療の現状について現在の経緯を踏まえ、次に上げる点について御答弁をお願いいたします。  まず第1に、先ほど先般も出ましたが、救急医療体制についてであります。  救急指定病院の指定はなくなってしまいましたけれども、対応はしているわけであります。現状について及び再び指定をとる体制はとれないか、御答弁をお願いをいたします。  2点目は、専門分野の病院は少なくて、この点について市民の理解が得られてない点、また休日診療の4病院と休日診療所の現状についてお答えをいただきたいと思います。  3点目、1人当たりの医療費の年次動向について、どのように動いたか、ふえているか、減っているか、その辺のところをお示しをいただきたいと思います。  4点目、軽い病気、けがは市内。重い病気は県南や県外へ、また大きな手術は県南へというような、どうも動きが当市の中では起こってるようで、そのように認識をしております。当局といたしましては、そのような認識をお持ちかどうか、また以上の5点についてお伺いをいたしておきます。  (2)将来において、どのような医療環境が求められているかについてであります。  これも求められる医療環境について具体的事例を挙げ、考え方を伺うものであります。  新見市民が、現在及び将来求める医療環境はどのようなものであるのか、お答えをいただきたいと思います。  4点上げます。1、専門病院の必要性についてはどうか。2、総合的病院の必要性はどうか。3、県内の大きな病院との綿密な連携がとれることについてはどうか。4、遠隔医療を新見市の政策として実現することについてはどうか。これは先ほど同僚議員も触れられておりました。概略で結構でございます。  以上、4点をお答えいただきたいと思います。  (3)地域医療の充実を図るための具体的施策について。  これはまさに、県と新見市の考え方を伺うものであります。岡山県の医師確保総合対策事業がございますが、2008年度から県中北部の過疎地域で深刻な医療不足に対応する事業をスタートさせる予定であるようです。県南の拠点病院から医師派遣や大学医学部への地域枠設定などにより、いつでも、どこに住んでいても、安心して医療が受けられる体制の確立を目指すという目的で、県が事業スタートをさせます。本年度一般会計当初予算案に5事業上がっており、計1億604万円を計上しております。これに対して新見市としての受けとめ方、または受け方、その施策は何かとっているかどうか、御答弁をいただきたいと思います。  2点目は、統合型病院への移行と設置は考えられないかについて伺います。  私は以前から、総合病院の建設というテーマで一般質問もしてまいりました。しかし、いろいろな条件などの難しさから実現はなかなか困難であります。これまでのように市民がどのような医療環境を現在及び将来において望んでいるかを考えれば、医師会の皆様にも御協力いただき、ある意味では一緒になっていただく統合型のような病院へ移行していくことが、検討も始めるべきではないかと考えますが、御所見をお伺いをいたします。  (4)老人ホーム桜丘荘の建設についてであります。次の4点について伺います。  これまでの土地交渉の経緯について、1点目。  2点目、土地が健康管理センター跡地に決まりましたが、選定の経過と理由についてお伺いをいたします。  3点目、老人ホームの目的や建設指針の定義に変更は何かないか、お伺いをいたします。  4点目、土地、建物、施設などの建設内容について及び運営について、詳細に御答弁をお願いをいたします。  4項目め、市街地の区画整理事業で行われる番地表示の整理について問うであります。  登記上の番地表示を、我が新見市も字何丁目1の1というように時計回りに若い番地から順に整然と並べること、または同じ字でも下流の方から若い番地順にだんだんと並んでいく、こういった形がとれないだろうか。しかし、これは例えば区画整理事業などを行ったときによる番地表示の整理以外に、なかなか難しい話であります。しかし、何かその方法はないのかどうか、番地表示ができないかどうか、本当の意味で都市機能を整える検討をすべきと考えますが、見解を求めます。  5項目め、指定管理者制度における公的施設の管理運営の現状と再点検及び今後の展望についてお伺いをいたします。  新見千屋温泉いぶきの里についてでありますが、このたび指定管理者も4月からかわるべく、議案に上がってきております。第三セクターから指定管理者制度に移行し、最初の指定管理者から次の指定管理者に移ろうとするとき、再点検の意味で、最初の下電造園土木株式会社さんのときの管理運営の経過と現状についての評価をお伺いをしておきたいと思います。  これまでやってきた下電造園土木さんの評価はどうか、その辺の所見をぜひお示しいただきたいと思います。  2点目、今後の運営について、新しい指定管理者が決まっていきますが、この方の提案書の中にもあると思いますけれども、今後どのような運営形態、または運営方法、将来を見越した千屋温泉像があらわれているのか、もう一度しっかりと御答弁をいただきたいと思います。  (2)今後、どのような施設を指定管理に出していくのかについて、お伺いをいたします。  これは各部局ごとに示していただきたい旨、持っておりますが、総括、一括でも結構でございます。今後、どのような施設を指定管理に出すのか、お示しをいただきたいと思います。  (3)備北青年の家の指定管理者制度導入を検討すべきではないかについてであります。  既に、新見市が県より指定管理を受けておりますけれども、県から直接民間会社が受ける形にすべきと考えますが、検討すべきではないかと思っております。御所見をお伺いし、1回目の質問を終わります。 71 ◯議長(杉 修次君) ただいまの土屋議員の質問に対する執行部の答弁を求めます。 72 ◯教育次長(恩田 寛君) まず、土屋議員の1番目、新見市の文化、教育行政についてでございますが、1、2番の文化論、文化事業等につきまして、現状を踏まえて一括御答弁させていただきます。  現在、市内で実施されている文化活動は、各公民館や文化施設において、教育委員会や公民館主催によります事業、そして文化協会等の社会教育関係団体や文化グループを中心としましたもので取り組んでいただいてる活動等、さまざまな形で活発に実施されておるところでございます。  また、地域地域では、それぞれ特色のある伝統文化も根づいておるところでございます。これら地域文化の継承は、大変重要な文化振興施策として位置づけておるところでございます。高齢化率の高い本市の現状を見ますと、もう指導者は豊富でございます。文化財保護、伝統文化、継承活動等をさらに深めてまいりたい、この高齢者の豊富な経験と知恵を生かして進めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。  また、一つの地域に限らず、そこで活動する団体やグループ、そして公民館等が市全体での交流を深めることにより文化意識の高揚を図ってまいりたい、このように考えております。  いずれにいたしましても、こうした活動は行政主導でなく、地域の特性を生かすとともに、市民皆さんみずからが文化活動に参加、参画できるよう、行政と市民協働による取り組みを図ってまいりたいと、こう思っておるところでございます。  次に、具体的施策でございますが、まず文化振興団体への支援といたしまして、文化協会連絡協議会や市内の文化グループ、民俗芸能伝承グループ等への助成金、補助金を継続して交付してまいります。  次に、文化施設の利用促進を図ることでございますけども、文化施設、まなび広場にいみを初め市内には公民館等、多くの文化施設がございます。これらが連携をとりまして、市民の皆さんの自主的な活用を促してまいりたいと思っております。  次に、新たな文化振興活動の発掘及び育成ということでございます。新たな文化振興活動の発掘及び育成につきましては、平成17年に新見市法曽陶芸館が開館いたしましたように、新たな文化発信ができる活動の把握を行ってまいりますとともに、有益な活動ができるような支援活動を実施してまいりたいと思っております。  次に、第25回国民文化祭、この文化の国体とも言われておるものでございますけども、これへ向けての体制整備を本年から重点的に進めてまいりたいと思っております。  平成22年に岡山県下で実施されるものでございまして、推進組織の立ち上げや市民皆さんへの啓発活動、体系的に実施をいたしまして、これを契機とした文化意識の高揚を図ることといたしております。  次に、4番目でございますが、学校教育現場、社会教育現場においての問題事件が起こった場合、情報公開をすべきではないかという御質問でございます。  当然、情報公開は基本と考えております。まず、学校現場における問題や事件については、該当児童・生徒個人や学級、学校集団への教育的指導によります問題の解消、改善が優先されると考え、情報の公開につきましては、該当児童・生徒や所属団体へ影響がないよう慎重に対応していきたいと考えております。  社会教育現場におきましても同様でございまして、正確な情報を把握しますとともに、特定の個人、団体が不利益をこうむると判断される案件につきましても、こういった場合も慎重に対応を進めるということといたしております。  以上でございます。 73 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 74 ◯10番(土屋 晋君) 文化活動保護育成等、いろんな判断についてもまとめて答弁いただきましたんで、逆にわかりやすかったんですが、特に文化活動の現状とかとらえ方、文化論についてちょっと1点お聞きしておきます。  その3点目で上げた土地柄とか地域性に合ったとかということを使いましたけれども、地域文化論と、我が新見市の文化論というのは、教育委員会としてもう一度どのようにとらえておられますか、その辺、あえてこういう言葉を使いますけれども、新見というのはどういう文化、姿だろうというのをとらえておられますか、もうちょっとそこだけ押さえさせてください。 75 ◯教育長(藤野浩吉君) 新見の文化ということなんですけれども、新見市には議員がおっしゃったように非常に豊かな自然と本当に人柄のよい市民ということで構成されていると思います。そういった中で、私は文化は人をつくると言いますし、その文化によって人がつくられる。一方では、人がつくるものです、文化というのは。その両面があると思います。だから、今までのすばらしい地域に根差した文化を守り育てていくと同時に、そういったノウハウを若者に、あるいは子供たちに伝えながら、新しい文化を創造していくと、そういった中で新見市の豊かな文化を創造できるんじゃないかと、こういうふうに思っております。  以上です。 76 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 77 ◯10番(土屋 晋君) この文化論ですけれども、私も共通するところは本当に今のところ多くあります。新見の文化論をお聞きしたのは、まさに自分の町の、我が町の人間が、どのような文化で育って生まれて、そして将来へ向かうのかというを、例えば後世の若い人たちとか、子供たちになかなか語れないんです、大人が。私はそう認識してる。なかなか語れないのが、我々の大人の世代でもあるかもしれません。そういった町では、実はいけない。自分の町の文化をしっかり語れる人材を、または大人をつくっていかなきゃいけないし、これは社会教育というジャンルになりますけども、学校教育でもそうです。我が町の文化を語れないような住民というのは、それはいい町になるわけがないというのが、私のテーゼでもあります。ですから、文化は、先ほど教育長も言われたように人をつくり、町をつくります。そのために文化度もどんどん上がっていく、そういう認識を一般住民の方も多く持っていただかなければいけないなと、行政も議会も含めて、そういう働きはぜひとももっともっと必要だと思っております。だから、地域性豊かな新見にある文化、物まねをするんじゃなく、また小手先だけの文化じゃなくて、ここにある本当に文化像というものをどうつくり上げていくかが、我々の使命だろうとひとつ思っています。その辺のところのお考えもぜひ教育長、御答弁ください。 78 ◯教育長(藤野浩吉君) 私どもは、その文化の創造ということで、生涯学習社会の構築ということに取り組んでおります。これはとりもなおさず、新見市の特色ある文化、こういった文化のまちをつくるというところにつながっていっておると思います。先ほど次長が答弁しましたように、高齢者の持っているその土地土地に根差した文化、育ててきた文化、こういうものを誇りを持って、若者たちに伝えていけるそういう社会をつくるのが生涯学習の形成であります。そういった中で、だれでも、どこでも活動ができて、その価値が認められて、そういった生きがいとなると、そういったとこら辺に文化発展がつながっているんじゃないかなと、こういうところで進めてまいりたいと思っております。 79 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 80 ◯10番(土屋 晋君) (4)教育現場と社会教育現場の情報開示について、1点ちょっとお尋ねをしておきます。  なぜ、今回ここでお聞きしてるかといいますと、内容をぐっと掘り下げるという意味ではありません。いよいよラストワンマイル事業もスタートを切ります。情報の開示というのは必然的になってまいります。事件等なんかもあらゆるニュースで恐らく流れるでしょう。いいことばかりではない。そこで、教育現場、社会教育現場の中でも、またプライバシーの保護とかいろいろありますが、どこまでをきちっと開示していかなければいけないかというルールづくりやテーゼが必ず必要になってまいります。それをもう目の前ですので、頭の中へ入れて考えていかなければいけない時期であります。どうぞ教育委員会の見解を求めます。 81 ◯教育長(藤野浩吉君) 先ほど、基本的には次長が申しましたとおりです。  おっしゃるように、今社会が非常に複雑、あるいはいろんな事件がどこでも起きるというような状況の中で、やはり学校現場と家庭だけでなしに行政とか関係機関の連携は不可欠であります。そういった中で、先ほど次長も申しましたように公開すべきことは公開します。しかし、非常に微妙な成長期にある児童・生徒の問題でありますので、育てていく立場から慎重な配慮が必要な部分がどうしても出てきますと、こういうことでございます。  以上です。 82 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 83 ◯10番(土屋 晋君) よろしい、次に移ってください。 84 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 85 ◯建設部長(山岡文人君) まず最初に、平成15年国土調査、金谷橋上流、実線で結ばれているところは境界確定がされているかと、これは境界確定がされています。
