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03月08日-03号

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  1. 唐津市議会 2021-03-08
    03月08日-03号


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    令和 3年 3月 定例会(第2回)   令和3年       唐津市議会会議録(定例会)その3   第2回1 日 時 令和3年3月8日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 岡 部 高 広    7番 大宮路 美奈子            8番 伊 藤 一 之    9番 原   雄一郎           10番 古 藤 宏 治   11番 吉 村 慎一郎           12番 江 里 孝 男   13番 山 下 壽 次           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           16番 酒 井 幸 盛   17番 黒 木   初           18番 浦 田 関 夫   19番 水 上 勝 義           20番 大 西 康 之   21番 中 村 健 一           22番 石 﨑 俊 治   23番 田 中 秀 和           24番 進 藤 健 介   25番 熊 本 大 成           26番 宮 本 悦 子   27番 中 川 幸 次           28番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      中  江     勉       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     日  下  義  信       政  策  部  長      脇  山  秀  明       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      堀  田     信       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      坂  口  和  広       上 下 水 道 局 長      秀  島  陵  一       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局庶務係長      古  舘  義  宏          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第2号から議案第51号まで、以上50件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) おはようございます。20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、議案第2号、令和3年度唐津市一般会計より9項目、議案第14号、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計より1項目、議案第51号、令和3年度唐津市一般会計補正予算より2項目、議案第44号、令和2年度唐津市一般会計補正予算より1項目、条例議案に移りまして、議案第19号、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定について質疑いたします。 まず、令和3年度唐津市一般会計予算中、民生費から3項目質疑いたします。 生活困窮者自立支援事業費3,409万円についてお伺いいたします。概要書では、生活保護に至る前の段階の生活困窮者に対し、支援体制を構築し、経済的及び社会的な自立を支援するとありますが、昨年の実績について、まずはお示しをお願いいたします。 次に、保育士応援補助金2,773万7,000円についてお伺いいたします。予算ベースで言いますと、令和元年度が約7,100万円、令和2年度が約6,500万円と差があり、令和3年度は約2,800万円と、前年比43%ほどとなっております。令和元年度は実績見込みで約1,200万円、約17%の執行でありましたが、令和2年度はどのような執行状況なのか、まずはお示しをお願いいたします。 次に、保育所等旧園舎解体事業費1,421万9,000円についてでありますが、公立保育園旧入野保育所が閉園されたのは何年度なのか、また、園舎の築年度、延べ面積、併せまして園舎の現状についてお示しをお願いいたします。 次に、衛生費より空き家等対策事業費563万5,000円についてお伺いいたします。条例改正で国の空家等対策の推進に関する特別措置法、これに準じた用語等の改正が行われましたが、事業名は「空き家」となっております。「空き家」というのは、ひらがなの「き」を挟んだ「空き家」ですね。国の措置法に準ずるのであれば、この真ん中のひらがなの「き」は要らないのではと思いますが、いかがお考えでしょうか。 次に、商工費より3項目質疑いたします。 まず、唐津焼産業振興事業費186万2,000円についてでありますが、令和2年度は、唐津焼産業人材育成については、経済産業省の補助事業を活用し、継続されたということでございましたが、その成果と、令和3年度も同様に行われるのか、お伺いいたします。 次に、一般社団法人唐津市観光協会補助金4,766万8,000円についてお伺いいたします。予算額が、令和2年度は6,200万円で、令和3年度は約4,800万円と、前年比約76%ほどとなっておりますが、減額の要因について、まずはお示しをお願いいたします。 次に、旧大島邸管理費1,513万円についてでありますが、令和2年度とほぼ同額の予算となっております。予算の内訳についてお示しをお願いいたします。 次に、土木費より2項目質疑いたします。 まず、唐津城石垣再築整備2期(2工区)事業費1億8,132万6,000円についてお伺いいたします。再築整備に着手され14年目で、いよいよ完成の年度となります。まず、昨年までの工事の進捗状況についてお示しください。 次に、住宅移転補償費422万5,000円についてお伺いいたします。概要書では、災害危険区域内にある住宅を安全な場所に移転する者に対し補助とありますが、そもそもこの制度、国の制度となるのか、制度の概要についてお示しをお願いいたします。 次に、議案第14号、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計予算中、設備改良費27億686万1,000円についてお伺いいたします。スタンド棟改修工事の最終年度となっておりますが、リニューアルオープンまでの工事のスケジュールについてお示しください。 次に、議案第51号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、商工費より2項目質疑いたします。 まず、宿泊促進事業費4,756万5,000円についてお伺いいたします。概要書では、コロナウイルス感染症対策関連で、観光産業回復に向けた予算で、市内宿泊施設の予約時に利用できる電子クーポンを発行するというふうにありますけれども、その中で1人で1万円以上予約の場合、1,500円のクーポンを発行するとされております。1人の利用であれば、ビジネスの利用も想定できるのではと考えておりますが、この1人の設定は必要なのか、お伺いいたします。 次に、観光産業応援事業費1,383万2,000円についてでありますが、コロナ禍で落ち込みが続く観光産業を市民の力で応援するために、市民限定のクーポンを販売する議案であります。1セット5,000円で宿泊クーポン券3,000円分、共通クーポン券2,000円分とありますが、これは宿泊だけに5,000円分を使用することは可能なのか、お伺いいたします。 次に、議案第44号、令和2年度唐津市一般会計補正予算中、土木費から市道明神線無電柱化事業費3,857万5,000円についてお伺いいたします。概要書では、国の補正予算に伴い、事業費を追加するものとありますが、当初の計画はどのようになっていたのか、お示しをお願いいたします。 次に、議案第19号、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定についてお伺いいたします。唐津市立神集島小学校運動場の夜間照明施設を廃止する議案でありますが、夜間照明施設は何年に設置されたのか、また、夜間照明施設廃止に対する地元の同意の状況、それはどのようになっているのかお伺いいたします。 以上で1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 まず、生活困窮者自立支援事業についてでございますが、昨年度の実績ということですが、まず事業の概要を含めましてご説明させていただきたいと思います。 平成27年4月1日に生活困窮者自立支援法が施行され、全国的に生活困窮者に関する自立相談窓口の設置が義務づけられましたので、同日から唐津市生活自立センターを市役所東別館2階に設置いたしまして、業務を唐津市社会福祉協議会に受託していただき、生活困窮者自立支援事業を実施しているところでございます。 事業の概要でございますが、現在、唐津市では、自立相談支援事業家計改善支援事業住宅確保給付金事業の3つの事業を実施いたしております。 各事業の内容でございますが、自立相談支援事業は、相談者の自立に向けたプランを作成し、就労支援や必要な情報提供及び助言を行うものでございます。 次に、家計改善支援事業でございますが、これは家計のやりくりがうまく行かず困っている人への支援制度でございまして、家計状況の課題や再生の可能性を分析し、家計を安定させ、生活を立て直すための支援を行っております。 3つ目に、住宅確保給付金事業は、離職等により経済的に困窮し、住居喪失、または喪失するおそれのある方に対しまして、家賃相当分の給付金を支給するものでございます。 次に、過去3年間の実績でございますが、自立相談支援事業では、相談件数が、平成29年度が延べ1,508件、平成30年度が延べ2,566件、令和元年度が延べ2,744件となっており、実相談者数は、平成29年度が278人、平成30年度が346人、令和元年度が368人となっております。 なお、就業相談者に対しましては、ハローワーク等と連携した就労支援を実施しておりまして、その件数は、平成29年度35人、平成30年度32人、令和元年度44人の就労実績となっております。 次に、令和元年度の主な相談内容としましては、経済的な問題に関することが300件、仕事に関することが172件、生活に関することが160件となっております。また、家計改善支援事業では、平成29年度は12件、平成30年度は11件、令和元年度は16件の支援を行っており、住居確保給付金事業では、平成29年度はゼロでございましたが、平成30年度は1件、令和元年度は1件の給付実績となっております。 なお、令和3年度は、これら3事業に加えまして、就労準備支援事業を実施する計画としているところでございます。 次に、保育士応援事業費についてでございますが、令和2年度の執行状況といたしましては1,445万円、執行率が21.9%と低い状況でございます。当該補助金は、保育所側が採用したいと考える人数を申請していただき、交付決定をしております。保育所側は人材不足であるため募集をかけますが、募集人員と実際の採用人数には大きな乖離が発生しており、執行率の低さの要因と考えております。 次に、保育所等旧園舎解体事業費についてでございますが、旧入野保育所の概要をご説明いたしますと、昭和47年4月に、現在の肥前市民センター近くに、延床面積473.22平方メートルの公立保育所として開園いたしまして、閉園は平成22年度末でございます。施設の建築年度から48年が経過し、現在の園舎の状況といたしましては、一部のガラスが割れ、床が腐り、フローリングの隅が盛り上がるなど施設全体の老朽化が進んでおりまして、活用するには大変厳しい状況でございます。 また、外部からの侵入も危惧しておりまして、当該施設付近にお住まいの方々も防犯面において不安を抱いていらっしゃる状況ではございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 唐津市空き家空き地等の適正管理に関する条例並びに施行規則につきましては、令和2年3月に国の空家等対策の推進に関する特別措置法に準じた用語等の改正を行ったところでございます。 議員ご指摘の事業名につきましても、国の特別措置法に合わせた表記のほうが分かりやすいものと考えますので、来年度以降は国の特別措置法に合わせた表記にしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 大西議員のご質疑、私のほうからは4項目ございましたのでお答えさせていただきます。 まず初めに、唐津焼産業推進事業費の成果等に関するご質疑でございました。伝統工芸品唐津焼を産業として切れ目なく次世代に継承していくため、また、唐津焼協同組合の売上高増加の取り組みのために、市の唐津焼産業人材育成事業補助金を活用していただき、平成30年度はプロダクトデザイナーを講師としてデザイン性に優れた物づくりを学び、平成31年度は新商品の作陶に取り組んでいただいたところでございます。 3年目となる令和2年度は、経済産業省の伝統的工芸品産業支援補助金と佐賀県の伝統的工芸品産業需要開拓事業費補助金を活用され、新商品の販路拡大の取り組みを行うことを計画されておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、首都圏からのデザイナーの訪問がかなわなくなったことで、販路拡大に係る令和2年度の事業は中止という判断をされることになりました。 3カ年の事業の成果といたしまして、新しいデザインについての知見、刺激を得られたことということはもちろんでございますが、直近では、デザイナーと窯元さんが連携して作陶された作品の商談化の話が来ておりまして、市も間に入り、対応いたしているところでございます。 コロナ感染拡大で観光客等もなかなか戻らない中、当面はコロナ対策を行いながら、春の唐津焼イベントや既存商品の販路拡大を中心に取り組むので力を貸してほしいと伺っており、結果、令和3年度におきましては、人材育成事業は予定されていないという状況でございます。 以上でございます。 2番目の唐津観光協会の補助金のご質疑でございました。令和2年度予算から令和3年度予算で大きく減額となった要因としましては、観光案内所運営事業観光地域づくり事業へ移行したことによる減額1,130万3,000円、事業見直しによる地域連携事業の減額100万円、事務局運営費の減額367万3,000円が主な要因となっているところでございます。 3番目のご質疑でございました宿泊促進事業費、これの事業設定の必要性のご質疑でございました。今回の電子クーポン発行事業につきましては、大手宿泊予約サイトであります楽天トラベル、じゃらんネット、ヤフートラベルの3つのサイトを活用し、電子クーポンの発行を予定しております。各サイトとも電子クーポンを発行するために、サイト別パッケージ企画の条件とサイト利用者の予約形態を参考に利用条件を設定することが、あらかじめ必要となっております。 まず、利用人数の設定でございますが、令和元年度中に本市に宿泊された方のうち、宿泊予約サイトを利用して1人で宿泊された方が約3割、2人で宿泊された方が約4割となっており、1人または2人の宿泊が全体の約7割を占めているのが実態でございました。 友人やグループの予約で、かつ個室を利用されている場合には、個々での予約が多いことから、1人の予約の割合も高くなっているものと捉えているところでございます。 また、国が実施しておりましたGoToトラベルキャンペーンの展開時に予約サイトを利用され、本市に宿泊された方の多くは、1万円から2万円の価格帯の宿泊商品を購入された傾向となっております。過度な値引きとならないように抑制を図ることにも配慮いたし、今回の事業ターゲットは、サイト利用の多い1人または2人の方を中心としながら、かつ宿泊単価が1人1万円以上の予約を想定し、クーポン事業の条件とする考えに至ったところでございます。 最後のご質問でございます観光産業応援事業費のクーポンに関するご質疑でございました。今回発売します市民向けのクーポンは、宿泊の際の飲食や土産などの購入を初め、宿泊施設へ1人当たり最大5,000円分まで利用することが可能となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。2項目ございました。 まず、令和3年度旧大島邸管理運営費1,513万円の内訳でございますが、会計年度任用職員3名の報酬、期末手当、社会保険料、通勤手当として755万4,000円、消耗品・光熱水費、施設修繕料、電気・電信電話料、消防設備点検、火災保険料、AEDの賃貸借料含めた費用が109万8,000円、邸内の樹木管理、トイレ清掃、機械警備などの委託料が566万8,000円となっており、令和2年度と比較して8万8,000円の増額となっております。委託料は減少をしておりますが、会計年度任用職員の基本報酬の増加により、結果として増額となっております。 次に、2項目めの旧唐津市立神集島小学校運動場の夜間照明施設でございます。この施設は、平成9年度に設置し、23年が経過しております。地元の同意につきましては、地元の区長及びスポーツ協会長と協議を行い、現状として、近年、夜間照明施設の利用が少なくなったこと、また当該運動場においては、ヘリポート整備が計画されていることを踏まえ、夜間照明施設の廃止について同意を得たところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 大西議員のご質疑にお答えします。3項目ございました。 初めに、唐津城石垣再築整備2期(2工区)事業についての進捗状況でございます。こちら、唐津城石垣再築整備2期(2工区)事業につきましては、令和元年度から令和3年度までの3カ年で、事業費5億5,695万5,000円の継続費を設定し、本丸東側約255平方メートルの石垣修復を行う計画としております。 令和2年度までに石垣工事を予定しておりました本丸東側の解体を終えたほか、トイレとして整備を行いました中段やぐらの復旧工事、上段やぐら及び門の復旧工事、石垣整備が完了した範囲の上段広場の整備工事を完了しております。 次に、住宅移転事業補助金制度についてのご質疑でございました。この制度は国の制度でございまして、国土交通省所管であります社会資本整備総合交付金崖地近接等危険住宅移転事業であります。負担の割合が国2分の1、県4分の1、市4分の1となっております。 補助の内容でございますが、危険住宅に代わる新たな住宅の建設または購入並びに住宅の建設に係る土地の購入、こちらのため、金融機関から融資を受けた場合の利子相当額及び危険住宅の除去等に要する経費に対し、補助するものでございます。 次に、市道明神線無電柱化事業費、こちらの計画についてのご質疑でございました。市道明神線無電柱化事業につきましては、令和3年度から令和4年度にかけて、共同溝埋設工事を行う計画としております。当事業区間は、唐津神社前から大手口西交差点までの直線約250メートルとなっております。既存電柱までの立ち上げ部分を含め、約400メートルの共同溝埋設を行うものでございます。当初計画では、令和3年度当初予算にて共同溝埋設工事費を計上する予定でございましたが、今回の国の補正予算に伴いまして、令和2年度の補正予算として、令和3年度上半期に予定しておりました約100メートルの共同溝埋設工事を前倒しして実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 私のほうからは、レース場のスタンド改修工事のスケジュールについてお答えをいたします。 まず、令和3年5月末にスタンド棟の工事が完了いたします。それから、6月の上旬に管理棟のほうの耐震工事のために、現在の企業局の事務局をスタンド棟の3階に移転をいたします。それから7月末に多目的ホールがあります北の棟、北のほうの棟なんですが、この工事の完了をいたします。それから8月末、南棟の工事完了、それから9月末に管理棟工事を完了いたしまして改修工事は終了をいたします。その後、完了検査と、それから現在仮設スタンドに置いております発払等を移設する必要がありますので、その期間をとって、またレースの日程との調整を行い、今の予定では、唐津くんち後の11月の中旬から下旬のオープンを予定いたしております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、生活困窮者支援事業費について再質疑を行います。支援事業につきましては、自立相談支援事業家計改善支援事業住宅確保給付金事業の3事業を実施されていると。事業内容、利用状況について、先ほど答弁をいただきました。令和3年度は、3事業に加え、就労準備支援事業、これを実施する計画であるという答弁でありました。 それでは次に、令和3年度事業費が昨年度より約800万円増加しており、要因としましては、新規の就労準備支援事業住宅確保給付金事業だと考えますが、その2つの中の、まず住宅確保給付金事業、これが22万8,000円から456万円と20倍に伸びております。事業の概要と昨年の実施状況、併せまして令和3年度予算の積算根拠についてお示しをいただきたいと思います。 この事業、新型コロナ感染症対策の影響がある事業ではというふうに考えておりますが、その影響をどのように反映されているのかについても併せてお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えする前に、先ほどの私の答弁で、「住宅確保給付金事業を実施しており」と申しましたけれども、正しくは、「住居確保給付金事業」でございました。住宅ではなく住居でございました。誤って答弁いたしました。訂正し、おわび申し上げます。 では、再質疑にお答えします。 初めに、住居確保給付金事業の令和2年度の実績を申し上げますと、令和2年4月から令和3年2月までの11カ月間で71件の申請を受け付けておりまして、そのうち61件を給付したところでございます。 さらに詳しく状況を申し上げますと、新型コロナウイルス感染症の影響により、住居確保給付金の支給要件が度々緩和されたことに伴い、申請件数が急増したため、2度の補正予算を計上し、総予算額は1,520万円となっており、2月末現在、931万5,000円を支給しているところでございます。 次に、令和3年度の予算の積算根拠でございますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない不測の状況下において、唐津市における影響も判断に苦しむ状況であり、積算根拠とする指標の特定に苦慮するところでございましたが、これまでの申請件数の推移を分析した結果、申請数が落ち着いてきた令和2年9月以降の申請件数を基に、新型コロナワクチン接種による景気回復を加味して試算することといたしまして、令和2年10月から令和3年8月までを月間2件の申請件数と見込み、9月から12月までを1件と推計したところでございます。したがいまして、令和3年度の総支給月数を120月と試算し、月額3万8,000円を乗じて予算を計上させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。
    ◆20番(大西康之君) それでは、次に、新規事業の就労準備支援事業563万9,000円についてお伺いいたします。主に、ひきこもりを対象とした支援事業ということでございますが、そのひきこもりの定義、これはどのようにお考えでしょうか。 また、就労に向かわせるということでございますけれど、どのような手法、手段をお考えかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 ひきこもりの定義についてのご質疑でございましたが、医学的な定義を申し上げますと、ひきこもりとは、家族以外の人間関係がなく社会参加をしていない状態を指します。必ずしも家に閉じ籠もっているわけではなく、外出するような方でも家族以外の方との親密な対人関係がない状態もひきこもりに含まれるとされております。 次に、就労に向かわせる手法についてでございますが、就労準備支援事業の支援内容としましては、厚生労働省が作成した生活困窮者自立支援制度に係る自治体事務マニュアルに従って実施するもので、対人関係を持てるよう、日常生活自立・社会生活自立から就労自立に関する支援までを計画的に、かつ一貫して提供するために、1年間を基本として個人ごとに支援プログラムを作成し、支援していくものでございます。 また、佐賀県ひきこもり支援センターなどのひきこもりの相談窓口となっている部署と連携しながら支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、その今ほど説明いただきました新規事業の就労準備支援事業ですが、これも唐津市社会福祉協議会へ委託されるということでありますけれども、どのような人材で対応されるのか、またその人的配置、人員の確保について問題はないのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 実施体制の質疑でございますが、厚生労働省が作成した生活困窮者自立支援制度に係る自治体事務マニュアルでは、責任者1名と就労準備支援事業従事者養成研修の修了者もしくは研修受講予定者である就労準備支援担当者1名を配置とされておりますが、常勤、専従の必要はないと示されております。 本市といたしましては、常勤の兼務責任者1名と常勤の就労準備支援担当者1名での対応で計画しているところでございます。 続きまして、人員配置と人員の確保についてのお答えをいたします。人的配置につきましては、平成27年度より生活困窮者自立支援事業を唐津市社会福祉協議会に委託しており、責任者は配置済みでありまして、兼務でお願いしたいと考えております。 また、就労準備支援担当者1名につきましては、予算のほうが議決されましたら1名増員で対応していただくということで、唐津市社会福祉協議会から事前に内諾を頂いておるところでございます。人員2名を含めた事業の実施に当たりましては、唐津市社会福祉協議会と十分連携をとりまして進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 新型コロナウイルス感染症につきましては、まだまだ収束が見えません。十分なサポートをお願いしておきます。 また、唐津市内に約100名のひきこもり該当者が存在するとも言われております。就労準備支援事業につきましても、併せて十分なご努力をお願いしておきます。 この事業の成果の大きなものとして、生活保護対象者、これが100人ほど減っているという報告も上がっておるところでございます。より充実した施策としていただき、生活保護対象者がより減っていくようご努力をお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 保育士応援補助金について再質疑を行います。令和2年度執行状況は1,445万円で、率にしまして21.9%であったと。要因といたしましては、募集人員と実際の採用人員には大きな乖離が発生しているためという答弁でありました。 それでは次に、予算編成時は前年度実績を踏まえ予算編成されるものと理解しておりますけれども、なぜこのような実績となっていっているのか、その辺の要因についてお示しいただければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 平成30年度から開始した事業も今年度で3年目を迎えましたが、議員ご指摘のとおり、予算額に対し低い執行率となっております。 令和2年度までは、施設に所要額を調査を行いまして予算計上いたしておりましたが、施設側が採用したいと考える人数と実際の採用人数には大きな乖離が発生しておりましたので、令和3年度の予算編成では過去3年間の実績を踏まえまして、また施設の要望も反映しながら計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、この事業の実績になるんだろうと思いますが、これ平成30年から行われておりますけれど、何名の保育士の増加につながったのかお示しいただければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 事業開始時点の平成30年4月時点の市内保育士等の在籍者数は917人でありましたが、令和2年4月時点の市内保育士の在籍数は937人と20人増加しております。令和2年度までに保育人材確保事業を利用された施設で事業別で申し上げますと、保育士宿舎借上支援事業、平成30年度1人、令和元年度2人、令和2年度見込みお2人、合計の5人となっております。保育支援者雇用支援事業では、平成30年度が6人、令和元年度が4人、令和2年度見込みが8人、合計の18人、保育補助者雇用支援事業が、平成30年度5人、令和元年度5人、令和2年度見込み3人、合計13人、保育士就労準備給付金給付支給支援事業が、平成30年度32人、令和元年度25人、令和2年度見込み26人、合計83人、潜在保育士現場復帰支援事業が、平成30年度2人、令和元年度1人、令和2年度見込み2人、合計5人、延べ124名が事業を活用されております。 保育士等の在籍数が増加したことは、事業の一定の成果であるというふうに考えております。しかしながら、保育業界は深刻な人材不足であるため、募集しても希望どおりの応募がなく、家庭の事情等により計画以上に職員の退所がある施設もございました。また、国定義の待機児童が発生していることや、潜在待機児童数が横ばいで推移し、一定程度発生していることから、さらなる保育士確保が必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、この事業を通してですが、保育士さんを増やさないといけないというのは、待機児童が依然減っていないことが大きな要因であります。潜在待機児童、これも含めた待機児童の動向、これはどのようになっているのかお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 潜在待機児童とは、入所申請はしたが、希望する保育所等が定員超過等で入所できない児童、待機児童とは、潜在待機児童のうち希望していない施設を含め、片道30分圏内のいずれも空きがなく、入所できない児童となります。 潜在待機児童も含めた待機児童の動向はどのようになっているのかとのご質疑でございましたが、国定義の待機児童は、平成30年度が4月はゼロでございます。10月が31人、令和元年度が4月はゼロでございますが、10月は3人、令和2年度は4月が2人、10月は3人でございます。潜在待機児童は、平成30年度3月末で143人、令和元年度末は137人、令和2年度末は、見込みではございますが、126人と徐々に減少傾向にございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 待機児童の数、潜在待機児童も含めてということで、まだ百二十何人いらっしゃるということですので、さらなる努力をお願いいたしておきます。 では次に、この事業、令和2年度が最終年度となっており、次年度に向け、新メニューの創設を含め検討するという答弁がありました。結果、令和2年度と施策について、大差ない内容での議案提出となっておりますけれども、どのような検討を行われたのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 議員がおっしゃるとおり、平成30年度から開始した事業も令和2年度で最終年度となっております。今年度は、施設にアンケートをとり、施設側の意見や意向を参考に再検討いたしたところでございます。 見直しの内容といたしましては、まず名称を、「保育人材確保事業」から、「保育士応援事業」と新たにいたしました。事業メニューは、従来からある事業を見直しております。保育支援者雇用支援事業については、唐津市に住所があることが要件でございましたが、住居要件を撤廃し、また国の要綱に合わせ、基準額を月額9万円から月額10万円と増額いたしました。 保育補助者雇用支援事業については、雇用契約上の時間要件を、週30時間雇用で、唐津市に住民票がある職員としておりましたが、契約時間及び住居要件を撤廃いたしました。ただし、採用後2年以内にみなし保育士として就労する意思がある方に限り、補助対象期間は採用後2年以内といたしたところでございます。 当初設計において、週30時間の雇用契約を行うことで、1年間の補助期間終了後は、そのままみなし保育士として勤務することができるとしていましたが、実際の雇用において週30時間ちょうどの契約は中途半端で、扶養の範囲内でも働くことができず、それ以上賃金をもらうことができない状態となり、施設側から希望者がいても雇用に結びつかないとの声がありましたので、要件を国に合わせ、撤廃したものでございます。 市の単独事業である保育士就労準備金給付支援事業は、常勤かつ1年以上の雇用契約を条件に一律20万円を支給しておりましたが、要件を細分化し、さらなる人材確保に努めるため、一部非常勤職員も対象といたしました。雇用契約1年以上の常勤職員に、20万円の支給に加え、月120時間以上の勤務、更新を含め1年以上の契約見込みのある非常勤職員には10万円を支給としております。 当初は、常勤保育士のみが対象としておりましたが、保育士の人数が増加することで保育士の全体の負担が軽減されるため、一定時間数以上の勤務のある非常勤職員も対象とし、さらなる人材確保に結びつけたいと考えております。 新メニューの創設はしておりませんけれども、施設側の声を聞き、さらに利用しやすくなる見直しを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) より現実に即した補助内容に変更されたり、補助期間を延ばされたり、対象を広げたりということでありました。より多くの保育士確保へつながり、待機児童が1名でも減るようにご努力をお願いしておきます。併せまして、しっかりPRのほうもお願いしておきます。 次の質疑に移ります。保育所等旧園舎解体事業費について再質疑を行います。 園舎につきましては、築48年経過しており、一部ガラスが割れ、床が腐るなど施設全体の老朽化が進んでいると、活用は難しい状態であるという答弁でありました。 それでは、次に、昨年から解体設計に着手されておりますけれど、どのような状態なのか、併せまして、解体工事のスケジュールについてお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 旧入野保育所の解体実施設計につきましては、今年度予算を計上いたしまして、設計につきましては昨年10月に完了いたしております。 解体までのスケジュールにつきましては、解体工事の工期をおおむね4カ月程度と見込んでおりますが、施設の管理における防犯面等も考えまして、できるだけ早い時期での完了を目指したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、解体後の財産の管理、これはどのようにお考えでしょうか。敷地面積で1,850平米ほどある旧保育園でありますけれども、管理される所管課についても併せてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 当該施設は保育所としての用途が終了しましたので、現在は普通財産として、肥前市民センター総務・福祉課で管理をいたしております。 