     2つ目に、堤防は200メートルほどあるが、これも国調で確定かと、そのところも確定されています。  3つ目、金谷橋の上のくいは有効なピンか、これは国土調査で確定しているくいは有効であります。  ピンを打つときに地権者、委員、県などとどのように決めたか、ちょっと決めた当時に現場におりませんから詳細は不明でありますが、やはり境界を決めるのは地権者同士が合意に基づいて決められたものというように解しております。  次に、金谷橋下流、平成14年の国土調査で確定している、昭和45年に市道の拡幅により2筆、県との確認ができているというが、その根拠は、資料があるかということだったかと思いますが、これは県との確認とかというのは私はいたしておりません。既に、昭和45年に登記されていました。登記済みとなっていたと。そのものを平成10年に、それに基づき追加買収をしたという事実であります。  そのときの堤防の幅は幾らかと、これは私では不明でございます。わかりません。  次に、金谷橋上流の堤防のくいについてということの中で、これは先ほども申しましたように有効なということだと思います。  それから次に、下流側の2筆分は堤防の下にあり、堤防の下の民地を買収したことになっていないかということだったかと思いますが、先ほど申しましたように昭和45年に既に登記済みとなっているので、堤防を買収したかどうかというのは、それは私の方では不明であります。既に45年に市道として買収登記されておりました。  それから、ピンを堤防の上に打っているというのは、これは堤防の上に打ってあってでも、地権者同士が、先ほど申しましたように境界については地権者同士の合意の上で決められたものを、私ども、国土調査ではそれを承認しているということでございます。  それから、番地をおっしゃったと思いますが、畑、古い堤があるところには低くなっているが、この分の検討についてどうしているかと、これにつきましては前回も申し上げたと思いますけれどが、やはり河川整備の要望があれば、岡山県の方にも要望していきたいというように思います。  以上です。 86 ◯議長(杉 修次君) 建設部長、1点答弁漏れがございます。それは、昭和45年当時の市道の認定基準は幾らであったかと。 87 ◯建設部長(山岡文人君) 失礼しました。漏れておりました。  市道の認定基準でございますが、これはちょっと大まかに読みますと路線の認定にあっては原則として国道、県道、または市道に通ずるもので、公共的性格を有するものでなければならない。その中で、集落から集落に通じる利用度の多い道路で、幅員2.6メートル以上のもの。集落内の幹線となる道路で幅員2.6メートル以上のものと、これが昭和54年の市道路線認定に関する要綱の一部でございます。  以上です。 88 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 89 ◯10番(土屋 晋君) 時間の関係もありますので、再質問いたしますが、(2)で市道金谷団地線ですけれども、金谷972番地の4と972番地の5でありますが、これは昭和45年度に市が地権者から買収した土地であります。それで、当然その土地が昭和45年3月10日に変更されておられますけれども、これが錯誤になっております。この土地の錯誤の意味は、どういう意味をあらわしますか、建設部長、当時、資料をお持ちですか、持ってなければ言ってください、私、手元にありますので。まず、それから。 90 ◯建設部長(山岡文人君) 錯誤というのは、恐らく平成10年に追加買収するに当たり現地と昭和45年に買収したときの買収の測量図が符合しなかったために、錯誤で昭和45年にさかのぼって訂正したものというように理解しております。  以上です。 91 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋議員。 92 ◯10番(土屋 晋君) 現在ある測量図は、公に出ておりますが、それは一致しておりますよ。ですから、ここの錯誤というのは、それに類するものでしょうか、確実ですか。 93 ◯建設部長(山岡文人君) 先ほど答弁しましたように、そこのとこと符合するために訂正したものと思われます。  以上です。 94 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋議員。 95 ◯10番(土屋 晋君) それでは、昭和45年に金谷のお二人の方からそこを買収してるのは事実でありますが、それは測量図との錯誤と言っておりますが、測量図は出ておりますので、幅員も幅も出ております。ですから、先ほど言いましたように買収した土地が堤防の下にあるというのがずっと言ってきておりますけれども、当然堤防の下にある土地を市は買収したという形になり得ますが、それはお認めになりますか。 96 ◯建設部長(山岡文人君) 私は堤防がその当時どこにあったか不明でございますので、それを認めるとか認めないとかということはございません。測量図に基づいて追加買収したまででございます。  以上です。 97 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 98 ◯10番(土屋 晋君) 私はここにどうしても絞ります。道幅が現在は6メートル70ありますが、2筆分と平成10年に買った2筆分、計4筆分をトータルで幅で出しますと5メートル40になります、大体。そうすると、残ってる部分というのは大体130センチ、1メートル30センチほどしか堤防がないということになります。それもすその下がですよ。そんな狭い堤防であったかなと、ここは思うんですが、当然、私は子供のころからこの堤防を知っとります。そんな堤防ではありません。ですから、当然、こんな地権者から買えるような土地があるはずがないんですが、買ってるということは堤防の下を当然買ってるということになるんです。事実を言ってるんですが、どうですか、わかりませんか。 99 ◯建設部長(山岡文人君) 先ほど答弁したとおりです。 100 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 101 ◯10番(土屋 晋君) それと、先ほど金谷橋から上の、今国調が打ったピンも、地権者と話し合いをしながら、堤防の上に実際にはピンを打っております。これが認められておりますので、堤防も国調の境、堤防上も国調の境になるということが事実ですね。それでは、もう一度確認します。 102 ◯建設部長(山岡文人君) 先ほど答弁したとおり、双方の境界の確認により決められたものというように思っております。 103 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 104 ◯10番(土屋 晋君) それでは、この一点だけ確認しておきます。この堤防に関するピンの位置も、それから堤防の下を買収した、実は県はこのことはわからないそうです。資料も持っておりません、県は。ですから、橋のもとの2筆の買収です。県もよく知らないということです。それから、金谷橋から上ですけれども、このことも県と了解がとれてますか、建設部長、県は了解をしておりますか。 105 ◯建設部長(山岡文人君) いずれにいたしましても、先ほども申しましたように双方の合意の上で確認されとると。それを私どもは承認しとるという事実でございます。ですから、県の確認については書面上ではいただいております。  以上です。(「いただいておる、おるですね」と10番土屋 晋君の声あり) 106 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 107 ◯10番(土屋 晋君) はい、わかりました。箇所、箇所で市と県の了解なり確認、それから考え方が、これではっきりしてまいりました。それぞれの箇所がこれではっきりしてまいりますと、いろんな箇所がだんだんとわかってまいります。今の2カ所だけでも既に考え方の違い、もう一カ所ふえますと全く考え方の違いのようなことが出てまいります。このような点で、県にもそういった考え方を問うていかなければ、これからならなくなってまいります。ありがとうございます、結構でございます。  次に移ってください。 108 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 109 ◯市長(石垣正夫君) 3項目めでございますが、新見市の医療の現状等を問うでございます。  そういう中で、今の医療、病院等が、中山間地域が、本当に医者はおりましても大都市へ集中いたしまして、我々のような地域へお医者さんが来ていただけないということで、全国的にも病院等も閉鎖したり、大変なことになっておるような状況でございます。我々といたしましても、国の方にも県の方にも、ぜひこういう地域にも医療が受けられるように医師の派遣をお願いしておるような状況でございます。  特に新見市、先ほどもお話がありましたように、病院から医師を引き揚げられまして救急告示がなくなったというような問題で、1年ちょっとになりますけど、我々も今までずっと県、また県の医師会、病院等々お願いして対応しておるというような状況でございまして、何とか早くこの救急告示も新見の方でも再開したいという気がいたしておりますし、今まででも、救急告示がなくなっても4病院でずっと受けていただいておるというような状況でございますが、やはり救急告示というものがぜひ必要なわけでございますので、今からも精力的に対応してまいりたいという気がいたしております。  それから、専門病院、総合病院等々、いろんなことが出ておりましたが、今そういう総合病院があっても専門医がおらないということで、病院も一部診療科等を廃止するというのが全国的に多くなっとるわけですが、果たして仮にしても、これがほならお医者さん来ることは非常に難しいというような気がいたしております。我々もそういうことから、今の医師会等々おきまして、今の現状、また今後の現状につきまして認識も我々もしておりますし、どういう対応をしたらいいかということも、先ほどおっしゃったように考えていく必要があると思いますし、やはり私が今まで目指しておるのは情報化、光ファイバー引いておりますけど、こういうものを使って、市内はもとよりでございますが、新見市の病院と大きな都市の病院と遠隔医療をやっぱり考えていかなければ、今からはなかなか我々の地域へ十分医者配置というのは難しいと。そういう中で、遠隔で申請していただいたりいろんなことをして、新見の病院あるいは都市の病院と連絡をとりながら、今度は医療等も考えていく必要がありますし、先ほど質問がありましたように、救急車等におきましても遠隔の医療体制を整えていこうということで大規模に国も支援していただきまして、今ソフトバンクと組んでやっておると。やっぱりこういう地域はそうやって皆さんが十分医療が受けられるようにやっていかなければ、医者だけ探してもなかなか難しいという気がしておりますので、我々ができる範囲、また県、国にお願いし、医師会にお願いして医療充実をしてまいりたいという気がしております。  これは、もちろん大きな我々の地域の課題と考えて、今後も精力的に取り組んでまいりたいという気がしております。  以上です。  詳細につきましては、担当部長が説明いたします。 110 ◯市民生活部長(吉田 彰君) それでは、市長が大まかな点につきましては答弁させていただきましたので、詳細については私の方から答弁をさせていただきます。  まず、(1)番目の医療の現状という中で、休日診療のあり方という点で御質問があったかと思います。  休日、夜間の医療対応につきましては、御承知のように医師会に委託をいたしまして、今介護老人保健施設のくろかみの中にあります休日、準夜間診療所において対応をいただいております。また、在宅当番医制により、休日には4病院において輪番制で診察を実施していただいております。引き続き御協力をお願いをいたしておるところでございます。  休日診療所の事業実績でございますけど、これは19年度はまだですんで18年度の実績でございますけど、まず内科の方が982人、それから外科でございますけど1,080人、それから歯科でございますけど132人、それから準夜間の診療受診者数でございますけど384人というような18年度の実績でございます。  それから、続きまして1人当たりの年間医療費という御質問でございました。これにつきましては、国民健康保険ベースで申し上げますと、平成16年度で49万4,000円、17年度で50万1,000円、それから18年度で50万8,000円となっております。年々増加の傾向にあると言えます。これにつきましては、来年度から特定健診、特定保健指導が始まりますので、生活習慣病を防ぐ予防の重視の健診であるとか保健指導ということになりますので、医療費の削減が図られるものと期待をいたしております。市民と一体となって健康づくりの推進を図ってまいりたいというふうに考えております。  それから、2番目の、将来においてどのような医療環境が求められているかということで、これにつきましては中身を市長が言われましたんで、次の3番目の地域医療の充実を図るための具体施策ということで、県の20年度から始まる制度のことも言われました。20年度から岡山県は、県の中北部の過疎地域で深刻な医師不足に対応するため、医師の確保総合対策事業をスタートさせるということになっております。これにつきましては、新見市といたしましても、先ほど市長申しましたように県の医療対策協議会等で、市長もその委員でございますので、派遣について要望をいたしておるところでございます。  それから、続きまして老人ホームの桜丘荘の建設についてでございますけど、これにつきまして、まず今までの経過ということで質問がございました。  これまでの土地の交渉の経過につきましては、12月の本会議でもいろいろと一般質問がございまして答弁をさせていただきました。12月末に、以前、平成18年に用地選定委員会で選定いただきました候補地につきまして、18年4月から昨年の12月まで用地交渉を進めてまいりました。大変先方は協力的に交渉に応じていただきましたが、市の調査不足といいますか、想定していなかった物件等もございまして交渉を断念したところでございます。ことしになりまして、2月7日に再度用地選定委員会を開催をいただきまして、新たに用地を選定をいただきました。既に御承知かと思いますけど、新見市健康管理センター用地、これは3月末をもって廃止になりますので、その用地がいいだろうということで選定をいただき、用地選定委員会から御報告をいただいております。この候補地につきましても、平たんな場所で、それから居住性、生活環境もすぐれた場所にありますし、それからちょっと市街地には距離的にはありますけど、公共施設、それから病院、商店、こういうものには施設の処遇により利用することは便利な場所だろうというふうに思っております。そういうことから、そこの場所にということで、当初は平家建て等を想定しておりましたけど、このたびの選定で2階建ても視野に入れて用地の選定を行われたということになっております。  それから、今後の施設の内容ですけど、これにつきましては入所定員50名ということでしております。大体の建物の延べ床面積は3,200平米というようなことで計画をいたしております。  以上でございます。 111 ◯議長(杉 修次君) 部長、桜丘荘の1番の質問の下で、指針の定義に変更があるかと、これについての答弁を。 112 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 桜丘荘の移転の定義に変更があるかということですけど、これにつきましては施設の移転先につきましていろいろと用地検討委員会であるとか、それから用地選定委員会、さっきの、そういうものの中から商店、病院、公共施設の利用が容易にできるところとか、市街地の平たんな場所であるとか、地域の高齢者との交流が図れるところと。それから、建設につきましては入所定員50名とすること、それから個室とすること、デイサービス事業や介護予防事業が実施できる施設を併設すること等の検討委員会等の御意見をいただいております。そういうとこで、さきの候補地につきましても、市街地でそういう場所を選定していただいて交渉してまいりました。が、やはり市街地でありますと、いろんな民家等も既に使用されとる部分がありなかなか用地交渉が難しいということもありまして、そういう反省も踏まえまして、新しい用地選定委員会では、一度は中心市街地で考えたらどうだろうかという委員の御意見もございましたが、計画からもう既に何年もたっておりますので、用地交渉をスムーズにできて早く建設ができる場所ということで、市が今現在持ってます市有地につきまして選定をいただいたという経緯でございます。市が持っとる用地につきまして3候補地を挙げて、その中で一番市街地に近い場所、そして隣には保健福祉センターがありましてデイサービスもそこでやっておりますし、それからまなび広場で催し物があっても容易に来れるだろうという御意見もあったりして、全選定委員さんの全会一致で今の場所に決まったというところでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋議員。 114 ◯10番(土屋 晋君) 医療・福祉について御答弁をいただきました。  項目について答弁をいただきましたが、若干地域医療の充実を図る具体的施策の中で、私、市長がくくっていただきましたけど、総合病院建設は難しいということで、新見市内の病院に統合型の病院のような検討をしてもらいたいというような提案をちょっと今させていただいたんですが、その点についてはいかがでしょうか。これは一緒になっていったらどうだろうかというようなことです。  それから、老人ホームについてですけれども、ちょっとまだ抜けてるのと、確認ですが、老人ホームの目的や建設指針の定義に、つまり変更は余りないと。前回の選定委員会と今回もそんなに中身自体、目的や指針には変更はないということでよろしいんでしょうか、確認です。  それと、建物と施設及び建設内容に触れていただいたんですけども、運営面についても今後どのようにやっていくのかなあというようなあたりもお尋ねをしてるんですが、まだその辺も決まらないから言えないということでしょうか。  答弁願います。 115 ◯市長(石垣正夫君) 総合病院は認識は一致したと思いますが、今の病院を一緒にというような御意見もあろうかと思いますが、そういうケースの話も、新見ではございませんが、よそでもやっていけないのではないか、そういう、というような話もあります。医師会がまず考えることで、その中で病院が考えていただくことで、我々がすぐここでとやかくはちょっと言えませんので、とりあえず新見の医療を充実してほしいというお願い等々を今後一緒になってやりたいという気がしております。  以上です。 116 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 養護老人ホームの今までの定義とか目的とか、そういうものに変更ないかということでございますが、基本的な考え方は変更はございません。  それから、運営につきましては、今後どういう運営の仕方がいいのかということも検討をこれからしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。(「よろしい、次に移ってください」と10番土屋 晋君の声あり) 117 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 118 ◯建設部長(山岡文人君) 区画整理事業で行われる番地表示の整理についてという題目でございますが、新見市におきましては、区画整理事業が終了した地区などで、以前その利点などを説明して実施する方向で調整してきましたが、しかしやはりそれまでなれ親しんだ住居表示が変わる不安などで弊害を意識される住民も多く、結果的には変更に至った例はありません。住居表示は、変更することは可能でありますけど、先ほど申しましたようになれ親しんだ住居表示が変わり、混乱する面が多くあるために、これにはやはり住民の賛同が不可欠であるというように思っております。  以上です。 119 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 120 ◯10番(土屋 晋君) それでは、部長、賛同を得るには何か方法論はないか、どのように賛同を得ればよいか、そういう考え方は出てこないでしょうか。いかがなものでしょうか。 121 ◯建設部長(山岡文人君) 先ほど申しましたように、地域の皆さんの理解であると思います。  以上です。 122 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 123 ◯10番(土屋 晋君) 私は、これも近代都市としての一つの条件として、この番地表示というのはおおむねわかりやすい整理をしていくっていうことができなければいけないなと。これはほとんど新見市が取り残されているだけだろうと思います。町、村になれば別ですが。  市長、これは本当に考えていく一つの大きなテーゼだろうと思うんですけども、市長自身のお考えはございませんか、お尋ねします。 124 ◯市長(石垣正夫君) 先ほども部長が言いましたように、非常に自分の番地表示を動かすというのは、100%ではございませんが、非常に違和感がある。ですから、簡単に行政が言って、向こうが言われんのを、番地を変えましょうかというのはちょっと非常に難しいと思う。番地を変えてきちっと表示すればいいのは、よくわかっております。しかし、今後の課題としてまた研究してまいりたいという気がしております。(「次に移ってください」と10番土屋 晋君の声あり) 125 ◯議長(杉 修次君) それでは次に、5項目めの質問に対する答弁を求めます。 126 ◯経済部長(立永正人君) 千屋温泉の下電造園さんでございますが、平成17年3月から下電造園土木株式会社が指定管理者として千屋温泉いぶきの里を管理運営をされておられます。入館者は、平成17年度は12万993人、平成18年度は10万9,574人。本年度、2月末ですけど、ほぼ昨年と同じぐらいの数字になるんではないかなと、若干微減の状況でございます。下電造園さんは、入場者の増加対策としてドッグラン、露天ぶろなどの施設整備、また新見の日やふろの日など入浴料の半減制度の導入、また地域食材を生かしたメニュー開発、またバイキング料理の導入などとソフト面の積極的な事業展開を行っておられ、その取り組みは大きく評価に値するものと考えております。  今回、指定管理者が交代いたしますが、新しい指定管理者の方はこの施設を市民福祉の向上に役立て、地域住民の交流の場としてもう一度かつてのにぎわいを取り戻していきたいという強い御意思を持っておられ、新見市としましてもその経営手腕に大いに期待をしているところでございます。市といたしましても、温泉が地域の宝として市民に親しまれる施設となるよう、指定管理者と協力し、今後も取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 127 ◯総務企画部長野林正紀君) 今後、どのような施設を指定管理に出していくのかという問いでございますが、12月末現在で指定管理が308施設でございました。今回、議会に生活改善センター1、集会所2施設の上程を行っているところでございます。  指定管理につきましては、現在直営で運営してる施設について、管理運営のあり方について検討し、指定管理による管理運営が効果的であるという判断があれば指定管理による管理運営に移行することとしておるところでございます。そういった中で現在検討しておりますのが、神郷神楽の館、老人福祉施設2施設、それから集会所1施設、それを現在検討しておるところでございます。  3の備北青年の家の指定管理制度導入を検討すべきではないかという御質問でございますが、これは議員も御承知のとおり備北青年の家は岡山県の施設でありまして、この事業であります指定管理とかということについて新見市並びに教育委員会が答弁することではないと思いますんで、御理解いただきたいと思います。 128 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 129 ◯10番(土屋 晋君) 時間もありませんので、ちょっと短く聞きます。  千屋温泉ですけれども、下電造園土木さんの評価を聞きました。私は逆なんです。もっと期待をしておりました、という気持ちを持っております。  それと、なぜそれならば、評価がされるようならば、再度指定管理に名乗って出られなかったのか不思議だなあと。その辺の経緯を聞いておられますかどうか、その点と、本来ならば下電造園さんは、下電観光開発総ぐるみで支援体制を組んで応援をしていただいて千屋温泉を売り出していただく、そういうふうなお約束というか、お考えの中で我々も指定管理を認めた経緯があると思うんです。ですから、10万人来ていますけれども、ちょっとずつ下がっているのは事実でしょう。そういった中で今回は受けていただけなかった、引かれてしまったということから考えれば、そんなに喜ばしいことではないと私は思っております。地元のこれからの業者さんをどうのこうのではありませんけれども、そういった評価を私は否定せざるを得ないなあと思うんですけれども、部長はいかがですか、そのようには思われませんか。 130 ◯経済部長(立永正人君) このたびの指定管理者の変更でございますが、これは契約期間3年が終了することに伴って新たな公募をしたわけでございます。下電造園さんがその公募の方に応募されなかったということで、その理由について格段聞いておりません。  以上です。 131 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 132 ◯10番(土屋 晋君) 評価についてですが、十分だと言われたんですが、本来ならばもっと我々は期待していたはずではありませんか。ですから、その評価は本当にそう思われとるんですかと聞いたわけです。もう一度どうぞ。 133 ◯経済部長(立永正人君) 昨今、経済の不透明な状況の中で、下電造園さんはそれなりにグループの方々との連携をしながら努力されたものと評価しております。  以上です。 134 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。
    135 ◯10番(土屋 晋君) 備北青年の家ですけれども、何も言えないのはわかりますが、お考えとしては何か思ってられないんでしょうか。県に言うではなくて、御自身のお考えは、部長、あられませんか。 136 ◯総務企画部長野林正紀君) これはあくまでも施設が県のものでございますんで、これを民間に委託する、あるいはこれを市のまま継続していくということを私の口から言うべきものではございません。  以上です。 137 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 138 ◯10番(土屋 晋君) そう返ってきますので、市長、要望として、私は県の方にぜひ新見市の民間におろしていただくというような形を要望していただきたいと思うんですが、いかがなもんでしょうか。 139 ◯市長(石垣正夫君) 全般を申しますと、国が、自治体が第三セクター等で赤字を出して補てんするというものがきっかけになって指定管理者制度を持って独立してやれということでございます。そういう中で、この指定管理者等でございますが、私の考え、市がやってもよかったなあというのがかなりあるわけです。皆出すというのも問題があるなあというような気がいたしております。  今、そういう中で、これも新見市が現在指定管理を県から受けておるわけです。これがどう問題があるかないかというのを検討して、そういう問題があって民間に出した方がいいというようなら、またそういう方法もあるかもわかりませんし、内容をよく分析しなければ、今別に問題あるように私は聞いておりませんので、そこでどうするこうするというのはちょっと答弁ができないということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 140 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 141 ◯10番(土屋 晋君) 時間もありませんので。この備北青年の家は、県の顔もうかがわなければいけない、市の顔もうかがわなければいけない、担当者は大変なんですね。2人の親方に対していろんな配慮をされてるというのが現状だろうと思います。ぜひ岡山県から地元へ移していただくことをお願いをして、終わりたいと思います。 142 ◯議長(杉 修次君) これで土屋議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時12分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時22分  開 議 143 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  7番塩飽満路議員の登壇を求めます。塩飽議員。               〔7番 塩飽満路君 登壇〕 144 ◯7番(塩飽満路君)7番塩飽でございます。  まず、一昨日未明、新見の中町で発生いたしました建物火災で被害に遭われました皆様方に対し、この場をおかりいたしまして心よりお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた方に対しましても心より御冥福をお祈り申し上げます。  それでは、通告に従いまして1項目めから質問をさせていただきます。  まず、消防の広域化についてお尋ねをいたします。  この広域化につきましては、平成18年7月12日に消防庁長官による市町村の消防の広域化に関する基本指針が告示されます。そして、平成19年度中に都道府県による消防広域化推進計画の策定、そして平成20年度におきましては広域化対象市町村による広域消防運営計画の作成というふうになっておるようでございますが、広域化の目標となる規模は、消防本部の規定によると、一般的には大きいほど火災などの災害に対応する能力が強化され、また組織の管理や財政上の観点からも望ましいものとされていますが、これらの消防に求められる消防力、消防体制、財政規模などから考えると、管轄する人口についてはおおむね30万人以上の規模を一つの目安とするということが適当とされておるというふうになっておりますが、面積、地理的条件などの地域情報を考慮する必要があるとされております。  そこで、この消防の広域化につきましては、大変地域、特に中山間地域のこういった新見市におきましては、広域化をしたがためにかえって、例えば一昨日起きましたような大規模な火災等に対応ができるかできないのか、またこういったときに広域合併した場合、やはり現在の消防署の職員が少なくなるのではないかというふうに懸念もされております。そういった中、現在の岡山県内、他市町村の状況などはどうなっておるのか、お尋ねをいたしておきます。  次に、2項目めでございますが、養護老人ホーム桜丘荘改築移転工事についてお尋ねをいたしますが、先ほども同僚議員の方からも質問がございましたが、私の方からは、とりあえず建設計画は平成20年に設計に入るということになっておりますし、そういった中で工事完成は大体何年ごろに予定をされておるのか。  そしてまた施設の内容ですが、50人ということでございますが、できれば増員等ができるものかどうかということをお尋ねをいたします。  それから、先ほど、建設後の運営につきましては今後検討していくと言われました。私が以前、前部長さんにお尋ねしたところ、検討していく中で、やはりこれからは指定管理に移行するのがいいのではないかなというふうな答弁をいただきました。そういった中で、今後の検討課題ではないかなと思います。そういったことをお尋ねをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 145 ◯議長(杉 修次君) ただいまの塩飽議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 146 ◯市長(石垣正夫君) 消防の広域化でございますが、これは岡山県の市町村消防の広域化検討委員会によりまして市町村消防の広域化推進計画案が取りまとめられたところであります。2月20日に岡山県知事に対しまして検討結果の報告が行われました。県内には14の消防本部を、県内全域を管内とする1つの本部に集約する内容でございます。県は、これをもとに、県民の意見を踏まえながら本年度中に推進計画を策定し、平成24年度中に体制を目指していくと考えておられるような状況でございます。広域化推進本部を設置し、市町村間の協議を調整することとなっております。  こういう中で、我々、県の方から市長会へ相談がありまして、市長会といたしましても県から来ていただきましてお話を聞かせていただきました。我々といたしまして、新見市ともう一市でございますが、特に私が反対ということじゃございません、意見が全然わからないと、我々が質問して答弁できないようなことでは広域化をすることは今考えられないというのをずっと主張してきております。そういう中で、皆さん御承知のように、これは山陽新聞に方向は出ておりますが、県は一本化の体制によりましてメリットは高規格救急車など高度なものを配備すると言っておりますけど、これは新見市やこう高規格自動車、もうとうにあるわけでございます。そういうことはしておりますし、また消防車の現地到着では新見市と真庭市の間での最大22分間短縮ができる計算になる。とんでもないです。22分も短縮できましたら、本当に消防車でしたら岡山の方まで行くわけです。こういう納得がいかないことをやっとりますので、我々としては十分検討しなければ物が言えないと。  それから、県は一本化にするために市町村の大多数の意向を踏まえたと言われておりますが、市長会では2人ぐらいが反対したというような状況でございます。  私といたしましては、やっぱり合併統廃合いたしましたら、今の新見市、現状では1本部、1署、4分署の組織体系があるわけで、これが1本部だけになったらどうなるかといいますと、支局等、また本部がなくなるわけです。こういう懸念が十分あるわけです。だから、そういうことを確認して、やっぱり新見市のもんが安心・安全で生活ができるということを踏まえなければ私としてはもう賛成できないという態度で今後進めてまいりたいと考えております。まだまだ今からでございます。24年まででございますので、十分検討しながら進めてまいりたいという気がいたしております。  以上でございます。 147 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。塩飽議員。 148 ◯7番(塩飽満路君) 今、市長さんが言われたんですが、例えば広域合併したときに、先ほど申しましたように、今4分署があるんですが、将来的にはこの4分署も統合してなくなるような心配が出てくるんではないかなと思うんですが。例えばそういったときに、今救急搬送患者画像送信システムというのを使ってそれぞれ分署の救急車が動いておるという状態でございます。これが分署がなくなるといった場合に、ここの新見署から哲西、大佐、そういったあたりへ救急車が出向いていくというのは非常に時間もかかりますし、これは合併して少しもメリットにならないと、このように思います。その点、今状況としてはどういうふうになっておるのでしょうか。例えば統合した場合、やはり署の職員も減るようになるんでしょうか。その辺をちょっとお願いします。 149 ◯市長(石垣正夫君) まだはっきりどう示してくるかわかりませんけど、やっぱりそういう懸念は十分あると思いますし、新見市は特に情報化を進めております。市民の中には医療が重要な課題で、我々はよそに先駆け、全国に先駆けて救急車に遠隔の医療、病院とつないでやろうとか、ソフトバンク、また国の支援を受けて国の研究機関とそういう高度な取り組みをしとるわけです。それはなぜかと申しますと、医療がこの地域には不十分なということを踏まえて、よそはそういうことを研究しておりませんので、そういうこともほんならどうなるかといいますと、本当に今度は心配になりますんで、我々は我々でそういうこと踏まえて十分検討してまいりたいという気がしております。  以上です。 150 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。