解体後は、更地にした後、土地の売却及び譲渡を検討しておりますが、跡地については、具体的な方針が定まるまでの間は有償での貸付けを行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 解体議案については問題ないと考えますけれど、管理につきまして、できましたら本庁で一括して管理できるようなシステムを、構築をお願いしたいと思いますし、また有償で貸付けとなりますと、後々売却する際にいろんなトラブルにつながりやすいと考えますので、できましたら売却譲渡の方針をご検討願いたいと申させていただきまして次の質疑に移ります。 空き家等対策事業費について再質疑を行います。名称につきましても国の特別措置法に合わせていくという答弁でありました。文言の問題ではなくて、私が気にしておりますのは、業務に対するその意識の問題だというふうに感じましたので、質疑させていただきました。 それでは次に、令和2年度6月補正で空き家等実態把握調査を委託されておりますけれど、その状況、成果はどのように取りまとめられているのか、お示しいただければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 大西議員の再質疑にお答えいたします。 今年度実施しております空き家等実態把握調査の状況についてでございますが、唐津市全域における空き家の件数や分布状況、不良度などを把握するために、空き家を一軒一軒周って外観目視により調査を実施したところでございます。 この現地調査の物件数は4,758件で、このうち外観目視の時点で空き家の可能性が高いと判定したものが3,107件でございました。空き家と判定したものについて、所有者等の調査を行い、空き家に関する意向調査票を送付し、現在、その意向調査の集計や空き家の不良度の判定などを行って、最終的な空き家の件数等を確認している状況でございます。 成果につきましては、空き家の件数や分布状況、空き家の物理的損傷の度合いである不良度と、空き家の売却や賃貸の可能性の度合いである市場性をA、B、C、Dと4段階にランクづけをしたもの、また空き家のアンケートの結果を集計したものを取りまとめてまいります。 調査結果につきましては、整理でき次第、できるだけ早く市のホームページにて公開したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、その実態把握調査を受けられて、令和3年度でいよいよ空き家対策計画策定となっていくわけでありますけれど、どのような手法で策定されていくのか、またスケジュールはどのようにお考えか、併せまして、計画策定につきましては国の交付金対象とならないのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空き家等対策計画の策定につきましては、本市の空き家等の現状分析と課題整理を的確に行い、計画策定を効率的に進めるため、支援業務を業者に委託し、実施していく予定でございます。 また、計画の内容につきましては、空き家等対策協議会で協議をしていただき、策定を進めてまいります。スケジュールにつきましては、契約事務等の期間を1カ月ほど見ておりますので、5月には業務に着手し、データ集計結果から現況解析、課題抽出などを行い、計画案を策定してまいります。8月に空き家等対策協議会で計画案について協議していただき、その協議内容に即して修正等の作業を行ってまいります。11月に再び空き家等対策協議会で修正した計画内容を精査確認していただき、その後、微修正等の作業を行い、1月中旬から2月中旬までパブリックコメントを行い、最終的に内容を整えて、令和4年3月には計画策定に至りたいと考えているところでございます。 次に、空き家等対策計画に関する国の交付金の対象につきましては、空き家等対策計画の策定に必要な不良住宅、空き家住宅、または空き家建築物の現況を把握するための調査経費というふうに定められておりますので、空き家実態把握調査のみが国の交付金の対象となっておりますので、令和3年度予定の計画策定につきましては一般財源となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、その空き家等対策協議会、これの委員構成並びに協議される内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空き家等対策協議会の委員構成につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法で、「市町村長のほか、地域住民、市町村の議会の議員、法務、不動産、建築、福祉、文化等に関する学識経験者その他の市町村長が必要と認める者をもって構成する」となっておりまして、現在、唐津市の空き家等対策協議会の委員といたしましては、大学教授、弁護士のほか建築士事務所協会、宅地建物取引業協会、市の社会福祉協議会、市の連合行政連絡委員会、消防団の各代表と市長を合わせた8名でございます。 次に、空き家等対策協議会が協議する内容といたしましては、空き家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関し協議することのほか、特定空き家等に対する命令、行政代執行の実施についての調査審議、空き家空き地等の適正な管理に係る重要な事項に関し、首長に建議することでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、空き家等対策計画策定を行えば国の交付金対象自治体となるわけでありますけれども、どのような項目、事業に対して交付金の対象となるのかと併せまして、その交付金対象の割合、これも併せてお示しをいただきたい。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空き家等対策計画を策定することによって、不良住宅の除去補助について国の交付金対象となります。交付金の割合といたしましては、不良住宅の除去費用に対する市の補助金額の2分の1が国の補助となります。現在、本市が実施しております唐津市老朽危険空き家等除去促進事業が交付金の対象となります。 この事業につきましては、要件を緩和するなど、より多くの方々へ利用していただけますよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 佐賀県の住民基本台帳法施行の条例改正で、県内の市町同士であれば、住民基本台帳ネットワークシステム、住基ネットですけれど、これを使って関係者の住民票情報を照会できるようになるというふうになりますけれど、住基ネットを活用した住民票情報では、空き家の所有者らを把握する目的で、関係者の名前や生年月日、住所、ご健在かどうかのこの情報が照会できるようになるようであります。ぜひとも唐津市でも対応していただきたいというのをと、また、いよいよ空き家等対策計画策定となりますので、より実効性のある計画策定をお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 唐津焼産業振興事業費につきまして再質疑を行います。 唐津焼産業人材育成事業につきましては、補助金活用の予定はあったものの、新型コロナウイルス感染症拡大によりデザイナーの訪問がかなわなくなり、令和2年度は中止されていると。3カ年の事業成果といたしましては、新しいデザインについての知見、刺激を得られた、またデザイナーさんと窯元さんでの共同での作品への商談の話が来ていると。また、窯元さんは唐津焼イベント、既存商品の販路拡大に現在のところ力を入れたく、令和3年度は人材育成事業は予定していないという答弁でありました。 それでは次に、唐津焼産業振興事業補助金100万円につきましては、売上げを伸ばすために、東京ドームで開催の国内最大級の陶磁器の祭典であるテーブルウェア・フェスティバルへの出展費用だというふうに考えますけれど、昨年の状況と令和3年度の予定についてお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のテーブルウェア・フェスティバル出展に関しての状況でございますが、その前に、平成30年度からやっておりまして、平成30年度、平成31年度の1年目、2年目の売上げは、出店当時でもございました。常連のほかの産地と比べますと、若干その売上げは落ちておるものの、高級品よりも普段使いできる5,000円未満の商品価格帯が求められるといった来場者の特徴が分かってきたというふうなことを伺っております。 令和2年度につきましては、それらを踏まえまして、そういった商品に売込みをかけるということでイベントに臨む予定でございましたが、コロナ感染拡大によりイベントが中止となったことで、これも実現できていないという状況でございます。 令和3年度につきましては、これまでと同額の100万円の予算を提案させていただいており、唐津焼協同組合の出展を通して唐津焼の認知度向上を目指しつつ、展示会におきましては、過去の経験を生かしていただき、売上高増加につなげて市もサポートしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、この補助金、補助率2分の1とされておりますけれど、たしか費用が、出展するだけで220万円ほどかかるんじゃないかと思いますが、現実問題として2分の1に補助金が達していないという現状であります。これ改善すべきではないでしょうか、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、確かに、いい事業への出展で、そのための費用を私どものほうから一部支援しているところでございます。前回のテーブルウェア・フェスティバル出展費用220万円に対しまして2分の1、上限額100万円としたことで、活用いただいたものの、やはり実質的には2分の1に達していないという状況でございます。 令和3年度におきましては、この2分の1の負担、実質的には、この2分の1の負担となるように、主催者側との事務調整など市としてもこの改善を目指し、いろいろとサポートを行い、事業実施主体でありますところの唐津焼協同組合の負担軽減にも努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) このテーブルウェア・フェスティバル、出展料だけではなく、それに伴う、例えば唐津焼の運送料ですとか窯元さん自体の移動料、ほかにも多くの経費を必要とされておりますので、ぜひとも改善に向けてのご検討をお願いいたしておきます。 では次に、唐津焼窯元ホームページの運営及び窯元マップ制作で41万3,000円を計上されておりますけれども、ホームページの運営はどちらで行われるのか、また、窯元マップにつきましては、以前制作された窯元マップとの違いはどのようにお考えか、併せましてマップに掲載される窯元の基準についてはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 ホームページの内容についてのご質疑にお答えさせていただきます。 令和2年度までは、唐津焼窯元ホームページ、文化振興の視点から未来創生部文化振興課が所管しておりましたが、唐津焼振興室として、唐津焼に関わる業務が分散している問題意識により、令和3年度から唐津焼振興施設を集約することといたしたところでございます。 既存の唐津焼窯元ホームページの運営を唐津焼振興室で行いながら、唐津焼の産地としての情報発信、各窯元独自で制作されておりますECサイトのリンクを張るなど、各窯元の売上高増加にも貢献できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 また、2番目の窯元マップについてのご質疑でございました。こちらも、これまで文化振興課が毎年度更新をしていきながら作り上げてきたマップですが、基本的にこのマップは引き継ぐ形でございます。今年度も改定に際する予算をご提案させていただいているところでございます。コロナ禍の中ではございますが、市内に来られたお客様が産地唐津焼の全体像を把握し、各窯元へ足を運んでいただけるようなマップとなるよう、観光客誘致の視点からブラッシュアップをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、以前もお話しさせていただいておるんですが、窯元さんが個展を都市部で開かれる際の支援、これについてお伺いいたします。個展を開くとなりますと、呈茶や唐津の茶菓子で来店客をおもてなしされているようであります。唐津焼だけでなく唐津を発信されている点も考慮され、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 以前より議員よりいろいろと問題、ご指摘をいただいているところの対応でございます。各窯元の皆様方に意見をお聞きしますと、やはりこれまで唐津焼や各窯元が個人事業主として自ら販路開拓し、販売されてきた経緯があるために、行政が個々の販売支援を行うよりも、唐津焼産業の将来を見据えた産地唐津焼のイメージの発信を求める声が多く私どものほうに届いているところでございます。ただ、市内各窯元の魅力発信につきましては、先ほどお答えしました唐津焼窯元ホームページを活用した情報発信を取り組んでまいりたいというふうに考えております。 併せまして、各窯元が状況を見ながら実施される個人による展示会、また、いろいろと個展を実施されるということに対しての支援につきましては、国県、市の販路開拓、販路拡大等の支援する補助金などを活用していただくように案内したり、実際の出展時には、市もタイアップして展示してさせていただくなど、唐津焼の振興に努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 さらには、佐賀県文化課と連携し、肥前窯業圏の取り組みを積極的に活用するため、窯元巡りの新規格案の提案など肥前窯業圏における産地唐津焼の活用をしっかり発信していきたいというふうに考えているところでございます。 総じて、各窯元のほうから個別のご相談に関しましては、唐津焼振興室にて解決に向けたサポートも行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 国県、市の補助金などの周知、これはぜひともよろしくお願いいたしておきます。また、個別相談にも唐津焼振興室のほうで対応できるということでございますので、その旨のPRも併せてお願いしておきます。 また、新型コロナウイルス感染症が落ち着きましたら、ぜひデザイナーさんとのコラボ、これも再度行えるような施策をお願いさせていただきまして次の質疑に移ります。 次が、唐津観光協会補助金につきまして再質疑を行います。予算減の要因につきましては、観光案内所運営事業観光地域づくり事業へ移行したこと、事業見直しによる地域連携事業の減額との答弁でありました。 それでは、次に100万円減額されました地域連携事業についてお伺いいたします。地域連携事業の令和2年度の成果と令和3年度の事業内容についてお示しください。併せまして100万円減額の要因、これについてもお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、地域観光協会補助金の中の地域連携に関する事業のご質疑でございました。地域の飲食店やお土産どころを紹介するガイド本「お勧めの店」の製作を初め、集客につながる各種地域催事に係る人件費ということで執行させていただいております。令和2年度につきましては、コロナ禍の状況で観光地魅力アップ事業同様に各種地域催事が中止された状況でありましたが、「お勧めの店」の製作については当初計画どおりに実行、実施されたところでございます。令和3年度につきましては、コロナ禍の状況も踏まえながら、令和2年と同様の事業を計画されているところでございます。 また、この地域連携事業の減額の理由でございます。この地域連携事業の減額は、観光協会職員の人件費が主な要因となっているところでございます。本市におきまして、現在取り組んでおります全市的な補助金見直しに伴い、観光協会におきましても事業計画の見直しを図っていただき、事業提案がなされているところでございまして、令和3年度事業計画では、地域連携の従事者数の見直しが図られた結果、人件費の削減につながったものが減額の理由と捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、運営費ほかについてお伺いいたします。この費用は、観光協会の人件費などというふうに理解はしておるわけでありますが、令和3年度は約370万円、前年度比減額となっております。観光協会の人員減などが図られるのか、どのようになっているのかお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光協会運営補助のうちの運営費ほかに対してのお尋ねでございました。主なものといたしましては、職員給与897万1,000円、事務所家賃190万2,000円、佐賀県観光連盟などの負担金140万円など観光協会事務費、事務局運営に係る費用となっておりまして、そのうち人件費370万円が減額される計画となっておるところでございます。 今回の減額は、段階的に進んでおります、取り組んでおります補助金の見直しを受け、令和3年度の事業予算を計画されたものでございます。令和2年度と比較しまして、人員数につきましては契約社員2名が減員と少なくなっているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、観光案内所運営事業予算、これが観光地域づくり事業費のほうへ移行されております。観光案内所についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 観光案内所というのは、観光客と直接触れ合う絶好のチャンスの場所だというふうに思うわけでありますが、その中で、観光客と触れ合って、観光客が求めているもの、必要としているものが把握できてくると、それをいろんな施策に展開していくということができるのではないか、観光客の現状を把握できる一つの場所だというふうに考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 令和2年度までの観光案内所運営事業は、唐津駅総合観光案内所と呼子観光案内所の2カ所を運営するための事業補助として予算措置をさせていただいておりました。一方で、鎮西の観光案内所と名護屋城跡の観光案内所につきましては、肥前名護屋城跡歴史ツーリズム協議会の委託事業として事業を実施させていただいております。 双方とも同様の事業内容にもかかわらず、予算措置の形態が異なっていること、また観光案内業務の位置づけが明確でなかったことから、私どもとしても検討を行い、令和2年度に事業の位置づけを精査し、観光案内は観光客の受入れ環境を従事するための手段として捉えまして、市が行うべき取り組みとして改めて整理をしたことにより、観光協会補助事業から観光地域づくり事業へと本市がやるべき事業の予算へと移行させていただいたというところの考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 市が行うべき取り組みという答弁がありましたが、市が担い過ぎても観光産業がうまく機能していくとは考えられませんので、一時期、市が担うという考えで進めていただければと申させていただきます。 それでは次に、今ほど、観光案内所業務を観光協会補助事業から切り離すという答弁でありましたけれども、であれば、唐津観光協会の事務所、これがJR唐津駅である必要がないのではというふうに考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 観光協会の事務所、これにつきましては、唐津駅総合観光案内所と一体的に事業展開が行われてきたことから、公共交通機関を利用される観光客への対応を初め、JR駅構内の分かりやすい場所に設置することで、効果的な観光案内と観光協会の効率的運営としての効果があったと捉えております。 唐津駅観光案内所と協会事務所は連携のとれる位置関係にあることが望ましいと考えてはおりますが、補助金見直しの一環として、維持経費の圧縮を図る観点から、観光協会が事業の改革を図っていくための手段としましては、事務所の位置や規模のあり方についても検討が必要になってきていると捉えているところでございます。 このため、観光協会事務局と協議を始めているところではございますが、令和3年度におきまして、この事務所のあり方につきましても協議調整を図って、改善をさし、いい形での事務所運営につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 事務所の利用状況、これも確認されて協議調整を図っていただきたいというふうにお願いしておきます。 それでは次に、運営補助の予算組みとなっておりますけれど、今回の予算、令和2年度の予算審議の答弁の中では、令和3年度から事業補助へ切り替えていくということでありました。どのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光協会の補助金につきましては、令和元年度までの運営補助という捉え方から補助を行ってきたところでございますが、令和2年度予算から段階的な補助金見直しにも取り組んでいるところでございます。 議員ご指摘のとおり、令和3年度からの事業補助への切り替えということでお答えさせていただき、おりました。当然、当初、令和3年度の当初予算から、今回のご提案している予算から、事業補助へ完全移行する計画で検討を進めておりましたが、観光協会との事前協議の中でいろいろと課題が出ておりました。 協議の結果、この課題を整理しながら、観光協会の運営自体に支障が生じないように、令和4年度までに段階的な移行を行っていく方向性の確認ができたところでございます。今後も段階的事業補助への移行がスムーズに実施できるよう、観光協会の役割の明確化も含め、協議を重ねるとともに、令和4年度予算から事業補助への移行を目指し、事業整理を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) あと1年間で事業補助のほうに切り替えるという答弁でよかったんですよね。はい。 では次に、観光協会のこの役割、これは市としては、どのように捉えられているのか、どのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光協会の役割についてのご質疑でございました。一般的ではございますが、観光客を誘客するための情報発信、現地を訪れた観光客の周遊を促進するための情報発信が、まず役割にあるというふうに捉えております。 また、一般社団法人としての観光協会の趣旨に賛同する会員との連携事業、それから会員相互の支援事業等に取り組み、集客促進と現地消費の向上を図ることが重要な役割と捉えております。 ひいては、本市の観光産業の発展にも寄与いただけることを期待しているところでございますので、こういった役割を含めて、私どもとしても市のやるべきこと等を整理をしながら、先ほど申し上げた補助金の見直し、事業補助への移行を進めてまいりたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 答弁にありましたように、情報発信はもとより、各種事業によりまして集客促進と現地消費の向上、これが非常に重要ではないかというふうに考えております。より集客促進につながるような事業の構築、これをお願いさせていただきまして、次の質疑に移ります。 旧大島邸管理運営費について再質疑を行います。 運営費増額の、運営費が若干増額している要因は、会計年度任用職員の報酬増のためという答弁でありました。では、次に、先ほども申しましたけれど、予算的には令和2年とほぼ同額であります。入館者増への取り組みについて、どのようにお考えかお示しをいただきたい。 例えば、南場内駐車場の中に立地しているという好条件を生かした施策として、例えば大島邸を利用した方につきましては駐車料金を若干下げるなどできないのでしょうか。 また、建設時は大島邸をコアとして城内地区の施設を見て回っていただくというふうなお話もされていたと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 入館者増への取り組み状況でございますが、今年度から旧大島邸を様々な形でご利用いただけるよう具体的な活用事例として、ホームページやチラシでご案内をいたしまして、利用の促進と集客に努めているところでございます。畳などの和風の雰囲気の中での結婚式の前撮りや、厨房や広場を使ったテレビ撮影などの利用形態が見られるようになっているところでございます。 議員ご提案の利用者への駐車場の対応でございますが、南場内駐車場は駐車場法に規定する路外駐車場と位置づけられており、その設置目的は公衆の利便と都市の機能の維持及び増進となっております。旧大島邸入館者という特定の方への利便を図ることは難しいとは考えておりますが、例えば、旧大島邸入館者に時間利用料金分の割引券を発行するなどの利便性の向上を図ることは可能であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 時間利用料金分の割引券の発行は可能であると、利便性の向上につながるとおっしゃるんであれば、ぜひとも実行していただきたいというふうに申させていただきます。 それから、入館者数と駐車場の利用状況を確認させてもらいたいんですが、令和元年度と令和2年度の曜日ごとの入館者の推移と駐車場の利用状況についてお示しをいただければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 入館者の、まず数でございます。令和元年度が7,954人、令和2年度は令和3年度2月末現在で2,543人となっております。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月11日から5月20日までの40日間、施設を休館はいたしておりました。 次に、駐車場の件でございます。駐車場の利用台数でございますが、令和元年度の定期券利用台数が1万8,059台、時間利用台数が2万267台で合計3万8,326台となっております。令和2年度2月末現在が定期券利用台数が2万613台、時間利用台数が1万3,139台で合計3万3,752台となっております。 最後に駐車場の使用料ですが、令和元年度が定期券利用での駐車場利用料が588万6,000円、時間利用が610万3,600円で合計が1,198万9,600円、令和2年度2月末現在が、定期券利用での駐車場使用料が535万2,000円、時間利用での駐車場使用料が393万7,700円で、合計が928万9,700円となっております。 次に、曜日ごとということでございました。まず、元年度の曜日ごとの入館者割合でございます。旧大島邸は水曜日を休館日としておりますので、これを除いた月曜から金曜日までの入館者割合は月曜日が全体の10%、火曜日が7%、木曜日が10%、金曜日が10%で、特別に開館した水曜日の入館者割合である1%を足しますと、平日の入館者の割合は全体の38%となっております。 同様に、土日・祝祭日の入館者割合で土曜日が22%、日曜日が25%、祝祭日が15%で、土日・祝祭日の入館者の割合は全体の62%となっております。 続きまして、令和2年度でございます。月曜日が全体の9%、火曜日8%、特別に開館した水曜日3%、木曜日14%、金曜日9%で、平日の入館者の割合は全体の43%でございます。土日祝祭日につきましては、土曜日21%、日曜日が26%、祝祭日が10%となっておりまして、土日祝祭日の入館者の割合は全体の57%となっております。 次に駐車場の曜日ごとの利用割合でございますが、月曜日が全体の11%、火曜日が15%、水曜日が14%、木曜日16%、金曜日16%でございまして、平日の駐車場利用の割合は全体の72%でございます。土日祝祭日は、土曜日11%、日曜日10%、祝祭日7%でございまして、その全体の28%を占めております。 最後に令和2年度の曜日別の駐車場割合につきましては、月曜日が16%、火曜日16%、水曜日18%、木曜日17%、金曜日17%でございまして、平日の駐車場利用の割合は全体の84%となっております。土日祝祭日の駐車場といたしましては、土曜日が8%、日曜日が5%、祝祭日が3%で、土日祝祭日の駐車場利用の割合は全体の16%でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 今ほどの答弁で、入館者につきましては金曜日と土日祝祭日で63%から72%を占めていると。一方、駐車場の個人利用は平日が主であるようでございます。ということは、大島邸の利用と駐車場の利用、これがリンクしていないということになります。となれば、駐車場と絡めた施設で入館増へつながるのだというふうに考えております。 では、次に、以前、公共の貸し館施設としては、福岡から来ても十分に値する施設であるというふうに答弁されております。経費削減等を考慮したときに、貸し館とは予約制ですので、その時だけ、その時だけって申し訳ない、その時に間違いなく開館していればいいわけでありますので問題は少ないんですが、通常、開館時の入館者数をどのように伸ばすか、あるいは開館時間を調整するかのいずれかになろうかというふうに私は考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどの答弁と重なりますが、施設の入館料を伸ばすために、今年度から旧大島邸を様々な形でご利用いただけるよう具体的な活用事例等をホームページやチラシで案内をしておりまして、利用の促進と集客に努めているところではございますが、入場者数は伸び悩んでいるという状況でございます。 また、閉館日、時間等も含めまして、この調整という点につきましては、土日祝日が入館者の割合が多く、駐車場の割合が少ないという状況でございますので、開館時間などを調整することで人件費などの経費が削減をできるというふうには理解をいたしております。 旧大島邸の運営形態につきましては、産業経済委員会でもご議論をいただき、またご意見も頂いているところでございます。今後、復原整備時に協議された利活用の内容や周辺施設の連携状況、外部から頂いたご意見も含めて、来年度は条例改正も視野に入れた検討を進める場を設置したいと考えておりますので、議員ご提案の件についても検討をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。
    ◆20番(大西康之君) この施設、もう丸4年になるんですか。今年度より旧大島邸を様々な形でご利用いただけるよう具体的な活用事例としてホームページやチラシで案内いたしますとおっしゃいましたけれど、そうしたら去年まで何をされていたのかなと非常に思ったわけでございます。 条例改正を視野に入れるとおっしゃいましたが、であれば、早めに動いていただきたいなというお願いをさせていただきます。当初の目的と入館予定数、これを再確認され、より入館者増への取り組みをお願いさせていただきまして、条例改正を含めてお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 唐津城石垣再築整備2期(2工区)事業費につきまして再質疑を行います。令和2年度までに石垣工事は本丸東側解体を終え、中段やぐら復旧工事、上段やぐら及び門の復旧工事、石垣整備が完了した範囲の上段広場の整備工事が完了という答弁でありました。 では、次に概要書の中に文化財調査等とありますが、まだ調査しないといけない部分があるのか、また文化財が発見された場合、修復工事の工程に影響することはないのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 文化財調査の工事への影響ということでございました。まず、石垣部分につきましては、令和2年度までに解体を全て終えておりますので、今後、調査を行う予定はございません。今年度予定しております上段広場整備工事におきまして、園路整備と桜の植栽を行うこととしており、その際、園路の路盤掘削及び植栽箇所の掘削部分には調査を行う必要がございます。工事工程への影響を生じないよう、教育委員会と密に連絡調整を図りながら事前の調査スケジュールを計画しておりますが、現地保存が必要となるような重要遺構が出土された場合には、工法の再検討に不測の期間を要する可能性もございます。 なお、令和2年度にも同様の上段広場整備工事における文化財調査を実施しておりますが、連絡調整を図りながら、出土した遺構は速やかに記録保存を行うことで対応できましたので、調査から工事まで予定どおり完了したという経緯もございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、今回の予算で唐津城はどのような状況となるのか、整備内容及びそのスケジュールについてお示しをお願いしたい。また、上段やぐら及び門の復旧工事が完成したということでありますが、そのオープンの予定についてお示しを願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今年度の整備内容とスケジュールということでございました。令和3年度の主な事業といたしましては、4点の工事を予定しております。 1点目は、令和2年度から3年度にかけての継続工事としまして発注しております石垣修復工事にて、令和2年度までに解体を終えております本丸東側約255平方メートルの石垣修復を行います。 石垣の修復を終えた後、2点目としまして、今回修復します石垣範囲の上段広場整備工事、こちらを行います。雨水排水も考慮したバリアフリー仕様の園路整備を行うほか、石垣工事の支障となるためやむを得ず伐採しました桜の補植や、受精が弱っていたり傷みが激しく成長が見込めない桜の交換、老朽化しているベンチ及び擬木柵等の整備を行います。 3点目に、修復する石垣の上部にあったため一時解体しておりましたあずまやの復旧建築工事、4点目に、事業当初に設置しました工事用仮設道路の撤去を行いまして、令和3年度末での事業完了を計画しております。 上段やぐら及び門につきましては、復旧した門に通ずる階段部分の除草作業、上段広場の工事用仮囲いの移設などを令和3年度当初に行いまして、5月の連休前に、従来の正面階段からのルートで天守閣までの塔上路を再開し、その際に上段やぐらの一般開放、こちらも同時に行う予定で準備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 5月の連休までには、正面の階段から天守閣まで登れるようになるという答弁でありました。また、令和3年度末には全ての工事が完了ということであります。 長かった修復工事も完了いたします。また、所管が観光課へ移管されますので、市内外へPRされ、より多くの観光客誘致へ向かい、ご努力いただきますようお願いさせていただきまして、次の質疑に移ります。 住宅移転事業補助金について再質疑を行います。 この制度は、国土交通省所管である社会資本整備総合交付金崖地近接等危険住宅移転事業であるという答弁でありました。 では次に、災害危険区域の定義についてお示しをいただきたいのと、また併せまして、過去にこの制度を活用した事例について、お示しを願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 災害危険区域の定義でございますが、崖地の崩壊等による危険が著しい区域で3つの区域が対象となります。 1つ目が、佐賀県建築基準法施行条例に基づき指定された急傾斜地崩壊危険区域等の災害危険区域、2つ目が、佐賀県建築基準法施行条例に基づき、建築を制限している高さ2メートルを超える自然崖地に接している区域、3つ目が、土砂災害危険区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律に基づき指定された土砂災害特別警戒区域でありまして、今回移転する住宅につきましては、土砂災害特別警戒区域内に建築されている住宅ということでございます。 以上でございます。 次に、この制度を活用した事例ということでございました。