塩飽議員。 151 ◯7番(塩飽満路君) そういった意味で、ぜひ安易に合併に賛成するとかということがないように、やはりこういった地域医療、また地域防災、安全・安心を守るためにも、ぜひ広域合併については慎重に進めていかなければいけないと、このように思いますので、どうぞ今後ともそういった意味で検討していただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いします。  次、お願いします。 152 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの一般質問に対する答弁を求めます。 153 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 養護老人ホームの桜丘荘の移転改築について、今後の建設計画はということでございますが、用地の選定をいただきました。平成20年度に調査及び基本的な設計に着手をしたいと考えております。その後、できれば、早ければ21年度には一部着工というようなことで考えております。  それから、施設の内容についてですが、これにつきましては基本設計等の後に実施設計、その中ではっきりしたものは出てこようかと思いますけど、今現在の選定をしていただいた用地につきましては大体3,500平米ぐらいでありますので、平家建てでなく2階建てでということで予定をしたいというふうに思っております。  それから、入所定員につきましては50名ということで、現行どおりということで計画をいたしております。  増員はどうかという御質問もございましたが、これは県の高齢者保健福祉計画の中でも、養護老人ホームについては今現在もう充足してるということで現状維持でいくというような計画もございますので、県との協議もございますが、一応現行の50名の定員ということで考えております。  それから、移転改築後の運営についてということで指定管理者はどうだろうかということで御質問ございました。指定管理者の導入につきましても、平成17年に報告を受けました移転改築検討委員会からも、効率的な運営をするために民間のノウハウを十分に活用し、指定管理者にしたらどうかという御報告も受けております。そういうこともありますので、今後効率のよい運営を目指すためにいろんな面から、多方面から研究をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 154 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。塩飽議員。 155 ◯7番(塩飽満路君) 養護老人ホームの建設等につきましては、市報にいみ3月号に市長室だよりというところで大体詳しく載っておるようでございます。平成20年度にはどのような養護老人ホームが求められているのかと、調査や基本的な設計に取りかかりますというふうに載っております。その後、国、県と財源の協議を重ねながら詳細な設計を行い、一日も早く入所者の方々が快適に生活できるような、これからの時代にふさわしい養護老人ホームを整備していきたいと考えておりますという市長の市長室だよりが載っております。こういった、この趣旨に沿って、一日も早くこの養護老人ホーム建設に向けて頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 156 ◯議長(杉 修次君) 答弁は。 157 ◯7番(塩飽満路君) 終わります。よろしい。 158 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして塩飽議員の一般質問を終わります。  次に、20番山本久美子議員の登壇を願います。山本議員。               〔20番 山本久美子君 登壇〕 159 ◯20番(山本久美子君) 20番山本でございます。  ただいま議長よりお許しをいただきましたので一般質問をさせていただきますが、質問に先立ちまして一昨日の新見中町の大火災については、とうとい命を失うという最悪の事態になりました。お亡くなりになった方、御冥福をお祈りを申し上げます。また、多くの皆さんが被災をされました。現場の周辺地域の皆様も大変な思いをされたと思います。心からお見舞いを申し上げるものであります。本日、山口議員緊急質問に対しての御答弁がございました。被災された方々に支援を早急にするという、そういう御答弁をお聞きしましたので、皆様方の一日も早い復興を願っております。  今回の質問は、初日に市長より平成20年度の市政推進に向けた施政方針のお示しがございました。その施政方針に沿って、今回は国の新しい年度の事業も勘案しながら質問をしてまいりたいと思います。  市長の施政方針をお聞きして、我々、私を含めて議員の有志で平成20年度の新しい予算編成に向けて市長に、子育て支援を中心として35項目の予算の要望をしてまいりました。その予算要望がかなり多く今回20年度の予算に反映をされてるということで、非常に市長の英断を高く評価をしております。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。  1項目めの公共交通網の整備についてであります。  新見市の地域公共交通会議等の種々の検討をいただいて、料金の格差の是正とか料金の上限を設定をしていただきました。また、施政方針では路線の運行時間の見直しを行い、利便性の向上に努めていくと、そういう市長の方からのお話がありました。市民の皆さんから、特に市街地より遠いエリアにいらっしゃる方からは、料金が非常に安くなって助かるという、そういうお声を聞いております。そこで、より利便性の向上のために1点、まずバリアフリー化とか高齢者等の移動の円滑化のためにノンステップバスの導入を提案をするものであります。市長の御所見をお聞かせください。  2項目めの情報通信基盤整備の活用についてであります。  いよいよラストワンマイル事業が完成をし、本格的に運用することになりました。市民の皆さんにしっかりと活用していただいて喜んでいただける、そういうシステムづくりが必要と考えております。その一つとして遠隔医療の導入であります。本日、同僚議員の方から遠隔医療の導入についての御質問もございました。若干重複するところがあるかもわかりませんが、質問しておきたいと思います。  これは平成15年より新見医師会を中心にIPテレビ電話を利用した寝たきり療養者の家庭と医療機関を結ぶ通信実験を開始していただいて、産・官・学で在宅医療支援システムの研究会を立ち上げていただき、試作機を作成して実証実験を行っていただいております。先ほどの御答弁では、昨年までに35回実証実験が行われたという御答弁もございましたが、ラストワンマイル事業を本格的に開始することしに実用化が可能になるように努力をしていただいたと聞いております。在宅療養者の方が実証実験で体験をされたということでお声をお聞きしております。病院へ移動するということは、非常に体が不自由なので本当に困難だったと。それが今回のこの実証実験で非常に助かったというお声も聞いておりますし、家族の方も病院へ移動さす時間も随分かかるし、大変な思いをして病院に行ってたけど、本当に介護する者の負担が軽くなったと、非常に好評なお声をいただいております。遠隔在宅医療支援システムの活用については、庁舎の中でも、情報政策課だけじゃなく健康福祉課の方も皆さんいろんな施策を検討されていると思いますので、今後の取り組みについて、また具体的な取り組みがお示しできればお聞きしたいと思います。  この遠隔医療の問題点、結構あると思うんです。何点かお尋ねをしておきたいと思います。  保険診療で認められてないこの遠隔医療について、本格運用したときに利用料をどうするのか。これは電話再診料の算定ができるかどうかという問題もあろうかと思うんですけど、個別にそれを支払うのか、また会員制という形で包括してその費用を見るのか、第1点。  それから、2点目として、使用する機器。今、いろんな実験で岡大でも実験をしてもらってますが、携帯電話を使っての実験、それからインターネットのテレビ会議、それから専用の機器をつくるのかどうか、その使用する機器の問題。  それから3点目に、ランニングコストの問題。これは行政が賄うのか、それを使用する会員を募って費用を賄うのか、その点。  それから4点目に、専門医の相談支援体制。医療機関にもしっかりと御支援をいただかないといけないので、その支援体制をどうされるのか。  この4点について御答弁をいただきたいと思います。  次に、2点目のITを活用した農業の活性化についてであります。地域の産品のネット販売、独自のトレーサビリティーシステムの構築についてお尋ねをします。  今日では、食の安全・安心が非常に重要な課題になっています。ITを活用して地元の特産品をネット販売をする、そういうシステムづくりをぜひしていただきたい。安全で安心な新見の特産品をいかに販売をしていくか。このITを活用してはどうかと思いますので、市長の御所見をお聞かせください。  そして、ITを使った独自のトレーサビリティーのシステムの構築でありますが、現在はJA阿新の方で実施をされております牛肉のトレーサビリティーシステム、これは消費者の方が生産者が見えるという、そういうことで非常に注目をされています。これもやはり農、商、工と連携をして新見産の安全な新商品を生産から販売、そういう開拓を含めて、生産者の現場からそういう消費者のとこへ届けていく、そういうことができるんではないかなと思ってます。このシステムがスムーズにいくようになると、やはり生産現場の活性化にもなりますし、また後継者の育成にもつながっていくと考えますので、市長の御所見をお聞かせください。  3項目めの環境対策事業についてであります。  施政方針では、環境保全のための定期的な調査、ごみの減量化、環境、教育等へ取り組んでいくと市長の方からありました。そこでまず1点、ごみの減量化について具体的な取り組みとしてはどのようなことを考えておられるのか、お示しをいただきたいと思います。  例を少し挙げておきます。容器包装の廃棄物の削減はどのように考えているのか。それから、食品のリサイクルの推進はどう考えているのか。廃棄物系のバイオマスの利用方策、これはどのように考えておられるのか、ごみの減量化についてお考えをお示しいただきたいと思います。  2点目のチーム・マイナス6%の取り組みについてであります。  京都議定書に基づく温室効果ガス排出のマイナス6%を実現するために、2005年4月から発足をして地球温暖化防止のための大規模なこれは国民運動になっております。御存じのとおり、チーム・マイナス6%が呼びかける6つのアクションがございます。今ここで申し上げるのは厳しいかなと思っておりますが、非常に暖かいもんですから、こん中の6つのアクションの一つに、まず冷房は28度、暖房は20度にしようという、クールビズとウオームビズをうたっています。2点目は、蛇口は小まめに締めましょう。3点目には、エコドライブをしましょう。4点目には、エコ製品を選んで買いましょう。5点目には、過剰包装を断りましょうということでマイバッグとかふろしきを活用しましょう。それから、コンセントは小まめに抜きましょうという、こういう6つのアクションを立てています。  ちなみに、環境省のデータを見ますと、昨年、2007年度の夏のクールビズでの効果は、約140万トンのCO2の削減ができたと推計されておりました。これは約300万世帯の1カ月分のCO2の排出量に匹敵すると言われています。平成20年度、我が市でも環境教育に力を入れるということでしたので、現在取り組んでおられる環境問題の実態、啓発の取り組みの内容、市長の御所見をお伺いします。  4項目めの男女共同参画推進事業であります。施政方針では、各種審議会委員への女性の積極的な登用を行う、女性の団体のネットワークづくりをする、男女共同参画プラザの積極的な活用、意識の啓発等に力を入れていくという市長からのお話がございました。  御案内のように、3月4日は国際女性の日であります。日本ではことしから、女性が生涯を通じて健康で充実した日々を過ごすということを支援するために、3月1日から3月8日の国際女性の日までを女性の健康週間としております。社会全体が一体となってさまざまな活動を展開することになっています。ただいまちょうどその週間中であります。そこで、1点目の仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランスについてお尋ねをします。  国においては、仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランスの検証及び仕事と生活の調和を推進するための行動指針が策定をされました。平成20年度を仕事と生活の調和元年、そのように意義づけて取り組むということをお聞きしております。本市におきましても、新見男女共同参画プランの基本目標3で、男女共同参画のため働く環境の整備が示されていますが、まだまだ仕事と生活、特に地域活動を両立をしていくというのはなかなか困難な現実があります。本市でも保育の充実等、子育て支援の取り組みはなされていますが、企業、職場ではどうでしょうか。本市の現状と支援の対策について、市長のお考えをお聞かせください。  そして、2点目の配偶者暴力防止法の改正法の内容の周知についてであります。  女性に対する暴力の防止と被害者保護のための本市の取り組みについてどうなのか。  また、予防と啓発、どのように今推進をしていかれておるのか。  今回の改正では、都道府県に義務がありました配偶者からの暴力防止及び配偶者の保護のための施策の実施に関する基本計画を、今度は市町村が、努力義務ではありますが策定をするようにと示されております。本市ではこれをどのようにされるのか、お考えをお聞かせください。  そして、改正では、今回は市町村で相談支援センターの設置ということもうたわれています。本市ではどのような体制で行うのか、御所見をお聞かせください。  次、5項目め、過疎集落対策についてであります。  施政方針では、集落機能の調査を実施する、また新年度の予算では集落機能強化、補助金が計上されています。年々高齢化が進み、人口減少、過疎化が進んでいる集落の実態を把握する、それはもう大前提であろうと思います。過疎集落に住む方々の生の声とか要望を行政の担当者がしっかり聞く、地域の訴えに即した対応をすべきと考えています。私も過疎集落について調査を行いましたが、本市で調査をされて今わかってる範囲、現状と、今まで行ってきた支援についてお示しをいただきたいと思います。  そして、過疎の方とお話をする中で非常に多かったのが、次の2項目めの鳥獣被害のことでした。そして、今回質問をします鳥獣被害防止の計画についてお尋ねします。  この鳥獣被害は、本当にこの議会でも何回も取り上げられている本市にとっては重大な課題であります。農作物への被害を防ぐために、昨年の臨時国会では鳥獣被害防止特措法が成立をしております。この2月21日から法律は施行されておりますので、この鳥獣被害防止特措法では、基本指針に則して市町村が被害防止計画を策定をするようになっています。深刻な状況を踏まえて、捕獲とか駆除だけでなく、生息の環境の整備とか保全といった視点も入れて計画を策定をすることを望むものであります。市長の御所見をお聞かせください。  最後の6項目めの豊かな体験活動推進事業の導入についてであります。  施政方針では少しとらえ方が違いますが、観光振興を通して観光客の集客をしていくという、そういう市長の方からのお話がございました。交流人口をふやしていくという、そういうお話ですけども、私の提案は、教育の面から本市の豊かな自然環境を活用した体験活動を導入してはどうかと、導入ができないかとお尋ねをするもんであります。  1項目め、自然の中での長期宿泊の体験事業。  これは長期宿泊活動を通してさまざまな体験活動を行って人間力を養うというか、育成をしていく、それを支援をしていくということを国は示しておりますが、体験活動を通して新見の地域のよさを知ってもらえるのではないでしょうか。教育長の御所見をお聞きするものであります。  そして、2点目の、受け入れ拠点施設に廃校の改修をして整備をしてはどうかと提案をしております。  全国の小学生を対象として子供農山村の交流プロジェクトというのが文部科学省と、それから農林水産省と総務省が合同で実施をする事業がございます。その事業の中をちょっと勉強しておりましたら、その中で農林水産省が各都道府県で1学年単位、約100人規模の受け入れの可能なモデル地域を全国で40カ所ほど設けていて、その地域でのワークショップ等を通して受け入れ計画を作成して受け入れ拠点を整備をする。この受け入れ拠点に廃校の改修とか研修施設等の整備というのがうたわれておりました。それをするんだったら総合的に支援をしていこうという、そういうことがありましたので、ぜひ本市でも廃校の校舎がたくさんございますので、こういう事業をぜひ手を挙げていただいて、この学校をそういう拠点にしていく、そういうことができないかと考えておりますので、御所見をお聞かせいただきたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。
    160 ◯議長(杉 修次君) 山本議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 161 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 公共交通網の整備について、ノンステップバスの導入はどうかという御質問がございました。  ノンステップバスにつきましては、超低床ということで床が非常に低いバスでございます。高齢者や障害者の方が楽に乗りおりできますが、車の長さが9メートル以下の小型車両にはノンステップバスは今のところはなく、大型で車高も低くなるため、本市のような起伏の激しい山間部では運行が、上り始めるときに車体の底を道路にすってしまうと、接触することになりますので、導入というのは非常に難しい部分があるんではないかと考えております。備北バスにおきましても、車両の更新時に国の制度等を利用し、乗客が乗りおりしやすくなるように乗降時に車高を下げるニーリング機能が装備されたツーステップのバスを購入をされとると聞いております。また、バリアフリーに対応した低床バスであるワンステップバスも購入をされておりますが、運行できる区間、路線は限定されておるというふうにも聞いております。  いずれにしましても非常に車の底が低いということで、本市のような起伏の激しい山間部では道路に接触するということがございますので、今後車両等の改良が加えられ、本市のような地形においても運行が可能となるような車両ができますことを私どもも期待するものでございます。  以上でございます。 162 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。山本議員。 163 ◯20番(山本久美子君) 確かにノンステップバスは車高は低くて厳しい部分があるかと思うんですけど、予算がつくのも標準仕様という、そういうタイトルがありましたので厳しいかなという感じがありますが、できればニーリングのような形でのそういう対応ができれば、また少しは使ってくださる高齢者の皆さんに非常に役に立つのじゃないかなと思ってますし、やはり段、結構高いので、高齢者の皆さんが一番心配なのは、そこからおりるときに転倒する、非常にそういう不安があります。だから、そういう新しい車両を導入する際にはぜひ御検討いただきたいなと思ってます。これは結構です、答弁。  次の項目お願いします。 164 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目め、情報通信基盤整備の活用について答弁を求めます。 165 ◯市長(石垣正夫君) 情報基盤整備でございますが、遠隔医療等々でございます。これは議員の皆様も同じでございますし、私も同じ考えで今まで進めてまいるような状況でございますが、新見市は幸い情報化に取り組みまして、通信等につきましては都市と格差がないというように整備なりましたし、またソフトバンクの携帯が全地域へ大体おおむね入るということでこういう実験等もできるわけでございまして、我々といたしましては今やっておりますものを早く実用化できるよう頑張ってまいりたいという気がいたしております。  内容は先ほどいろいろ言いましたけえ、説明いたしましたりちょっとしませんけど、ただし山本議員が指摘されましたように何点か問題があります。病院と家庭をつなぐといたしましても、医療行為をやっても点数がなくて医療費が払えないとかこういう問題もありまして、我が新見市といたしましても独自に今まででも何とかしてほしいというのを国の方へ要望を出しておるような状況でございますので、そういうあらゆる問題を点検しながら、本当に早いうちにこの遠隔医療が実現できるよう、また技術的にも問題ないよう研修していきながら取り組んでまいりたいという気がいたしております。  詳細につきましては、担当部長の方から述べさせていただきます。  以上です。 166 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 遠隔医療につきましては、林議員の一般質問のときに消防長が答弁したとおりで、平成15年から市内のいろいろな医師会でありますとか公立短期大学、訪問看護ステーション、地元のIT企業、行政等で構成しております遠隔医療等支援システム研究会の中でいろいろと研究を進めていただいて、実際に医心伝信というような機器もつくっていただいて、在宅の患者さんと病院を結んでのそういう実証実験も行ってまいっております。  先ほど議員が言われましたようないろんな問題点がございます。市長も言いましたように診療報酬に点数が加えられないという点もございましたり、いろんな問題点がございます。医療機関同士の遠隔医療につきましては、既に画像の診断等をされとる病院もございます。行政としましては、在宅と医療機関、それから在宅と行政、市と結ぶような形の、例えば訪問看護の充実でありますとか、特定健診が始まりましたら特定健康指導等に、今のラストワンマイル事業が完成しますんで、それを活用できるような施策について行政は考えてまいりたいと思います。また、先ほど申されましたようないろんな専門医の支援体制でありますとか、使用する機器、専用機器をどうするのかとか、いろんな問題点がたくさんあります。これにつきましては、遠隔医療支援等のシステム研究会においてもまだまだ御議論をいただいて、市の方も提案したり、市の方へ要望いただいたりしながら研究をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 167 ◯議長(杉 修次君) 山本議員。 168 ◯20番(山本久美子君) 再質問をします。  確かに、問題点をクリアしないと、この事業が広範囲に使用できる事業にはなかなかなりにくいと思うんです。私も国会議員をつかまえては遠隔医療の保険の適用をしてほしいということを訴えております。ぜひ市長も市長会等を通して遠隔医療での診療報酬、ちゃんと認められるようにしていただきたい。そのためには、新見市でまず遠隔医療の実績というものが必要かなと思ってますので、今研究会の皆さん、しっかり頑張ってくださってますので、その実証実験をきちっとしたものにして、それで国に要望していかなければならないかなと思ってます。ぜひこれをやっていただきたいなと思ってますし、やはり使用する機器、今医心伝信、先ほどの御答弁がありました。4台あって、施設の中で使うのが1台という、そういう数も限られてますので、これが携帯電話だったらかなりの方、もう皆さんが持ってるということで、携帯電話での画像というのは少し小さくなるんだけどどうかなと。その辺の検討もぜひしていただきたいなと思っています。  あとは、行政が実証実験をするための予算組みをどうしていくのか、それから今かかっているランニングコストをどのようにしていくのか、その点について市長、どのようにお考えでしょうか、御答弁をいただきたいと思います。 169 ◯議長(杉 修次君) ちょっと待ってください。  遠隔医療の導入の件、今についての答弁の前に、2番のITを活用した農業の活性化、これの答弁いただいてませんので、まず先にそれの答弁をお願いします。 170 ◯経済部長(立永正人君) 御質問にありましたITを活用した地域特産品のネット販売ということですが、ラストワンマイル事業で整備された高速インターネット回線がいよいよ平成20年度運用されていきます。情報元年ととらえ、我々も強く期待しているところではございます。農作物についても特産品についても広く普及させると、流通させていくということは、農業振興の観点からも大きなチャンスと考えております。現在、商工会議所及びJA阿新さんにおいて準備または検討されておられます。流通の過程での運送の仕方とか細部について点検をされてるということでございます。  またもう一つ、トレーサビリティーシステムでございますが、市長も答弁にありましたように食の安全ということは我々にとってこれから重要な問題となってくると思います。昨今ですが、消費者の食というものについて震撼させるような事件もおきております。マスコミの方も非常に注意深く見守っておられます。これからも市としてもどういう普及の仕方、啓発の仕方があるか検討していきたいと思います。  議員さんが言われましたように、牛肉の場合、千屋牛の場合は、全国的な管理体制が整備されておりまして、インターネットを通じて生産、流通がはっきり確認はできます。農産物についても阿新農協さんのふれあい広場の例で御紹介しますと、インターネットで番号を入力していただきますと確認ができるようになっておりますが、まだまだ情報をどの辺まで出していってもいいものか、情報管理をどういう形でしていくかというところでまだまだ十分ではないと思っておりますが、これから消費者の方々のニーズ、動向を見守りながら、市としても普及活動に努めていきたいと考えております。  以上です。 171 ◯議長(杉 修次君) 先ほどの遠隔医療の導入について答弁を求めます。 172 ◯市長(石垣正夫君) これは新見市が遠隔医療等の自治体と企業等と国の機関とやったりしとんですけど、よその自治体がこれは余りやってないんです。だから、非常に新見市だけが走っておると、それに対して国の方も、また企業の方も非常に関心を持って一緒に取り組んでおるということでございまして、いろんな課題があると思います。  それから、遠隔医療で病院間の、大きな病院はとうにやられて、これは実験、実証済みですばらしいことができておるのは間違いないと思います。我々は、こういうへんぴな地域、医療がなかなか我々の地域でできないというのをどうするかということでございますので、まだまだいろんな案を出して今後も取り組んでまいりたい大きな課題がいっぱいあります。県によりますと、知事の方がヘリコプターをもう一台買いまして、防災と今の医療関係、救急患者を搬送しようということでこれも英断されまして、我々市町村も一緒になってやってほしいということで、支援をしながらみんなで考えようということでございますので、特にこの地域は、そういう問題については我々関心持って先駆的に取り組んでいくと。ただし、いろんなことを言いましても法整備とかいろんなもんがございませんので、これを次々破っていかなければなかなかできないということでございますので、そういうこともあわせて、早くこの地域で本当に在宅の遠隔医療とか、大きな病院同士いろんなことに取り組んで、この地域の人が安心して医療が受けられるようやっていきたいという気がいたしております。  以上です。 173 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 174 ◯20番(山本久美子君) コストの件。 175 ◯議長(杉 修次君) コスト。 176 ◯20番(山本久美子君) うん、要するに、これからの研究をするコスト、どうするのか。 177 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 遠隔医療の、これからいろいろ研究するのに、そのコスト……(「費用をどうするか」と20番山本君の声あり)ということですね。それにつきましては、今現在市で医師会を中心として、先ほど言いました遠隔医療等の支援システムの研究会がございます。そういう中でいろいろな実証実験等をやられておりますんで、それにつきまして今までも市として補助として支援をしてまいっとる部分がございますので、これについても今後も市として検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 178 ◯議長(杉 修次君) 山本議員。 179 ◯20番(山本久美子君) ぜひ、今あります医心伝信の個数、要するにその機器をもう少しふやしていただきたい。そうすることによって……。ふやすからいいというものではなくって、その先にはお医者さんがそれに対応してもらわないといけないので、なかなかその難しさはあるかと思うんですけど、ちょっと4台でこの広い市域をしていくというよりも、実際の実証実験ですので、もう少し医師会の先生方にも御協力をいただいて、もう少し幅を広げるための予算づけもぜひお願いしておきたいと思います。これは要望しておきます。  じゃあ、次のITを活用した農業の活性化についてで、先ほど御答弁をいただきました。やはり今、食の安全・安心のためには、こういうぜひ独自のトレーサビリティーのシステムを構築をしていく。商工会議所とかJA阿新さんとかがやってくださってるとあるんですけど、行政もこれにひとつ力添えをして、行政も一緒になってこれをやっていくことが大切じゃないかなと思ってますので、ぜひやっていただきたい。そうすることによって、今非常に農家と契約して、施設と契約をして、ホテルなりいろんなとこと契約をして栽培をすることができるということで農家の方も非常に意欲的にやることができると思います。進んでるところは、野菜をカットして、カット野菜をちゃんと包装をして販売をしてるという、そういうこともお聞きをしました。ぜひこのシステムづくりには、商工会議所とかJA阿新さんだけに任さずに、市もぜひ一緒になって市民のために御協力をいただきたいなと思っておりますので、これは要望しておきます。  じゃあ、次の項目行ってください。 180 ◯議長(杉 修次君) 次に、3番環境対策事業について答弁を求めます。 181 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 環境対策事業について、ごみの減量化についてという御質問でございました。  本市のごみの排出量につきましては、マイバッグ運動や、それから使い捨て製品の使用自粛の推進、家庭、生ごみ処理機の普及、資源回収団体の努力等により、平成16年度の排出量が1万2,411トンをピークに年々減少をいたしております。平成18年度には1万1,192トン、平成19年度では1月末でございますけど8,609トンと着実に減量化が進んでおる、推進されてるような状況でございます。また、資源ごみは再資源化されるため、分別を徹底し、可燃ごみを少なくするということが重要なこととなっております。平成18年度のごみの総排出量に占める再資源化へのリサイクル率は23.2%で、前年度と比べて1.3%増となっており、平成19年度からは、7月から、市内全域においてペットボトルの分別収集を実施しております。そういう関係で、リサイクル率はさらに向上するものと思われます。  今後の施策としまして、20年4月から市指定の資源ごみ袋を廃止することにより市民の経済的負担も少なくし、資源ごみを出しやすい環境づくりに取り組むことといたしております。  それから、2番目のチーム・マイナス6%の取り組みについてということで、市の取り組みとしまして、先ほど議員言われました電気使用料の抑制とかいろいろあります。市では、みずからの事務事業に伴って排出される温室効果ガス排出量を抑制するため、さまざまな取り組みを行っております。電気使用料の抑制としましては、先ほど議員も申されましたようにクールビズ及びウオームビズの実施ということで職員に徹底を図っております。それから、空調機、機器の設定温度の適正化ということで、冷房につきましては28度、暖房につきましては20度ということで職員に徹底をいたしております。それから、全部申せばちょっと時間的にかかりますんで一部だけを申します。水道の使用料の抑制につきましては、蛇口を小まめに締めるとか、不要な利用を抑制するというような取り組みもいたしております。それから、公用車の管理ということで、ハイブリッド車の購入等でCO2の排出量の削減に努めておるということです。それから、出張等で同一方面への出張は乗り合わせをするとか、そういうふうなことも行っております。それから、用紙につきましては、裏面の印刷、これを徹底して使用枚数の削減等を図っております。  以上のことでいろんな取り組みを行って、CO2排出ガスの抑制に努めているところでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。山本議員。 183 ◯20番(山本久美子君) やはりごみの減量化は、資源ごみ、分別が始まりましたので減量になっているという、それわかります。やはりごみの減量化について、市長の方から施政方針の中で今回最終処分場の見学ということもお話がありました。最終処分場を見学していただくと市民の皆さんもいかに分別をしてここに来るごみを減そうかという、あそこに行かれた方は必ずそういうように言われます。ぜひそれを進めていただくということがありますが、やはり徹底したPRが必要ではないかなと思ってます。我々、市民環境会議でもマイバッグ運動ということでマイバッグをつくりました。それで市民の皆さんに御購入をいただいて、それをぜひ活用してくださいということで、かなりの方にマイバッグを買っていただいた経緯もございます。そのように具体的なごみの減量化に対するアクションをやっぱり起こしていく必要があるんじゃないかなと思ってますので、その辺についてまた御答弁をいただきたいと思います。  それからもう一点のチーム・マイナス6%の話は、これもやはり市民の皆さんにPRが必要かなと思ってます。