市町村合併をしました平成17年度から唐津市地滑り等危険地域における住宅移転の助成に関する条例を制定いたしておりましたが、これまでにこの制度を活用した事例はございません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) では、次に、安全な場所に移転するという工事内容で移転されるわけでありますけれども、どのような工事内容となっているのか、またその総事業費とその内訳についてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回申請されます工事内容でございますが、土砂災害特別警戒区域内に建築されています住宅を除去されまして、土砂災害特別警戒区域及び土砂災害警戒区域外に住宅を新築されるものでございます。 今回、補助事業の対象となっています総事業費、こちらは3,052万5,000円となっておりまして、内訳としましては、住宅建設費が2,860万円、住宅除去等が192万5,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、住宅除去等の予算、実際の除去等に係る費用は192万5,000円となっておりますが、補助の予算としては97万5,000円というふうに概要書に書いてあります。これが補助の条件だということで理解させていただきます。 では次に、市内で災害危険区域は何区域あり、その中に対象住戸は何戸あるのか、またはその住民に対する制度の周知について、どのように行われているのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 災害危険区域を指定しております県へ確認いたしましたところ、土砂災害特別警戒区域は市内に2,972区域ございます。対象住宅につきましては、区域に指定された日以前に建築された住宅であること、地滑り等の防止に関する防災工事がなされていないこと、空き家でないことなどの諸条件、制限がありまして、正確な数値は把握していないとのことでございました。 なお、対象の住居への周知につきましては、県が区域を指定する際に対象住居へ対し、説明を行っております。また今後、市としましても、ホームページ等により周知を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) いつ大きな災害が起こるかも分からない状況でありますので、災害危険区域内にある住戸が一つでも減るように、より的確な周知をご周知方お願いしています。 次の質疑に移ります。モーターボート競走事業会計予算中、設備改良費について再質疑を行います。 令和3年9月末に管理棟が完成し、完了検査等を踏まえ、11月半ばから下旬にオープンする予定であるという答弁でありました。 では次に、管理棟1階についてお伺いいたします。1階部分につきましては、市民へ開かれたスペースとして施設整備されておりましたが、いよいよその活用、運営方法についてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) スタンドの1階部分につきましては、市民開放エリアとして整備を行ってきたところです。その一部は、ボートレース振興会が事業を推進しておりますキッズスペースを除きまして、民間業者に運営を委託することといたしております。 この件につきましては、12月議会で債務負担行為のご承認をいただいておりましたので、2月に公募型のプロポーザルにより業者を選定いたしまして、運営方法については協議に入ったところでございます。 それから、運営方法の一部として、各施設スペースの使用料について、お答えをしておきます。現在、他の公共施設等のバランスも考慮しなければいけないというふうに考えておりますが、基本的には、施設の面積に応じた行政財産の使用料算定を基準に算出をしまして、また、地域貢献施設ということも勘案をいたしまして、使用料を設定し徴収するということで進めていきたいと考えております。 また、本場の入場料につきましては、非開催日は無料といたしておりますが、レースの開催日につきましては、モーターボート競走法に基づき、100円を負担していただくことになります。ただし、利用促進のため施設使用料の会員制割引など実質的には100円相当額の負担をしなくて済むような方法も現在検討しているところでございます。 それから、施設の活用の具体的なイメージについてご紹介をいたします。 多目的ホールでは、選手紹介式やファン交流会などモーターボート競走事業のイベントの開催のほか、カルチャーセンターと連携をした各種講座の開催、また市内サークルの活動の発表会等も開催が可能になるものと考えております。 また、ボルダリングスペース、この分につきましても、一般の方の体験、または練習の場として利用をするということをはじめ、スポーツクライミング競技の練習施設を持っております多久高校や、それからボルダリングメーカーとコラボしたクライミング教室の開催なども計画をいたしております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、その1階部分について2点ほどお伺いいたします。 1点目は、フードコートが整備されるようでありますけれども、この営業についてはボートレースの開催日のみとなるのか、どのようになるのか。 2点目、多目的ホール、192席の席数があるようでございますが、それや音楽スタジオ2室が整備予定とされておりましたけれど、このホールでのコンサートなどとなると夜遅くまでの営業が必要となってくるのではというふうに考えております。また、モーニングレースに対応しようとすると、9時ぐらいからの営業が必要になるのかなというふうにも考えております。1階部分の営業時間につきましてはどのようにお考えかお示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) まず、フードコートの営業方針についてお答えをいたします。 まだ最終決定ではありませんけれども、フードコートの営業は、ボートレースの非開催日も行う方向で調整をいたしております。これは先日決まりました運営業者との意見も参考にしながら、今月中に方針を決定したいというふうに考えております。 それから、スタンド棟の1階部分、多目的ホールを含めて、音楽スタジオ等を整備いたしておりますが、この営業時間につきまして、原則は局内案として、今、朝の10時から21時までで調整をしているところです。ただ、ホール及び音楽施設には基本的には予約制での使用ということになると思いますので、夕方のイベント、そういうことになれば、片づけの時間がその後30分とかいうふうなことを考慮しなければいけないというふうに思いますので、これも民間業者と調整を図る必要があると思っております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 概要書の中では、設計委託で競技棟新築工事基本実施設計が計上されております。これが、令和6年で完成ということでございます。今から設計されて物が出来上がる。それまでいけば、大体ボートレース場の整備というのは完了なのかなというふうに理解させてもらっております。 また、お客様のほうから見れば、令和3年度、今年度のスタンド棟の改修や駐車場整備が終われば、お客様にご不便をかけることはないのかなというふうに理解させてもらっております。 いよいよそのスタンド棟の完成であります。今ほど答弁ありましたように、1階のスペースでより多くの市民の交流が図られますよう、民間業者と協議され、より柔軟な運営をお願いさせていただきまして次の質疑に移ります。 宿泊促進事業費について再質疑を行います。 1人1万円以上の予約の場合、1,500円のクーポン利用設定につきましては、グループで来られても個室利用が多いこと、また予約サイトでは各々にポイントがつくことなどを鑑み、1人用のコースを設けたという答弁でありました。 それでは次に、電子クーポンの発行時期が4月下旬から6月末までと想定されておりますが、予算の範囲内で打ち切りというふうに考えてよいのか、また施設の予約時期については、いつまででもいいのか、併せまして、同じ宿泊施設に連泊する際の電子クーポンの利用につきましては、どのようになるのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 電子クーポンの発行期間内であっても予算額に到達した時点で電子クーポンの発行は終了することを考えておるところでございます。 なお、今回の電子クーポン発行事業は、国のGoToトラベルとの併用を見据えているものでございまして、唐津の宿泊が魅力的な区画となり、宿泊促進につながるよう国のキャンペーン実施時期と連動する形で予約期間の設定を行うことを想定しております。事業実施の時点でGoToトラベルの動向を注視しながら、予約期間は弾力的に設定いたしたいと考えているところでございます。 また、同じ宿泊施設に連泊を行う際にも電子クーポンの利用は可能というふうに考えております。ただし、電子クーポン制度上、1種類当たり1人1枚までの発行しかできないよう予約サイト内のシステムで制限されておりますことから、予約時の利用は1度限りとなり、複数回利用することはできないものとなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 1,500円のクーポンの利用は1人1回限りということでございました。 それでは次に、概要書の中で、体験型民泊受入れ促進事業で、体験型民泊の受入れ環境の向上を図る取り組みを支援するとありますけれども、どのような取り組みを想定されているのか、どのような支援を想定されているのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 今回の体験型民泊受入れ促進事業、コロナ禍の状況も踏まえまして、感染症対策に取り組む内容について支援を行うことで、受入れ家庭が安心して受け入れていただける環境づくりと、民泊体験する子どもたちも安心して過ごせる環境を向上させるものと捉えております。 提供いただいております地域食材をさらに充実させること、体験型商品の体験費用に充てることなど唐津の魅力を伝える取り組みに対しましての支援も想定しておりまして、コロナ禍の状況にあっても、唐津に来てよかったと思っていただけるような内容の向上を目指す取り組みも補助の対象とする考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) では次に、この受入れ環境向上の予算、唐津・玄海交流社が対象とされておりますけれど、先ほどの答弁でもありましたように、受入れ家庭が安心して受け入れられる環境づくり、これも対象と想定されております。 そこで、その家庭に対して、どのような形で補助が行くのか、唐津・玄海交流社を通しての補助となるのか、例えば、そこでの必要とされる消毒薬とかそういったやつを配布されるのか、例えば、受入れ家庭の補助により、受入先の新規確保にもつながっていくものというふうに考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 民泊事業が継続できるのは、このコロナ禍によっても、やはり受入れ家庭の皆さんのご協力とご理解の賜物であるというふうに考えておりまして、今後も民泊事業を継続していく上では、受入れ家庭はなくてはならない、欠かせない存在だと捉えております。 今回は、民泊の事業主体であります唐津・玄海観光交流社に補助を一時的には行う形になりますが、受入れ環境の向上を図る補助の趣旨からも、民泊事業に取り組んでいただいている受入れ家庭の取り組みに対しましても、唐津・玄海観光交流社を通じて支援する考えでございます。 先ほど議員のご指摘のありましたいろんな消毒薬を買うとか、そういった経費も、交流社を通じて支援していただくということで、受入れ家庭の安全確保と、それからこれらの対策をすることによって受入れ家庭の新規確保、そういったことにもつながっていくものではないかというふうに捉えているところであります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 1,500円のクーポンにつきましては、GoToトラベルと時期を合わせるということで唐津を選んでいただくのが狙いであるようであります。また、民泊につきましても、より安全に唐津の魅力を感じていただきたいということであります。速やかな事業の遂行をお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 観光産業応援事業費について再質疑を行います。 宿泊施設で1人当たり最大5,000円まで、市内の人ですが、利用可能という答弁がありました。 では次に、1人1セットまでの販売というふうにされておりますけれど、販売方法、販売期間はどのようにお考えか、またクーポン券発行等委託料ほかで483万2,000円計上されておりますけれど、委託販売される予定でしょうか。であれば、委託料ほかの内訳についてお示しを願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光支援事業の中のクーポンに関するご質疑でございました。 まず、販売方法でございますが、唐津駅観光案内所横のスペースでの販売を考えております。 次に、販売期間につきましては、4月下旬からの予定を考えておりまして、3,000セットの上限数に達し次第、終了いたすことと考えております。購入する際には、申込者の身分証明書など本人確認と市民である確認を行い、1人1セットのみの購入で間違いないことを申請してもらうための誓約書を兼ねた申込書の提出を想定しているところでございます。 また、本町離島市民センター単位で販売する配分を定め、一部の地域に偏らないような対策、それから1日当たりの販売上限を設けることで公平性を保ちたいというふうに考えております。 クーポン券の販売につきましては、市内事業者のほうに委託することを想定しております。委託の内訳としましては、販売委託として450万4,000円、利用可能店舗の店頭掲示物並びにクーポン券の製作費用として26万8,000円、用紙やコピー用のトナー・事務用消耗品として6万円を予算としてお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、この事業、利用期間3カ月と短期間であります。そのような中で、利用可能店舗で宿泊施設、飲食店、土産店、二次交通等とされておりますけれど、どのような方法で利用可能店舗を決めていかれるのか、また、利用可能店舗を市民の皆様へ周知する方法、これについてはどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 利用可能店舗の決定につきましては広く募集を行う予定でございますが、まずは本市のほうから、前回宿泊キャンペーンで取り組んでいただいた実績のある店舗のほうにも登録を呼びかけてまいりたいと思っておりますし、併せて市が利用可能店舗の募集を行いまして、申込みがあった事業者の参加条件が合致しているか、速やかな審査を行った上で決定いたしたいというふうに考えております。 利用可能店舗を利用者へ周知する方法でございますが、今回は、この事業の利用者の対象は市民であることから、特に市外に向けてでなくて市内に向けての発信を中心に、市のホームページ、観光協会ホームページ並びに行政放送を中心とした周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 また、利用者が対象店舗を見つけやすいよう、対象店舗の店頭には、目立つような掲示物を掲示したいというふうに考えております。 今回は、議員ご指摘のとおり準備期間が短いこともあり、募集期間と利用期間が重複してくる可能性もございます。加えて、利用可能店舗が日々増加していくことも考えられますので、紙ベースでの一覧表を作成し、最新の状態を保つことはなかなか困難であろうというふうに考えております。現時点におきましては、紙ベースでの一覧表の全戸配布等は行わない予定ではございますが、先ほどお答えしましたクーポン券の発売場所であります唐津駅観光案内所を初め、本庁や各市民センターにおいては、最新の取扱一覧表の設置を行い、この際に市民の方にご利用いただけるようなことで市民の方への周知を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) この事業、3カ月間という短期間の事業であり、また宿泊キャンペーンの実績等々もあるというところで、仮に200店の店舗がエントリーして平均的に使用された場合、1店舗当たり4,500円ぐらいしかならないわけであります。その中から振込手数料を引かれますと大きなものとなりますので、できるだけ振込手数料については事務費で対応していただけるようお願いさせていただきます。 また、クーポンの販売につきましても、分かりやすく周知のほどをよろしくお願いさせていただき、次の質疑に移ります。 唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定について再質疑を行います。 旧唐津市立神集島小学校運動場の夜間照明施設は、設置後23年を経過していると、地元同意につきましては問題なしという答弁でありました。少し繰り返しになりますが、こちらの運動場、ヘリポートとして整備予定ではございますが、避難を考えたとき夜間照明の必要はないのか、関係課との調整、協議、これはどのように行われたのかお示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 ヘリポート整備の担当課に、ヘリの離発着時の夜間照明の必要性、また住民避難の際の照明としての活用について確認をいたしましたところ、離発着自体に照明は必要ないとのことでございました。また、住民避難の際においても、防災用の照明設備を備えているため不要であるということを確認いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 運動場には、高さ13メートルの照明灯5基と、高さ10メートルの引込柱1本がありますけれど、解体工事は予算の関係で時期が決まっていないようでありますけれど、その照明灯のポールのほうはいいにしろ、照明灯の照明器具のほうが腐食していくのではというふうに危惧いたしているところでございます。例えば、強風などで照明器具が落下するなどの場合、どのように対応されていくのか、お考えをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 夜間照明施設の状態といたしましては、目視により確認を行っておりますが、現状では、コンクリート本柱は強固で老朽化の状態にはございませんで、取付けの照明器具についても、差し当たって落下のおそれがなく、直ちに撤去が必要な状態ではないと認識をいたしております。 なお、廃止後の施設につきましては、スポーツ振興課の普通財産として管理を行ってまいりますが、腐食等による照明器具の落下など住民に危害が及ばないよう、解体までの期間、適切な管理に努めたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 繰り返しになりますけれど、全解体は無理でも、照明器具だけでも早期の解体をお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時01分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 13番、清風会、山下壽次です。議案質疑をいたします。 議案第2号、令和3年度唐津市一般会計予算より6項目、議案第3号、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計予算、議案第5号、令和3年度唐津市介護保険特別会計予算、議案第14号、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計予算、議案第44号、令和2年度唐津市一般会計補正予算より2項目、議案第51号、令和3年度唐津市一般会計補正予算より4項目、議案質疑いたします。 前任者と重複いたしました議案第2号、令和3年度唐津市一般会計予算中、民生費、保育士応援事業費、議案第51号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、民生費、保育環境改善等事業費については、質疑を取り下げます。 また、これまでの質疑の中で重複している質疑については極力省略しながら議案質疑をいたします。 まず、民生費、生活困窮者自立支援事業費の事業内容、目的などについては前任者の質疑にありましたので、私からは、就労準備支援事業の趣旨・目的についてお尋ねいたします。 次に、民生費、障害福祉サービス事業費は、令和3年度当初予算と2年度補正予算を一括して、質疑いたします。同事業は、前年度と比較しますと、2億7,940万円から3億150万円と増加しております。障害福祉サービス利用者の推移についてお尋ねいたします。 次に、高齢者緊急通報装置貸与事業費についてお尋ねします。同事業は757万9,000円から479万9,000円と、278万円の減額となっています。過去3年の利用者の推移についてお尋ねします。 次に、運転免許証自主返納者支援事業費についてお尋ねします。前任者の質疑により、返納実績等については把握できました。私からは、返納者のうち、当該事業を活用している申請者の推移と、地域ごとの内訳、地域ごとの返納者の平均年齢についてお尋ねいたします。 次に、離島保育所運営事業補助金についてお尋ねします。同事業の目的は、離島における保育事業の円滑化及び適正化を図るため、保育事業の運営に係る経費を補助するもので、対象施設は鎮西町馬渡島の聖母保育園、呼子町小川島の小川島保育園の2カ所、児童数の推移についてお尋ねいたします。 次に、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計についてお尋ねいたします。国民健康保険事業は平成30年度から広域化となり、佐賀県も保険者の一員として国民健康保険事業を運営することとなって3年が経過しております。広域化の効果についてお尋ねいたします。 次に、令和3年度唐津市介護保険特別会計予算についてお尋ねいたします。事業費ベースで見ますと、132億円から134億円と増加しています。対象者が増加していると推測しておりますが、まず、要支援、要介護認定者の過去3年の推移についてお尋ねいたします。 次に、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計についてお尋ねします。令和3年度の当初予算の営業収益として約700億円が見込まれております。前年度と比較して17%、情報予算を計上されていますが、この増加要因をどのように捉えられているのかお尋ねします。 次に、令和2年度唐津市一般会計補正予算より、教育費、鏡山小学校改築事業費(継続費2年度分)は減額補正されております。減額補正の理由と改築事業の進捗状況、今後の予定についてお尋ねいたします。 次に、民生費、医療機関等応援助成金についてお尋ねします。前任者の質疑で、事業概要、助成金、ワクチン接種及び実施医療機関への加算のあり方などについては把握できました。まず、近隣市町の状況についてお尋ねいたします。 最後に、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、農林水産業費、農業経営等継続応援補助金、漁業経営継続補助金について、2事業は関連しておりますので一括して質疑いたします。内容、趣旨などについては、前任者の質疑で把握できております。私は、2事業が、国の支援事業である経営継続補助金と同じ性質の事業ではと感じております。どのような違いがあるのか、また、すみ分けについてお尋ねいたします。 これで1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 まず、就労準備支援事業の趣旨・目的についてのご質疑でございました。就労準備支援事業でございますが、雇用による就業が著しく困難な生活困窮者に対しまして、原則として1年を基本とした計画的・集中的な支援により、就労に必要な知識及び能力の向上のために、必要な訓練を行う事業でございます。 本事業におきましては、一般就労に従事する準備としての基礎能力の形成を目的といたしまして、生活のリズムを整える、他者と適切なコミュニケーションを図ることができるようにするなどといった日常生活の自立及び社会生活の自立に関する支援から、就労体験の利用の機会の提供等を行いつつ一般就労に向けた技術や知識の習得等を促すといった就労自立に関する支援までを、計画的かつ一貫して提供するものでございます。 次に、障害福祉サービス利用者の推移についてでございますが、まず、18歳以上の方を対象としている障害福祉サービスとしましては、介護支援を提供する介護給付費と、訓練等の支援を提供する訓練等給付費、サービスを利用するための利用計画作成の支援などを行う相談支援給付がございます。 まず、居宅介護や生活介護などの介護給付費全体における利用者数の推移についてでございますが、利用者数の合計が平成29年度911名、平成30年度904名、令和元年度884名、令和2年度見込みで871名となっておりまして、若干減少しております。 次に、就労継続支援や共同生活援助などの訓練等給付費についてでございますが、平成29年度672名、平成30年度729名、令和元年度764名、令和2年度見込みで796名と、増加傾向となっております。 次に、計画相談支援や地域移行支援などの相談支援給付費についてでございますが、平成29年度634名、平成30年度740名、令和元年度843名、令和2年度見込みで873名と、増加傾向になっております。 続きまして、18歳未満の児童を対象としたサービスとしまして、通所や計画相談などの支援を行う障害児給付費がございます。障害児給付費のうち、児童発達支援と放課後等デイサービス利用者数の推移につきましては、平成29年度が263名、平成30年度302名、令和元年度353名、令和2年度見込みで402名となっておりまして、増加傾向となっております。 障害児相談支援の利用者数の推移につきましては、平成29年度194名、平成30年度231名、令和元年度271名、令和2年度見込みで316名と、増加傾向になっております。 このように、障害福祉サービスの利用者の推移につきましては、全体で増加する傾向となっているところでございます。 次に、高齢者緊急通報装置貸与事業につきまして、過去3年間の貸与件数の推移でございますが、年度当初の貸与件数で申しますと平成30年度291台、令和元年度290台、令和2年度272台となっておりまして、令和2年度は、死亡や施設の入所などの理由による撤去件数が新規貸与件数を上回っている状況でございますが、令和2年度では新規の貸与件数がこれまでのところ50件ございましたので、今後も需要はあるものと考えております。各年度によって多少増減はございますが、大きな変動もなく推移している状況でございます。 次に、運転免許証自主返納者支援事業について、事業を開始した平成30年度からの推移でございますが、新規申請者の人数で申しますと平成30年度352人、令和元年度488人、令和2年度の2月末までで401人となっております。 地区ごとの内訳でございますが、直近の令和2年度で申しますと、旧唐津地区が268人、浜玉地区が29人、厳木地区が8人、相知地区が19人、北波多地区が13人、肥前地区が18人、鎮西地区が21人、呼子地区が16人、七山地区が9人となっております。 次に、返納時の平均年齢でございますが、地区ごとの状況は、旧唐津地区が79.1歳、浜玉地区が79.5歳、厳木地区が81.1歳、相知地区が82.2歳、北波多地区が78.8歳、肥前地区が80.5歳、鎮西地区が80.3歳、呼子地区が79.2歳、七山地区が80.9歳でございまして、全体で平均79.6歳となっております。 次に、離島保育所運営事業補助金につきまして、過去3年間、4月1日時点の児童数の推移でございますが、聖母保育園は、平成30年度は7人、令和元年度は11人、令和2年度は8人、令和3年度は6人を見込んでおります。小川島保育園は、平成30年度は5人、令和元年度は5人、令和2年度は5人、令和3年度は2人を見込んでおり、離島における児童数は年々減少しております。 次に、介護保険事業に関しまして、過去3年間の要支援、要介護認定者の推移でございますが、年度末時点の認定者数で申しますと平成30年度6,222人、令和元年度6,283人、令和2年度の見込み数は6,306人となっておりまして、高齢者数の増加に伴い、認定者も年々増加傾向でございます。 次に、医療機関等応援助成金につきまして、医療機関等に対する助成金の他市の状況でございますが、県内では、武雄市が昨年5月に医療機関に一律10万円、鳥栖市が本年1月に病院へ50万円、診療所及び歯科診療所へ30万円、薬局へ10万円、白石町が医療機関に対して20万円、インフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療・検査体制確保事業の指定医療機関に事業加算として20万円、上峰町が2月に新型コロナウイルスワクチン個別接種を行う医療機関に100万円、個別接種を実施しない医療機関に20万円を交付されることとなっております。また、福岡市では、昨年5月に病院の病床数規模に応じて600万円から40万円、歯科診療所には10万円、薬局には5万円を交付されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 国民健康保険事業の運営が広域化されたことによる効果でございますが、1つ目に、国が公費を拡充したことにより、国民健康保険の課題でもありました国民健康保険財政運営が安定したことが上げられます。広域化前までは、一般会計からの法定外繰入れを頂き、累積赤字の解消に努めてきたところでございますが、公費が拡充されたことで、法定外の繰入れがなくても安定した運営ができるようになり、令和元年度の決算では、平成30年度に続きまして2年連続での黒字の決算となっております。また、令和3年度の予算におきましても、法定外の繰入れを見込まずに予算を計上することができております。 2つ目に、県内の各市町で取り組む保健事業等の好事例を、県内市町の担当者間での勉強会等により、他の市町でも展開し取り組めるよう調整ができることが上げられます。 3つ目に、県全体の取り組みのうち、重複服薬対策や医療費通知等の一部の事業につきましては、佐賀県国民健康保険団体連合会に委託し、統一した方法で事業ができるようになったことなどが上げられます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 私のほうからは、令和3年度モーターボート競走事業会計予算の営業収益、このほとんどは船券の売上額が占めるものですが、その増加要因についてお答えをいたします。 まず、公営競技4団体──競馬、競輪、オートレース、ボートレースの令和2年4月から令和3年1月までの売上状況でございますが、前年比16.4%の増加となっております。ボートレース業界におきましても、31.2%の増加となっております。 増加傾向の最大の要因は、電話投票売上額の拡大であるというふうに捉えております。 ボートレースからつにおきましても、唐津市営レースにおける令和2年4月から9月までの実績等を勘案いたしまして、令和3年度においては、電話投票において前年度当初予算比約30%伸びを見込み、船券売上額を計上いたしております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 鏡山小学校改築事業費(継続費2年度分)について、山下議員のご質疑にお答えいたします。 鏡山小学校改築事業につきましては、令和元年度から令和4年度までの4年間の継続費を設定しております。今回の減額補正1億1,415万9,000円の理由でございますが、屋内運動場・プール改築建築工事、既存校舎解体工事などの入札減による減額でございます。 工事の進捗状況でございますが、令和2年度は既存校舎の解体工事を行いまして、現在、校舎、屋内運動場、プールの改築工事等を行っております。令和3年12月に工事完了予定でございまして、令和4年1月初旬に新校舎へ引っ越しの予定でございます。 工事スケジュールは計画どおりに進んでおりまして、今回の減額は、令和2年度分の不用額を減額し、全体事業費の総額及び年割額を変更を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 農業経営等継続応援補助金、漁業経営継続補助金の、国の支援事業である経営継続補助金との違い等についてのご質疑でございました。 議員ご指摘のとおり、農業経営、漁業経営の継続を支援する国の事業としましては、令和2年度に実施されている経営継続補助金がございます。今回ご提案させていただいている農業及び漁業の事業につきましても、国の事業と同様に、経営の継続を大きな目的の1つとしております。 国の事業との違いといたしましては、まず補助上限額につきまして、国の事業においては単独申請で150万円、グループ申請で最大1,500万円が上限となっておりますが、本事業では、個人では50万円、法人や団体では100万円を1件当たりの上限額としまして、比較的小規模の取り組みでも活用しやすく、また、多くの漁業者及び農業者の皆様に幅広く支援が行き渡るような事業にしたいと考えております。 また、国の事業では、経営継続に関する補助対象経費の6分の1以上を、接触機会を減らす生産・販売への転換、または感染時の業務継続の体制構築の経費として使用しないといけませんが、市の事業ではそういった要件を設けず、農業者及び漁業者の皆様が取り組みやすい要件を設定するように考えているところでございます。 加えまして、農業経営等継続応援補助金につきましては、地域において農業生産活動の一部を共同で行う団体につきましても対象にしたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 生活困窮者自立支援事業について再質疑します。 就労準備支援事業で、日常、社会生活、自立に関する支援から就労自立に関する支援までを計画的かつ一貫して提供するとのことでした。 それでは、先行している県内市町村の他市の状況についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 就労準備支援事業の県内他市の実施状況についてでございますが、唐津市を除く県内9市の状況でございますが、平成30年度以前から事業を実施している市が佐賀市と鹿島市、令和元年度から実施している市が神埼市、令和2年度から実施している市が鳥栖市、武雄市、嬉野市で、県内では6市が実施している状況でございます。 なお、実績としましては、佐賀市の平成30年度の相談件数が8件、うちプラン作成件数が8件、就労に結びついた件数が4件、令和元年度の相談件数が21件、うちプラン作成件数が21件、就労に結びついた件数が5件でございます。 鹿島市につきましては、平成30年度の相談件数が4件、うちプラン作成件数が4件、就労に結びついた件数が3件、令和元年度の相談件数が7件、プラン作成件数が7件、うち就労に結びついた件数が7件でございます。 神埼市につきましては、令和元年度の相談件数が26件、プラン作成件数が14件、うち就労に結びついた件数が6件でございます。 唐津市におきましても、本事業を通じて、雇用による就業が著しく困難な生活困窮者の方々の就労自立を支援していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 県内他市では、成果が発現しているようです。先行する他市の事例を調査研究され、本事業が必要とされる方に必要な支援が届くよう有効な事業運営をお願いいたします。 次に、障害福祉サービス費について再質疑します。 今回、補正が必要となった要因について、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 補正が必要となっている要因についてでございますが、市内におきましては、令和2年4月以降に6つの事業所が増加しておりまして、内訳を申しますと、就労継続支援A型事業所が2事業所、児童発達支援事業所が2事業所、放課後等デイサービス事業所が1事業所、相談支援事業所が1事業所と、それぞれ増加しております。