国の方も示してまして、めざせ!1人1日1kgCO2削減とかというタイトルをうたってまして、その中でチャレンジ宣言をした皆さんにちゃんとカードで書いてもらって、どのくらいできたかという、そういう取り組みもしてますが、やはり本庁の中でこういう対策もしてるというその1つだけじゃなくって、市民の皆さんにどのようにこれを啓発をしていくか、それが大切になろうかなと思ってますので、具体的なそういうアクションをどのように起こしていくのか、その点が御案内がありましたらお聞かせ願いたいと思います。 184 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。 185 ◯市民生活部長(吉田 彰君) ごみの減量化につきましても、市報にいみ等、それから環境衛生の推進連合会等を通じまして、また環境会議、そういう団体等もございますのでそういう団体、それから市のいろんな団体等に呼びかけて広く市民にそれを広げていっていただくということが大事だろうと思いますので、そういう機会を通してPRを努めてまいりたいと思います。  それから、チーム・マイナス6%の取り組みにつきましても、これは今市の取り組みを申したところでございますが、大勢の従業員を抱える事業所等もございますんで、そういうところへもPRを図っていく。それから、市民にもこういう運動があるんだということを知っていただく、認識をしていただくということも大事ですので、そういうPRを市報、それからあらゆる機会を通じて周知を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。(「次、お願いします」と20番山本君の声あり) 186 ◯議長(杉 修次君) 次に、男女共同参画推進事業について答弁を求めます。 187 ◯総務企画部長野林正紀君) 男女共同参画推進事業、1点目が仕事と生活の調和、ワークライフバランスについてという御質問でございます。  仕事と生活の調和を図るためには、やはり雇用主である企業の理解ある積極的な取り組みということが、これは非常に重要となってまいるわけでございますが、先進的な事例、そういったものを積極的にPRして、市民の生活環境がよりよいものと改善されていくよう、また社会的な動きとして広がっていくよう、やはり官民一体となって取り組みが求められていると思います。そういった中で、国におきましては2008年に仕事と生活の調和元年という位置づけをしまして、これが実現する社会づくり、これに向かって積極的に取り組もうという動きがありまして、本市といたしましても国、県等の動向を注視しながら連携を図って、これらの理念の周知、PR等を通じまして仕事と生活の調和のとれた社会の実現を目指していきたいと考えておるところでございます。  2点目の配偶者暴力防止法の改正案の内容の周知ということでございますが、御承知のとおりこの配偶者暴力防止法、これは2001年に成立しまして、おおむね3年ごとに見直しを行うこととされておりまして、今回が3回目の改正となっておるわけでございます。そういった中で、特に配偶者等からの身体的あるいは精神的、性的、経済的暴力、こういうDV相談ということについて、県下でも相談件数は年々ふえてるというふうに認識しておるところでございます。  そういった中で、本市におきましてはまなび広場にいみにおきまして男女共同参画プラザを設置し、男女共同参画に関するさまざまな情報提供あるいは各種の相談業務を行っているところでございます。今回の改正につきましては、DVによる被害者の保護をより強化するものとなっておりますので、その改正内容についてもやはり広報紙等へ掲載したり、講演会とか各種講座の開催などあらゆる機会に啓発に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  先ほど質問の中で、相談支援センターを設置したらいかがかという御質問がございましたが、これにつきましては現在共同参画プラザの中でいろんな相談業務等も受けておりますし、また福祉事務所には母子相談員等がおりますので、そういった中で対応してまいりたいと思っております。  なお、共同参画プラザにつきましての御案内は、この市報3月号に掲載させていただいておるところでございます。  以上です。 188 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。 189 ◯20番(山本久美子君) 基本計画の策定の考え。 190 ◯総務企画部長野林正紀君) 基本計画の策定ということでございますが、これにつきましてはまだ現状等をよく把握いたしまして、それからどういった取り組みをしていくかということを考えてまいりたいと思っています。  以上です。 191 ◯議長(杉 修次君) 山本議員。 192 ◯20番(山本久美子君) 仕事と生活の調和、非常に企業の皆さんの御理解をいただかないとまだまだ厳しいものがあろうかと思いますので、ぜひその辺もまたPRをしていただきたいなと思っております。  そして、配偶者の防止法の改正で、相談はうちはあそこのプラザを使えばいいとかという話がございましたが、相談の業務の充実をしていくのが必要ではないかなと思っております。被害者の方の自立支援ということは大変なことなので、国が相談員の人材の育成のためにもアドバイザーの派遣事業をしていくという国の方針があります。ぜひこういうアドバイザーの派遣を受けて専門性を持てる、そういう相談員になっていただくための取り組みができないかなと思っておりますので、これは国の方にちょっとアタックしていただいて、ぜひしていただきたいなと思っております。これは要望しておきます。  次、お願いします。 193 ◯議長(杉 修次君) 次に、過疎集落対策について答弁を求めます。 194 ◯総務企画部長野林正紀君) 過疎集落対策の現況と支援についてという御質問でございます。  集落の機能低下、これが危惧される集落数というものでございますが、これは19年10月末で行政区が全市832あるところでございますが、そのうちの142、全体の17%を占めておるところでございます。ただ、それの中におきましても65歳以上が70%、あるいは世帯数が9戸以下という集落につきましては、これは全体の3.7%というところでございます。そういった中で、市におきましては平成20年度に、集落としての機能が薄れつつある地域が機能の再生あるいは強化を目指して取り組まれる場合におきましては支援を行いたいと考えております。そういった中で各集落が元気を出していただくということが一つのねらいであります。それにつきましては、まず各地域でいろいろお話し合いをしていただいて、将来どんな集落になったらいいのかとか、そういったことがお話できればと思っております。それに先立ちまして、市の方でそういった対象の調査を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 195 ◯経済部長(立永正人君) 鳥獣被害防止の計画でございますが、平成19年度に新たに制定された鳥獣被害防止特措法の施行によりまして、平成20年度、来年度には新見市が被害防止計画を作成しまして、本計画に基づいて被害防止の取り組みを推進することとなります。  議員言われますように、この計画書では基本指針を示していくようになっていくと思われます。内容の一例としましては、被害対策の担い手として市職員、団体職員、狩猟者等によります鳥獣被害対策実施隊の設置や、また鳥獣と人との共生を目指した森林整備等などが盛り込まれております。具体的には、新見市においても、来年度も本年度同様、積極的に被害対策の防止計画は盛っておりますが、基本指針は来年度、関係者の方々の意見をお聞きしながら制定していくことになると思いますので、よろしくお願いいたします。 196 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。山本議員。 197 ◯20番(山本久美子君) ぜひ計画を策定していただいて、やはり駆除だけにとどまらず、少し長いスパンが要ると思いますが、ぜひそういう環境整備をしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  次、お願いします。 198 ◯議長(杉 修次君) 次に、6項目めの質問に対する答弁を願います。 199 ◯教育次長(恩田 寛君) 6項目めの豊かな体験活動推進事業の導入についてでございます。  その中の1番目で、自然の中での長期宿泊体験事業についてでございますが、豊かな自然に恵まれております本新見市では、御質問にあります長期宿泊体験事業の実施は、都市との交流促進や森林保全などの環境体験学習に非常に恵まれ、適していると考えております。現在、本市におきましては、備北青年の家主催事業の親子を対象といたしました宿泊体験事業、それから学校、団体が利用する林間学校などの体験学習を通した取り組みを行っておるところでございます。また、小学生が、公民館などの社会教育施設に宿泊しながら協働で自炊などを行い、小学校へ登校する通学合宿も実施いたしております。こういった活動の効果的な運用を模索しながら、子供たちの多様な体験活動を支援していきたいと考えております。  さて、長期宿泊体験事業の実施でございますけども、これにつきましては国・県の補助、委託事業の動向等をよく見きわめながら、学校や地域の実情、意向なども考慮し、検討してまいりたいと、このように考えております。  次に、受け入れ拠点施設に廃校改修し整備するという御質問でございますけども、廃校となりました施設活用は、地域の活性化に役立つように地域の方々と協議をし、意見を聞きながら進めていくことを基本といたしております。  御提案の文部科学省の言う豊かな体験活動推進事業、これにつきましては、ソフト面が主な補助事業でありまして、施設整備を考えますと多少困難かと思われます。  いずれにしましても、廃校活用は地元の皆様の熱意と協力が一番でございます。また、費用対効果等も十分に精査をいたしまして検討していきたいと、かように考えております。  以上でございます。 200 ◯議長(杉 修次君) 山本議員。 201 ◯20番(山本久美子君) 再質問します。  最初の自然の中での長期宿泊体験事業、非常にいい環境ですので、これはぜひ実施ができればなと思っておりますので、よく検討していただきたいと思います。  その後の受け入れ拠点の整備に廃校の改修をしてはという、整備をするという話がありました。私も質問の中でお話をしたと思うんですけど、豊かな体験活動推進事業では、ソフト面なんですけど、後からお話をしました子供も農山漁村交流プロジェクトという、そういう事業がもう一つ、これも文部科学省の推奨、それから総務省での事業なんです。この事業は、そういう廃校舎をそういう宿泊施設に変える支援をすると、そういう事業であります。ただ、この事業は2つ、同じようなんだけどちょっと違うので、この事業を活用すると、これは結構各県に予算がかなりついてきますので、最初の豊かな体験活動推進事業よりももっともっと取り組みやすい事業だと思います。この事業を活用すると、そういう宿泊施設を、廃校舎を利用してできるという。それは、どちらもしっかり支援をしていくぞという国の方針は出てますので、ぜひこれをしていただきたいなと思っています。  これを取り上げたのは、やはり過疎になった漁村の体験を聞いたんですよ。本当に高知県の1漁村で非常に大変だったけど、こういう子供たちを受け入れる事業をして、非常にその事業がよくて、今度は……。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 202 ◯教育次長(恩田 寛君) 御指摘いただきましたように、農林水産省、総務省、文部科学省が協働して行っております子供農山漁村交流プロジェクト、承知をいたしております。この中で、文部科学省の言いますところの事業はと申し上げたことでございまして、今後とも地元と十分協議をしながら、費用対効果、非常に宿泊となりますと経費がかさみますので、このあたり十分に検討してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 203 ◯議長(杉 修次君) 山本議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後3時37分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時50分  開 議
    204 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  22番坂口正視議員の登壇を願います。坂口議員。               〔22番 坂口正視君 登壇〕 205 ◯22番(坂口正視君) 坂口、22番でございます。  質問させていただきますが、まずもって、去る3月2日に新見中町の大火災がありまして、本当に大勢の皆さん方が犠牲になられて、被害者の皆さん方に対して心からお見舞いを申し上げます。さらに、亡くなられた皆さん方には御冥福を心からお祈り申し上げまして、今後とも行政の援助を特にお願いを申し上げまして、お悔やみ申し上げます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので質問させていただきます。  本日の質問の最後の質問でございます。終わりよければすべてがよしということでございますので、ひとつ執行部の皆さん方の御答弁をいただく中で順次進めてまいります。  本日の質問は、公共事業によるまちづくり構想1点、教育行政のとらえ方、あるいは予算措置に対する配分、福祉施設等々5点に絞りまして質問をいたしますので、ひとつ明快な答弁をいただきたいと思います。  それでは、まず新見駅前を中心とした表裏一体のまちづくり構想という点につきまして進めてまいりたいと思います。  御承知のように新見市の都市計画は、都市計画法に基づきまして昭和32年に都市計画道路の決定を行ったわけでございます。そして、昭和44年に昭和町の土地区画整理事業が発注され、昭和50年に土地用途地域の指定を受けたと、そういうようなことでまちづくりは始まったようなことでございます。そして、昭和56年に事業の完成を見ることができ、14.8ヘクタールという膨大な用地を有して都市としての基盤の充実を見ることができ、商工業地域として町並みが形成されたと。また新見駅前土地区画整理事業におきましても、平成元年に着工され、そして平成13年に13カ年の歳月を要して完成を見ることができ、駅前広場、駐車場等々幅広い視野に立ち、整備を行い、立体的なまちづくりを目指してまいったような状況でございます。そして、地域住民の期待は大きかったわけでございまして、そして現在に至っておりますけれども、地域一帯のまちづくりは進んでおりません。地域関係者、住民のいら立ちははかり知れない様相を呈しておると。特に駅前地域一帯の皆さん方の目的、不安、そのものが著しいという状況に現在なっております。  そういうわけで、ひとつ市長は今後ともさらなる努力を傾注いたしまして、所期の目的、初めからの計画に基づいた、将来計画に基づき、まちづくりに向かって伯備線の跨線橋、建設等実現していきたい、このことにつきましては駅前区画整理事業当時からの大きな計画でもございました。そういうわけで、ひとつその点、市長の勇断をお願いし、そして表裏一体のまちづくりを確立し、美術館を核にした伝統文化都市構想、そしてさらに保育園管理運営にも一翼を担うことができる投資効果は本当に抜群であると。このことがなくして新見の夜明けは来ません。新見の夜明けとして、駅前の夜明けとして地域一帯をひとつ開発し、市長の勇断をここで求めるわけでございますので、市長、自信と責任を持って、ひとつ力強いお答えをいただきたい、かように思います。  次に、2点目の牛丸大仙森林公園に通ずる観光的道路の新設計画、このことにつきましてもこれずっと二十有余年の歳月を通してようやく牛丸大仙森林公園が建設され、自来10年を迎えようとしておるのが現状でございます。私も12月議会におきまして、事業及び南北交流施設としての利用目的等々、広い視野に立ち、延々と必要性を説明し、さらに理解を求め、強く要請をして、ぜひとも新設道路の建設を強く求め、将来構想を説明をいたしたわけでございます。今回はその点は説明申し上げません。具体的に質問いたします。  まず、新設道路の必要性について、市長の考え方についてお答えをいただきたい、かように思います。  3点目でございます。幼児教育の重要性と施設整備の拡充についてと。  この点につきましては、専門的な教育長、私が申し上げるまでもございません、教育の立場に、一線におられる教育長でございますので釈迦に説法かもしれませんけれども、再度ひとつ認識を深め、その必要性を促しながら質問してまいります。  御承知のとおり幼児期は人間形成の基礎を培うもんであると。あくまでも幼児教育は人間形成の基本である、そのことは必要不可欠であるというように考えております。そのためには、心身ともに健全な子供を産み育てること、必要であろうと考えます。