事業所の増加と、それに伴う利用者の増加によりまして、当初予定していた予算額に不足が生じており、今回の障害福祉サービスの補正の要因となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 事業所数の増加と利用者の増加傾向は今後も続くと考えられます。 最後に、障害福祉サービスが今後どのような形で推移していくと考えられているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 先ほど述べましたとおり、市内の障害福祉サービス事業所につきましては年々増加をしておりまして、それに伴い、サービス利用者の方も増加が続いている状況となっております。国内全体で見ましても、障害福祉サービス関係予算につきましては、13年間で約3倍に増加している状況でございます。 このように、障害福祉サービスを利用するための環境整備は今後も進んでいくものと思っているところでございまして、障害のある方にとりましては、地域での生活において、より身近に障害福祉サービスの提供を受けることができる環境が整ってきていると考えております。 障害福祉サービスにつきましては、今後の推移、動向を注視しつつ、支援を継続してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 国内全体での障害サービス関係予算は13年間で3倍に増加、障害者の人々が良好なサービスを受けられるよう、注視願います。 次に、高齢者緊急通報装置貸与事業費について再質疑いたします。 貸与件数は減少傾向ですが、予算額は757万9,000円から479万9,000円、貸与件数を大きく上回る比率で減少。減額の要因についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 予算減の主な理由でございますが、この事業は合併前から各市町村で取り組んでおり、合併後もその形を引き継いで、これまで2社による単年度随意契約により実施してきたところでございますが、令和2年度から委託方法を見直しまして、それまでの契約方法から、1社の3年間長期契約として指名競争入札に変更いたしました。その結果、入札減による予算減となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 委託方法を見直し、契約方法の変更が予算減額につながったとのことです。他事業においても、前例にとらわれない創意工夫をお願いいたします。 次に、運転免許証自主返納者支援事業について再質疑します。 当該事業の申請者は、最多の旧唐津地区が268人、最少の厳木町が8人、申請者の平均年齢は79.6歳。申請者の居住地が偏っていると考えられます。 次に、地域ごとの利用実績、平均利用料金についてお尋ねします。また、利用目的を把握されているのなら、それについても併せてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 まず、利用実績でございますが、事業を開始して以降の新規申請者の利用率で申しますと、地区ごとの状況は、旧唐津市が29.9%、浜玉地区が16.1%、厳木地区が9.7%、相知地区が15.1%、北波多地区が11.0%、肥前地区が13.7%、鎮西地区が21.4%、呼子地区が22.7%、七山地区が15.8%でございまして、全体の利用率は25.5%となっております。 次に、平均利用料金でございますが、同じく事業を開始して以降の新規申請者で、助成前の平均利用料金で申しますと、地区ごとの状況は、旧唐津地区が1,354円、浜玉地区が1,943円、厳木地区が2,207円、浜玉地区が2,767円、北波多地区が2,550円、肥前地区が2,923円、鎮西地区が2,290円、呼子地区が1,444円、七山地区が2,416円でございまして、全体の平均利用料金は1,525円となっております。 次に、利用目的につきましては、タクシー利用券の乗降する施設名等が記入されることはございませんので、はっきりしたことは分かりませんけれども、通院や買物など、日常生活のための移動で利用されているものというふうに認識いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 利用料金が、本事業の申請者、利用率に反映しているようです。公共交通、生活インフラが脆弱な地域は利用率が低く、そして利用料金は高い傾向にあります。 高齢者が安心して暮らせる地域づくりには、利用者負担の平準化と割引率など制度の見直しが必要ではと考えます。最後に、このことについてどのように考えられているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 利用しやすい事業制度についてでございますが、この事業を3年間実施してまいりまして、確かに、市街地と市街地周辺地区の利用率や利用料金に偏りがあることは、認識しております。どの地域にお住まいでも割り引きを3割引としておりますが、市街地周辺地区にお住まいの方は目的地までの移動距離が長くなる傾向にございますので、1回の利用料金が高く、割引したとしても利用者負担が大きいなど、いろいろ課題を抱えております。今後、このような、地域による格差が少しでも解消し、利用しやすい制度になるよう検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 地域による格差を解消し、利用しやすい制度になるよう検討していくとのことでした。よろしく、お願いいたします。 次に、離島保育所運営事業補助金について再質疑します。 2園とも児童数は減少しております。増額となった要因についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 離島では、入所児童の減少により、地域型保育給付費だけでは保育事業を推進していくことが困難な状況にございます。 そのため、離島においても保育事業を安定的に運営できるよう、市といたしましては、離島保育所運営事業補助金として、保育所が離島における保育事業を運営した際に生じる損失額を補填しておりますが、聖母保育園及び小川島保育園ともに前年度よりも利用児童が少なくなったことから、補填額は増額いたしたところでございます。このため、事業費全体では523万円の増となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 保育所を運営するにはある一定以上の運営費が必要、利用児童が少なくなることから収入が減少、そのため補填額は増加したとのことでした。 次に、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計予算について再質疑します。 広域化の効果は、国民健康保険財政運営の安定、県市町村での情報供給、事務事業の統一とのことでした。 国民健康保険事業費給付金の一般被保険者医療給付費が、前年度に対して約2億5,000万円減額となっております。その要因についてお尋ねいたします。
    ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 山下議員の再質疑にお答えいたします。 まず、国民健康保険事業費納付金についてでございますが、国民健康保険制度は県単位で広域化され、県が国民健康保険財政の責任主体となったことで、保険給付に必要な費用は、全額、県が交付金として各市町に対して支払う代わりに、各市町が県に当該納付金を納めることとなっております。 そこで、議員ご質疑の、国民健康保険事業費納付金のうち一般被保険者医療給付費分が減額となった要因でございますが、加入者の年齢構成が異なる保険者間での財政調整のために、保険給付費分の財源として国から県に交付されます前期高齢者交付金がございますが、これが前年比で増額となったことによりまして、各市町が県に納める納付金が減額になったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 国から交付される前期高齢者交付金が前年比で増額となり、各市町が県に納める給付金の一般被保険者医療給付費分が減額となったとのことでした。 平成30年度の広域化から、3年が経過。広域化により国民健康保険制度がどのように推移していくのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今後の国民健康保険制度の課題といたしましては、団塊の世代の方々が国民健康保険から後期高齢者医療に移行することなどもございまして、被保険者数がますます減少し、県内の国民健康保険の被保険者数は、広域化から10年後の令和10年度には約3分の2程度になると推計されております。そうなりますと、財政基盤が不安定となり、市町事務の負担は増加してくるため、その対策といたしまして保険税率の一本化や市町業務の集約について協議が行われているところでございまして、令和2年10月16日開催の佐賀県国民健康保険運営連携会議におきまして、令和9年度に保険税率の一本化をすることなどを含め、合意がなされているところでございます。 こうした中、業務の標準化の1つといたしまして、これまで唐津市では被保険者証の有効期間を4月から翌年3月までとしておりましたが、県内では8月から翌年7月までとしている市町が大半を占めておりますので、事務の統一を図るために、令和3年度は、4月から翌年7月までの被保険者証を発行することにしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 被保険者証の有効期間の統一や、令和9年度の県内保険税率の統一、そして市町業務の集約化が協議されているとのことでした。 次に、令和3年度唐津市介護保険特別会計予算について再質疑します。 要支援、要介護認定者数は年々増加傾向とのこと。サービス事業所の推移についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 介護サービス施設の推移でございますが、県が指定する介護老人福祉施設などの施設サービスは19施設で変動はございません。同じく、県が指定するデイサービスなどの居宅サービスは、平成30年度から令和2年度の間で1事業所の増となっております。 次に、唐津市が指定するグループホームなどの地域密着型介護サービスは平成30年度から令和2年度の間で2事業所の増となっており、唐津市全体で事業所数は増加傾向でございます。 高齢者の増加に伴いまして、そのニーズも多種多様化しております。今後求められるサービスを見極めながら、必要な施設整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 高齢者の増加に伴い、そのニーズも多種多様化、求められるサービスを見極めながら必要な施設整備を進めていくとのことでした。 最後に、認定者、サービス事業所が増加傾向にある中で、地域支援事業費が前年と比較して約4,000万円減少しております。その理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 地域支援事業費の予算が減少した理由でございますが、地域支援事業は、介護保険制度の改正によりまして、それまで保険給付費で対応しておりました通所型サービス、訪問型サービスが、新しく地域支援事業費事業として取り組まれ、平成29年度から移行が始まり、平成30年度に完全移行しております。まだ事業実績は浅いことから、事業費を正確につかむことが難しく、令和2年度予算が過大になったところでございます。 令和3年度の予算におきましては、これまでの実績に加え、推計を見直しておりまして、その結果、令和2年度と令和3年度の予算額で差が生じております。 なお、地域支援事業費の実績といたしましては、年々増加傾向にございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計予算について再質疑します。 公営競技4団体の売上状況は前年比16.4%の増加、またボートレース業界は31.2%の増加。令和2年4月から9月までの実績、電話投票などを勘案して30%の伸びを計上したとのことでした。 次に、販売促進については、前年度と比較すると1億1,300万円ほど増加しております。増加要因についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 販売促進費の主な増加要因についてお答えをいたします。 まず1点目といたしまして、ボートレースからつでは、電話投票会員を対象とした「からつキャッシュバックポイントクラブ」を組織して、売上額に応じキャッシュバックキャンペーンを実施いたしております。先ほど答弁いたしましたが、この電話投票の売上額の上昇に伴い、各会員へのキャッシュバック費用約3,380万円の増加を見込んでおります。 次、2点目でありますが、現在、仮設スタンドで営業をしておりますが、スタンド等が11月にフルオープンすることに伴い、場内のファンサービス確保を目的に、一般観覧席、有料観覧席におけるサービスの充実を図る目的から、接客業務等の増員が必要となってまいります。その額が、約3,670万円を見込んでおります。 最後に3点目に、新スタンドのオープンに係る事前の周知広告、また11月から翌年3月までの記念イベント、来場促進を目的としたファンサービス等を計画いたしておりまして、その費用として約3,600万円を見込んでおります。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 各会員へのキャッシュバック、新スタンドのオープンに係るサービスや広告などを計上しているとのことでした。 公営競技の業界も、熾烈な競争の時代。最後に、他場との競争を勝ち抜くための戦略についてお尋ねいたします。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 日下ボートレース企業局長。          (発言する者あり)          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 今後の売上げに影響する対策をどういうふうに講じていくかという点であるかと思います。 まず1点目につきましては、ボートレースからつが売上げを伸ばしてきた要因といたしましては、モーニングレースの開催がございます。現在、モーニングレースを開催している場は唐津を含め5場で、そのうち2場、これは三国、鳴門の場でありますが、現在、開催日数は現在96日というふうになっておりますが、この2場の開催日数が令和3年度からは141日となり、発売日の競合が想定されます。モーニングレース開催施行者と連携を図り、まず、この効率的な開催日程の調整を図る必要があるというふうに考えております。 次に2点目、現在売上げの83.6%を占めております電話投票の売上向上施策ということですが、からつキャッシュバックポイントクラブによるキャンペーンの継続、それから、今年度から、ボートレースの楽しみ方に幅を広げる新たな施策として、ボートレースからつにおきましてはオリジナルAIの直前予想情報の提供を開始するなど、売上向上に努めているところでございます。 次に、減少傾向が続いております本場来場者対策があります。現在、スタンド等の改修を進めておりまして、より快適な観覧席を整備する。それから、1階フロアにつきましては、地域住民に親しまれるオープンスペースとして開放いたしまして、レース場そのものの魅力を高めること。また、これまでボートレース場に足を運んだことのない人たちを呼び込み、来場者の増、新規ファンの獲得につなげていきたいと考えております。 そのほか、具体的なメニューといたしましては、唐津独自で実施するもの、それから先駆けて実施する、してきたものにつきましては、まず、モーニングレースの1レースから4レースまでにつきましては強豪選手を配置したシード番組の編成を行っております。それから、唐津の水面それからレース傾向等を紹介した攻略本を作成いたしまして、全国の場外発売場に配付をいたしております。次に、ボートレースからつの出走表を、関東それから東海、関西のスポーツ紙に、全レース、掲載をいたしております。このように、全国のファンを対象にした施策を展開していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 多種多様な戦略が、また市民に親しまれる様々な仕掛けも用意されているようです。売上向上とともに、新たな拠点となるよう、運営整備をお願いいたします。 令和2年3月補正の鏡山小学校改築事業費の減額補正は入札減、工事完了は令和3年の12月とのことでした。 次に、医療機関等応援助成金について再質疑いたします。 近隣市町の状況は把握できました。最後に、応援助成金の使途についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の三度目の大きな流行期に入り、唐津市内でも12月以降、新型コロナウイルス感染症感染者が引き続き確認され、病院、介護施設などでクラスターが発生し、感染拡大が危惧される中にあって、市民の方々が安心して生活ができるよう唐津地区の医療体制を支えていただいたことに対する助成金でありまして、使途については、特には定めておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 使途については限定していないとのこと。円滑な助成をお願いいたします。 最後に、農業経営等継続応援補助金、漁業経営継続補助金について再質疑いたします。 国の事業と同様に、経営の継続を目的としているとのことでした。 次に、当該事業の上限額の設定根拠についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員の再質疑にお答えいたします。 上限額の設定根拠につきましては、多くの農業者及び漁業者の皆様に幅広く支援が行き渡るよう、また感染症対策としてこれまで先行してきた、先行して実施した事業を参考にしながら、個人に対しましては50万円を上限にしたいと考えております。また、法人や団体につきましては、個人より一般的に経営取り組み規模が大きいため、100万円を上限にしたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) これまで先行した事業を参考に、多数の事業者に幅広く支援が行き渡るよう、上限額を設定したとのことでした。 最後に、当該事業の対象外経費についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今回の支援事業において対象外となる経費といたしまして、まず第一に、他の補助事業等で申請を行っている機械等。2番目に、運搬用のトラック、家庭用エアコン、パソコンや周辺機器など、汎用性が高く、農業及び漁業以外にも使用する可能性が高い経費。3、既存の機械等の単なる更新や修繕、清掃に係る経費。4番目に、ビニールハウス等の園芸用施設の更新。5番目に、被服、消耗品、支柱等の資材の単独購入。6番目に、光熱水費、インターネット回線料など、継続的な負担が生じる経費。7番目に、消費税相当額などの公租公課費。8番目に、その他、事業の目的を達成するために必要が認められないものにつきましては、補助対象外経費として整理するように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) これで、私の議案質疑を終了いたします。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 5番、清風会、井上裕文です。議案質疑を行います。 議案第2号、令和3年度唐津市一般会計予算の中から、衛生費より、母子保健事業費、健康マイレージ事業費、唐津市うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費、清掃センター維持管理業務費、計5項目、教育費より、小中学校のICT教育推進事業費及びGIGAスクール推進事業費、計4項目について質疑します。 まずは、衛生費から。 母子保健事業費についてですが、本市は、平成30年5月から妊婦や乳幼児らを対象とした無料の電子母子手帳アプリ「からつっこアプリ」を運用しています。このアプリの運用実績についてお尋ねします。 次に、健康マイレージ事業費について伺います。 「からつウェルポ」のこれまでの利用状況については、前任者の質疑で理解できました。私は、予算計上しているシステム運用管理等委託費496万円の内訳について、まずお尋ねします。 次に、唐津市うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費について伺います。 NPO法人に対する事業実施業務委託として334万1,000円を予算計上しています。令和2年度の内訳は、委託業務に係る賃金の報酬費、需用費などとしていますが、令和3年度におけるそれらの詳細について伺います。 次に、空き家等対策事業費についてお尋ねします。 この事業の実態把握調査の結果は、前任者の質疑によって明らかになりました。実態把握調査の結果を受けて整備する、空き家台帳に盛り込む内容をご説明ください。 次に、清掃センターの管理業務費についてお尋ねします。 老朽化が懸念されている清掃センター施設の維持管理関連経費の内容について、ご説明願います。 最後に、教育費の小学校GIGAスクール推進事業費、中学校GIGAスクール推進事業費、小中学校のICT教育推進事業費、以上の4項目は関連するため、一括して質疑します。 国が令和2年度にGIGAスクール構想の事業実施を大幅に前倒ししましたが、前任者の質疑で、全ての児童生徒に端末が行き渡る見通しが明らかになりました。私のほうからは、無償貸与する端末の総数と、その内訳をお願いします。 これで、第1回目の質疑とします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、「からつっこアプリ」の運用実績についてでございますが、電子母子手帳「からつっこアプリ」は、議員ご案内のとおり、平成30年5月から運用を開始しておりまして、子育てに関する情報の提供や、予防接種の受け忘れを防ぐお知らせ機能、子どもの成長記録など、安心して子育てができるようお手伝いしているアプリでございます。 このアプリの運用実績についてでございますが、令和3年2月現在のユーザー登録者数は1,603人で、子どもの登録者数は2,005人でございます。 内訳といたしましては、多い年代順に、30歳代が723人で45.1%、20歳代が431人で26.9%、40歳代が190人で11.8%、10歳代が9人で0.6%となっております。そのほか、年齢登録をされていない方が250人で15.6%いらっしゃいます。 次に、健康マイレージ事業のシステム運用管理等委託費の内容についてでございますが、「からつウェルポ」のシステム保守管理やアップデートの対応、参加者の登録管理や利用者からの問合せ対応、商品交換、発送業務等の「からつウェルポ」事務局業務、SNSの運営などによる登録促進業務、こういったものがございます。 また、令和3年度におきましては、商品交換がこれまでよりスピーディーにできるよう、協力店にQRコードを設置させていただき、読み取ることで、その場で商品交換が可能なシステムに改修する業務が含まれております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 まず、唐津市うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業は、市民団体や企業などと市との橋渡しの役割を中間支援組織に担っていただこうという考えのもと、NPO法人に事業実施業務を委託しております。 委託業務の内容につきましては、活動されます団体等への支援として、応募説明会の開催、事業の募集・受付、審査会の運営、採択団体への助言や補助金申請の支援及び成果報告会の運営と成果報告書の作成などの事務をお願いしております。 その委託料の内容についてでございますが、委託団体職員の賃金、補助団体採択のための審査会における委員などへの報償費、消耗品や募集チラシ、ポスター、事業報告書の作成に使用する印刷製本などの需用費、それから電話料、郵便料、交通費といった役務費、それから会議室の借り上げに対する使用料及び賃借料といった内容になっております。 次に、空き家台帳についてでございますが、本年度、唐津市全域における空き家の件数や分布状況、不良度などを把握するために空き家を回って外観目視により調査を実施して、空き家台帳を整備しているところでございます。 この空き家台帳に盛り込む内容といたしましては、空き家の所在地、所有者等の情報、郵便受けや電気メーターの状況や、屋根や外壁などの破損状況、駐車場スペース、道路の幅員のほか、空き家の物理的損傷の度合いである不良度や、空き家の売却や賃貸の可能性の度合いである市場性などを盛り込んでいく予定でございます。 また、空き家の位置情報といたしましては、住宅地図上に落とし込んだデータ及びそのデータを紙で出力したものを作成し、利用していくことといたしております。 次に、清掃センター施設の維持管理業務につきましては、法令に基づく公害防止及び安全運転に努めるため、公害物質の測定分析、設備の定期点検整備・修繕、薬剤及びその他必要な物品の購入費等、適正な維持管理を図りながら、安全に、安定的に稼働することを目的といたしております。 主な事業内容といたしましては、定期点検整備の工事費、公害測定分析等各種業務費、計装設備保守等の委託料、活性炭入り消石灰、重金属固定剤等の公害防止対策用薬品の購入費、焼却固化灰等の運搬費と処分費、電気・水道等の光熱水費、その他保険料等の経費として約7億300万円を計上いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 小中学校のICT教育推進事業費及び小中学校のGIGAスクール推進事業費について、井上議員のご質疑にお答えいたします。 GIGAスクール推進事業費において、今年度購入いたしましたタブレット端末の台数内訳でございますが、小学校、児童用端末が6,740台、児童用予備端末が188台、教員用525台を合わせまして、合計で7,453台を購入しております。中学校では、生徒用端末が3,127台、予備が76台で、教員用313台を合わせまして、合計で3,516台を購入しております。小中学校の合計では、児童生徒用9,867台、予備264台、教員用838台の、合計で1万969台を購入した次第でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) それでは、母子保健事業費から再質疑します。 電子母子手帳アプリが30代を中心に普及していることが理解できました。実際の利用者や、利用者の声や評価についてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 利用者の評価できるようなアンケート等を行っていない状況でございますが、導入しての効果といたしましては、予防接種事故や間違いの報告件数の減少が上げられるところでございます。導入前の平成28年度は27件、平成29年度は17件でございましたが、導入後の平成30年度は4件、令和元年度は8件と、導入前後で比較すると大幅に減少しております。 また、アプリにより予防接種スケジュールが確認できるため、問合せも減少傾向となっておりまして、導入前より利用者が主体的に予防接種のスケジュールを管理できるようになっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 一定の効果があるということでしたが、改善に向け、利用者が電子母子手帳アプリの利用に当たって実際にどのように感じているかということについては、いずれ把握する必要があると思います。 次に、令和元年10月に、内閣官房、日本経済再生総合事務局が公開している資料「子育てノンストップの実現に向けて」では、電子母子健康手帳を「自治体・医療機関と妊婦、ママ・パパをつなぐ」ものだと説明しており、子育て世代間の情報共有や医療機関との連携といった視点は欠かせません。本市は、こうした連携に向けてどのように取り組んでいるのか、お答えください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 子育て世代間の情報共有や医療機関との情報連携についてでございますが、現在の「からつっこアプリ」は、利用者間の情報共有や医療機関との情報連携はできないシステムとなっております。 利用者間同士の情報共有を行うことに関しましては、市のアプリであるため、個人の投稿等により不確かな情報等が掲載されるおそれがないよう、慎重に検討してまいりたいと考えております。また、医療機関との情報連携につきましては、助産師等によるオンライン相談の実証実施を予定している佐賀県の状況を参考にしまして、医療機関等のご意見をお聞きしながら、研究をしてまいりたいと考えております。 現在は、唐津東松浦医師会会員及び周産期医療機関関係者等で構成される唐津市周産期医療対策委員会や、同委員会の実務者部会において、唐津市における妊娠・出産から乳幼児に至る医療体制の整備計画や実情把握等につきまして協議を行っているところでございます。また、必要に応じ情報連絡等を行いまして、医療機関との情報連携を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 情報共有や情報連携については慎重な姿勢だと理解しました。アプリの特性なども考慮する必要がありますが、将来に向けて検討を進めてほしいと考えています。 それでは、健康マイレージ事業費について再質疑します。 1回目の質疑で、システム運用上のランニングコストの一環については理解できました。 それでは、佐賀県は類似事業「SAGATOCO」を実施しておりますが、これまでのご答弁では併用も想定されています。あえて併用することで得られる、唐津市民、唐津市としても、メリットをご説明願います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 「SAGATOCO」も「からつウェルポ」も、住民の健康増進を目指し、住民が取り組む健康づくり事業を推進することを目的としている事業でございますが、それぞれに違った利点があると考えております。 唐津市では、特定健診や各種がん検診の受診率が向上することが重症化予防に有効であると考えておりますので、健診等の受診ポイントを高めに設定しております。また、血圧や体重、睡眠時間の記録やラジオ体操、ボランティア活動など、各個人が設定した目標への取り組みなど幅広くポイント対象を設定しております。 これに対しまして「SAGATOCO」については、比較的、歩くことに重点を置いたポイントシステムでございます。「からつウェルポ」は、歩くことが難しい方もポイントをためることができるため、個人のニーズに応じて使い分けたり、両方に取り組んだりと、市民の皆様に楽しみながら健康づくりを行っていただくことができるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 「SAGATOCO」のほうが後発組で目的も同じである以上、ある程度似通ってしまうというのはやむを得ないという事情があります。ただ、答弁で言及された商品の充実など、一層の奮起を期待しております。 さて、この事業の検証についてですが、例えば地方創生推進交付金申請時の重要業績評価指標KPIの達成具合を確認することでも検証につながります。KPIによる検証の有無と、その結果についてお答えください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) お答えいたします。 健康マイレージ事業は、平成29年度から令和元年度までの3年間は地方創生推進交付金を活用し実施しておりまして、地方創生推進交付金申請時にKPIを3項目、設定いたしております。 1つ目は、参加者数でございまして、年度当たり500人で数値目標を設定いたしておりました。これにつきましては、平成30年8月29日に運用を開始し、平成30年度末登録者数993人、令和元年度末で1,496人でございましたので、目標は達成しているところでございます。 2つ目に、健康に関連した新規産業サービス創出数でございまして、目標値は1社でございました。健康マイレージ事業の一環として、この交付金を活用し開発した、唐津の特産品を使用した健康食品がございますが、その販売を行うこととなった新規企業が1社ございますので、こちらにつきましてもおおむね達成というふうに考えております。 3つ目に、雇用者所得の向上でございまして、目標値は550万円でございました。「からつウェルポ」のポイント交換商品による店舗売上げ及び新規サービス産業での雇用による所得を合わせまして278万円と算出しておりまして、こちらにつきましては、目標値までは及ばなかったところでございます。 これらは推進交付金申請時のKPIでございますので、今後は、市民の健康増進についての検証結果を図る必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ご説明いただいたKPIは、交付金申請時のものであり、対象は令和元年度までですが、未達成のものがあったという一方で、一定の成果があることも分かりました。 当市のKPIで評価する意味というのは、限定的ですが、一つの指標としては、いまだに有効だと考えます。KPIのような指標がない場合、どのように今後検証なさるのかは、私も注意深く見守っていきたいと考えております。 それでは、唐津市うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費に移ります。 1回目の質問で、この事業の委託先での活用状況については理解できました。 次に、この事業の検証結果を受け、いつどのように補助区分や補助限度額、補助率を見直したのかご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 平成18年度から、補助対象事業10万円以上、補助率2分の1という内容で事業を開始して以降、5回の事業内容の見直しを行っております。 その中で、平成24年度の見直しでは、申請状況の伸び悩みと、特に地域で地道な活動をされている比較的小規模な団体におきましては自己資金の確保に苦慮されているという観点から、団体の基盤強化と活動の継続的な実施に資するため、補助対象経費15万円以下の団体につきましては、補助率を2分の1から10分の8に改正を行っております。 また、平成29年度の見直しでは、さらに積極的にこの補助制度を活用していただきたいとの考えから、補助対象となる事業をこれまでの5つの区分から3つの区分とし、補助率も補助対象経費の10分の9とし、現在に至っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 補助制度が拡充されたことを理解しました。 前任者の質疑で、この事業を含めたイベント関係の補助金見直しを進められていることが判明しましたが、スリム化は、財政上、重要です。他方、事業を採択された団体がこの事業を利用して団体としての活動を推進することで環境調和のまちづくりを進める役割を果たしているというふうに認識していて、継続性も大変重要なものだと考えております。 この事業を続けていくという点では、周知活動も重要な鍵を握ります。NPO法人が市民に対して行っているPR活動の実績を伺います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 この事業実施業務を委託しておりますNPO法人による市民対象のPR活動の実績でございますが、チラシやポスターをはじめ、ホームページ、フェイスブック等によるPR活動を実施しているところでございます。 令和2年度におきましては、ポスターは約40部を作成し、市役所や市民センターのほか、各公民館等に設置しております。また、チラシにつきましては、約6,000部を作成し、行政連絡員文書による行政区への回覧に約5,200部、市役所や市民センター、公民館などの公共施設に約390部、その他各種団体等への配布を行い、環境調和のまちづくりの推進も含め、市民の皆様に対するPR活動等を行っていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) スリム化や継続性といった様々な視点を考慮しなければなりませんが、長期的な支援で補助制度全体の見直しは進めていかなければならないというふうに考えております。 次に、空き家等対策事業費の再質疑に移ります。 1回目の質疑に対する答弁で、台帳には空き家の利活用を意識した内容が盛り込まれるということが理解できました。 次に、台帳を基にした、関係機関との情報共有のあり方についての方針や考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 現在の空き家台帳につきましては、庁内では基本的には、空き家対策室と各市民センターの空き家対策担当部署にて共有して使用をしております。 しかしながら、例えば空き家の危険度の判定を実施する場合におきましては、危険度を判定するために必要な部分の情報を、都市整備部の建築住宅課、それから消防本部の予防課に情報を提供し、業務を進めております。 令和2年度に実態調査をして新たに整備をしております空き家台帳につきましても、同様に活用していくものでございます。 関係機関につきましては、直接的に空き家台帳を共有することはございませんが、例えば、空き家台帳に登録のある空き家の所有者や相続人などから「空き家バンクに登録をしたい」との相談があり、その空き家の状況によって空き家バンクにすぐ登録するのが難しいような場合におきましては、その所有者や相続人等の情報を、空き家バンク物件の調査を委託しております佐賀県宅地建物取引業協会唐津支部に提供しまして、事前相談をしていただくなど、関係機関と連携して、空き家対策に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 空き家の利活用をにらんだ連携を関係機関と図っているというふうに認識しました。 それでは、空き家等対策計画の策定や今後の空き家対策に意向調査結果をどのように活用していくのか、ご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 本年度実施しております空き家の実態把握調査におきまして、所有者等が判明したものにつきましては、意向調査票を送付し、現在その意向調査の集計を行っているところでございます。 意向調査の内容といたしましては、建物の所有状況や使用状況、建物の管理や今後の活用についてのほか、市に対しての要望や空き家バンクについてなども設問の中に入れておりますので、それらの結果を活用して、空き家等対策計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。 また、空き家バンクの登録を希望されている方に対して、登録を促していき、空き家を市場に流通させていくなど、空き家の利活用対策にも活用していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 前任者による先週の質疑でも、物件不足が移住希望者の障壁になっているケースがあったことが分かり、空き家対策に期待を寄せております。現在集計している意向調査の結果を基に、空き家対策全般を遅滞なく進めていただきたいと思っています。 それでは、衛生費で最後の、清掃センター維持管理業務費に移ります。 清掃センターを安定的に稼働させるための経費が約7億300万円に上りますが、過去の答弁によると、運転管理業を含む経常的な費用は年間10億円前後で推移する見通しです。この推計の前提として、現在の清掃センターを令和10年度までどのように稼働させていくのかという点について、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 現在、清掃センターでは、唐津市と玄海町の一般廃棄物を処理しており、現施設は平成9年4月の稼働から23年が経過している状況でございます。 これまで、施設を安全に、安定的に稼働するため、毎年の定期点検整備工事、また、施設の老朽化に伴い平成26年度から平成30年度にかけて長寿命化事業を実施し、施設の焼却炉や大型機器機械・設備のメンテナンスを行ってきたところでございます。 今後も、通常点検業務の中で劣化傾向状況等の現況を把握し、大規模改修等につながる故障が発生する前の、最適な時期に最善の保全ができるように計画に反映させながら、定期点検整備工事の中で予防保全を行っているところでございます。 このような維持管理を行うことで、現施設は令和10年度までの稼働が可能と見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 大規模改修につながる故障の早期発見といった対応によって、年間10億円前後で推移する恒常的な費用を可能な限り抑えるというふうに私は理解しました。 最後に、老朽化が進行する中で、安定的に稼働させるための財源確保の見通しをお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 清掃センターを安全かつ安定的に稼働するためには、議員おっしゃるとおり、老朽化が進む中で、設備や機械の点検、更新及び補修が今まで以上に必要となってくるものと考えられます。 現在の主な財源は、清掃センターじんかい処理手数料、それから響創のまちづくり基金の繰入金、資源化ごみ等の売払い収入等となっております。 今後も、限られた財源を有効に活用し、事業の平準化を図りながら施設の予防保全に努め、市民が安全、安心に快適な生活環境の中で暮らしていただけるよう、適切に、維持管理を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 老朽化に対応するための費用がかさむことは容易に想像できるだけに、鋭意、維持管理に努めてほしいというふうに思います。 それでは、教育費より、小学校GIGAスクール推進事業費及び中学校GIGAスクール推進事業費など4項目の再質疑に移ります。 1回目の答弁で、端末の総数が1万台を超えることが分かり、全体の規模感が理解できました。 令和3年度当初予算案において、「ソフトウェア等賃貸借ほか」として、小学校の当該事業費で4,454万3,000円、中学校では2,190万7,000円をそれぞれ計上されています。こうした賃貸借のほか、保守管理を含めた固定費など、令和3年度以降の必要経費の見通しについてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 GIGAスクール推進事業における今後の必要経費でございますが、まず、LTE通信料として、小学校7,231回線、中学校3,421回線の合計1万652回線分、年額で8,947万6,800円が必要となります。これは、令和3年2月から5年間の特約期間を設けることによりまして、特別価格での契約を行っております。 また、管理ソフトや学習用ソフトの初期設定料及び使用料といたしまして、年額6,575万円が必要となります。こちらも、令和3年2月から5年間の長期継続契約による賃借料としております。 保守管理料といたしまして、タブレット端末が事務用パソコンに比べ安価であることから、保守契約を行わずに、予備による代替えを行い、スポット修繕を行うこととしており、令和3年度につきましては、メーカー保証もあることから、小中合わせて70万円の修繕料を計上しております。修繕料につきましては、毎年度の故障・破損の頻度を勘案し、調整を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 相当の固定費、必要な経費がかかるということが理解できました。 購入した端末の更新費用はこれまで5年から6年と想定されていましたが、その根拠についてお示しください。例えば、千葉県流山市が昨年9月に公表した流山市GIGAスクール構想には、児童生徒用端末及びGIGAスクールシステムのサーバー等の更新は財務省の省令や市役所職員用のパソコンの耐用年数を参考とするという記載があり、4年を軸に検討を進めていると読み取れます。本市の更新時期の見解について、ご説明願います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 タブレット端末の更新時期についてでございますが、財務省の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」によりますと、パソコン類の耐用年数は4年とされておりますので、国の補助金を受けたことによる処分制限期間も4年間となっております。 本市の学校で事務用に利用しているパソコンは、OSのサポート期間やパソコン本体の老朽化・陳腐化を勘案し5、6年ほどで更新を行っておりまして、こういったことから、一般的に言われておりますパソコンの更新時期と同様に5、6年程度が更新時期であろうと考えた次第でございます。 本市のGIGAスクール用タブレット端末では、更新時期を5年と考えておりまして、利用するソフトウエア及びLTE回線の特約期間につきましても更新時期を合わせております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 更新時期は4年と6年、仮にですね──ということでは、日進月歩のICTの分野では大きな差だと考えます。 5年に設定したという理由は理解できましたが、1万台超の端末を4年で買い替えるか、それとも5年、6年で買い替えるかは、次に伺う、買い替え費用をどう負担するのかという点に大きく関わります。更新時期が5年だとして、その財源をいつまでに、どのような形で確保するのか、ご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 端末の更新費用につきましては、現在のところ、明確な国の支援策等が示されておりませんが、今後、全国知事会、全国市長会などの地方六団体などからも国庫負担を求める声が大きくなると思っておりますので、今後とも国の動向をしっかり注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 国や地方を巻き込んだ議論となり、財源確保の見通しを立てることは困難かもしれません。ただ、端末は間違いなく必要なものです。鋭意、検討を進めていただきたいと思います。 最後に、小学校ICT教育推進事業費及び中学校ICT教育推進事業費に移ります。 例えば、本市でも、ICT教育の柱の1つである電子黒板の整備が進められました。GIGAスクールの構想の下で導入された端末と既存の黒板などがどのように連携するのでしょうか、お答えください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 電子黒板との連携でございますが、現在、教員用のみデジタル教科書を導入しており、授業において、デジタル教科書の拡大表示などに電子黒板が有効に活用されております。 GIGAスクール端末の導入後におきましても従来どおりの利活用をしますが、これに加えて、端末導入後は、電子黒板に教員用のタブレット端末を接続することにより、タブレット画面を表示することが可能になります。導入する授業支援ソフトを利用するとともに、教員が示した問題に対して、児童生徒が回答を教員用タブレットに転送することで、電子黒板に児童生徒の回答を一覧表示することが可能になり、各児童生徒の発表の機会が増えるなど、様々な利活用を行っていきたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 充実したICT教育を実現するために、GIGAスクール構想があると理解しております。既存の機器もフル活用することで、本市がICT教育を進めることを期待しています。 私の議案質疑は以上です。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 6番、清風会、岡部高広です。 議案第2号、令和3年度唐津市一般会計予算から、農林水産業費で7項目、商工費で3項目を予定しておりましたが、商工費中、肥前名護屋城活用推進費は前任者の質疑で理解できましたので、9項目について議案質疑を行います。 まず、農林水産業費から、さが園芸農業者育成対策事業補助金についてお伺いします。 この事業の対象として園芸用ハウス長寿命化対策がありますが、どのような事業内容が対象となるのか、お伺いいたします。 次に、中山間地域等直接支払事業費についてお伺いします。 事業概要説明に「耕作放棄地の発生防止と多面的機能の増進を図る」とありますが、具体的にどのような内容なのか、お伺いいたします。 次に、猪等駆除事業費についてお伺いします。 イノシシなど有害鳥獣の駆除は本市農業政策に特に重要と考えますが、令和2年度と比較して346万8,000円の減額となっておりますが、要因についてお伺いします。 次に、佐賀牛産地確立拠点施設整備事業補助金についてお伺いします。 生産の担い手の研修を受け入れられるとのことですが、研修生は2年間の研修期間でどのような研修を受けられるのかについてお伺いします。 次に、多面的機能支払交付金についてお伺いします。 令和2年度の予算額は3億2,010万5,000円ですが、令和3年度は3億2,132万9,000円で増額となっておりますが、その要因についてお伺いいたします。 次に、からつの元気な森づくり事業費についてお伺いします。 令和2年度予算額が2,626万円ですけども、令和3年度は4,954万2,000円で、大幅な増額となっておりますが、その要因についてお伺いいたします。 次に、浜崎漁港海岸浸食対策事業費についてお伺いします。 この事業につきましては、唐津湾海岸浸食対策調査委員会が示された浸食対策に基づき事業が進められていると理解いたしております。検討委員会では、浸食の原因をどのように考えられているのかお伺いいたします。 次に、商工費から観光地域づくり事業費についてお伺いします。 観光地域づくり事業費の主な事業内容と、令和2年度の予算額3,194万4,000円ですが、令和3年度は3,824万9,000円で増額となっておりますが、その要因についてお伺いいたします。 次に、快適な滞在環境事業費についてお伺いいたします。 令和2年度の予算額は1,958万7,000円ですが、令和3年度は1,560万5,000円で減額となっておりますが、その要因についてお伺いいたします。 以上で第1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは7項目ございました。 まず、さが園芸農業育成対策事業費補助金のうち、園芸用ハウスの長寿命化対策についての事業内容、対象についてでございます。 本事業におけるハウスの長寿命化対策につきまして、県において実施基準が定められております。対象となる経費としましては、法定耐用年数が経過した園芸用ハウス等に対しまして、部材の交換や補強を行うものが対象でございます。ただし、県が定めるネガティブリスト、対象にならないリストに掲載されておりますのは、ハウスと一体的でない機械、装置、消耗品やお茶の加工用のうち蒸し器や荒籾の本体交換などについては対象外でございます。また、長寿命化対策を行うハウスの種類ごとに15アール当たりの上限事業費が設定されております。 以上、申し上げました要件の下、本市におきましては、令和2年度の長寿命化対策としてハウスの嵩上げや換気扇、谷部材の交換などが行われているところでございます。 次に、中山間地等直接支払事業について、耕作放棄地の発生防止と多面的機能の増進を図るという事業の具体的にどのようなことかということについてご説明いたします。 中山間地等直接支払事業につきましては、農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するため、国及び地方団体による支援を行う制度として、平成12年度から実施しておりまして、平成27年度からは、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律に基づいた安定的な措置として実施されております。 また、農業、農村が食糧を供給する役割だけでなく、その生産活動を通じ、国土の保全、水源の涵養、生物多様性の保存、良好な景観の形成、文化の継承等、様々な多面的な機能を有しております。このことから、中山間地等直接支払制度におきましては、①農業生産活動を継続するための活動、②体制整備のための前向きな活動を柱とし、泥を上げ、草刈りなどの水路、農道等の管理活動や周辺林地の管理など基礎的な活動をベースに、さらに前向きな活動を取り組む場合に加算措置による支援が受けられる仕組みになっています。 前向きな活動の具体例としましては、営農ボランティア、コミュニティサロンの開設など、集落機能を強化する取り組み、また、農産物のブランド化や加工、販売、農作業の省力化の生産性の向上を図る取り組みなどでございます。 体制整備のための前向きな活動の取り組みには、やはり役員をはじめとする構成員への負担にも直結することから、管内におきましては、相知町蕨野集落協定と肥前町中浦棚田組合の2つの集落のみが新たな加算措置に取り組んでいる状況となっております。 以上でございます。 続きまして、イノシシ等駆除事業、前年度との予算の減額となった要因についてでございます。 予算が減額とした要因としましては、唐津地域等有害鳥獣広域駆除対策協議会に対する負担金の減少によるものでございます。国から県を経由して交付される鳥獣被害防止総合対策交付金の交付額が年々減少にあることが大きな要因となっております。過去3年間の交付額を申し上げますと、平成30年度交付額4,140万6,000円、令和元年度交付額4,097万1,000円、令和2年度3,504万9,000円となっております。 以上でございます。 続きまして、佐賀牛生産確立拠点整備事業補助金について、そこで研修される研修生の方の研修内容についてのご質疑でございました。2年間の研修期間で肉用牛の繁殖経営に必要となる技術や知識、技能について、講義や実習などを交えた研修を実施し、将来の畜産経営者となるための基礎を実習いたします。 主な研修は、場内研修、外部研修、座学、実習、資格取得の5項目で行われます。場内研修では、母牛や子牛の飼養管理、衛生管理、ふん尿処理、農業機械の運転操作などの研修が行われます。外部研修では、優良農家での研修や各種研修会へ参加します。座学では、飼養管理、飼料作物栽培、衛生疾病対策、パソコン、簿記などの基礎知識の講習に加え、就農に向けた計画書の作成指導が行われます。実習では、子牛競り市への参加、飼料作物の作付や収獲などの栽培実習が行われます。資格取得では、トラクターやリフトなどの運転免許や人工授精師などの資格取得を支援いたします。 続きまして、多面的機能支払交付金についてでございます。 多面的機能支払交付金の予算額が増額になった要因についてでございます。 多面的機能支払交付金の事業費が増額となった要因につきましては、事業費の大部分を占める活動組織への交付金が111万5,000円の増額となったことが主な要因でございます。多面的機能支払交付金は、その活動目的により農地維持活動、共同活動、長寿命化活動の3つの活動があります。その中の共同活動において、活動組織が新たな取り組みを行うことで加算措置要件に該当した活動組織が15組織で、交付金が合計で252万2,000円の増額となっております。 一方、農地転用による農地保全対象地域の減少により140万7,000円が減額となり、差し引き、先ほど申しました111万5,000円の増額となったものでございます。 以上でございます。 続きまして、からつの元気な森づくり事業についてでございます。 この事業が大幅に増額となっていると、その要因ということでご質疑でございました。 令和3年度の予算額が大幅に増額となった要因につきましては、当事業は、令和2年度から新たに始まった事業でございまして、1年目は、森林の調査測量業務が主な内容で、間伐事業については、2年目の令和3年度から本格的に実施する計画であったため、令和2年度予算額から大幅に増額となっております。令和3年度において、調査測量業務を75ヘクタール、間伐事業を50ヘクタール予定しておりまして、事業費ベースで前年度比1,775万3,000円の増額となっております。また、令和3年度から本格的な事業開始に伴い対象森林の管理や発注事務など、事務量が大幅に増加するため、会計年度任用職員2名を雇用する計画などにより、事務費ベースで552万9,000円前年度から増額しております。 以上でございます。 続きまして、浜崎漁港海岸浸食対策事業費につきまして、検討委員会での浸食の原因についてというご質疑でございました。 唐津湾海岸浸食対策調査検討委員会における議論では、様々な要因が複合的に絡んでおり数値化も難しいため、これだと断定できるものではないとした上で幾つかが考察がなされております。 まず、1つは、玉島川の河川護岸が整備されたことで、流下土砂量が減少したこと、もう一つは、東側から西側に向かう沿岸流によって砂自体も西側へ流れ込んでいること、あと一つは、波浪時の高波などにより、砂が沖へ流れ出ていること、そして、構造物などの影響が考えられるとされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 岡部議員のご質疑にお答えします。 私のほうから2項目ございました。まず、初めに、観光地域づくり事業費のご質疑で、事業の内容等についてのご質疑にお答えさせていただきます。 地域資源を活用いたしました観光商品づくりとして、観光体験プログラムの利用促進や体験型民泊事業への事業補助、お祭り等への助成などに2,049万6,000円、集客拠点形成事業として、呼子・鎮西エリアの集客拠点づくりに296万9,000円、観光案内所運営事業に1,478万4,000円、合計3,824万9,000円をお願いしているとこでございます。 令和2年度予算額に対しまして令和3年度は630万5,000円の増額となっており、その要因でございますが、唐津駅総合観光案内所と呼子観光案内所の運営事業予算を観光協会補助金から地域づくり事業へ移行し、委託料として計上していることが、増加要因の主なものとなっているところでございます。 次に、2つ目のご質疑でありました、快適な滞在環境整備費に対してのこれまた予算の減額となった要因についてのご質疑でした。 快適な滞在環境整備費につきましては、観光地経営戦略プランの基本施策として位置づけ、訪れていただいた観光客の満足度向上、それから、リピート意向の高揚につながる目的で、令和2年度から取り組んできている事業でございます。令和2年度と比較いたしまして、予算額が398万2,000円減額となっておりますが、要因としましては、事業項目の一つと捉えております、観光トイレの洋式化事業におきまして、令和2年度の実施箇所が15カ所であったことに対しまして、令和3年度につきましては、4カ所の計画となったためでございます。令和2年度は、当該事業の初年度ということもあり、観光客の訪れる機会の多いトイレについて事業実施を行ったものでございます。なお、観光トイレの洋式化をはじめとします快適な滞在環境整備につきましては、今後も継続的に取り組んでまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) それでは、農林水産業費、さが園芸農業者育成対策事業補助金について再質疑を行います。 長寿命化対策については理解いたしました。 次に、事業メニューの新しい園芸農業者の育成では、例えば、年齢制限などの制限があるのか。本事業を実施するための要件についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の要件につきましては、県において事業実施要領に定められております。まず、先ほど議員よりご紹介のありました新たな園芸農業者の育成対策の年齢要件でございますが、この事業メニューは、農業経営開始後5年以内の認定新規就農者または認定農業者が対象となります。認定新規就農者として認定を受けるためには、年齢要件が設定されておりますので、これに該当する方でなければ、新たな認定農業育成対策に取り組むことができません。そのほか、事業メニューごとに複数の要件が設けられており、本事業に取り組むことができる対象内容や対象者のほか、受益面積、政策目標の設定、さが園芸産地888億円計画の構成員に位置づけられていること、団体申請であれば、共同作業の実施など、事業の実施に際しましては、これらの要件を満たしておく、また達成していただく必要がございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 要件については分かりました。これにつきましては、新しい園芸農業者、これについてはしっかり本市の農業政策にも活用できるようにお願いをしたいと思っております。 次に、イノシシ等駆除費の再質疑を行います。 前年度と比較して予算額が減額となった要因については理解いたしました。それでは、有害鳥獣の令和3年度の捕獲予定数量と、その根拠及び捕獲奨励金についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度の捕獲予定数量及び捕獲報償金の予算計上額でございますが、イノシシ5,550頭、1,387万5,000円、猿100頭、100万円、アライグマ120頭、12万円、アナグマ、狸、215頭、21万5,000円、カラスほか鳥類95羽、2万9,000円を予算計上しております。 捕獲予定数量の根拠としましては、唐津市と玄海町で共同作成しております唐津地域有害鳥獣被害防止計画に基づいて算出しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) イノシシ等の駆除対策は、農業者のみならず、非常に関心の高い事業で継続することが重要だと思われますので、今後ともよろしくお願いいたします。 次に、佐賀牛産地確立拠点施設整備事業補助金についての再質疑を行います。 研修生の研修内容については理解いたしました。研修後に、肉用牛の繁殖農家として就農するのはハードルが高いと思われますけども、どのような飼養をされていくのかお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 就農を希望する研修生が2年間の研修を終えた後に、どの地域でどのくらいの規模で資金調達の方法など、研修期間中に就農計画書として策定してもらうことになっております。就農には、法人等でさらに経験を積んで就農する形態、あるいは、新たに家畜、畜舎、農地を取得して就農する形態、また、離農畜産農家の経営資産を継承して就農する形態、また、親の経営を継承する形態など、様々な形態が想定されます。様々な就農形態に応じて、制度融資や補助事業の活用、農地の確保、さらには住居確保のための空き家バンクの情報提供など、JAや行政など関係機関が一体となって就農に向けたサポートを行うということにしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 就農についてのサポート体制は理解いたしました。 それでは、研修生はどのような方法で募集や確保をなされるのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 募集の形態といたしましては、管内の繁殖農家の後継者や県内外の新規参入者を想定しております。 次に、研修生を確保するための募集方法としては、民間の農業求人サイトや全国新規就農相談センターのホームページによる情報発信、農業高校や農業大学校への募集のチラシの配布、農業フェアなどのイベントへの出店等が計画されております。 また、新規参入者が畜産をやってみたいと思っても、農業や畜産に携わったことがない方や農村生活の体験が全くない方もいらっしゃると思います。 そこで、本格的な研修、就農の前に、現在稼働中のキャトルステーションでの農業体験として、短期インターンシップを実施することで、こんなはずではなかった、生き物飼いは自分には合わないなどミスマッチが起きような計画もされておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 佐賀牛の産地として生産拠点の整備と生産者の育成が同時にできることはとても効果が高いと思われますので、事業の早期進捗を期待いたします。 次に、多面的機能支払交付金の再質疑を行います。 この交付金活動の中で、施設の長寿命化活動というものが行われてまいりますが、具体的な内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 施設の長寿命化活動の具体的な内容につきましてご説明申し上げます。 農村地域において、老朽化が進行している農業用排水路、農道などの施設の長寿命化のための補修、更新等の活動を支援するものでございまして、具体的には、未舗装農道の舗装や水路の更新、補修などが上げられます。そのほかには、農業用用水ポンプの補修にも取り組まれた事例などもございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 次に、からつの元気な森づくり事業費の再質疑を行います。 令和3年度から本格的な間伐事業が開始されますが、その対象地区は前任者の質疑で理解できました。この間伐実施地区についての選定について、どのような決定方針でなされるのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度の間伐事業の実施地区の選定については、林齢20年以上の人工林で、10年以上間伐等の手入れをされていない荒廃のおそれのある森林を森林簿データにより抽出し、本庁、各市民センターの管轄エリアにおいて、対象森林の分布状況や危険度などを総合的に勘案し、間伐等の森林整備に係る長期計画を策定しており、この計画に基づき間伐事業を進めていくということで抽出しておるところでございます。 なお、地元からの要望等の申し出があれば、ある程度まとまった団地を形成し、効果が見込まれる場合は、早期実施も検討することとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 実施地区の選定は理解いたしました。 それでは、この間伐作業は、業者に委託されるのか、また、その間伐された間伐材の活用はどのようにされるのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 間伐作業につきましては、唐津市が入札等の手続により、林業事業体へ業務を委託する形を取っております。間伐材の活用については、林道から離れた場所にある森林、または作業地が点在するような森林の場合は、木材を搬出しない切り捨て間伐が主な作業方法となる見込みでございます。 一方、林道沿いの搬出が可能な森林については、間伐材を積極的に木材市場に出荷し、貴重な地元産材を資源として有効に活用できるよう事業を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) この事業を活用され、森林の適正管理に努めていただきますとともに、間伐材につきましては、できるだけ資本として活用いただきますようお願い申し上げます。 次に、浜崎漁港海岸浸食対策事業費について再質疑を行います。 海岸浸食の原因については、幾つかの要因が絡み合っているとのことでした。浸食対策で重要なのは、突堤の整備だと思いますが、浸食に対する突堤の交換についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 唐津湾海岸浸食対策調査検討委員会では、砂は波の影響で若干沖側に引き込まれながら海流に乗り、東側から西側へ流れ込んでいるという認識が示されたため、浜崎漁港海岸の西側に突堤を整備することで、浜の流出を防ぐ効果があるとされております。検討委員会では、突堤を整備した場合の海岸線変化のシミュレーションが行われ、突堤延長70メートルが最適の結果が得られると結論づけられております。現在50メートルの突堤整備が完了しておりますが、突堤側より東側250メートル程度までは砂の増加傾向が見られており、目視では、突堤側から明らかに砂の堆積が確認できております。若干浜欠けが発生している場所もございますが、以前のように、浸水海岸護岸の基礎が露出するような状況にはなく、なだらかな海岸線に近づいているという印象を持っており、突堤の効果が出てきているのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 令和3年度は経過観察として測量調査を行うということですが、得られた調査結果をどのように比較されていくのか、活用されていくのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 浸食対策前にも測量調査を実施しておりまして、経過観察として行う測量調査の調査箇所につきましては、浸食対策前の調査箇所と合わせております。このため、測量横断線を重ねることで、砂が増加傾向であるか否かを確認することとしております。 また、佐賀県が管理する虹の松原側の海岸でも、佐賀県が同様の調査を行っており、これらの調査結果を踏まえて、佐賀県とも協議し、残り20メートルの突堤延長について総合的に判断する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 15時15分に開会することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時58分  休憩                     午後 3時15分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 浜崎漁港の海岸浸食については、突堤の効果も出てきているようですし、今後も調査をされ、防止対策に努めていただきますようお願いいたします。 次に、商工費、観光地域づくり事業費の再質疑を行います。 具体的な内容につきましては、前任者の質疑で確認できましたが、呼子のイカ料理店や朝市通り、七ツ釜遊覧船、鎮西町の名護屋城や波戸岬には多くの観光客が訪れられており、唐津市観光の集客拠点であることは理解できますので、さらなる施設の充実をお願い申し上げます。 また、呼子・鎮西の拠点地域の周辺につきましても、観光資源が豊富と考えておりますので、この拠点から七ツ釜、そして、肥前エリア、北波多、相知、厳木へと観光周遊の取り組み連携が広がることを期待しております。 次の質疑ですが、この事業で体験型民泊事業への事業補助をされておりますが、体験型民泊事業の現状と課題についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 まず、体験型民泊事業の現状でございます。市内全域的にほぼ受入れの世帯がございまして、現在190名の会員が中心となられ、修学旅行の民泊受入れを行われているところでございます。 民泊利用者の受入れ実績でご説明させていただきますと、令和2年度は902人泊となる見込みと伺っております。令和元年度の6,735人泊を大きく下回る結果となっております。 本年度は、年度当初に新型コロナウイルス感染症による移動制限が全国に発令されたこと、修学旅行は取りやめとなったケースや修学旅行先を近郊に振り替える傾向にあったことが減少となった主な要因であるというふうに伺っているとこでございます。 課題といたしましては、やはり今後も民泊事業の継続を図っていく上では、まず受入れ者数の回復をさせていくことが課題だと捉えております。具体的には、受入れ世帯で受入れ環境のさらなる充実に向けた支援、魅力ある体験プログラム商品づくりの糧となるような、これまでの枠組みを超えた連携した取り組みへの対応といったことも必要であるというふうに捉えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 体験型民泊事業につきましては、本市の観光の大きな特徴であると捉えておりますので、しっかり頑張っていただきますようお願い申し上げます。 次に、快適な滞在観光整備費の再質疑を行います。 