そして、まず家庭、地域、あるいは社会、幼稚園、それぞれの役割を果たすことによりまして幼児教育推進を図ることができると考えております。さらに、家庭での触れ合い、助け合い、健全な地域社会の環境づくり、その大切さを啓発していくと、そして充実、向上を図っていく。また、遊びを通して、教育の場である幼稚園、多様な体験のできる環境づくりが大切だろうと。そして、施設整備の充実に努めるとともに、子供の人格形成に大きな影響を与える教員の資質の向上を努めることがまず大切ではないでしょうかというように考えております。  しかしながら、最近の社会構造の変化に伴いまして夫婦共稼ぎ家庭の増大、幼児に対する家庭教育の場が欠如していると。本当に子供が放任されてしまっておるということはだれもが認めるとこであろうと。残念のきわみでございます。  そして、ただいま申し上げました立場から、ひとつ教育委員会の活動を通して家庭教育の支援策、どういう家庭教育に対する支援をしたらいいのか、その点もひとつ答弁いただきたい、かように思います。  また、幼児を取り巻く環境整備が必要であろうと。子供は、さまざまな自然体験を通して成長していくと。そして、精神的にも、また身体的にも発育に影響をもたらす社会環境整備の充実を図ることも大切でしょう。その点についても教育委員会の取り組みはどうお考えでしょうか。  次に、3歳児教育の取り組み。子供は、家庭、地域社会、また幼稚園がそれぞれの役割を果たすことによりまして育成されていく。そして、遊びを通して心身ともに健やかに成長していくと。今後とも幼児教育を定着させて、3歳児から教育推進を図ることは肝要と考えます。そして、このことは大きな社会問題として、また地方行政の課題であると考えます。  お尋ねいたします。そういう立場から高西幼稚園に3歳児の教育、さらには預かり保育、そういった施設はどうだろうかということでございますので、その点もひとつ含めてお答えいただきたいと、かように思います。  それから、4点目、平成20年度の予算の配分について、土木費、まず新見市の財政状況の概要について参考までに申し上げておきます。  御承知のとおり、自主財源の原資であります市税や分担金、負担金、使用料、手数料等々自主財源は、本当に20%を超えるような状況に現在なっておると、非常に厳しい財政状況でございます。新見市におきましても地方交付税や国県補助、地方債など依存財源に頼らなければならない行政運営が成り立たない状況にあることは御案内のとおりでございます。しかしながら、三位一体改革の実施や国県補助の削減などによりまして依存財源は減少の一途をたどり、非常に厳しい財政状況にあることは十分私も承知いたしております。そういう承知した上で、あえて配分についてひとつ質問いたします。  道路は都市基盤の根幹をなすものでありまして、地域の産業、経済、文化、さらには住民生活の向上等々、都市機能として果たす役割は重大であります。特に市町村合併による広域交通網の整備は必要不可欠であります。今後、国県道の開業、アクセス道路の整備促進、さらには周辺都市を結ぶ主要幹線道路を中心とした道路ネットワーク整備促進と、これらに接続する連絡道路や日常生活に密着した生活道路の整備を図り、自然環境、周辺の景観等々配慮しながら、障害者、高齢者に配慮をして人に優しい道路づくりを進めるとともに、歩行者の安全確保を堅持することがまず第一義ではないでしょうか。  それでは、具体的に質問いたします。  まず、現在市道の延長、そして路線、そしてさらに改良率及び舗装率、そして平成20年度予算配分に対する改良事業に対する箇所づけ、どういう位置を箇所づけしておられるのか、配分根拠等とあわせましてお尋ねします。  そして、道路の新設改良費の平成18年度予算及び平成19年度予算の大幅に減額されている、そして維持、修繕工事の減額、道路橋梁費の予算の説明をいただきたい。  それから、5番目の老人ホームの建設、定員ということにつきましては、さきの議員さんが質問しておられましたので、1点だけひとつお答えしていただきたい。  県の相談も必要だというようにも聞いておりますが、私、現在50人という定員で建設されようとしておるようでございますけど、果たしてその50人が適切であるかどうか、できれば増員計画をしたらどうでしょうかということでございますので、その点ひとつお聞かせいただきたいと思います。  以上、5点に絞って質問いたしますので、的確な答えをいただきたいと思います。 206 ◯議長(杉 修次君) ただいまの坂口議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 207 ◯建設部長(山岡文人君) 新見のまちづくり、経過をるる教えていただきました。その中で、伯備線の跨線橋及び美術館、保育園を核にした立体的なまちづくり構想ということだったと思います。  新見美術館を含めました周辺整備を計画した段階では、跨線橋、アンダーパス、橋上駅などの構想がございました。実際に、その実現性についていろいろと検討、交渉も行ってまいりました。しかし、跨線橋及びアンダーパスにつきましては、現在金谷にありますアンダーパスを大型バスが通行可能なように計画改良いたしました。そしてまた、駅前につきましても区画整理を実施し、表玄関にふさわしい整備を行ってきたところであります。駅裏につきましても、統合保育所などの建設、立地条件のよい新見駅周辺の土地が有効に利用されるよう整備を進めてきたところでもあります。  今後も安全かつ快適な潤いのある環境都市を実現するために、駅前の立体的なまちづくりをすることも手段の一つであり、これからも検討しなければならない課題ということを認識しております。  以上でございます。 208 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。坂口議員。 209 ◯22番(坂口正視君) 再質問いたします。  あのね、今、駅前の実態というものを十分過去の経緯から説明して認識を深めたつもりですけれども、やはり赤木市長、そして福田市長、石垣市長、3代の市長を通してこの計画は成り立ってきたわけでございますので、その当時から駅前と裏とは当然立体的なまちづくりをやるんだというのが一つの構想でもあったわけでございますので、今のような部長、答弁は、それは答弁になっとらんですよ。それをもう少し具体的にどうするんだとか、一つの構想だから。私は今あんたにお尋ねしとることは、できるかできんかじゃねえんですよ。やるかやらんかですよ。頭からやりとうなかったらやれんのですよ。なぜこのことをもう少し取り組もうとせんの、誠心誠意。できるかできんかは結果です。私はここで結果を尋ねたりしません。姿勢の問題ですがな。新見市の表玄関をいかに拠点づくりをしていくか、いかに開発していくかということは政治の大きな課題でしょうが。  部長、市長はもちろんですけど、部長ともなれば、起案をして出すんですよ、あんたは。それを市長が判断する、それが担当部長の使命ですよ。もう少し積極的に。  もう一回責任のある答弁しなさい。 210 ◯市長(石垣正夫君) この問題は、本当に20年以上続いた問題でございまして、今さっき坂口議員さんが言われたとおりに新見のまちづくりということでやってまいりました。私も職員で、大分あっちの方へ通ったり、いろいろなことをやってまいりまして、本当に新見市内を根本的に解決しようということで、坂口議員も地元ということで一緒に参加されまして、一緒にずっとやってきたというような中でございます。  そこで、駅前の区画整理、これはいろいろと問題がありましたけど、地域の皆さんが御理解をしていただきまして、結果的には現在のとおりになったというような状況でございまして、本当にできたと。駅の裏、南側になります、保育園の周り。保育園の周りも、あそこを核にしていろんなJRの用地がありますので、それを何とかして表と裏をつなごうというような構想を持ってやっておりました。そういう中で保育所の用地を買収するときに、すべてあの裏を新見市に買収して橋上化等考えていこうという構想でおりましたけど、残念ながらJRが保育所の用地しか今は売らないというようなことであっこまでなったわけです。それは仕方がないということで、我々といたしましては保育所を整備し、あっこの進入路もつけたというような状況でございます。また、美術館等も利用していろんなことを考えてやろうということで、美術館は美術館なりに、あれも私、道路等もタッチしたり、中を測量してやりました。  そういう中で、なぜこれがおくれたかと申しますと、今の用地の代替が切りがつかなかったということでああいう結果になったんですけど、そういううちにだんだん国の方も支援をしてくれないというような状況になりました。昔は、土地は半分は国の方で支援していただけるし、またあとは起債等も有利な起債があったわけでございます。今、それすべてなくなったような状況で、非常に困難な状況でございます。国の方におきましても、財政が厳しいということで交付税の削減、いろんなことになっております。しかしながら、将来に向けて、これは構想立っとるわけでございますんで、これはまた国の支援を受けたり、またJR等にもそういう国の支援ができるときにまたあの辺の開発をやって、あっこのJRの土地を有効に利用できれば、また南側、裏側でございますが、あの辺も発展していくんではないかというような気がしております。  まちづくりにつきましては、本当に坂口議員におかれましてはずっと思い出がありまして、今でもできてないということで御心配をかけておりますが、まだまだ元気でございますので、一緒になって頑張ってまいりたいと思いますので、何かと御指導のほど、よろしくお願いいたしたいと思います。忘れておるんではございません。  以上でございます。 211 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。坂口議員。 212 ◯22番(坂口正視君) 具体的に市長の方からお答えいただきました。財政的な面も私も十分承知いたしております。がしかし、この跨線橋をかけるにいたしましても相手のおることも十分承知いたしておりますし、予算的な問題なり国の起債の関係なり、予算措置の問題はもう市長が言うまでもなく十分承知の上で尋ねております。がしかし、一つの夢といいますか、希望といいますか、行政というものはもちろんそれがあってこそ初めて行政でございます。石垣市長もそれは本当に経済観念の強い市長ですから、その点はむだ遣いのないことは十分私も承知いたしております。がしかし、将来の大きな新見市の構想は、これは本当に避けて通れない。悲しいことには、現在は本当に正田に町が流れてしまった。駅前を中心に本当に寂れていって、あれだけ膨大な予算をかけて区画整理をしてみたけれども、いかんともなしがたい。時代の流れには逆らうことができずして、現在は正田の一角に新見の町が確立していくと。非常に駅前を中心に寂しい存在になる。私も地元の議員として何十年来議席を持っておるだけに、これだけは避けて通れない。あえて市長に進言をしてお願いしておるわけで。  よろしい、もう市長の意向も十分聞き取れましたので、ひとつすかさず、ひとつ跨線橋等を含めまして表裏一体のまちづくりに向かってひとつ努力をしていきたい、特に申し上げておきます。  はい、次。 213 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 214 ◯経済部長(立永正人君) 牛丸大仙森林公園に通ずる観光的道路の新設計画はという御質問ですが、12月の議会におきまして議員の熱き思いをお聞きしまして認識を新たにしたところではございます。議員御存じのように、牛丸大仙は森林と人との交流の場として整備されてきており、ルートは金谷ルートを使って今まで整備を進めてまいりました。12月の議会にも答弁させていただきましたが、現在一部地権者との意見の食い違いが、私の努力が足りず、まだ解消されておりません。おしかりは覚悟の上で同じ答弁させていただきますが、今後とも結論が出るまでは御理解を得るよう努力をしてまいりたいと考えております。議員におかれましても、御協力のほど、よろしくお願いいたします。  また、いつまでも、そう遠くない日には結論が出るんじゃないかと思ってはおりますが、それまでは御協力のほどお願いしたいと考えております。  以上です。 215 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。坂口議員。 216 ◯22番(坂口正視君) 再質問いたします。  今、部長の方から、その必要性も御理解できたというようにもお答えいただきました。もちろん、私も再度にわたっての質問はもうこれ、牛丸大仙につきましても大仙開発促進協議会という組織づくりをして十数年の時間をかけて、ようやく森林公園ができたわけでございます。そういう立場からすると、何といたしましても駅前を中心とした表裏一体のまちづくりこそ、この森林公園を核にしてやる、そのことが絶対に避けて通れん。まちづくりの一角に是が非でも仕上げていきたい。そして、この自然の環境の中で道路網の新設を行うと。やっぱし自然環境を利用した道路の整備こそ、それは唯一の観光資源にもなるわけでございます。そして、男女交流の場として、触れ合いの場として、そしてカップルができていく。結婚の問題も解決していくと。あらゆる大きな視野に立って大きな利用があると思うんですよ。だから、やはりこれもひとつ市長、力強いお答えをいただきまして、是が非でも太田の一角から観光的な道路を仕上げると。きょうやあしたにしてくださいとか、しなさいとかというんじゃなしに、一つの計画を持って、市長のこれまた勇断を持ってひとつお答えていただきたいと思います。  市長、お願いします。 217 ◯議長(杉 修次君) 答弁求めます。 218 ◯市長(石垣正夫君) 牛丸大仙におきましても、市の山が本当にすばらしいのがあるということで市民の憩いの場所にも利用しようということで開発したような状況でございます。そういう中で、当面金谷の方から道路を上げて作業道をつけて、それで作業して、将来は市道にしていこうという構想でやっておりましたし、また一方では、今井の方から上げていこうという構想、二本立てでございました。そういうこともあるわけでございますが、あの山も本当にすばらしいわけでございますし、道路ができなければなかなか皆さんも行けないわけでございます。今後もそういう方向を見据えながらまた検討してまいりたいという気がいたしております。  以上です。 219 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。坂口議員。 220 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  市長、今井ということもありましたけど、今井の地域性は、もう現在道路というんじゃなしに道と言う方がいいでしょう。車は全然、皆無と言うてもいいような本当に危険な場所で、観光的な施設にはならない。ただ行くだけでは意味がないんで、やはり道路そのものが果たす役割、その道路によって観光施設ができるというような大きい視野に立って考えたときに、是が非でも太田の一角から上げて、そして新見の市街地を一望にして、そして夜の景観、いろは街道のような華厳の滝に上がるあのすばらしい道路にでき上がっていくと。これも一つの新見のシンボルとして、観光資源の一つとして発展することも夢ではない、絶対できると私は自信持っておりますんで、市長、ひとつその点、勇断を持って取り組んでいただきたいと思います。  お答えよろしい。 221 ◯議長(杉 修次君) では、次に3項目め、幼児教育の重要性について答弁を求めます。 222 ◯教育次長(恩田 寛君) 3項目めの幼児教育の重要性についてお答えをしてまいりたいと思います。  まず、1番目の家庭教育支援の充実についてでございます。  教育委員会におきましては、家庭の教育力充実の重要性にかんがみ、子供の発達段階に適応した子育て支援事業を実施いたしております。父親の子育て参画を推進するための事業や、親子の触れ合いが図れるような公民館主催事業での講座や教室などに取り組んでおるところでございます。特に幼児教育につきましては、地域のボランティア団体と連携協力して図書館で実施している絵本の読み聞かせによる読書を通した幼児の情操教育を進めているほか、ブックスタート事業では乳児と保護者が絵本を介して言葉と心を通わせる子育て支援事業を実施するなど、家庭教育の教育力充実のための取り組みを行っておるところでございます。  次に、幼児を取り巻く環境整備についてでございますけども、市内幼稚園は豊かな自然に恵まれております。園外保育を通して身近な自然体験も保育計画に組み込んで、直接体験をさせております。子供たちと一緒に、花壇には季節の花やサツマイモ、ミニトマトなど簡単な野菜も植えまして、植物が育っていく様子を楽しみながら観察をしております。また、地域の行事、伝統文化などにも触れる機会をつくりまして、家庭や地域と幼稚園との連携も図っておるところでございます。もちろん施設設備の整備も順次行っております。  次に、3項目めの3歳児保育の件でございます。  高西幼稚園において3歳児保育はできないかということでございますが、20年4月、この4月から認定こども園上市幼稚園で3歳児保育を実施することになります。