前年度より予算額は減額となった要因については理解しました。それでは、全体の事業内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 令和3年度に実施予定をしております事業内容としましては、主に眺望の期待できる観光施設において、その景観を阻害している、成長し過ぎた樹木等の伐採を行います景観保全事業、それから、老朽化した観光トイレの改修及び洋式化事業、最後に、呼子まちなみ広場整備事業の3項目を実施予定としているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 景観保全事業で、景観を阻害している樹木の伐採を予定されておりますけども、その場所と選定をされた理由についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 令和3年度に行います景観保全事業につきましては、全体で4カ所予定いたしております。相知の見帰りの滝、肥前の満越園地、鎮西の名護屋城跡、呼子の風の見える丘公園でございます。 事業箇所の選定に至った理由につきましては、令和2年度は、地元の要望に応える形で事業箇所を選定いたしたとこでございますが、令和3年度の、先ほど申し上げた4カ所につきましては、各市民センターの施設管理担当者の現地確認により、各施設における事業の必要性を把握し、選定に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 次に、観光トイレ改修及び洋式化事業の箇所についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光トイレの改修の箇所をまずご説明いたします。リフォームとして改修いたす計画は、相知の見帰りの滝を予定しているとこでございます。また、洋式化につきましては、4カ所のトイレで事業実施を予定しております。肥前のぼたんと緑の丘公園内の施設内で2カ所、鎮西の波戸岬海浜公園休憩所トイレ、それから、呼子の杉の原観光トイレというところを計画させていただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 次に、呼子まちなみ広場整備事業の内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 呼子まちなみ広場整備事業の内容でございます。 観光客の周遊を図り、散策する人の利便性を確保するための休憩スペースとして整備するものでございます。呼子朝市から呼子台場のみなとプラザまでの約2キロメートルの動線上には、中尾家屋敷や呼子大綱引会館等の観光文化施設があり、その中間点に位置する呼子市民センター前の旧呼子公民館跡地にこのまちなみ広場を整備するものでございます。 内容といたしましては、約450平方メートルの敷地に、来訪者や地域住民の方が休憩できるベンチを2基設置するほか、駐車スペースとして4台分を確保したいと考えております。また、防犯及び安全性を確保するための照明灯を1基設置し、イベント情報などを提供するための掲示板の設置も考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 事業の内容については理解いたしました。 それでは、私の最後の質疑となります。 それでは、その整備された広場につきまして、活用をどのように考えておられるのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 事業そのものが観光地の観光客のストレスのない受入れ環境を図るということです。当然、その活用に応じてはこの路線に従うところで考えておりまして、まず、このルート上には、県指定の重要文化財、鯨組主中尾家屋敷、それから、呼子大綱引会館などの誘客施設がございます。これに加えまして、呼子の古い町並み、それから、海岸沿いの景色、漁港の風景を眺めながら散策されるという来訪者の方が多く見られ、新たな呼子の観光スポットとして定着しつつございます。 散策される来訪者の方に途中休憩、観覧スペースとして広場を利用していただき、利便性を向上させ、域内の回遊性を高めることにより、滞在時間の延長につなげたいというふうに考えているとこでございます。 また、立ち寄りスポットや飲食体験メニューの情報発信、それから、集客促進や物産振興などを目的としたイベント会場しての活用のほか、来訪者をはじめ、地域住民の方にとっても、憩い、親しめる空間として活用いただきたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆6番(岡部高広君) 今後の観光につきましては、地域を散策していただき、滞在時間を延ばしていただくことは、非常に重要な施策でございまして、今回の取り組みは非常にマッチしていると考えております。整備後の活用のほどよろしくお願い申し上げます。 これで、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 14番、清風会の伊藤泰彦です。 13議案通告しておりましたが、地域エネルギー創出事業費、相賀漁港改修事業費、唐津城石垣再築整備Ⅱ期事業費の3議案については、他の議員の質疑の中で理解できましたので、質疑を取り下げます。 それでは、まず、離島ヘリポート整備についてですが、令和3年度に3島の整備ということですが、整備予定の離島の事業内容の詳細についてお示しいただきたいと思います。 次に、旧大成小学校校舎等譲渡事業費と、同じく旧大成小学校関連、議案第32号、財産の無償譲渡については一括して質疑いたします。 まず、早稲田佐賀学園と譲渡の仮契約を締結し、今回の議案提出となったのですが、今回の事業費の内訳についてお伺いいたします。 次に、新エネルギー導入推進費については、事業内容の中に、電気自動車の急速充電器があります。その状況についてお示しいただきたいと思います。 次に、離島振興基金事業費については、島づくり事業補助金として1,000万円の予算が計上されています。その目的と令和2年度までの事業内容についてお尋ねします。 次に、唐津市産業活性化支援事業費については、唐津Qサバの安定的な生産体制を確立することが目的であり重要だと考えております。どのように取り組み改善していくのかについてお示し願いたいと思います。 次に、唐津城管理については、唐津城の一括管理に至った経緯についてお伺いいたします。 次に、都市青年の家解体事業費は、その施設、概要、現状、利用状況についてお尋ねします。 次に、体育施設整備費、松浦河畔公園庭球場改修工事1億7,128万1,000円の改修内容についてお伺いいたします。 次に、議案第19号、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定についての改正内容は、旧神集島小学校運動場の夜間照明を廃止する議案であります。前任者の質疑もあっておりますが、まずその経緯についてお伺いいたします。 最後に、議案第38号、辺地に係る公共施設の総合整備計画の変更についてですが、まず辺地総合整備計画を策定することで、本市にとってどのようなメリットがあるかお尋ねします。 以上、10件、1回目の質疑といたします。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 離島ヘリポート整備費につきまして、その事業内容の詳細についてお答えをさせていただきます。 この事業の目的でございますが、万が一の原子力災害時において、天候の影響で離島から海路による避難ができないといった状況も想定されますので、空路による避難や物資輸送を円滑に行うため、7つの離島にヘリポートを整備するものでございます。 今年度は、向島、馬渡島、松島、加唐島の4島を整備させていただき、令和3年度予算では、高島、神集島、小川島の3島を整備する計画でございます。 今年度の4島につきましては、工期の確保が難しいことから、予算を来年度まで繰り越して事業を実施いたします。 令和3年度に整備を行いますヘリポートの詳細でございますが、高島につきましては、高島小学校の北側の民有地を本年度中に買収を行いまして、近隣に電柱、樹木等の障害物があることから、航空法の設置基準であります防災対応という区分により、40メートル掛け40メートルのヘリポートを整備する予定でございます。 神集島につきましては、旧神集島小学校の校庭を候補地といたしておりまして、設置するヘリポートの近隣に電柱等の障害物があることから、同じく防災対応という区分により40メートル掛け40メートルのヘリポートを整備する予定です。 小川島につきましては、呼子交流促進施設めぐりあいらんどおがわでございますが、この北側の敷地を候補地といたしております。小川島は、7つの離島で唯一候補地の周辺には障害物等がございませんので、航空法の一般という区分を適用いたします。また、定員55人の自衛隊の大型ヘリの運用を想定しておりまして、31メートル掛け20メートルというヘリポートを整備する予定といたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えをいたします。 私のほうからは、財産の無償譲渡、新エネルギー導入推進費の2項目について回答のほうをさせていただきます。 まず、1つ目の旧大成小学校校舎等の譲渡に係る経費の内訳についてでございますが、学校用地内にございます焼却炉のダイオキシン調査の経費として22万7,000円、その焼却炉と危険性のあるブロック塀の撤去工事として595万6,000円、2カ所ございます記念碑の移設費で77万6,000円、唐津神社保有の明神台倉庫の移転補償として737万円、最後に、旧校舎のアスベスト除去工事分補償8,189万5,000円でございまして、今回の譲渡に係る費用は9,622万4,000円でございます。 次に、電気自動車急速充電器の利用状況でございますが、市設置の急速充電器につきましては、平成26年度に、北波多市民センター、桃山天下市、鷹島肥前大橋展望広場の3カ所に設置をいたしております。 利用状況につきましては、過去3年間の3カ所の合計で申し上げさせていただきます。平成29年度、1,389件、平成30年度、1,961件で、前年度比41.2%の増でございます。令和元年度、2,615件、前年比33.4%増となっておりまして、2年前に比べ2倍に伸びている状況にございます。令和2年度につきましては、2月末現在、2,034件と、コロナの影響と思われる減少が見られるものの2,000件以上となっておりまして、2年前の平成30年度より上回っている状況にございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは4項目ございました。まず島づくり事業補助金の目的でございますが、町民自らの創意工夫により、離島の特性を生かした活力ある島づくりを行う取り組みを通じ、島の産業の安定や魅力発信などにつなげ、離島の自立的発展を促進することが目的でございます。 次に、事業の内容でございます。花嫁さんいらっしゃい事業として、離島の若者を対象に、島外の独身女性との交流などのイベント開催、島の食材を使った新たな特産品の開発販売、有害鳥獣対策や環境美化事業など様々な事業が実施されているところでございます。そのほか、高島では盆口説きの保存活動、神集島では万葉ウォーク、加唐島では武寧王の交流事業、馬渡島では島外との卓球交流、小川島では漁業、農業体験を通じた交流イベントといった島独自の活動も実施されているところでございます。 島づくり事業を活用されまして多様な事業に取り組まれておりますが、島内ウォークや体験交流事業等のイベント開催によりまして交流事業も増加しており、特産品の開発、商品化によりまして、一部の島では活性化が生まれてきているのではないかと考えているところでございます。 次に、体育施設整備費の松浦河畔公園庭球場改修工事でございます。当該庭球場は、平成19年3月に砂入り人工芝のコート12面と、そのうち6面については、夜間照明施設を整備し14年が経過しておりまして、人工芝が老朽化している状況でございます。この庭球場は、令和6年、国民スポーツ大会の軟式テニス競技の会場となっておりますので、今回コート12面の人工芝の張り替えを行うものでございます。 3項目めの体育施設条例の一部を改正する条例制定についてでございます。今回廃止をいたします夜間照明施設が設置された旧唐津市立神集島小学校運動場は、学校体育施設開放事業により、地域住民のスポーツの場として開放され、その有効活用を図るための夜間照明施設を設置しているものでございます。 廃止の経緯といたしましては、近年、夜間照明の使用が少なくなり、ヘリポート整備が計画されたこともあって、地元協議を行ったところ、合意に至ったため今回廃止をするものでございます。 4項目めの辺地総合整備計画についてでございます。 辺地に係る公共施設の総合整備計画は、辺地に係る公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条の規定に基づき策定するものでございます。この辺地総合整備計画の議決を得ることにより、公共施設整備の財源として、辺地対策事業債を財源とすることが可能となるものでございます。辺地対策事業債は、起債充当率が100%で、元利償還に要する経費の80%が地方交付税の基準財政需要額に算入されるものとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 伊藤議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは、唐津水産業活性化支援事業の目的の一つであります唐津Qサバの安定的な生産体制についてご説明をいたします。 唐津Qサバの生産体制といたしましては、種苗生産と養殖という大きく2つの段階がございます。まず、唐津Qサバの種苗生産につきましては、親となる唐津Qサバから採卵する作業を唐津市水産業活性化支援センターで実施しております。この採卵作業によって得られた卵を佐賀県の施設でふ化させ、一定の大きさまで中間育成させております。採卵作業におきましては、授精しないなどの理由で、ふ化しない卵が発生するため、作業自体は数回にわたって行いますが、十分な数量の稚魚を早期に育てるためにはふ化率を上げなければなりません。市といたしましては、九州大学と協力し、採卵技術を改善していきたいと考えております。 2点目といたしましては、養殖を行い、400グラム以上に育てたマサバを唐津Qサバとして出荷しておりますが、この養殖段階におきまして死んでしまったり、成長にばらつきが生じたりいたします。このような現状では、1尾当たりにかかる養殖経費が大きくなってしまいますので、生産性を上げるために、養殖における生残率、生き残る率の向上やばらつきの解消に向けた取り組みを行うものでございます。具体的には、唐津Qサバ生産向上試験研究業務の中で、餌やりの適正化を図るとともに、魚群行動をモニタリングし、どのような場合に魚が死んでいるのかなどの情報を得ることで、九州大学とともにその情報を分析し、養殖技術の改善につなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうからは、唐津城管理費のうち一体管理を行うことになった経緯についてのご質疑でございました。唐津城関連施設につきましては、現在、唐津城の天守閣及びエレベーターの部分を経済観光部観光課が所管して管理を行っております。都市公園であります舞鶴海浜公園につきましては、都市整備部都市計画課、唐津城を訪れる観光客の多くの方が利用する東城内駐車場につきましては、財務部財産管理課が所管として管理を行っているとこでございます。 これら唐津城関連施設につきましては、伊藤泰彦議員をはじめ、多くの議員の皆様から一体管理をするべきではないかというご提言を頂いてまいりました。また、公共施設のあり方特別委員会の報告では、唐津城、舞鶴海浜公園、東城内駐車場の管理運営については、一元管理によるさらなる誘客の促進増加を図られるよう努めてもらいたいとの提言も頂いているとこでございます。 唐津城は唐津のシンボル的な観光施設として、コロナ禍でなければ年間約15万人近い観光客を迎え入れている施設でございます。平成29年7月には、天守閣部分のリニューアルオープンを行っており、また、現在、都市整備部において行われています石垣再築整備事業も令和3年度には完了する計画となっているとこでございまして、再築された石垣の景観のみならず、模擬矢倉や城内広場など様々な整備工事が完了する予定でございます。 これらのことから、施設の一体管理によるスムーズな観光案内の実現、問合せ窓口の一本化など、さらなる観光客の促進に取り組む好機と捉えて一元管理に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 都市青年の家解体事業費について、施設の概要、現状、利用状況についてご説明いたします。 まず、概要でございますが、鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積1,480.45平方メートルでございまして、講堂、会議室、事務室、和室などを有しております。 次に、施設の現状でございますが、青少年に学習と憩いの場を与え、共同の研修生活を通じて、心身ともに健全な育成を図る目的で、昭和44年に開設し、51年が経過しているところでございます。 次に、利用状況でございますが、開所より当該施設を利用した青少年活動、研修、レクリエーションなどの利用を行っておりましたが、平成30年度からは、施設内部の老朽化による天井の剥離などがあり、施設利用を制限しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、離島ヘリポート整備費から再質疑を行ってまいります。 高島、神集島については、航空法の設置基準で防災対応を行うと。小川島については、航空法の一般という区分で適用されているということをお聞きしました。 それでは、整備スケジュールについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 今年度繰越し予算で実施します4島につきましては、この3月下旬から令和4年11月までの約8カ月の工期を見込んでおります。令和3年度予算で実施する3島の工期につきましては、令和3年8月から令和4年3月までの8カ月を見込んでいるところでございます。工事に当たりましては、限られた工期内で効率的に進捗が図れますように、各離島への工事着手の時期につきましては、受注者と十分協議、調整を行った上で実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 離島ヘリポートについては、来年度内の事業が完了することをお願いしておきたいと思います。 続きまして、旧大成小学校校舎等譲渡事業費についてですが、先ほど答弁で、記念碑の移設と明神台倉庫の移転補償ということで答弁があっておりました。この分について詳しく答弁を願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えをいたします。 記念碑2基につきましては、大志小学校との協議によりまして、大志小学校の敷地内北側に移設を予定いたしております。 また、明神台倉庫につきましては、現在、旧大成小学校の校舎の北側に設置をされておりますが、移転先としましては、関係者との協議の上、以前体育館がございました学校用地東側の市有地、坊主町592番7を予定いたしております。なお、倉庫は唐津神社の所有でございますので、唐津神社において設置及び旧倉庫の解体を行っていただき、その費用についての補償といたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 記念碑2基と明神台倉庫の件については、移転先等については理解することができました。 それでは、この件は最後になりますが、早稲田佐賀学園、物件の引き渡しをし、解体工事等が行われます。このスケジュールについてお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) お答えいたします。 今回の旧校舎等譲渡物件につきましては、議会の議決を頂きましたら、速やかに早稲田佐賀学園に物件の引渡しを行いまして、解体工事の準備等を進めていただくことといたしております。工事の実施につきましては、令和3年の唐津くんち終了後、11月の中旬からの着手で、まずアスベストの除去工事を行い、除去完了後、建物の所有権移転を行いますが、その時期につきましては、令和4年3月の予定でございます。なお、旧校舎の解体は、所有権移転完了後、令和4年4月からで工事完了は令和4年7月の予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 解体工事等のスケジュールは分かりました。 旧大成小のグラウンドはおくんちのときの最大の見せ場になるとこであります。これから地元住民やおくんちの関係者、また、行政も加わってグラウンドの活用については話をしていっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 続きまして、新エネルギー導入推進費について再質疑を行います。 先ほど電気自動車の急速充電器の利用状況は年々増えている、コロナの件がありますので、若干減ったということでありますが、年々増えているという状況であります。そんな中で、県内電気自動車の保有台数、また、現在唐津市内の充電スポット場についてお聞きをしたいと思っております。 ○議長(笹山茂成君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇)
    ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えをいたします。 県内の電気自動車保有台数を申し上げさせていただきますと、平成28年度848台、平成29年度1,050台で、前年比23.8%増でございます。平成30年度1,255台で、前年比19.5%増となっておりまして、2年前と比べ約1.5倍になっている状況で、今後も増えていくことが予測されるところでございます。 一方で、現在の唐津市内の充電スポットは29カ所ございまして、器数としましては、39器設置をされております。市内中心部は、民間企業を中心として導入が進められておりますので、市として、さらなる急速充電器の設置は、現在のところは考えていないものの、先ほど触れましたように、市の急速充電器の使用状況も年々増加しており、電気自動車保有台数の増加がその要因の一つと考えております。 全国では、平成31年3月末時点で1万8,000カ所、約2万800器の充電スポットが設置をされ、ガソリンスタンドの約6割に相当する箇所数になっている状況にございます。今後、既存の急速充電器の更新時期も近づいておりますので、新たな設置など、今後の計画につきましては、利用状況や民間で設置をされた充電器の器数や分布状況、また、電気自動車の保有台数等を踏まえ、検討のほうをさせていただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 県内の電気自動車の保有台数並びに唐津市内の充電スポット等は詳しく説明していただいて分かりました。確かに、民間で設置されている状況もございますので、市で設置されるときには慎重に対処していただきたいと思います。 続きまして、離島振興基金事業費について再質疑を行います。 先ほど、島づくり事業補助金の目的と令和2年度の事業内容についてお聞きいたしました。それでは、今度は、概要書で離島留学事業補助金として1,570万5,000円計上されております。その目的と令和3年度の事業内容についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 まず、離島留学事業補助金の目的でございますが、離島の豊かな自然の中で、学びと体験活動などを通じ、島内の児童生徒と留学生が互いに影響し合うことにより、コミュニケーション力の向上、子どもが増加することによる島の活性化、また、留学用住宅として空き家を活用することによる空き家対策などが目的でございます。 さらに、この留学をに関係人口の増加や口コミによる島の情報発信につながることも期待をしているところでございます。 次に、令和3年度の事業内容でございますが、離島留学用家屋の改修費、離島留学の先進的な取り組みをされている地域の視察費、家族留学や孫留学の経費負担などの軽減、令和3年4月から高島で改修をいたします予定の留学寮運営費などとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 先ほど説明で、離島留学事業補助金の目的等については十分分かりました。 答弁の最後のほうで、令和3年4月からの高島で寮留学の受入れがスタートするという答弁がありましたが、これまでの留学の実績等についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 離島留学事業は、平成29年度から実施いたしておりまして、平成29年度は、加唐島と馬渡島に計5人、平成30年度は、同じく加唐島と馬渡島に計6人、平成31年度は、加唐島、馬渡島及び小川島に計10人、令和2年度は、加唐島と小川島に計5名で、4年間で延べ26名の留学生を受け入れております。 また、令和3年度は、加唐島と馬渡島に計3名、先ほど答弁いたしました高島の寮に4名の計7名を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 離島振興基金事業については、以上にしたいと思います。 それでは、唐津水産業活性化支援事業費について、再質疑をさせていただきます。 先ほど、唐津Qサバの安定的な生産体制を確立する目的、重要性についてお聞きいたしました。それでは、せっかくそれができたにしても、やっぱり知名度の向上というのが欠かせないと思っております。これからどのような取り組みを行われるかということについてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 伊藤議員の再質疑にお答えいたします。 現在実施しております主な取り組みとしましては、まず、唐津市のホームページ上に専用のページを作り、唐津Qサバの誕生までの動画や、唐津Qサバを取り扱う店舗などを表示しております。また、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムに唐津Qサバの公式アカウントを立ち上げ、唐津Qサバに関する情報発信を行っております。これらのSNSの現時点のフォロワー数は、ツイッターが4,175人、フェイスブックが619人、インスタグラムが738人という状況でございまして、唐津Qサバの公式アカウントで投稿した記事がSNS上で表示された回数が、1月に十数万回に達することもあるなど、知名度向上に貢献していると考えております。 実際にSNSから情報を得て、テレビなどの他のメディアの取材につながることもあり、その影響は大きいと感じております。 このほか、呼子の大漁鮮華で特別販売をしていただいたり、先日は、肥前給食センター管内の小中学校の学校給食の食材として唐津Qサバを取り扱っていただくなど、地元における知名度向上にも努めているところでございます。 事業費を伴うものではございませんが、このような取り組みを引き続き行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 分かりました。 それでは、続きまして、唐津Qサバの販路を拡大するということも大きなテーマだと思います。具体的な取り組みと考えがあればお示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 販路拡大の取り組みといたしまして、今年度は、唐津Qサバを使った加工品の品評会を実施いたしました。品評会で賞を取った2品目につきましては、実際に商品化され販売をスタートすることができております。 市といたましては、加工品の原料として唐津Qサバを使うという成功事例を示すことができたのではないかと考えております。 また、福岡方面の飲食店やホテルなどに、唐津Qサバの取扱いについて営業活動を行うなど、地道な販路開拓を実施しているところでございます。 一方で、今年1月に全国放送のテレビ番組に唐津Qサバを取り上げていただきましたが、その反響が大きく、多くの引き合いを受けております。このような機会をできるだけ逃さないよう、佐賀玄海漁協とも協力しながら販路拡大に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 唐津Qサバは、これからより一層地元の活性化に貢献できるように努めるようにお願いいたしまして、この件については終わりたいと思います。 続きまして、唐津城管理費について再質疑いたします。 先ほどは、唐津城の一体管理を行うことになった経緯について答弁いただきました。それでは、1期議員の方もおられますので、事情等をもう一回整理したいと思いますが、一体管理の内容について、もう一度確認したいので答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度より一体管理を行う内容の施設につきましては、唐津城天守閣及び舞鶴公園エレベーター、それから、舞鶴海浜公園内の唐津城本体に係る部分、東城内駐車場の全体及び周辺緑地帯の部分を一体的に管理を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 2度言っていただきましたので大丈夫だと思いますが、今回、唐津城における指定管理による一体的な管理の考え方について答弁願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 一体管理をした施設における指定管理の考え方でございます。現在のところ、唐津城天守閣の部分、それから、東城内駐車場において、それぞれ指定管理者制度を導入し、管理運営を行っているところでございます。 今後につきましては、唐津城天守閣部分における現在の指定管理期間が令和4年度までとなっております。そこを一つの区切りと考えておりまして、一体管理導入の目的の一つでございます施設運営コストの削減を図るためにも、指定管理による施設の一体的な管理運営の導入に向け、課題の整理に努めて、政策部とも協議を重ねながら準備を進めてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 以前から危惧しておりました、バイクでおみえになる観光客の方、駐輪場の設置について、議会からも幾度も提案があっております。この件についてご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 バイクを含めた二輪で唐津城を訪れる観光客のための駐輪場の設置につきましては、これまでも伊藤泰彦議員、そして利用者の皆様から設置を求めるご意見をいただいておりましたので、その設置場所につきまして、関係課で協議検討を行ってきているところでございます。 候補地としましては、利便性の点から、舞鶴海浜公園内のより唐津城の入り口に近い場所に設置することが最適であるということが考えられますが、バイクツーリングでご来場される場合には大型バイクで複数台いらっしゃる場合もございます。そうしますと、スペースの問題も生じてまいります。さらに、観光客の方々をされている方々や近隣住民との接触事故防止の対策といったこと、そういった様々な課題を整理する必要がございますので、これまで所管してきた部署とも協議を重ね、なるべく早い段階で課題を解決し、実現に向けて検討を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この件については、一応石垣再築整備事業が令和3年度で完了するということで、このときには何らかの答えを出したいということは、ご答弁は一般質問の折もいだいておりますので、その辺を頭に入れて行っていただきたいと思います。 それでは、続きまして、都市青年の家解体事業費について再質疑を行います。 先ほど、施設の概要、現状、利用状況についてお聞きいたしました。現在は施設利用を制限しているということでありましたが、解体後の活用について答弁を願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 都市青年の家解体後の跡地の利用計画でございますが、跡地についてはスポーツ振興課のほうが所管をしておりますので、私のほうからお答えさせていただきます。 この体育の森公園には、唐津市文化体育館、唐津市野球場、それから陸上競技場などの体育施設で年間を通じて競技等が開催をされております。大会が重なった場合など、年に数回駐車場が不足し、混雑をするという状況にございます。このため、跡地につきましては状況緩和のために駐車場として整備し、利用してまいりたいと考えております。 整備のスケジュールといたしましては、令和6年度に佐賀2024国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会が開催されますが、令和5年度にプレ大会も計画されておりますので、それに間に合うよう、都市青年の家の解体後、測量等の実施設計を行い整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 先ほど答弁で、国民スポーツ大会までには駐車場として整備するという答弁だと思います。 それでは、体育施設整備について再質疑を行います。 先ほど松浦河畔公園庭球場、令和6年の国民スポーツ大会の軟式テニス競技の会場ということで、12面の人工芝の老朽化に伴う張り替えという答弁をいただきました。それでは、鎮西スポーツセンター体育館の改修工事で2,720万円かかっております。この件についてご説明をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 鎮西スポーツセンター体育館につきましては、平成7年5月に開館し、25年を経過した施設で、こちらは令和6年度国民スポーツ大会のバスケットボール競技及び全国障害者スポーツ大会の知的障害者バスケットボール競技の会場として使用される予定となっております。 改修の内容といたしましては、トイレ内の段差解消や和式便所の洋式化、室内手すりの設置、多機能トイレへの改修が主な内容となります。具体的には、1階と2階のトイレ及び1階の多機能トイレ計14カ所の大便器のうち4カ所の既設洋式便器を除く10カ所の和式便器を洋式化した上で、14カ所全てに洗浄便座を設置いたします。 また、1階11カ所のうち3カ所については、多機能トイレとしての改修を計画しておりまして、多目的シート、ベビーチェア、オストメイトなどの設備を新たに備えることといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この令和6年の国民スポーツ大会のバスケット会場ということで整備がなされているというふうに理解いたします。 それでは、その他施設改修工事2,562万9,000円ありますが、以前も質問しておりましたので、この中には施設の修繕費や委託料、工事請負費、備品購入費等があるとは思うんですけど、その中、委託料と工事請負費について答弁を願いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 まず、委託料でございますが、2件、413万5,000円、工事請負費が5件、780万1,000円を予定いたしております。 主な内容としましては、委託料が鎮西スポーツセンター体育館の暗幕取替えが主なものでございます。工事請負費につきましては、浜崎小学校グラウンド夜間照明ランプ安定器の取替え、北波多社会体育館受電設備の改修、鎮西スポーツセンター体育館防災設備等の修繕、同じく鎮西スポーツセンターのテニスコートの支柱の取替えを行うことといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) ありがとうございました。鎮西スポーツセンターは、体育館に続いて様々なところが、年数的なものだと思いますが、ここで整備につきましていくというのはいいことじゃないかと思っております。 続きまして、唐津体育施設条例の一部を改正する条例制定についてですが、先ほど神集島の件で、夜間照明が、使用が少なくなっているということは聞いておりましたが、その使用状況についてお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 夜間照明施設の使用状況でございますが、かつては盛んに地元ソフトボールチームの利用がございましたが、平成27年以降はソフトボールでの利用はされておらず、近年では、年に二、三回でございますが、地元の消防団による訓練等の利用のみとなっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) これは、前任者でも質疑があっておりますが、もうこの撤去についてどのようにお考えなのかということについてお聞きをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 廃止後の施設につきましては、現在ヘリポート整備の所管課に活用の有無は確認いたしておりますが、他の部署にも再度確認をしまして、判断をすることといたしたいと思っております。 また、夜間照明の撤去費用につきましては、現在見積りを行っておりますが、何分、離島でもございますので相当の費用が必要になると思われます。撤去する場合には、老朽度、危険度などに基づく優先順位により、予算が確保でき次第工事を実施してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 神集島については、きっと解体優先順位が高い分が神集島中学校、また保育所もだったと記憶しております。離島ということがありますので、この優先順位が高いということも考慮して、早目に解体のほう、される、また、したときには一緒に夜間照明等も撤去していただきたいと思っております。 それでは、最後の質疑になりますが、辺地に係る公共施設の総合整備計画の件ですが、先ほど質疑では、辺地総合整備計画策定すると本市にはどのようなメリットがあるのかということで答弁をいただきました。 それでは、先ほど答弁で、辺地の対策事業債が起債充当率が100%、地方交付税で80%されるとのことでした。本市にとって有益な財産であります。それでは、この辺地債がどのような事業に活用できるのかということについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第2条第2項及び同法施行令第2条に規定がございます。主なものを申し上げますと、電灯用電気供給施設、道路、渡船施設、診療施設、飲料水供給施設など、また、小中学校の教員宿舎や学校給食施設などの教育施設、さらに消防施設や観光またはレクリエーション施設など幅広い事業に活用できるものとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 先ほどの答弁でライフラインに関すること、教育施設並びにレクリエーション施設などに使えるということを答弁いただきました。 それでは、最後になりますが、今回、神集島の計画変更が議案として提案されています。その内容についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 神集島の計画変更でございますが、医療施設等設備整備事業といたしまして平成18年度に購入したX線テレビ透視撮影装置一式が老朽化により故障を繰り返していることや、令和2年3月31日をもって補修部品の保有期間が終了したことなど、安定した医療の提供が困難となってまいりましたので、更新をするものでございます。 また、令和3年度に計画していた多機能型心電図の更新を令和4年度に計画変更いたしております。さらに、経年劣化による老朽化の著しい平成12年購入の小型動力ポンプ運搬車を令和3年度に、平成14年購入の小型動力ポンプそのものを令和5年度に更新するため、計画を変更するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 15番、清風会、楢﨑です。議案質疑を行いたいと思います。 私は、令和3年度一般会計予算中、5点を予定しておりましたが、土木費の老朽市営住宅除却工事費と住宅移転事業補助金、この2点は、質疑がありましたので取り下げたいというふうに思います。 それではまず、土木費の道路新設改良費の中の浜崎駅南北線ほか2路線道路改良費についてお伺いしたいというふうに思います。これについては、今までの事業経過についてと現況についてお伺いしたいと思います。 それでは、2点目です。2点目の土木費中の橋りょう長寿命化事業費についてでございますけれども、これは平成21年からの事業ということで、概要書にはありますけれども、令和5年までの計画というふうになっておりますけれども、事業の進捗状況についてお伺いしたいと思います。 それでは、最後の3点目でございますけれども、これは消防費中の地域防災力向上促進事業費についてお伺いいたします。 地域防災としては、現状では消防団によるところが非常に大きいというふうに思っておりますけれども、ただ、消防団の団員確保というのは年々厳しくなっているというふうな状況があるというふうに思います。それでは、現在の組織率についてまずお伺いしたいというふうに思います。 1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 楢﨑議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。まず、浜崎駅南北線ほか2路線道路改良事業につきましては、令和元年度から令和3年度までの3カ年を対象としまして継続費を設定、現在事業を進めているところでございます。 事業の経過でございますが、いわゆる鉄道近接工事に該当する浜崎駅南北線自由通路の桁仮設、上屋の施工、エレベーター棟建設等につきましては、JR九州との実施協定を締結し、現在整備を進めております。 また、本市において整備予定の浜崎駅南北口のアクセス道路駅前広場につきましては、浜崎駅南北線自由通路の工事状況を見ながら現在整備を進めております。 現況としましては、浜崎駅南北線自由通路の桁仮設、上屋の鉄骨工事、エレベーター棟の基礎施工が完了しております。 また、浜崎駅南口のアクセス道路についても一部完成しております。 次に、橋りょう長寿命化修繕計画の進捗状況でございます。 本市では、平成21年度から始まりました橋りょう長寿命化事業でございますが、対象橋りょう数の変動、損傷状況の整備状況に伴いまして計画の更新を行っております。この計画におきましては、平成26年に施行されました道路法施行規則に基づき、5年に一度の定期点検を行い、唐津市道橋全882橋を4段階に判定します。1、健全、2、予防保全、3、早期措置、4、緊急措置と区分しております。 このうち、保守を必要とする3の早期措置、4の緊急措置判定の橋りょうにつきまして補修計画を立てており、約200橋となっております。令和2年度までに175橋の補修が完了しておりまして、進捗事業としては87%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 地域防災力向上促進事業費に関しまして、自主防災組織の現状についてご説明をさせていただきます。 令和3年3月1日現在の自主防災組織の組織数でございますが、75組織でございます。組織率でございますが、我々が国や県に報告いたします際には、自主防災組織がその活動範囲としている地域の世帯数で率を算出いたしますので、その率で申し上げますと、3月1日現在、本市の世帯数は5万1,086世帯に対し、75の自主防災組織がその活動範囲としている地域の世帯数が1万8,322世帯でございますので、組織率は35.86%となるものでございます。 令和2年度中に新規に設立されたのは、厳木区、波多区、浪瀬地区、千代田町の4地域の自主防災会でございます。その結果、地域別での組織数を申し上げますと、唐津地区が47組織、浜玉地区が7、厳木地区が2、相知地区が2、北波多地区が3、鎮西地区が4、呼子地区が1、七山地区が9でございます。肥前地区においてはまだ自主防災組織が設立されてないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) それでは、再質疑をしたいというふうに思います。 まず、浜崎駅についてでございますけれども、先ほどの答弁の中に、JRとの実施協定を締結して整備という言葉が出ましたけれども、これについて、ちょっと説明をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 実施協定についてということでございました。九州旅客鉄道株式会社、いわゆるJRの線路敷地内の工事等につきましては、列車運行の安全性の観点から、JR以外での直接工事は許可されない方針となっております。そのため、市はJRと協定を結びまして工事等をお願いしているといった状況でございます。 また、工事内容につきましては、エレベーターを含む自由通路の新設、南側待合所や北側駅舎などがあり、JRとの実施協定額、こちらは最初の予算額が発生しますけれども、市の事業でございますので主に市の負担というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今説明をいたしました。この事業も住民説明会も何回も開かれまして、今までの過程を申しますと、初めは福吉駅とか前原駅と一緒で、上のほうに通路ができまして、上に改札口ができて、下に降りていくというような想定されておりましたけれども、今回の計画ではダブルラッチ方式といいますか、両方に改札口ができるということで、非常に、上にできるよりも便利になるというふうに理解をしております。 といいますのは、現在は北側の改札口1軒しかありませんけれども、そういうときに福岡方面から帰ってこられるお年寄りさんは、通路を上らんといかんわけです。それが非常に苦になるということで、わざわざ虹ノ松原駅、あちらまで行って降りてあるんです。その数もかなりな数になっているというふうに聞いております。そういうことで、非常に便利になるというふうに思います。南口にできれば。 そして、先ほどの中で、今私たちがよく見るんですけれども、南口のアクセス道路、そしてもうあの辺は出来上がったような状態になっているんです。ですから、改札口といいますか、改札がまだできていないように思うんですけれども、南側の改札口はどういうふうになっているんでしょうか。現況をお知らせください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 南側の改札口、こちらの供用開始だと思います。現在、浜崎駅南北線自由通路及び新駅舎につきましては、令和3年の夏をめどに整備を進めておりますことをJR九州側と確認をしております。しかしながら、現在、浜崎駅南北線自由通路等の整備を優先し施工しておりますことから、その後に浜崎駅南口の駅前広場の整備と順次進めていくために、全ての完成は令和3年度末となっております。 よって、南側の改札口の利用につきましても、令和3年度末となる見込みでございます。今後、工事進捗状況を見極めながら、駅利用者の安全を確保しつつ、一日でも早く利用できるよう今後整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今、自由通路の形がきちんと見えて、いつ出来上がるのかなと、皆さん楽しみにしてあるというふうに思います。 それでは、令和3年度の事業計画についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度につきましては、令和2年度分の継続工事に加えまして、駅南側のトイレ、また雨天通路としての上屋になりますシェルター、駐輪場の整備等を実施していきます。また、全体事業の完了につきましては、先ほど答弁しましたように令和3年度末といったことで完成を見込んでおりまして、鋭意事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 全体の事業完成も令和3年度の末ということでございます。これが出来上がりますと、今は南側のほうに住宅がどんどんできているんです。それで福岡市の通勤圏をまともに約1時間で福岡市まで行くわけでございますので、その通勤圏となり、人口増にも非常に役に立つんじゃないかというふうに期待をしておりますので、工事の進捗状況を見守りたいというふうに思います。 それでは、続きの質疑でございますけれども、橋りょう長寿命化事業についてでございますけれども、令和2年度と令和3年度と予算額がかなり違うんですけれども、その違いと財源の違いについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度の予算額といたしましては2億2,825万5,000円、令和3年度の予算額としましては2億7,060万円となっており、4,234万5,000円の増額となっております。 また、事業内容、こちらのほうとしましては、令和2年度は工事として19橋、設計として3橋となっております。また、令和3年度は工事が29橋、設計が1橋となっております。また、橋りょう長寿命化事業の財源でございますが、令和2年度につきましては国庫支出金、響創のまちづくり基金繰入金、公共事業等債、過疎対策事業債、辺地対策事業債を、また令和3年度は国庫支出金、公共事業等債、辺地対策事業債で活用予定となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今言われましたように、今年3年度のほうが工事の箇所数が多いということで多くなっているということでございますけれども、事業計画では令和5年度までというふうになっておりますけれども、これについては計画どおりに終了するかどうか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 事業年度は平成31年3月に策定しました唐津市橋りょう個別施設計画によりまして、令和5年度までに残り25橋を終了予定でございます。ただし、橋りょう長寿命化計画では令和元年度から5年をかけまして調査点検の二巡目を行っておりまして、新たな補修計画を今後も立てていくこととなります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) あとの残りの25橋は、3年間、5年までに終了するということでございますけれども、あと再点検をして、また計画を練り直すというようなことですね。そういうことがまたずっと続いていくということですね。理解しました。 それでは、最後の質問になりますけれども、地域防災力について再質疑を行いたいと思います。 先ほど組織率についてはお伺いいたしましたけれども、その中の自主防災組織の補助金の内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 自主防災組織育成事業補助金につきましては、唐津市自主防災組織推進要綱によりまして、本市が自主防災組織として認定させていただきました組織に対して予算の範囲内で補助金を交付するものでございます。 事業のメニューといたしましては、防災資機材購入事業、防災訓練実施事業、地区防災マップ作成事業、防災士資格取得事業の4つの事業になっております。 まず、防災資機材購入事業につきましては、ハンマーですとかバールなどの救助用具、それから消火器や消防ホースなどの初期消火の用具、こういったものの購入にかかる経費で、補助対象経費の3分の2を補助として10万円を限度といたしております。 次に、防災訓練実施事業につきましては、防災訓練の実施に係る保険料、炊き出し訓練の実施に要する燃料費や材料費でございます。補助対象経費の同じく3分の2補助で、上限3万円とさせていただいております。 次に、地区防災マップ作成事業につきましては、地区の防災マップ作成にかかります原稿の作成費用や印刷製本費などが補助対象経費でございまして、経費の3分の2を補助し、5万円が限度でございます。 最後に、防災士資格取得事業につきましては、防災士の認証登録に必要な講座の受講料、防災士資格取得試験受験料などで、補助対象経費の3分の2を補助します。こちらは限度額の設定はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今説明を受けましたけれども、その中に、最後に言われました防災士資格取得事業、これについては、昨年度は24万円の計上でありまして、今年度は12万円といって半額になっています。その理由についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 防災士の資格取得に関しましては、防災士研修センターが実施する研修講座、また、佐賀県などの自治体が主催します研修講座などにより資格を取得することができます。 まず、防災士研修センター等が実施する研修講座の料金は割と高額で、1人約6万円かかります。この料金を補助対象といたしまして、その3分の2相当の4万円補助を、これを1人当たりの予算積算の額といたしておりまして、令和2年度は、過去の3年間の市内の取得者の状況を参考にしまして、6人分、4万円掛ける6人分の24万円という予算を計上させていただいておりました。 また、佐賀県が主催する佐賀県地域防災リーダー研修会を経て資格を取得するということも可能でございまして、その際は、1人8,000円の諸費用等がかかりますのでその3分の2相当を補助しますと、5,000円が1人当たりの補助額となります。 この24万円の予算であれば、佐賀県の地域防災リーダー研修会だけで申し上げますと、48人の方を補助できる計算となっておりました。 結果的には、本年度は現在までに利用実績がないところでございます。令和3年度、予算を計上するに当たりまして、本年度の状況を基に縮小をさせていただきました。防災士研修センターの受講の場合であれば3人分の12万円、佐賀県地域防災リーダー研修会であれば24人分と、そういう相当額になる12万円でございます。 もちろん、予算12万円以上の受講を希望される方がいらっしゃいましたときには、この事業予算の枠内で対応させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) それでは、この地域防災組織に対して、この防災士資格を取れば、これはどういうものか。そしてまたどういうメリットがあるのかを説明してください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 防災士についてでございますが、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な知識と一定の指揮技能を習得された方であると認識をいたしております。 この自主防災組織育成事業補助金を活用され防災士の資格を取得されます場合には、地域の防災力向上のために防災リーダーとして活動していただくということを誓約をいただいております。また、市が実施する防災訓練等に積極的に協力していただくようお願いしているところでございます。 防災士の知識や技能を自主防災組織に還元していただき、地域の防災意識の啓発及び向上並びに組織の活性化につながるということを期待するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今、東日本震災からもう10年を迎えようとしているわけでございますけれども、初めに言いましたように、この自主防災組織、今、消防団におんぶにだっこというのが非常に現実だというふうに思っておりますけれども、その消防団の方も、以前とは違って、今自営業の人ではなくてサラリーマンの人が非常に多くなって、そして勤めてある時間帯には地元にいないという現状があるわけで。そのためにも、この自主防災組織というのはますます重要になってくるというふうに思うんです。 しかしながら、先ほど組織率を聞いてみますと、35%ということで非常に低い。これはやはりもっと上げるべきだというふうに思っているわけでございますけれども、これからのPRといいますか、啓発活動。それについてはどういうふうにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇)
    ◎総務部長(濵口智君) 自主防災組織の設立に関しましては、地域の主体的な活動でございますので、新規設立に向けましては、まずは地域の中にそのような機運醸成ですとか、危機意識が不可欠であります。 昨年の台風10号では、地区の方に自主的に地区内の避難場所を開設していただけたことなど、防災に対する意識は向上しているものと実感をいたしておりますが、一方で、地域の事情により設立に向けての話し合いが進まないような状況も聞き及んでいるところでございます。 本市といたしましては、まずは町内会長や民生児童委員など、地域の役員の方がお集まりになるときに説明させていただくような機会を見つけて、出向かせていただいております。今年度はコロナ禍という状況でもございましたが、現在、17の地区に出向かせていただきまして、防災講話等を行ったところでございます。そのうち13の地区が自主防災組織を設立されていない地区でございましたので、防災講話訓練などの実施、自主防災会などの優良事例などをご紹介させていただくなど、啓発活動を行ってきたところでございます。 今後も引き続き設立の機運を醸成していけますように、また、地道な活動ですが引き続き継続してまいりたいと考えております。 また、併せまして、先ほどの防災士資格取得事業の広報についても積極的に行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今、東日本大震災のようなああいう大きな災害はちょっと別といたしまして、今台風、そして豪雨、非常に災害の機会が多くなっております。やっぱり自分たちのところは自分たちで守るという、そういう意識、意識向上も非常に大事ではないかなというふうにも思っておりますので、これからも啓発活動をしっかりやっていただきたいというふうにお願いしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 公明党の白水でございます。私は、財政全般と産業経済委員会の分野において議案質疑をしたいと思います。 議案第2号、令和3年度唐津市一般会計予算でございますが、まず初めに、財政全般であります。 市長提案事項説明にもありましたように、2期目の峰市政について、これからの4年間、唐津の未来を方向づける極めて重要な時期である。大きな挑戦である。そしてまた、これまで5つのからつ力に地域力をプラスして、将来を見据えたまちづくりだ。そして、骨格予算ながら、様々な改革や対策、そして事業が計上されました。 私は、この市長の公約の中で、進化する唐津を実感というふうなことを上げてありますが、市民の皆様に分かりやすい説明をお願いしたいと思います。 次、総務費。生活路線バス等の運行対策事業費2億930万円でございますが、議案第51号の補正予算の生活路線バス等運行支援事業費と併せて質疑をしたいと思っております。 まず、補正4,725万円、この事業費の積算内訳についてお伺いしたいと思います。 次に、総務費。ふるさと集落活性化事業費でございますが、まず初めに、集落支援員、そして地域おこし隊の内容とその違いについて、財政措置も含めてお願いしたいと思います。 4番目に、高島航路整備事業でございますが、この高島航路の整備については、以前から一般質問等で質問や提案等がございました。今回の新設事業についての内容をお伺いしたいと思います。 次に、農林水産業の唐津の元気な森づくり事業については、前任者と重複しますので割愛をいたします。 商工費の企業立地促進助成金でございます。これは、前年度9,700万円に対して2.5億円と大きな増加でございますが、補助金の概要とその増加の要因についてもお伺いしたいと思います。 続きまして、議案第51号の令和3年度唐津市一般会計補正予算の中で農林水産業費でございますが、農業経営等継続応援補助金と漁業経営継続補助金であります。この令和2年度はコロナ禍の中で農業、漁業を取り巻く情勢、これは非常に厳しくなったのではないかと察せられますが、まず、本市における農業と漁業の状況についてお伺いしたいと思います。 最後に、議案第51号の商工費、中小企業小規模融資預託金3.4億円であり、この市の制度融資の制度の概要についてまずお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 白水議員のご質疑にお答えいたします。 1期目の市政運営では、唐津の新しい時代を拓きたいという思いと、ふるさとを思い住み続けたいという市民の皆様の願いに寄り添いながら、誇れるふるさと唐津の礎を築くことを念頭に市長の任に当たってまいりました。 2期目のかじ取りにおきましては、懸案であります公共施設の再編をはじめ、行財政改革へ取り組むとともに、地域課題の解決に努め、自然の豊かさや農林水産物、そして文化など、地域が誇る資源の魅力をさらに伸ばすことができれば、市民の皆様に、唐津に住んでいて良かったと評価をいただけるものと考えております。 こういった考えの下で、これまでの5つの力の総合力でありますからつ力に地域力をプラスさせていただき、市民ファーストの市政実現のため本市が目指すべき姿を進化する唐津と表現させていただいております。 進化する唐津を一言で申しますと、次の世代へ伝統や文化を確かに伝え、5Gやソサエティ5.0などの技術革新に対応をし、時代の流れに応じて一歩一歩確実に持続可能なまち、いわゆるスマートシティを目指しながら、市民生活において利便性の高い満足度の向上とふるさとの発展を目指すことでございます。 本市では、令和4年度に新しい庁舎が完成をいたします。また、国におきましてもデジタル庁発足によりデジタル化の機運が一気に加速をしてまいります。本市として時代の大きな変化に対応するためには、デジタル化の推進に向けた抜本的な業務の見直し、さらには新庁舎への移行に伴う行政改革が求められているのは言うまでもありません。 このような中、本市では令和3年1月から、総務省の地域おこし企業人交流プログラムを活用いたしまして、九州では初めて、ソフトバンク株式会社様から本市のICTやIoT活用に向けて職員1人、1名を派遣していただき、本市の情報政策監にご就任をいただいているところでございます。その佐藤情報政策監を通じまして、ソフトバンク株式会社様からのバックアップを賜り、デジタル化に向けた業務改善への相談体制が整いつつあることで、他自治体から本市やソフトバンク株式会社様にも問い合わせが相次いでいると伺っているところでございます。 また、現在、世界中が新型コロナウイルス感染症によりまして社会経済活動から生活のスタイルに至るまで大きく変容を迫られております。市政を預かる者としてこのような時代の変化にも柔軟に、かつ的確に対応しながら、各種申請の受付業務をはじめとする市業務環境のデジタル化、医療・福祉・産業・教育分野等におけるIoTシステムの構築、そして活用など、あらゆるソリューションを統合し管理することで、新たな価値を創造しながら将来の形がどうあるべきか、また、どのような市でありたいか、その姿をしっかりと描きながら、市民の皆様の求めに応えることによりまして唐津を進化させたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 白水議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは3項目ございました。まず、令和3年度の補正予算としてお願いをしております生活路線バス等運行維持支援事業費につきましては、コロナ禍においても地域住民の生活や経済活動を支えるため運行を継続されている生活路線バス等の運行事業者を支援するため、営業所の運行管理に対する支援及び対象車両の運行維持に対する支援を行うものでございます。 積算内訳としましては、営業所の運行管理に対する支援としての100万円に加え、車両の運行維持に対する支援として、乗合事業用として市内営業所で保有する車両を対象とし、大型自動車84台については1台当たり50万円、普通自動車17台については、1台当たり25万円、合計4,725万円を助成する予定にいたしております。 2点目でございます。集落支援員と地域おこし協力隊の違いをということでございました。まず、集落支援員でございますが、地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ、知見を有した人材が地方自治体からの委嘱を受け、市町村職員と連携し、集落への目配りとして集落の巡回、状況把握等を実施することを目的とした制度でございます。 財政措置といたしましては、支援員1人当たり430万円を上限に、特別交付税が措置されることになっております。 次に、地域おこし協力隊についてでございますが、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移したものを地方公共団体が地域おこし協力隊員として委嘱をいたします。 隊員は、おおむね1年以上3年以下の期間地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながらその地域への定住・定着を図る取り組みでございます。 財政措置といたしましては、地域おこし協力隊員の活動に要する経費に、隊員1人当たり470万円を上限に、特別交付税が措置されることになっております。 3項目めでございます。高島航路に係る今回のしゅんせつでございますが、高島と本土を結ぶ高島航路の定期船運行が、堆積した砂泥により欠航や時間変更が増加していることから、島民や観光客の安心・安全な移動を確保することを目的として実施するものでございます。 緊急しゅんせつ推進事業債を活用いたしまして、令和2年度に実施設計及び土質調査を行っておりまして、令和3年度はしゅんせつ工事を行う計画で、事業費はしゅんせつ工事1億4,848万5,000円、その他事務費151万5,000円をお願いしているところでございます。 しゅんせつの範囲につきましては、本土側発着場から航路に沿ってしゅんせつを行うとともに、航路しゅんせつ期間の仮発着場として利用いたします海上タクシー発着場付近もしゅんせつをいたします。しゅんせつ規模でございますが、幅15メートル、長さ約460メートル、深さは唐津港の平均水面基準から2メートルの位置までを基本とし、総量1万1,000立米で計画をいたしております。 しゅんせつ土の運搬につきましては、海上運搬による搬出を計画いたしておりまして、工期は10月から翌年3月までを予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 白水議員のご質疑にお答えします。 私のほうには2項目ございました。 まず初めに、企業立地促進補助金の概要とその増減等の要因でございました。 企業立地促進補助金は、誘致した企業の投資額、雇用人数などの実績に応じて交付いたしておりまして、令和3年度は7社に対し2億5,291万8,000円を予算としてお願いしているところでございます。 内容としましては、企業立地促進特区指定に係る省令に係る条例に基づくものが4社、4,261万3,000円、企業立地促進条例に基づくものが2社、255万5,000円、ポラテック西日本株式会社の第二工場建設費に対する追加優遇措置としての立地奨励金が2億775万円となっておりまして、この追加優遇措置が大きな増額の要因となっているところでございます。 次に、2つ目の中小企業小規模事業融資預託金のご質疑でございました。 融資制度の概要というご質疑でございます。 市内の中小企業の融資が円滑に行われるよう、本市が市内の金融機関6行に融資の原資を預託し、金融機関はその原資の基に市内事業者に融資を行い、事業活動が円滑に回るよう支援するものでございます。 本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、令和2年5月に制度融資の拡充を行ったところでありまして、拡充内容といたしましては、貸付限度額を条件の1,000万円から2,000万円へと引き上げ、貸付期間を最長7年から最長10年へ延長、据え置き期間も最長1年から最長2年へ延長しております。 なお、貸付利率は1.3%以内、また事業所が制度融資を受ける際には信用保証協会による債務保証が必要となりますが、その保証料は市が全額負担することで市内事業者の負担を軽減し、経営の安定を下支えしているという内容のものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 白水議員のご質疑にお答えいたします。 本市の農業、漁業の現状ということでございます。 まず、農業の現状をJAからつの販売状況などを基に、作物ごとに申し上げます。 まず、農産業部門のうち主食用の米は、昨年はウンカ被害などもございまして、減収いたしております。加えまして、コロナ禍の影響により外食需要の停滞などにより、業務用が売れなかったということで、販売額が減少しております。 次に、特産のお茶や花につきましては、令和2年度当初からイベントの自粛や外食産業、宿泊業の停滞などで消費需要が落ち込んで、販売額が大きく減少いたしました。その後、花の品目によっては少しずつ販売単価が戻っておりましたが、菊などの冠婚葬祭用に関しましては再度単価が下がっているという状況でございます。 次に、野菜のうちタマネギは、4月から5月のコロナ禍に伴い、お茶と同様、外食産業の停滞による影響で大幅な単価の下落が生じ、特に長期保存が困難な早生品種は、廃棄処分がなされるなどにより出荷量が減少いたしました。 他の野菜や果樹は、若干の収量低下や荷動きが低調な品目はあるものの、販売は堅調に推移していると伺っております。 しかしながら、直近の状況では、トマトに関しまして、業務用の需要低迷などから販売状況が厳しい状況となっていると伺っております。 次に、漁業の状況につきましては、唐津港沿岸物市場の取扱い高につきまして、過去3年の平均取扱い高と比較いたしますと、コロナ禍の影響が出始めた昨年の3月頃から下回っている状況が続いております。特に、昨年6月までの落ち込みが大きく、その後若干の回復は見られますが、低調に推移しております。 市場関係者に聞き取りを行いましたところ、スーパーなどで一般的に取り扱われるような一部の魚種につきましては取扱いはおおむね順調で、価格への影響も少なかったようでございます。しかしながら、飲食業への業務向けとして取扱いが減った影響で、沿岸物市場での取引が減り、そのことが全体的な価格形成にも悪影響を及ぼしたのではないかと考えているところでございます。 また、アワビなどの高級な食材に関しましては、飲食業関連の自粛の影響を直接受け、価格、取扱い量とも低迷したという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 会議時間を延長します。 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) じゃ、再質疑を行います。 財政全般でございますが、当初予算と、そしてまた追加された補正と合わせまして738億円超えて、過去最高となって、大きく膨れ上がっているところでございますが、今後、市庁舎建設また市民会館建設と、大型事業がめじろ押しでございます。この臨時交付金事業等が原因だとは思いますが、財政計画との整合性はどうするのか。そしてまた、市長公約事業等も大きく制約されるのではないかというふうに思いますが、どのように考えているのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 白水議員の再質疑にお答えいたします。 まず、財政計画との整合性、整合をどうしていくのかというご質疑でございます。 財政計画が当初予算ベースで策定をしておりますので、当初予算との比較のところでお答えを差し上げたいと考えております。 まず、総額につきましては、計画額721.9億円に対しまして当初予算は729.5億円と、7.6億円の増となっております。