このように、教育委員会におきましては幼稚園における3歳児保育の重要性を認識し、推進をいたしておるところでございます。  今後も3歳児保育につきましては、高西幼稚園を含めまして市全体のバランスを見ながら検討を重ねてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 223 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。坂口議員。 224 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  大体、今教育次長がるる環境とか、あるいは家庭教育の指導とか、いろいろの立場からお答えいただきました。私心配することは、最近非常に教育環境というものが社会的に大きな問題として、特にいじめとか非行、本当にすさまじい勢いで進んでおるということは、やはり教育行政の大きな責任でもありますし、もちろん社会教育の場でも大切だろうと思いますので、釈迦に説法かもしれませんけれども、ひとつそういう立場からますます充実した教育振興を図ってほしいということで。  高西幼稚園の3歳児保育につきましては、状況を見ながら全体の中で考えていこうと、取り組んでいこうというお答えをいただいたので、理解ができますので、お答えよろしいです。  次、行ってください。 225 ◯議長(杉 修次君) じゃあ、次に4項目め、平成20年度予算配分について執行部の答弁を求めます。 226 ◯建設部長(山岡文人君) 市道の延長、改良率、舗装率ということだったかと思いますが、まず市道の路線数は1,865路線ございます。県道が、権限移譲によりましたのが16路線。そして、市道の延長ですが1169.5キロ、改良率が44.5%、舗装率は79.2%となっております。県道の改良率は41.4%。舗装率が92.1%となっております。市道の改良率でございますけどが、毎年新規の認定もいたします。そういうことによって改良率も乱高下するといいますか、なかなか上がってまいらないというところでもございます。  それから、20年度の予算の箇所、配分ということだったかと思いますけどが、主な内容といたしましては、市道改良工事費に市道荷出法曽井倉線ほか37路線に4億160万……あ、ごめんなさい、舗装も含めてですけれどが、市道舗装の工事、市道花木線ほか22路線、これらを含めまして4億161万円を要求いたしております。そして、県道改良舗装工事費、改良と舗装含めまして、主なものは県道千屋大佐線ほか8路線、1億7,500万円を要求いたしておるところでございます。これら20年度の新設改良費を含めますと、7億2,725万4,000円を要求しているところでございます。  以上であったかと思います。 227 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。坂口議員。 228 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  あのね、余りにも土木費が、年を追うに従ってずっと減っております。18年度は大体土木費が32億2,300、19年度は29億7,700、そして20年度が26億32万5,000円。いわゆる19年度より3億5,000から減っとんですよ。今の改良率、市道の本数、延長含めまして年々予算が減っていくということは非常に残念だなと。ただいま私が申し上げたように、道路の果たす役割は、もう私が申すまでもなく大きな生活基盤の基本です。そのものが年々減ってしもうとると。そして、繰越状況を見ましても18年度が3億円幾らの繰り越し、そして19年度は4億2,000万円幾らの繰り越しになっとる。そういう状況の中で、わずかな予算が道路新設改良費からすると半分から減っとんです。私らが、大体道路改良は7億2,700、今部長が言うたん、間違いありません。19年度は10億1,000万円、そして18年度は10億9,000万円。いずれにいたしましても改良費が19年と20年では3億円減っておるんですよ。その上に、繰り越しは4億2,000万円から19年度で18年度分の繰り越しができとる。これだけ膨大な延長があり、路線があり、どうして生活基盤が整うだろうかなと。なぜ繰り越されたのか。余りにも繰り越しの金額が大きいです。3億円も4億円も繰り越しておると。それで今回が、道路の改良工事としては5億7,600、昨年が7億4,000、18年度が8億8,000。年々改良も減ってしもうとる。そして、改良繰り越しが4億円からできとる。繰り越しとしたなれば10億円からの予算にはなりますけれども、なぜ繰り越しができたんですか、3億円も4億円も。それは執行者の職務怠慢だということにもつながっていくんじゃないかなと。その理由はいろいろあるでしょう。理由はあるけれども、それは理由にはなりません、市民からすると。絶対に繰り越しをするような状況ではなしに、予算全部こなしてもなかなか難しいのに、なぜそういう状況を迎えたのか、部長の方からお答えいただきたい。 229 ◯議長(杉 修次君) 答弁を求めます。 230 ◯建設部長(山岡文人君) 今、議員さんがおっしゃいましたように、繰り越しがやはり出ております。いわゆる国や県の補助申請をするのが6月ごろになろうかと思います。その関係で決定づけられるのがまず遅くなる。で、発注がおくれると。その繰り返しと言ってはいけないんですが、なかなかそれが整理がつかない。そうすると、業者さんにとっては本当は3月でいっぱいでぴちっとすべてが終われば、その次の工事が出る期間は本当言えば仕事が皆無になるというような状況でありますけどが、現状はやはり繰り越しなどでそういう仕事などもしていただいております。これが年々そういう繰り返しで、先ほど申しました7億円ですけれどが、結果的には、最終的には18年も19年も10億円というような台に乗ろうかと思いますが、正式に言えばそういうことを繰り返していたのではいけませんけれどが、現状はそうでありますので、御理解いただきたいと思います。 231 ◯議長(杉 修次君) 坂口議員。 232 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  内容はいろいろあると思うんですよ。それは避けて通れん場合もあるでしょう。がしかし、19年度の7億円幾らつけた予算が4億円幾らの繰り越しを見るというようなそういう話は、ちょっと余りにも大きいんじゃないかなという感じがいたしてなりません。ですから、理由はどこにあれ、それは避けて通れん、絶対的な執行者としては。ぜひとも繰り越しのないように今後取り組む用意があるのかないのか、もう一回責任持って答弁。 233 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど部長が言いましたように、繰り越しが土木工事だけでなく下水道やいろんなもんもございます。これは、国も予算の配分がいろいろあってこういう結果になるんですけど、特に、例えば繰り越しができないようにやったら、何カ月も業者が7月、8月、4月からあくわけです。我々、それですから、繰り越しがあっても、国が認められるような予算も充てておるということも認識していただきたい。それをけってしまいますと、非常に地域も困るわけ。だから、そういうことを踏まえて、我々は繰り越しの現年も入れて、トータル的に何ぼうかというのをしていっておるわけなんです、下水もいろんなもの。だから、その辺を踏まえていただかなければ、当初に予算少ないといいましてもまだ国から来れば補正するわけですから。我々は、起債申請、いろんなものするときに、補助事業するんでも国の動向というんが国や県から指導あるわけです、起債借るのはどういうようにしなさい。それを見ていっておるわけですから。新見市の独自でどっといけるもんじゃございませんので。そのうちで、できるだけ我々も予算もらってきて、それから繰り越しになってもいいようなもんもらってきてやっておるというのが現状です。例えば、ほんなら繰り越しを全然しないからもらってきたらどうかということになりますと、本当に予算もなかなか国も初めからけえだけやりなさいというのはできませんので、交渉のうちに遅く内示があったり指示があるというような状況でございますので御理解いただきたい。トータル的にどうかというのを考えていただきたいという気がしております。  それから、議員の皆さんへ19年度の財政計画出したと思いますけど、これを見ましても普通建設事業費は、これは道路だけじゃない、いろんなもんがあります。建物やいろんなものがありますけど、これでもこの20年度の予算には29億2,700万円から上げとるわけです。それじゃから、トータル的に分析を、ただ1点だけとらえればいろんなことがありますけど、トータル的に見たらうちもかなり無理をしておるという、他市に比べたら、見ていただきゃ物すげえ無理をしとる。  それから、今までと違うのは、考えていただかにゃあ、新見市が起債事業をいろいろします。起債事業して、例えば70%もらえる分と50%もらうんといろいろあります。国の補助等、いろんなもの掛けていけば、5割は補助もらって、残りを70%したりやるわけでございます。今、県やこうも非常に厳しいわけで、だからそういう予算がつかなくなった。だから、新見市として一般財源はかなり入れとるわけですわね。これが国の予算で、補助金もらって半分にしたら、まだまだいくわけです。そういう時代でなくなったというのも認識していただかねば、これをほんならどんどんどんどん進めていけば夕張市のようになってしまう。やっぱり財政を安定して、できるだけやろうか、国の補助事業、あるいはまた起債の有利なもん借ってやっておりますんで、よそに比べて見ていただけば、かなり15市の中でも断トツにいっておりますんで、我々もこの地域は道路が必要なというのはよく認識しとりますんで、その辺も考えて取り組んでまいりたいという気がしております。  それから、昔のように、どういうんですか、構造物を余りしないと。延長を延ばして皆さんに早く利用してもらうという点ででも、工費が少なくなっても延長はかなり延びるようになっておりますし、用地も皆さんもスムーズに出るようになったと、こういうことも事業量については伸びておるというのも報告させていただきます。  また、補正等も考えてまいりたいと思いますので、その辺もよろしくお願いしたい。  以上です。 234 ◯議長(杉 修次君) 一般質問の途中ですが、申し上げます。  本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりあらかじめ延長いたします。  質問ございますか。坂口議員。
    235 ◯22番(坂口正視君) 専門的な立場で市長、お答えしていただいたわけでございます。しかしながら、道路予算、土木費が余りにも年を追うに従って何億円という削減を見ると。18年と19年は2億8,000万円、19年と20年は3億5,000万円、これだけ膨大な土木費予算が削られていきょうる。何を根拠にこうなっていくんかなと。市民から見ると、これは不安でたまらんのんですよ。どこまで落ちていくんだろうかなと。まだまだ改良率も45%、50%満たないというような状況を迎えておる。  そこでひとつ、私お尋ねしますが、もう新見市の地勢はほとんど高台あたりは山ばっかしで、どっちかというと、以前新見市がやっておった現業というか、やっぱし新見市独自で重機を持って、そして新見市の職員あるいはオペレータを入れて重機を持ってやっていけば、南の道路の改良あたりはかなり助かると。やり方を変えることも一つの方法じゃないかなと。その点について市長、市長は課長当時にずっとやってきた経緯もございます。そういう取り組みはどうだろうかなと。 236 ◯市長(石垣正夫君) それですから、一番見ていただけばいいんですが、先ほど言いましたように建設事業が総体的に何ぼやっとるか、これが一番重要なことで、それをはみ出して物すげえやるということはなかなか難しいわけで。今でもそれですから、もう新市になってもほとんど落としておりません。本当に今よそ等におきましてはかなり落としとるわけです。  それから、決算をやっぱり見ていただかなければ、当初の予算にしたら、ほんな上げときゃええというようなことになるか、じゃあなしに、決算がどうなっとるかというのをやっぱり見ていただいて進めてまいりたいというのは、先ほど言うたように繰り越しもそういうことで無理をしてやって、国も承認していただいて繰り越しをやっておると。当然工事ができないのをやっておるわけですから、それもその中に、例えば4億2,000万円ほど19年のを繰り越しております。これも事業に入れて、トータル的にどうかというのをずっと考えていっとりますし、また例の補正も県や国の指導によりまして融通がつくようならまたやるというようにしております。うちが一人でやることは起債にしてもできませんので、そういう国の動向を見ながら県の指導のもとで進めておると。うちだけでどっと道路するというわけにはいきません。  それから、単市等も今回はかなりつけとるわけです、小さい要望があるんで。これも、どういうんですか、今回はつけとります。これにつきましては、部長がちょっと申し上げますが、新しく県道等なかった分もつけたり、そういう方向も小さい要望がかなりありますんで、そういうことも配慮して生活に密着した道路も修繕もやろうということでつけております。その辺、部長がちょっと答弁させていただきます。 237 ◯建設部長(山岡文人君) 今、市長もお答えしましたように、そういう繰り越しを少なくする、努力するためにも、やはり進度調整もしながらやっていくということでございます。  そして、今年度は、平成20年度では新しく単市で行う市道改良に500万円、県道改良に1,000万円の増額要求をいたしております。そして、要望が多い修繕費でございますが、これに市道の修繕費に1,000万円、県道に300万円を新たに増額要求をいたしております。  こういう予算の必要なものは配分要求を行っておりますので、御理解いただきたいというように思います。 238 ◯22番(坂口正視君) 次、よろしい、次行っても。 239 ◯議長(杉 修次君) では次に、5番養護老人ホームの建設について答弁を求めます。 240 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 老人ホームの建設に伴いまして定員を増員してはどうかという御質問でございました。  先ほどの塩飽議員さんの御質問でも答弁をさせていただきましたが、現在の入所者数が47名おられます。平成17、18、19年度の平均の入所者数を見ますと、大体47名から48名程度ということで、50を超えとるという部分は今のとこございません。それから、待機されとるということもちょっと聞いておりません。そういうこともございますし、また先ほど申しましたように県の保健福祉計画の中で枠がございまして、養護老人ホームはほぼ入所需要を満たしておるため、施設数あるいは定員数は現状維持するという県の計画もございます。それからまた、施設整備の補助金、これも県の補助金でございますけど、この交付要綱におきましても同様のものがありますんで、ここで定員を50名を増員するというのはなかなかちょっとできないという部分もございますので、建設については50名の定員で計画をさせていただければというふうに思っております。  以上でございます。 241 ◯議長(杉 修次君) 坂口議員。 242 ◯22番(坂口正視君) それでは、再度質問いたします。  大体内容につきましては部長の説明のとおりで十分理解はできます。がしかし、参考までに私の意見として申し上げておきます。  我が新見市におきましては、平均寿命は、伸び率がもう33.8%、10年もすると50%に達するんではないだろうかというような状況を迎えておる中で、果たして今の定員で十分こなせるだろうかということを考えたときには、やはり計画性のある施設をすることが必要じゃないんかなという感じがいたします。がしかし、それには制約される面もありましょうし、時間もかかると思いますけれども、やはり私の意見はあくまでも将来計画に基づいて1割や2割は当然計画性のある施設をした方がいいんじゃねえかなという感じがいたしますから、再度申し上げてみたわけでございますけれども、十分部長の説明で理解ができましたので、今後の努力目標としてひとつ強く求めておきます。 243 ◯議長(杉 修次君) 坂口議員、もうこれで終わられますか。 244 ◯22番(坂口正視君) はい。 245 ◯議長(杉 修次君) 以上をもちまして坂口議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 246 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明5日の本会議は午前10時に開きます。  以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後4時51分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....