この要因につきましては、歳出側におきまして投資的経費が計画の139.8億円に対しまして、当初予算が146.5億円と、6.7億円の増になっているところでございます。 この投資的経費の増の部分につきましては、離島ヘリポート整備事業などといったいわゆる財源つきの単発事業と緊急事業等につきましては、長期的に収支に影響がないといった事業につきましては、計画上除外をさせていただいているため、こういったものも積み上がったところで今回増加をしてきたものと分析をしているものでございます。 また、歳入におきましては、地方交付税が1月末に国より示された地方財政計画で算定を見直したことに伴いまして10.4億円の増、基金の繰入金が過疎債への対応などによりまして8.7億円の増となったものでございます。 一方、国庫支出金につきましては、国土交通省等の予算が令和2年度へ前倒しをされたことによりまして7.5億円の減が出ているところでございます。 また、財政計画の基本目標であります資産残高につきましては0.6億円の減、純借入れ残高は2.6億円の増、実質公債比率は12%となっておりまして、ほぼ目標としております数値で推移しているところを確認したところでございます。 次に、大型事業によります市長公約事業への影響についてでございますが、令和3年度当初予算につきましては、継続費を設定させていただいている事業等の影響によりまして予算規模が過去最大となっております。そのため、歳入につきましては基金繰入金や市債の借入れが増加をいたしておりまして、財政計画である程度見込んではいたものの、今後、基金残高の確保や市債残高の適正管理といった目標に対する影響は大きく出てくるものと感じております。 今後、事業の優先度、年度間調整などを含め、より一層慎重な財政運営が必要となると考えているところでございます。 したがいまして、市長公約事業につきましては、このことを踏まえ予算を編成していかなければならないと考えておりまして、政策部等とも連携をいたしまして、事業内容、実施年度及び財源等を十分に検討させていただいた上で予算化を進めてまいりたいと存じております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 次は、市税についてでございます。 前年度と比較して約5.4億円、そして固定資産税が3億円も減少しているような状況でございますし、これは新型コロナ禍の要因なのか、今後の見通しについて伺いたいと思います。 また、地方交付税、これも7.7億円の減少をしている。数年前から全体枠で減少しているというのは承知しておりますが、その要因と今後の見通しについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 市税と地方交付税関係についてのご質疑でございます。 まず、市税からでございますが、令和3年度の市税収入につきましては、県の毎月勤労統計調査や令和2年の国内総生産の年率換算値などの推移等を基に算定をさせていただきまして、前年度と比べ約5.4億円の減収を見込んでいるところでございます。 その要因につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等によるものでございまして、前年度と比べ減少した主な税目でいきますと、個人市民税が1.1億円の減、法人市民税が1.3億円の減、固定資産税が、議員ご案内のとおり3.3億円の減となったところでございます。 固定資産税につきましては、コロナ関係でいわゆる償却関係の投資関係の資産関係に対する投資が落ち込みが見えられますのでこの部分に関する減と、評価替え、こういったものが事業等で加わったものにより減を多く見込んだところでございます。 次に、今後の見通しでございますが、計画上での今後の見通しにつきましては、昨年11月にコロナウイルス感染症の影響による経済情勢の悪化に伴い、市税収入等の減少が見込まれることから見直しを行ったところでございまして、現時点におきましては、令和4年度以降で124億円、令和5年度は124.7億円、令和6年度は124.1億円と、おおよそ124億円台で推移をするものと見込んでおります。 令和3年度の当初予算は、令和2年度予算と比べまして約5.4億円の減となっておりますけれども、令和4年度につきましても新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年度予算と比べ、毎年度2億円から3億円程度の減となるのではないかと見込んでいるところでございます。 続きまして、地方交付税の減少要因でございます。 地方交付税につきましては、前年度と比べ約7.7億円の減を見込んでおりまして、その要因につきましては、普通交付税の減によるものでございます。普通交付税を計上するに当たりましては、前年度決定額を基に国が毎年算定をいたしております地方財政計画における伸び率、また算定の基礎となる各種指標などを考慮いたしまして、交付額の見込みを行っているところでございます。 令和3年度につきましては、国の普通交付税の伸び率は5.1%増となっているものの、本市におきましては合併特例措置の終了や令和2年国勢調査による人口減等の影響によりまして、前年度と比べて減を見込んだところでございます。 また、普通交付税と連動しております臨時財政対策債につきましては、国の伸び率が対前年度比74.5%増と大幅に伸びてきております。こういったことを考慮いたしまして、本市におきましては普通交付税が臨時財政対策債に振り替わることを見込みまして、前年度と比べ64.2%の増と算定をいたしたところでございます。 こういったことも直接交付される普通交付税の部分、単体の部分が減となった要因でございます。 次に、地方交付税の今後の見通しについてでございますが、令和2年度を基準に算出をいたしておりまして、令和4年度は174.7億円、令和5年度は180.8億円、令和6年度は179億円といったふうに数字を見込んでいるところでございます。 令和4年度はほかの年度と比べ、約6億円の減となってまいりますが、これは新型コロナウイルス感染症の影響によりまして地方交付税の原資となります国税収入自体が減少すると見込まれているためでございまして、その減少分につきましては臨時財政対策債のほうに振り替わって地方に配分をされるといったような状況になっているところでございます。 なお、臨時財政対策債を含めました地方交付税の総枠につきましては、総務省が新経済財政計画を踏まえて、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額については確保するといった方針を出されておりますので、トータルでは、増減的には影響しそうな増減の動きはあまりないものではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 17時20分に開会することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時08分  休憩                     午後 5時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 財政全般の再質疑でございます。 これは確認でございますが、市債が41.7億円と大きく増加しました。その要因について、もう一度説明をお願いしたいと思います。 それと、今後いろいろ出ておりましたけど、地方創生臨時交付金、この活用、どのように考えているのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 市債につきましては、前年度と比べまして、約41.7億円の増を見込んでいるところでございます。その要因でございますが、主に2点ございまして、1点目が、先日来から申し上げておりますとおり、歳出側の新庁舎整備事業等投資的経費の増に伴い、市債の借入れが増加をしたものでございます。 2点目が、先ほど地方交付税の答弁で少し触れさせていただきましたが、臨時財政対策債の増に伴うものでございまして、臨時財政対策債自体も前年度の当初予算と比べまして7億9,400万円程度増を見込んでいるところが要因の一つとなっております。 続きまして、今後の地方創生臨時交付金の活用についてでございます。 国の地方創生臨時交付金につきましては、現在、国の補正予算の1次分、2次分で補正された臨時交付金の唐津市への配分額が、地方単独事業分として配分された額が上限として第1次、第2次補正分合わせて19億9,626万円、国庫補助事業の地方負担分として配分される額が5,624万3,000円でございまして、総額20億5,250万3,000円となっております。この約20億5,000万円の臨時交付金につきましては、令和2年度に新型コロナウイルス感染症緊急対策として補正をいたしました50の事業のうち40の事業に活用させていただいたところでございます。 また、今回、国の令和2年度3次補正予算におきまして追加がなされたところでございますが、これにつきましては、今回招集日に追加を提出させていただいた令和3年度の補正予算におきまして、新型コロナウイルス感染症緊急対策第7次分として必要な経費を計上いたしたところでございます。 国の令和2年度第3次補正予算に伴い唐津市に交付される予定の地方単独事業分の交付限度額につきましては、7億5,000万円程度となっておりまして、今回の令和3年度補正額の9億1,700万円に対しまして5億5,000万円程度を活用いたしたところでございます。 したがいまして、残りの活用可能額が2億45万円程度となっておりますけれども、これにつきましては、今後とも国の各省庁の予算や県の事業等の活用も視野に入れまして、市内の景気動向、市民の生活状況、新型コロナウイルスの感染状況を見極めつつ、引き続き市民の皆様の安心安全を最優先に対策を講じてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、次に、生活路線バスの件でございますが、今、積算を説明をしてもらいました。 それでは、全国のバス事業者への支援がどのようになっているのか、せめて近県、または県内で結構でございますので、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 コロナ禍の中、公共交通事業者は、政府の方針として国民生活に不可欠な業務とされており、運行を続けてこられております。これは全国的な傾向でございますが、利用者が激減をしておりまして、各自治体で支援が行われている状況でございます。 近隣の自治体の予算額で、支援額の多い例を参考にご紹介いたしますと、まず佐賀市では、佐賀市内を運行する路線バス事業者に対して、合計1億4,670万円の支援が行われております。内訳は、佐賀市営バスに対して1億2,900万円、その他昭和自動車も含めた民間3社に合計1,860万円となっております。 次に、佐世保市ですが、基幹となる公共交通の路線バス事業者として、西肥自動車に7,260万円の支援が行われております。 最後に、長崎県では、1事業者1億円を上限に、路線バス1台当たり30万円、総額で約3億8,600万円の支給が行われております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 今、部長が答弁されましたように、唐津のほうはやはり広域でございますので、圧倒的に補助金の額が多いというような状況でございます。 コロナ禍の中での例えば乗客数の推移、そしてまた、補助金の推移、また、デマンドタクシーの状況等については質疑がございました。 その中で、きゅうらぎ号については、地域の方々から要望がございました路線の延長等については、どのように対処されてきたのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 デマンドタクシーの件で、厳木エリアでございます。厳木エリアでも相知町のコンビニやスーパーまで利用できないかとのご意見があることを、9月議会において白水議員からご紹介をいただいておりましたが、今回のエリア設定に当たっては、厳木町と相知町の旧町境でエリア分けを行っており、現在のところそのご要望にはお応えができていないという状況でございます。 厳木エリアの運行は令和2年4月から、その後、相知エリアでは同年、昨年の10月から始まったところでございますが、今しばらく現在のそれぞれのエリアでの利用状況を見ながら、次の見直しの際にご要望や改善点をまとめ、検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、おうち号も本山の宇都宮病院まで行っているんですよ。 令和3年度も2億6,000万円、そしてまた、これまでは福岡の直行バスとか、観光バス等で赤字補填をしてきましたが、この2つの事業も大変厳しい状況でございます。今後、もっともっと補助額が増加していく、このまま補助金を赤字補填としてどこまで出していくのか、また、欠損補填についてどのように考えてあるのかということについて、また、その対策も含めお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 欠損補填に対する今後の方針ということでございます。運行事業者の赤字欠損分を全額補填しているのは、県内の他市と違って、本市においては生活路線バスに対する欠損額の全額までの補助は行っていない状況でございます。 そのような中、今回のコロナの影響で、高速バス事業や観光バス事業の利用も激減し、バス事業全体が大変厳しい経営状況にあると運行事業者のほうから伺っております。 しかしながら、市の補助額も年々増加の一方でございまして、今後、今以上の補助額の増加は財政的にも大変厳しい状況であると考えております。そのため、今後は公共交通としての対応を続ける範囲の検討も含めて、交通事業者と協議を行い、将来にわたり維持すべき路線と、新たな運航形態の取り組み、こういうことも踏まえた検討を行っていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 今、言われましたように、現在以上の補助額が難しいのであれば、やはりバス事業者も廃止路線というのも出てくるのではないかというような想定がされます。その場合、地域住民の皆様と運行形態、前任者の質問にもありましたように、そういったことも検討していかなければならないと思いますが、その考え方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 新たな運行形態の検討ということでございます。現在の唐津地域公共交通網計画の計画期間が来年度までで終了し、現在進めております浜玉・七山地区の再編で、市内全エリアの再編も一巡し、来年度新たな公共交通計画を策定する予定でございます。 これまでも再編を進める中で、地域の要望をお聞きしながら協議し、再編をしてまいりましたが、現在の公共交通の枠組みの中だけでは地域のニーズに対するきめ細やかな対応には限界がございます。 来年度、新たな計画を策定をしていくわけでございますが、公共交通だけではなく、地域と一緒になった取り組みなど、新たな運行形態も含めて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 今、部長が申されたように、本当に交通弱者対策というのは、地域公共交通としての路線の再編成だけではもうできないと。そしてまた、市長が言われた地域力、これをもっともっと強くする、そのためにはやはりバス事業者と地域が一体となって、その自治体が調整役として考えていかなければならないんじゃないかなというふうに思っております。令和3年度、様々な形態についての対策を検討していただきたいというふうに思っているところでございます。 次に、ふるさと集落活性化事業でございますが、これまで集落支援員の各地域での活動によって得られた成果、どんなものがあるのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 集落支援員は、これまで地域振興担当といたしまして、厳木地区、北波多地区、呼子地区、肥前地区、離島振興、市民協働の担当として配置をしてきました。令和2年度は厳木地区、肥前地区、呼子地区に各1名、離島振興に1名、市民協働に2名の計6名を配置をいたしております。 これまでの成果としては、厳木地区では、有害鳥獣駆除活動の支援、荒廃地対策及び食育支援などを実施されておりまして、その中でも平之地区において、旧平之分校を活用した農家レストランや、旧平之分校プールを活用したニジマスの釣堀公園の開設、新商品を開発するための漬物加工グループが設立をされまして、現在その活動が地域住民のみで継続して実施されていることが、大きな成果であると捉えております。 また、肥前地区では、高齢者を対象としたふれあいの湯造りの支援、棚田地区の景観保護などの支援による地域活性化、さらに呼子地区では、呼子の観光資源を生かした集客プランの発案、観光集客力向上及び活性化につながる活動や、呼子朝市でのマルシェ開催などを実施をいたしております。 また、離島振興としては、全7島において島の特産品の情報発信及び販売支援、離島間及び本土との交流事業の支援、からつ七つの島活性化協議会の運営支援などを行い、島の活性化に向けて島民と連携、協力しながら業務に当たっているところでございます。 市民協働担当としましては、唐津地区の地域等の巡回、状況把握及び課題調整を行いながら、取り組みや地域まちづくり会議の事務局の支援を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 先日、地域おこし協力隊の七山での活動について質疑がございました。私は唐津市でも、また、全国的にも地域おこし協力隊が辞職される、途中でやめられているケースも多いと聞いております。つまりは、地域の方々の要望と意見、それとやはり地域おこし協力隊の希望がなかなか一致しないと、ミスマッチで辞められるという方があると思いますが、その中の取り組みについて、例えば募集から内定までの取り組みについてご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員おっしゃいますように、全国の事例ではございますが、業務のミスマッチ、それから人間関係などにより、任期の途中で辞められるといったケースもあるようでございます。 今回の七山地区に関しましては、市担当者と七山地域の各種団体で組織する七山むらづくり協議会が佐賀県地域おこし協力隊ネットワークのアドバイスを受けながら打合せを行い、七山地区に何が必要で、地域おこし協力隊にどのような業務を担っていただくのか検討をいたしております。 目的と手段をはっきりさせ、業務内容を固めた上で募集を行ったところでございますので、その点においてのミスマッチは生じないと思ってはおります。 しかし、都市部から慣れない地域に居住し、業務を行っていただく上では、やはり不安を感じられたり、悩まれたりすることも多いと思いますので、しっかりとサポートをしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 平成31年に、会派で大分県竹田市に視察に行きました。ここ5年間で地域おこし協力隊、累計で77名を採用して、様々に活動していると。自分の趣味、特技を生かした竹細工等ものづくり、そしてまた、地域の要望に応える活性化の活動とか、そういう方がしているということでありますし、廃校を拠点として活動して、大きな成果を出ているということをお聞きしました。 そして、これらの財源も交付税算入の措置がございますので、部長が言われたように、だから、例えば地域力の強化、つまり市長が公約上げていますけど、もっとこれが地域の活性化に役に立つんじゃないかというふうに思っておりますが、ご見解をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域を活性化するためには、地域の方々が主体性を持っていただくということはもちろんでございますが、地域おこし協力隊といった外側からの目線や意見も必要であると思っておりますし、市議会の人口減少対策に係る特別委員会からご提言も受けておりますので、市民センターと地域おこし協力隊の必要性などの検討を、もう既に初めているところでございます。 議員のご紹介にありました竹田市をはじめ、先進的な取り組みをされている自治体の調査も併せて行いまして、関係部署で情報を共有し、よりよい地域おこし協力隊員の活用の方向性などを研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、次に、高島航路整備事業でございます。 今回の事業は緊急浚渫推進事業債と、これを活用しているということでありますが、この事業債、唐津市では初めての適用になるというふうに思いますが、この内容や負担割合についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 緊急浚渫推進事業債は、地方公共団体が単独事業として緊急的に河川等のしゅんせつを実施できるよう、令和2年度に創設されたものでございます。この事業債の活用可能期間は、令和2年度から令和6年度までの5年間で、地方財政措置として起債充当率100%、元利償還金に対する交付税措置が70%となっております。 今回、この高島航路のしゅんせつで活用する際、交付税措置される残り30%の部分につきましては、その2分の1を佐賀県より補助いただくこととなっており、残りが市の負担ということになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この高島航路のしゅんせつ事業については、ずっと以前は、松浦川の促進期成会で国への要望することによって、数年ごとに国によるしゅんせつ工事が実施されてきましたが、国もしない、県もしないというふうな状況になりますと、唐津市でも今回の事業債5年間しか使われません。こういった状況になって、この財源確保でも課題になってまいります。こういった今後はしゅんせつ事業の継続が困難になるのではないかというふうに思いますし、やはり高島の方は、この事業の継続を望んでおられるんじゃないかと思いますが、地元の方々の周知、合意を得ながらでも、やはり将来にわたる発着場の移転ということも考えていかなければならないのではないかと思いますが、ご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今後の財源確保のめどがあるのか、そして、しゅんせつを継続して実施することが難しい場合は、発着場の移転なども検討すべきではないかとのことでございました。 まず、今後の財源確保のめどについてでございますが、緊急浚渫推進事業債の活用期間も5年間でございます。これに代わる有利な財源のめどは現在のところ立っておりません。 議員おっしゃいますように、将来にわたり現在の発着場を維持するには、工事費の問題が大きな課題となります。 また、発着場を別の場所へ移す場合には、島民の利便性だけでなく、観光ルートとかそういうことも含めてそれぞれ課題が出てまいります。 将来的な航路の維持方法と発着場をどうするのかにつきましては、離島の今後のあり方にも関係をすることと考えております。航路だけの問題ではなく、島民の生活に係る状況等を含め、それぞれの課題や問題点を島民の皆様や航路事業者のご意見などもお伺いしながら整理をし、関係する部署が一体となって将来的な離島のあり方、それから方向性を考えていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 今、部長の答弁にもありましたように、様々なご検討をお願いしたいというふうに思っているところです。 では、企業立地促進補助金でございますが、私の鬼塚校区についても2件の大きな工場の移転がございますが、市外、県外からの誘致企業と同様に、市内の企業が事務所、工場を移設する場合についても補助金の対象となるというふうに思いますが、補助金の交付要件等についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 基本的にまず補助の要件に合致すれば、市内企業の移設・増設にかかわらず補助の対象となるものでございます。 補助金の交付該当につきましては、業種やその根拠となる条例によって異なりますが、例えば製造業であれば、立地促進の場合、投資額が2億円以上かつ新規雇用及び配置転換が10名以上、それから進出協定の締結と市税の完納といったものが要件となります。 それぞれの事業者の計画に合わせて協定に見合うか判断をし、市内企業であっても補助の対象になるというふうに考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 企業が進出する立地によって、様々な条件が異なって、立地優位性というのも出てくるんじゃないかなというふうに思いますが、例えば立地地域によって補助金の額についての違いがあるのかと、例えば立地地域による補助額の差を設けることというのも一つの検討の手段だと思いますが、部長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご質疑のありました地域別の補助率の差額という点で、今のところ本市における補助内容は、市内全域において同一というふうにさせていただいております。 しかしながら、議員ご提示のありました郊外への立地を促進する目的で、自治体によっては補助率に差を設けている自治体も出てきております。そういった事例も参考にしながら、分譲開始より10年が経過している厳木工業団地の企業誘致を実現するためには、より効果的な優遇制度を提示をしないと、なかなか誘致にこぎつけない実態もございます。今後ともこういう優遇制度を研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 農業・漁業への支援策でございますが、答弁でも厳しい現状というのを答弁されました。令和2年度に実施した農業者・漁業者への支援事業について、概略お伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 まず、令和2年度の農業者に対する支援についてお答えいたします。 国の事業といたしまして、高収益作物次期作支援交付金と経営継続補助金が実施され、農業経営の継続に対する支援が行われたところでございます。 県の事業では、季節の花やタマネギの次期作に対する支援が講じられ、本市としましては、県の事業に合わせまして露地の花の次期作に対する独自支援を行ったほか、畜産における市の独自支援の取り組みといたしまして、JAからつ肥育牛部会による唐津産佐賀牛販売促進緊急支援事業を実施した和牛肉の消費拡大販売促進キャンペーンを実施したところでございます。 漁業者に対する支援でございますが、市独自の支援といたしまして、昨年7月に漁業用燃油購入緊急支援補助金を実施いたしました。この事業は、漁業において大きな負担となる燃油の購入費に対する補助でございまして、漁業経営を支援する目的で行ったものでございます。 また、より広く漁業者へ支援を行うため、市場価格が2割以上低下した魚種に対して、取引価格の一部を支援する水産物市場取引価格差緊急支援補助金を実施いたしました。 そして、収束を見ないコロナ禍の状況におきましても、漁業活動を続ける漁業者に対し、さらに力強い支援が必要と考え、漁業経営上の負担の軽減を図るため、漁業に係る経費に支援を行う漁業経営応援補助金を実施いたしました。 これらの支援を実施したことに対しまして、漁業関係者からは大変助かったというような声をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 令和2年度の支援事業についても効果は出ているということでございますが、今回の補助金の事業の創設に至った経緯についてお伺いし、そして、その補助金事業による効果をどのように見ているのかということについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 事業創設の経緯と趣旨についてお答えいたします。 まず、農業経営等継続応援補助金でございますが、新型コロナウイルス感染症対策に係る農業者への支援につきましては、国や県による施策の状況を見ながら、必要に応じ適時適切な市単独支援を講じていくとしておりました。 先ほど答弁いたしました国や県、市独自の支援の実績も踏まえまして、今後市における支援は、国や県の事業では手の届かなかった隙間を埋めるような支援を行えないか、農業者や活動組織に対しましてもアンケートや要望調査を行いながら検討を重ねてまいりました。 本市では、コロナ禍において多くの農業者が収益減少などの影響を受けながらも、何とか経営を続けておられます。農業者が今後も安心して経営を継続していただけるよう、本事業で前向きな取り組みを後押しし、応援していきたいと考えております。 また、共同で農業生産活動を行われている機械利用組合や中山間直接支払いの集落協定、多面的機能支払いの活動組織なども、構成員の減少やコロナ禍の影響で共同活動ができにくいなど、今後満足な共同活動ができなくなることが懸念されております。そのためにも、今後共同活動が継続されるよう、先進機械など導入により、共同取り組みの体制や機能強化を図ることで地域力を維持しようとする団体に対しましても、併せて本事業による支援を行いたいと考えております。 次に、漁業関係の支援につきましては、本年度実施しました3つの独自支援策と同様に、漁業関係者の意見を聞きながら立案したものでございます。 これまでは主に漁業経費に対する補助を行ってきましたが、漁業経営継続補助金につきましては、コロナ禍の厳しい状況において、新たな取り組みを行う漁業者を力強く後押しすることを目的としております。国の補助に規模は異なりますが、目的を同じくする支援策がございましたが、その事業を手本に、漁業者が取り組みやすい内容としたものでございます。 前向きな展開を図っていくためには、漁業におきましても新たな取り組みにチャレンジすることが必要ですので、そういった面での支援を行いたいと考えております。 続きまして、この事業の効果ということについてお答えいたしたいと思います。 コロナ禍で生じる農業者、漁業者、または団体の解決すべき課題を明確にしていただき、その解決策となる取り組みを実施していただくことによって、農業・漁業における生産力の強化、または地域力の強化につながり、前向きな取り組みを幅広く支援することで、本市の農業及び漁業が、コロナ禍にあっても維持発展していくことにつながるものだと考えております。 議員からご指摘いただきました生産量や販売額の増加につきましては、生産力の強化によって達成されるものと考えておりますので、そういった事業計画となるような支援も、申請や相談の際には対応してまいりたいと考えております。 本事業における具体的な取り組み事業体数の目標見込みといたしましては、先ほど来言いましたように、要望調査やアンケートの結果に基づきながら検討を行っておりまして、生産力の強化などが図られる農業者数を160件、農業生産活動組織を50組織、漁業者におきましては60件、漁業者における部会組織を10組織に対し支援をすることを目標としたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 最後の項目の、制度融資の預託金の事業の問題でございますが、令和2年度の市制度融資の貸付け等の状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度市制度の融資状況でございます。令和3年1月末現在でお答えいたしますと、融資件数54件、融資金額にいたしまして2億7,357万3,000円でございます。前年同月比で、件数では約36%、金額では約42%と大きく減少しているところでございます。 減少した要因としましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、売上高の減少が大きい事業者の方におかれては、国・県が用意された貸付限度が高額で、実質無利子のコロナに特化した有利な融資制度を多くの事業者が利用されたことにより、市の制度融資の利用が減少したものと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、県内、そして唐津市の保証承諾状況等の、金融状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 まず、県内の状況でございます。佐賀県信用保証協会におけます県内の保証承諾状況から申し上げますと、令和3年1月末現在で、承諾件数は9,064件、金額は1,661億4,097万7,000円でございます。前年同月比と比べまして、件数では約4.6倍、金額では8.3倍となっており、コロナ禍の影響に大きく増加しているところでございます。 なお、本市におけます保証承諾の件数は、令和3年1月現在で1,272件、228億9,814万円となっており、前年同月比で、件数では4.1倍、金額では8.1倍と県全体と同様の傾向にあるという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 貸付状況、そしてまた金融状況あたりを県内、そしてまた唐津市についてご説明をいただきました。 それでは、最後に、唐津市における経済状況、部長としてどのように見ているのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 私どもが把握している状況といたしまして、その観点からお答えさせていただきたいと思います。 融資状況につきましては、先ほどお答えいたしたとおり、保証承諾が前年比で4.1倍、金額が8倍と大きく増加しましたが、手元資金を確保したいという企業への融資は一巡したようで、今、保証承諾数や資金繰りの相談数は一旦落ち着きを見せている状況でございます。 景気評価を見ますと、唐津の地域経済研究所の唐津市短観では、7月から12月を対象とした下半期調査では、調査回答いただいた117事業者のうち、「よい」と答えた方が22%、「悪い」と答えた方が38%と上回っており、やはり「よい」という回答から「悪い」という回答を引いて指標化した現況指数は、マイナス16ポイントという結果ということでございます。前回の、上半期のマイナス62ポイントからは大幅に改善している状況というふうに捉えております。 業種別では、建設業、製造業は、前回のマイナスからプラスに転じており、宿泊業もGoToトラベル等の効果で需要が高まり、プラスに転じつつありますが、6カ月後の見通し、指数については、総合でマイナス59というところ、それから宿泊業はマイナス100、飲食業ではマイナス91をはじめとして、全ての業種でマイナスとなっております。そういうことから、本年1月から6月までの見通しは悪いというふうに見立てているところでございます。 また、雇用情勢で見ますと、ハローワーク唐津管内で有効求人倍率は、令和2年4月から29カ月ぶりに1.0を割り込んでおります。そういった割り込んではおりますが、11月からは1.0を上回り持ち直しつつあります。ただ、前年比としては、まだまだマイナスのポイントであり、予断を許さない雇用情勢というところでございます。 総括いたしますと、たまたまこの調査の時期が、感染症が一時落ち着いた時期と重なっているという特殊要因もあると思っております。注意をする必要がありますが、持ち直しの動きの兆しが見られるものの、やはり域外の感染拡大による下振れリスクもあることから、先行きは不透明であり、依然として厳しい状況には変わりないというふうに捉えております。 本市といたしましては、先ほど財務部長が答えましたとおり、域内の経済状況を踏まえて、コロナ禍を乗り切るために必要な国県の動向も踏まえて、市独自の必要な対策を講じていくことが必要というふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 以上で、私の議案質疑を終了します。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明9日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 5時57分 散会...